昨日の記事の投稿によって、
「60Daと100mmレンズによる星野写真シリーズ」 がやっとゴールを迎えることができました。
ブログの右サイドに 「星野写真(60Da、100mmレンズ)」 の入口があります。
この星野写真シリーズは、デジタル一眼レフカメラとカメラレンズで撮影した星野写真で、
メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな星雲など、が対象です。
以下の機材で撮影しています。
・カメラ : Canon EOS 60Da
・レンズ : EF100mm F2.8L Macro IS USM
・フィルター : 光害カットフィルター無し
・赤道儀 : タカハシ EM11 (ノータッチ追尾)
撮影領域数は113で、各領域の概略位置を示したマップを下に示します。
これは面積で計算すると、全天の約20%をカバーしたことになります。
全天は41253平方度です。
トリミングによるロスを15%、写野の重なりによるロスを20%と見積もっています。
2013年からスタートしましたが、正直言って甘く見ていました。
撮影も画像処理も思っていた以上に厄介で難易度が高いです。
でもやってみるととても楽しくて、調子に乗って撮影領域を何度も増やしていきました。
さらに撮影日が異なる画像も使って仕上げると、様々なメリットがあることがわかって、追加撮影を始めました。
しかし、思わぬコロナ禍の自粛で、計画がすっかり狂ってしまいました。
一時はゴールを諦めかけましたが、なんとか70歳になるまでに達成したいと、昨年後半からラストスパートをかけました。
画像処理に関しては、スタート時点でのレベルが低かったこともあって、かなり進歩したと思っています。
でも独りよがりのところが多くあるでしょうね。
まあ、それも個性だと思っています。
左は2013年に撮影・処理したもので、右は2014年に撮影して2019年に再処理したものです。
撮影機材は今となってはもう古くなってしまいましたが、10年以上もよく頑張ってくれました。
これらの機材を選んだ理由は、それほど深い考えがあった訳ではなく、たまたま持っていたもので始めただけです。
撮影場所は山梨県のみずがき湖が圧倒的に多いです。
夜空の暗さもさる事ながら、晴天率が良いことも気に入っています。
ここでの様々な環境を維持・提供して下さっている、ビジターセンターの「こうちゃん」さんには感謝の言葉もありません。
また、Kさんをはじめとして、いつも励まして下さった方々に感謝します。
みずがき湖の駐車場に入っていくと、Kさんだけが居るということがよくありました。
雲が広がってしまった時などは、晴れるのを待ちながら、いろいろな話をしたのが懐かしいです。
私はもう若くないので、星野写真はこれで卒業しようと思います。
もちろん、星空写真を全面的にやめるわけではありません。
夜遊びは体力的にかなり辛く感じるようになったし、寒さに弱くなってきたのも痛感しています。
「宇宙物理学」に続いて「60Daと100mmレンズによる星野写真シリーズ」も何とかゴールできました。
次のシリーズものは何をやりましょうかね?