星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
ときどき猫ブログや宇宙物理学のブログになります
星空や猫だけでなく、風景や草花などの写真を撮るのも好きです

<< August 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

2019.08.10 Saturday

「アストロフェス IN みずがき」のご案内

0

    北杜市みずがき天文愛好会では、今年も「アストロフェス IN みずがき」を開催します。

    今年で4回目になります。
    ご紹介がとても遅くなってしまって申し訳ありません。
    2週間後の土曜日です。

    星空写真展も開催していますので、ぜひお越しください。








    最新の情報等は「北杜市みずがき天文愛好会」のブログをご覧になって下さい。
      → こちら


     








    2019.07.18 Thursday

    固定撮影による星景写真の試行錯誤 (4)

    0

      6/5の晩に山梨県・みずがき湖で撮影した星空写真です。
      地上風景部分と星空部分をマスクを使って合成した星景写真です。


      女神像と牡鹿像と大小の柄杓(ひしゃく)


       2019/06/05  EOS 6D(RAW)  EF16-35 f2.8 (20mm)
       地上風景部分 : 00:00 ISO1000、F3.5、固定撮影(240秒)、2枚
       星空部分 : 23:57 ISO5000、F3.5、固定撮影(25秒)、3枚、Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
       地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
       山梨県・みずがき湖にて


      「女神像」と「牡鹿像」を前景にした ”大小の柄杓(ひしゃく)” です。
      これだけ盛り沢山だと、レンズの焦点距離をかなり短くしないと入りきりません。
      牡鹿像を少し斜めから撮りたかったのです、うまく配置できませんでした。
      この日はときどき、このように低空に薄雲がたなびいていました。
      星景写真では小道具として使えますが、撮影中は気分的にあまりうれしくないですね。


      合成はかなり苦労しました。
      境界のすぐ外側の星空領域に黒っぽいスジが出来てしまうのです。
      これを「選択とマスク」で消そうとすると、副作用が出てしまって、いかにも合成したなという感じになってしまいました。
      さらに、境界付近の汚さを低減させる処理のパラメータなどが、場所によってかなり違ってくるのです。
      あちらを立てればこちらが立たずです。

      マスクの作り方が良くないのではと思って、作り直しました。
      星空部分の画像が1枚の場合の要領で作っていたので、地上風景がブレている部分の扱いが中途半端になっていたのです。
      これによってある程度は見れる状態になったかなと思います。
      結局、まる1日以上も悪戦苦闘しました。
      もうこれ以上は無理です(涙)。


      以下に3カ所を拡大して、ステップごとの様子を示します。
        (1) 地上風景用の画像
        (2) 星空用の画像
        (3) マスク
            ・星空用の画像から作成しています
            ・地上風景はコンポジットでブレるので、そこまで含めてマスクを作成します
        (4) マスクを使って合成した段階
            ・境界のすぐ外側の星空領域に黒っぽいスジが出来てしまいました
        (5) 「選択とマスク」
            ・パラメータを調節してそのスジをできるだけ消します
       
       



      「選択とマスク」
        この別ウィンドウを表示させる方法はこちらをご覧ください。 → 2019.07.11の記事

        不要なカラーの除去
          ・ぼやけた境界にある不要な色のフリンジを除去してくれます。
          ・PS CC 2019 では、除去の強さを替えられます。
          ・私は PS CC 2017 を使っているので、そのスライダーがありません。

          ・ぼかし量を大きくすると効果が大きくなるようです。
          ・しかし副作用もあるので、控え目の設定を探す必要があります。
          ・コントラストやエッジをシフトのパラメータを変えてみると効果的な場合もあります。
       


       








      2019.07.15 Monday

      固定撮影による星景写真の試行錯誤 (3)

      0

        6/5の晩に山梨県・みずがき湖で撮影した星空写真です。
        地上風景部分と星空部分をマスクを使って合成した星景写真です。


        さそりと木星、そして天の川


         2019/06/05  EOS 6D(RAW) EF16-35 f2.8 (31mm)
         地上風景部分 : 23:24 ISO1000、F3.5、固定撮影(240秒)、2枚
         星空部分 : 23:33 ISO5000、F3.2、固定撮影(15秒)、2枚、Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
         地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
         山梨県・みずがき湖にて


        ”アンタレス” がちょうど南中した頃です。
        ”さそり” が立ち上がってきて、”木星” と ”夏の銀河(天の川)” が縦構図で収まるようになりました。


        いつもと違った前景で撮影したのですが、これが意外にも厄介でした。
        右側の木立の葉が大きくぶれているのは風のせいで、これはどうしようもありません。
        問題はとんがり屋根の上のアンテナ(避雷針?)です。

        星空部分は2枚の固定撮影を星の位置が合うようにコンポジットしたのですが、そうするとアンテナが2本になってしまいます。
        合成のマスクをどういじくっても駄目でした。
        結局、星空部分の画像は比較暗でコンポジットしてアンテナを消しました。
        画質を考えると加算平均したいのですが、仕方がありませんね。


        とんがり屋根とアンテナの部分を拡大して示します。
          (1) 星空部分の画像を加算平均した場合
             マスクは星空部分の画像から作成し、ぼかしを 0
          (2) 星空部分の画像を加算平均した場合
             マスクは星空部分の画像から作成し、ぼかしを 10
          (3) 星空部分の画像を比較明合成した場合
             マスクは地上風景の画像から作成し、ぼかしを 0
         


         








        2019.07.13 Saturday

        固定撮影による星景写真の試行錯誤 (2)

        0

          前回の記事でご紹介した例題を使って、もう少しお話します。



          [画像の明るさ]

          私は比較的明るく仕上げています。
          具体的には以下のような感じです。
            ・地上風景 → 黒つぶれするところが無いようにしている
            ・星空 → 星空領域の中央部で輝度が256諧調の60程度になるようにしている



          [ディスプレイに関して]

          画像の見え方はディスプレイ(設定も含めて)に依りますよね。
          特に暗部の見え方の影響は小さくありません。

          以下に2つのグレースケールを示します。

            グレースケール1 (256諧調で8諧調ステップ)

            グレースケール2 (256諧調で4諧調ステップ)


          私が作業をしているデスクトップPCでは、
            ・Photoshop では、諧調0と諧調4の違いがはっきりわかります。
            ・ブラウザ(Firefox)では、諧調0と諧調4の違いが何とかわかります。

          しかし、ノートPCでは、
            ・ブラウザ(Firefox)では、諧調0と諧調4の違いがわからず、0と8の違いが何とかわかる状況です。

          同じ画像を見ても、ノートPCではコントラストが付いたように見え、暗愚の諧調が見えにくいです。
          ディスプレイの明るさだけでなく、ガンマ値なども影響していると想像できます。

          だから次の項目などは、人に寄っては重箱の隅どころか重箱の外の話になってしまうかもしれません。



          [地上風景の暗部]

          周囲からの明かりが直接当たっていない部分はかなり暗く、輝度は256諧調の10以下です。
          これだけ暗いと画質云々を言える状態ではなく、画像はぐちゃぐちゃです。
          ISO感度を下げて、さらにコンポジット枚数を増やせば良いのでしょうが、あまりやる気が起こりません。

          そして暗部はどうしてもカラーバランスが崩れます。
          私の機材と処理環境では、グリーンが強くなります。
          そこで色域指定で選択して、グリーンの彩度を落としています。
          見難いですが、左が処理前で、右が処理後です。
           



          [地上風景にメリハリをつけたい]

          地上風景は暗くて諧調が乏しいので、(私は)どうしてもメリハリを付けたくなります。
          手っ取り早い方法は CameraRaw の「明瞭度」ですね。
          でもこれはやり過ぎると副作用が出るようです。
           

          上は元画像で、下は明瞭度をかなり上げたものです。
          星空領域で牡鹿の角の周囲が、少し黒っぽく(紫っぽく)なっているのが分かるでしょうか?
          またこの例では分かり難いのですが、山などの稜線のすぐ上の星空領域が明るくなります。

          とは言っても、地上風景を仕上げるのに「明瞭度」は強力な武器です。
          私は副作用を低減させるために、最近はマスクを使うようにしています。

          星景写真と言えど、星野写真並みにマスクを使うようになって、賛否両論はあると思います。
          でも綺麗な(あくまでも私の基準で)星空写真を追及していきたいのです。


           








          2019.07.11 Thursday

          固定撮影による星景写真の試行錯誤 (1)

          0

            6/5の晩に山梨県・みずがき湖で撮影した星空写真です。
            地上風景部分と星空部分をマスクを使って合成した星景写真です。

            ずっと放置していた訳ではなく、処理の方法などに関して試行錯誤していました。
            まだこれだと言えるほどにはまとまっていませんが、試行錯誤の生々しい悪あがきの記録としてお読みください(苦笑)。

            地上風景部分と星空部分は、同じ構図でそれぞれの露光条件で撮影しています。
            両方ともに、固定撮影で複数枚をコンポジットしています。
            試行錯誤しているのはマスクを使って合成する段階ですが、それぞれの処理の段階でも対策を施こす必要性を感じています。


            牡鹿像と夏の銀河(天の川)


             2019/06/06  EOS 6D(RAW) EF16-35 f2.8 (27mm)
             地上風景部分 : 01:16 ISO1000、F3.5、固定撮影(240秒)、2枚
             星空部分 : 01:14 ISO5000、F3.5、固定撮影(20秒)、3枚、Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
             地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成  山梨県・みずがき湖にて


             ”夏の銀河(天の川)” がほどよく立ち昇ってきて、"さそり” と ”木星” も良い感じに収まるようになりました。
            そんな星空を「牡鹿像」が眺めているところを撮ったものです。
            でも牡鹿の顔は少し右を向いているので、本当はどこを見ているのでしょうね?

            地上風景は黒潰れしないように、意識的に明るく仕上げています。
            ときどき風が吹いていたので、木々がとことどころボケボケになってしまいました。
            また木々がかなり鮮やかな緑色なのは、街灯の影響だと思います。

            星空がいまひとつの状態だったのが、ちょっと残念です。
            天の川は肉眼で何とか見えていましたが、、、。



            [1] 地上風景用の画像

              ・CameraRaw で RAW現像します。
              ・地上風景部分用に、2枚の画像を加算平均します。
              ・星空部分用に、2枚の画像を比較暗合成します。
                 ・星の軌跡をできるだけ消すためです。
                 ・さらに、境界付近の明るさや色合いを [2]の星空用の画像とできるだけ同じようにします。
              ・マスクを使って合成します。
             



            [2] 星空用の画像

              ・CameraRaw で RAW現像します。
              ・星を基準に位置合わせして、加算平均します。
                ・3枚の場合は、2枚目の画像を基準に位置合わせします。
                ・DSS(DeepSkyStacker)を使うと便利です。
                ・でもこの例題ではうまくいかなかったので、Photoshop のスクロール機能で位置合わせしました。
                ・シフト操作だけで回転操作ができないので、星空の中央付近で位置合わせしています。
                ・表示を「差の絶対値」にすると作業がしやすいです。
             


              ・Photoshop のグラデーションマスクを使って、かぶり等を補正します。
              ・絵作りをします。
             



            [3] 合成

              ・地上風景用の画像の上に星空用の画像を重ねます。
              ・星空用の画像にはレイヤーマスクを適用します。
                ・マスクは、星空用の画像から作成します。
             

              ・マスクを調整して、境界付近の違和感を低減します。
              ・調整方法は以下の2つです。
                ・ぼかし
                  ・スライダーを動かして効果を確認しながら適当なぼかし量を探します。
                  ・場所によって適当なぼかし量が大きく違う場合があります。
                    ・その場合は、マスク画像を手作業で直接ぼかしています。
                  ・この操作のために、地上風景用の画像では星の軌跡をできるだけ消しておくのです。
                ・選択とマスク
                  ・クリックすると別ウィンドウが開きます。
                  ・グローバル調整(エッジのシフトなど)と不要なカラーの除去が効果的な場合があります。

                  ・今回は、ぼかし 0.5、エッジのシフト -100、不要なカラーの除去、を選びました。
             


            境界付近の拡大 (牡鹿像の角の部分)
              (1) 地上風景用画像
              (2) 星空用画像
              (3) 星空用画像から作成したマスク → 角が太くなっています
              (4) 合成した画像で、調整をしていないもの → 角を取り巻くように筋状の線が見える
              (5) ぼかし(5.0)を適用したもの → 筋状の線がぼけて、少し目立たなくなった
              (6) 選択と調整で調整したもの → かなり目立たなくなった
             


            境界付近の拡大 (星空部分に重なった木立)
              これもかなり厄介な部分です。
              (5)と(6)は一長一短ですが、(4)よりは改善していると思います。
             


             








            ▲top