星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
ときどき猫ブログや宇宙物理学のブログになります
星空や猫だけでなく、風景や草花などの写真を撮るのも好きです

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2017.11.24 Friday

昇ってきた冬の大三角

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    11/15と11/19の晩に山梨県・みずがき湖で撮影した星空写真です。

    昇ってきた ”冬の大三角” はとても絵になりますよね。



    ビジターセンターと昇ってきた冬の大三角


     2017/11/15 23:31   EF16-35 f2.8 (18mm)
     地上風景部分 : ISO1250、F4.0、固定撮影(240秒) 2枚をコンポジット
     星空部分 : ISO2500、F4.0、追尾撮影(120秒) 2枚をコンポジット
       Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
     地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
     EOS 6D RAW  山梨県・みずがき湖にて


    ”冬の大三角” が昇ってきました。
    前景にはビジターセンターとその手前の白い柵を入れました。
    白い柵のすぐ向こう側には赤く紅葉した満天星(ドウダン)があります。

    北西方向の星空とは違って、こちら側は好みの色合いに仕上げることが出来ました。
    何が違うのでしょうね?



    女神像と冬の大三角


     2017/11/15 23:49  EF16-35 f2.8 (24mm)
     地上風景部分 : ISO1250、F4.0、固定撮影(240秒) 2枚をコンポジット
     星空部分 : ISO2500、F4.0、追尾撮影(120秒) 2枚をコンポジット
       Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
     地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
     EOS 6D RAW  山梨県・みずがき湖にて


    昇ってきた ”冬の大三角” と「女神像」のツーショットです。
    女神像が後ろ姿なのが残念ですねえ。
    それに星空を追尾撮影している関係で、
    女神像が山影から出ないように構図をとらなければなりませんでした。

    今夜は近くで鹿が鳴くこともなく、落ち着いて撮影ができました。
    以前の星景写真は固定撮影の1枚撮りだったのですが、今夜は10分以上も費やしています。
    これが意外と退屈で寒さを感じるのです。



    女神像と冬の大三角


     2017/11/19 23:19  EF16-35 f2.8 (24mm)
     地上風景部分 : ISO1250、F4.0、固定撮影(240秒) 2枚をコンポジット
     星空部分 : ISO2500、F4.0、追尾撮影(120秒) 2枚をコンポジット
       Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
     地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
     EOS 6D RAW  山梨県・みずがき湖にて


    この日もお決まりの構図で撮りました。

    やはり ”冬の大三角” は昇ってくる時の姿が良いですね。
    いかにも ”オリオン” が他を引き連れて昇ってくるという感じがします。

    こちら側の空の状態はかなり良いのか、悩まずに色合い調整が出来ました。
    こういう時は撮影自体がとても楽しいです。


     








    2017.11.22 Wednesday

    星野写真(60Da、100mm) オリオン座領域3

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      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


      この「オリオン座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・Sh2-264 : 散光星雲(エンゼルフィッシュ星雲)
            「エンゼルフィッシュ」と言うよりは「マンボウ」に見えます。
        ・vdB 38 : 反射星雲(エンゼルフィッシュの餌)






        撮影日時 : 2016/02/10 20:33〜  300sec×23枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖  気温は約−7℃

        撮影日時 : 2017/11/16 00:54〜  360sec×26枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖  気温は約−1℃

        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
        フィルター : 無し
        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
        ガイド : EM11(ノータッチ)
        処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw9 : Raw現像
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
          ・FlatAidePro
          ・Nik Collection (Dfine 2)

        空の暗さ(CD)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2016/02/10
        空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2017/11/16




      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



      ステラナビゲータ(Ver9.2)では、エンゼルフィッシュ星雲の最も濃い部分しか表示されないようです。
      ここは「エンゼルフィッシュの背びれ」と呼ばれているところでしょうか?

      エンゼルフィッシュ星雲は非常に淡くて、試写画像をカメラのモニターで見ても殆ど分かりません。
      でも幸いなことに非常に明るい2つの星があるので、構図は決めやすいです。
      それにしてもとても大きくて、100mmレンズでもギリギリですね。


      今回は夜半過ぎに撮影できたので、夜空の状態はかなり良かったです。
      途中で薄雲の通過等があってロスしましたが、撮影を延長してたっぷり露光しました。

      処理の途中で方針を変更して、2016年の撮影のものを含めて仕上げることにしました。
        → 2016年の撮影はこちら
      その効果のほどは明確ではありませんが、淡い部分のざらつき等はだいぶ改善したかなと思っています。

      なお構図が少しずれていたために、横方向を3%ほど、縦方向を2%ほど、トリミングしています。


      エンゼルフィッシュ星雲の右半分は、なんとか炙り出すことができたと思います。
      でも左半分は厳しいですね。

      エンゼルフィッシュ星雲の右側は、縁に沿って分子雲のようなものが見られます。
      今回はこれがざらつかないように仕上げたつもりですが、ノイズリダクションをかけすぎた感もありますね。

      一方で星雲の左側は縁に沿って少し暗いです。
      単純にコントラスト強調をしていくと、この部分がどんどん暗くなってしまいます。
      そこで処理を比較明で重ねることでそれを回避しました。

      写野の左上隅は銀河(天の川)なので微光星がびっしりです。
      星雲をあぶり出すことと、この部分の星が自己主張しすぎないようにすることも苦労しました。

      いつもながらベテルギウスの周りに大きくオレンジ色のハローが出来てしまいました。
      うまく消せないので、そのままにしてあります。
      これをある人は「エンゼルフィッシュのフン」と呼びましたね。
      ちなみに、超新星爆発とは全く関係ありませんよ〜。


      エンゼルフィッシュの背びれ (ピクセル33%で切り抜き)

          一見のっぺりと見えるエンゼルフィッシュ星雲にも濃淡があります。
          魚の背びれに当たる部分が最も濃いです。
          そこで最近では「エンゼルフィッシュの背びれ」なんて呼ばれたりしています。
          その中にかなり淡いですが、青っぽい星雲?があるような気がします。
          背びれのすぐ上が暗いのは暗黒星雲があるためですが、私の画像では赤っぽくなってしまいました。
       



      vdB 38 (ピクセル33%で切り抜き)

          エンゼルフィッシュの口元の下に紫色?の反射星雲があります。
          これを最近では「エンゼルフィッシュの餌」と呼んでいるようです。
          さらにその下には、もやもやと分子雲?が見えています。
       



      Cr.69 (ピクセル33%で切り抜き)

          星雲の中心付近に少し明るい青白い星がいくつかあります。
          星図にはこの付近に「Collinder 69 (CR 69)」という散開星団が記載されていますが、
          これらの星でしょうか?
       



      参考までに、下の画像はコントラスト強調等の処理をする前の状態です。
        Raw現像で背景の色合いをグレーに調整しただけです。
        ヒストグラムのピークの輝度は103付近です。
       


       








      2017.11.21 Tuesday

      今更ですが星景写真は悩みどころが満載です

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        夏から秋にかけてのブランクを取り戻そうと、今月は複数回の夜遊びに出かけました。
        でも星景写真の仕上げがなかなか進んでいません。
        ああでもないこうでもないと、何度もやり直しをしています。
        今更ながらですが、星景写真は悩みどころが満載ですねえ。
        星野写真と比較して、処理の手法も自由度も少ない分だけ厄介かもしれませんね。



        はくちょうからカシオペアにかけての銀河(天の川)


         2017/11/15 22:52  EF16-35 f2.8 (18mm)
         地上風景部分 : ISO1250、F4.0、固定撮影(240秒) 2枚をコンポジット
         星空部分 : ISO2500、F4.0、追尾撮影(120秒) 3枚をコンポジット
           Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
         地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
         EOS 6D RAW  山梨県・みずがき湖にて


        11/15の晩に撮影したものです。
        ポタ赤で追尾撮影した星空部分と、固定撮影した地上風景とを、組み合わせました。
        撮影も仕上げも手間がかかりますが、きれいな画像に仕上がりますね。
        でも私がこの手法を使う場合は、地上風景に制約が加わってしまいます。
        星空との境界が単純な形状でなければ対応ができません。

        天の川は肉眼でもよく見えていました。
        星空部分は3枚をコンポジットしたこともあって、かなり強気で仕上げてみました。
        でも何故か色合い調整は難儀したのですよねえ。
        星景写真の星空の色合い調整は、星野写真のそれよりずっと厄介だと感じています。

        いつもながら、地上風景の暗い部分がどうしてもきれいに仕上げることができません。
        諧調がほとんど無くなってしまうので、無理な話なのでしょうか?



        はくちょうからカシオペアにかけての銀河(天の川)


         2017/11/19 22:59  EF16-35 f2.8 (22mm)
         地上風景部分 : ISO1250、F4.0、固定撮影(240秒) 2枚をコンポジット
         星空部分 : ISO2500、F4.0、追尾撮影(120秒) 2枚をコンポジット
           Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
         地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
         EOS 6D RAW  山梨県・みずがき湖にて


        11/19の晩に撮影したものです。
        早い時間帯は雲がどんどん湧くような天気でしたが、雲がほとんど無くなったので撮影を再開しました。
        急がないと ”はくちょう” が沈みきってしまいますよね。

        数日前にも同じような構図で撮影したので、場所を少しだけ変えてみました。
        でもそれが失敗で、「牡鹿像」が切れてしまいました。
        暗くてファインダーでは見えずに、試写での構図チェックでも見過ごしてしまったようです。

        肉眼では雲が無くなったように見えても、まだ完全ではなかったようですね。
        空の色ムラなどはその影響だと思います。
        だからコントラスト強調は控え目に仕上げました。


        下の画像はRaw現像で、明るさと色合いだけを調整したものです。
        星景写真でもグラデーションマスクを使って明るさや色合いの偏りを補正しています。
        これは賛否両論あると思いますが、私は星景写真はきれいなほうが良いと思っています。




         








        2017.11.20 Monday

        待てば海路の日和あり

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          晩秋になってやっときれいな星空に出会えるようになりましたね。
          でも上空に寒気が入ってくると時雨れて雲が湧いたりするのです。


          夏の大三角  雲と飛行機に嫌というほど邪魔されました


           2017/11/19 19:29  EF16-35 f2.8 (23mm)
           地上風景部分 : ISO1250、F4.0、固定撮影(240秒)
           星空部分 : ISO2500、F4.0、追尾撮影(60秒) Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
           地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
           EOS 6D RAW  山梨県・みずがき湖にて


          そろそろ ”夏の大三角” が見納めですね。

          ケフェウス座付近の星野写真を撮りたかったので、昨日はいつもより早い夜遊びになりました。
          星野写真の撮影を始める頃には ”夏の大三角” は西の空に傾き始めていて、星景写真にはもってこいです。

          でもとても強い寒気がやってきているので、時雨れて雲が湧いています。
          おまけにこの時間帯は飛行機がひっきりなしに飛びます。
          何枚も何枚も撮り直して、50分ほど粘った結果がこれです。
          不満なところはたくさんありますが、まあ良しとしましょう。


          この光の正体は?


          撮影中に赤い光が近づいてきました。
          星景写真の撮影者かなと思って声を掛けたら、ビジターセンターの「こうちゃん」さんでした。

          実は、星空用の画像としては、これが一番マシなものだったのです。>
          これはこれで面白い写真なのですが、今回は「こうちゃん」さんの痕跡は合成によって消え去りました。


          その後も雲はどんどん湧いてきて、撮影中の星野写真はボツとなってしまいました(涙)。
          GPV予報でもそんな雰囲気があったのですよねえ。
          よほど帰ろうかなとも思いましたが、粘っていると22時を過ぎた頃からきれいな星空が広がってくれました。

          11/15の晩も曇られた時間帯があったのですが、その日はKさんがおられたので時間つぶしができました。
          でも一人で待っていると、ちょっと辛いですね。
          昨晩は私の温度計で−4℃あたりまで冷え込みました。


           








          2017.11.19 Sunday

          星野写真(60Da、100mm) くじら座領域1

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                2017年11月に再処理しました。
                前のバージョンはこちら  → 2014/10/24  2016/12/28


            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


            この「くじら座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
              ・M77(NGC1068) : 渦巻き銀河

              ・NGC1055 : 渦巻き銀河
              ・NGC1073 : 棒渦巻き銀河






              撮影日時 : 2014/10/24 23:39〜  300sec×15枚
              撮影場所 : 長野県・蓼科にて  気温は約-2℃

              撮影日時 : 2016/12/28 20:44〜  300sec×16枚
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約-7℃

              カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
              フィルター : 無し
              レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
              追尾 : EM11(ノータッチ)
              処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw8.5 : Raw現像 
                ・StellaImage6.5 : Lab色彩調整
                ・FlatAide : フラット補正
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                ・FlatAidePro
                ・Nik Collection (Dfine 2)

             空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価  2014/10/24
             空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価  2016/12/28



            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




            くじら座は天の川銀河系の南極方向にあたるので星間物質が少なく、多くの銀河が見られるそうです。
            この写野でも12等よりも明るい銀河が8個も写っていて、画像を拡大して探してみるのも楽しいです。
            でもメシエ天体はM77だけなので、ちょっと寂しいですね。

            試写画像を裏面モニターで見たときは中央付近に銀河らしきものが確認できました。
            でもそれはM77ではなくてNGC1055だったようです。 


            今までに2回(2014年と2016年)撮影しています。
            2016年は、時期的には少し旬を過ぎてしまいましたが、
            冬の星座がまだ十分に昇ってこないので狙ってみました。
            2014年と比較すると、2014年の方が空の状態が良かったこともあって、写りは良かったです。

            2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。 
            すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
            写野はずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に8%ほど狭くなっています。

            総露光時間が155分にもなったので、背景はかなり滑らかになったと思います。
            それを大事にしたいので、強調処理は少しだけ控え目に仕上げました。



            M77 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                下側の丸い天体がM77ですが、この写真では銀河に見えませんね。
                M77はセイファート銀河に分類される銀河で、
                明るい中心核と外側に淡い広がりを持っているそうです。
                そう言われれば、そんなふうにも見えますね。

                真ん中やや下にあるのはNGC1055で、こちらは一見して銀河と分かりますね。
                暗黒帯が地球側を向いた、エッジオンタイプに分類される銀河です。
                すぐ上の2つの明るい星と合わせて、カエルの顔に見えるという人がいます。

                左上にあるのはNGC1073で棒渦巻き銀河です。

                こうやって複数の銀河を見比べるのはとても面白いですね。
                もっと鮮明に写せればもっと楽しいのでしょうが、、、。

             


             








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