星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
ときどき猫ブログや宇宙物理学のブログになります
星空や猫だけでなく、風景や草花などの写真を撮るのも好きです

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2017.12.06 Wednesday

星野写真(60Da、100mm) おうし座領域3

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        2017年12月に再処理しました。
        前のバージョンはこちら  → 2014/01/04 2016/12/28


    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「おうし座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・Mel 25 : 散開星団(ヒアデス星団、Caldwell Object C41)
      ・NGC1647 :  散開星団
      ・HH102 : ハービッグ・ハロー天体






      撮影日時 : 2014/01/04 21:12〜  480sec×11枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約-4℃

      撮影日時 : 2016/12/28 22:22〜  360sec×24枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約-8℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw6 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・FlatAidePro
        ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)

      空の暗さ(B)、透明度(A)、フォーカス(B)  5段階評価  2014/01/04
      空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価  2016/12/28



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




    この領域の主役は ”ヒアデス星団” で、とても大きな散開星団です。
    肉眼でもV字型に星が並んでいるのが分かりますが、散開星団としては星は比較的まばらで、
    メシエ番号は付いていません。
    でも「Mel 25」という番号が付いていて、カルドウェル天体にも選ばれています。
    オレンジ色の星と青白い星が混ざっていますが、両方とも散開星団に含まれるのですかね?
    V字型の星の並びはオレンジ色の星で構成されているようですが、、、。
    なお、1等星の ”アルデバラン” はたまたま同じ方向に見えているだけだということです。

    そして写野全体にこげ茶色のもくもくした雲のようなものが見えていますが、これは分子雲です。
    「おうし座分子雲」と呼ばれる大きな分子雲のごく一部が写っているのです。
    このようにとても広がった天体は、カメラレンズ向きだと思っています。
    それにしても、最近のデジカメはフィルム時代では思ってもみなかったものが写りますね。


    この領域は今までに2回(2014年と2016年)撮影しています。
    2014年は今までで最高とも言えるほど非常に透明度が良い空でした。
    2016年は総露光時間を1.6倍ほど伸ばしましたが、その写りには及びませんでした。
    やはり星空写真では空の透明度の良し悪しが一番の要素ですね。

    2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。
    すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
    写野はかなりずれていたので、合成後の写野は短辺が12%ほど、長辺が11%ほど狭くなってしまいました。 

    総露光時間が3.8時間ほどになったので、もくもくした分子雲がかなり滑らかになりました。
    もっと炙り出せそうな気もしますが、星像の肥大化が抑えられないので、この程度にしました。



    NGC1647 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        V字型をしたヒアデス星団の前方に位置している散開星団です。
        ヒアデス星団を写すと、ほとんどの場合にもれなく写ります。
        星の色合いは青白いようです。
     



    HH102 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        一番明るい星がヒアデス星団のε星です。
        そこから左下に暗黒星雲(LDN1551)が伸びています。
        そして、その先端付近に見える赤茶色の小さな天体がハービッグ・ハロー天体です。
        生まれたばかりの若い恒星が放出するジェットが、
        分子雲を励起して輝線星雲として観測されるそうです。
        こんなものが望遠レンズで写るなんて本当に驚きです。
        で、今回もこれを大事に仕上げたつもりです。
     


     








    2017.12.03 Sunday

    星野写真(60Da、100mm) オリオン座領域1

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          2017年11月に再処理しました。
          前のバージョンはこちら  → 2014/12/26


      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


      この「オリオン座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・M42 : 散光星雲(オリオン大星雲、NGC1976)
        ・M43 : 散光星雲(NGC1982)
        ・M78 : 散光星雲(ウルトラマンの生まれ故郷、NGC2068)
        ・NGC1973 : 散光星雲 (Running Man Nebula) 星雲の中にある散開星団はNGC1977
        ・NGC2023 : 反射星雲
        ・NGC2024 : 散光星雲 (燃える木星雲)
        ・IC434 : 散光星雲
        ・B33 : 暗黒星雲 (馬頭星雲)
        ・Sh2-276 : 散光星雲 (バーナードループ)
        ・LDN 1662 : 暗黒星雲






        撮影日時 : 2014/01/02 20:59〜  360sec×12枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−3℃

        撮影日時 : 2014/12/26 22:29〜  360sec×18コマ
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃

        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
        フィルター : 無し
        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
        追尾 : EM11(ノータッチ)
        処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw8.5 : Raw現像
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
          ・FlatAidePro
          ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)

        空の暗さ(C)、透明度(B)、フォーカス(C)  5段階評価  2014/01/02
        空の暗さ(CD)、透明度(C)、フォーカス(B)  5段階評価  2014/12/26



      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



      全天で最も華やかとも言える領域です。
      バーナードループを入れるために、主役は少し右に寄ってもらっています。

      明るい星雲ももちろん楽しいですが、この領域は濃い分子雲が分布していてそちらも凄いです。
      私の写真で、赤茶色のもやもやしたものが分子雲です。
      ほとんど全ての星雲が繋がっていて、近くに明るい星があると明るい星雲として輝いているように思えます。


      この領域は、今までに2回撮影しています(2014年の1月と12月)。
      そこで2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。 
      すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
      写野はずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に3%ほど狭くなっています。

      分子雲を浮かび上がらせるために、少し(かなり?)強めのコントラスト強調を行いました。
      総露光時間が180分にもなったので、私の荒い処理にも画像は破綻せずに何とか耐えてくれたようです。
      でも星が肥大化してしまってお恥ずかしい限りです。
      6等程度の星まで明るい部分の周りにハローのようなものが出来てしまっています。
      元画像の段階で星の輝度が裾を引いていて、処理と共にそれが明るく広がってしまうのです。
      マスクの作り方を変えたりしていろいろやったのですが、うまくいきませんでした。
      空の透明度やフォーカスに問題があったのかもしれませんし、カメラを含めて光学系の特性なのかもしれません。

      撮影地は南側が少し明るいので、背景の明るさや色合いに偏りが生じてしまいます。
      特に縦構図の場合は、その影響を強く受けてしまいます。
      グラデーションマスクを使って背景の明るさやコントラストを補正していますが、なかなか満足いくようには出来ません。
      コントラスト強調処理を施すたびに偏りが見えてきて補正する、ということの繰り返しです。

      特に意識してやった訳ではないのですが、前のバージョンに比べてM42の赤さが控え目になりました。
      もう少し赤みが欲しいとも思いましたが、バーナードループなどがもう色飽和しそうなのですよねえ。
      また多段露光を行なっていないので、M42は白飛びしています。
      でもいろんな天体を一緒くたに撮影しているので、まあ良いかなと思っています。

      背景の明るさ(暗さ)をどの程度にするのが良いのでしょうね?
      分子雲を主役にするなら、もっと明るく仕上げた方が良さそうです。
      一方で明るい星雲を主役にするなら、この程度のほうが引き締まった感じがするのですよね。
      これはプリントアウトを前提にするかそうでないかにも因るのかもしれません。



      M42、M43、NGC1973、NGC1981 (ピクセル50%表示で切り抜き)

          切り出してしまうと、多段露光をしていないので恥ずかしい画像ですねえ(苦笑)。

          「M42」は有名な「オリオン大星雲」です。
          中心部はとても明るいので、白飛びしています。
          周囲に淡くもやもやした分子雲が広がっていて、
          その一部がM42として(明るい星によって)輝いているようです。
          「M43」は鳥の頭のようにも見える星雲で、M42の一部のように見えますね。

          その上にある青っぽい星雲が「NGC1973」です。
          内部の少し赤っぽい部分が人が走っている姿のようにも見えるので、
          「ランニングマン星雲」と呼ばれています。
          私の画像ではちょっと分かり難いですね。
       



      IC434、馬頭星雲、NGC2024 (ピクセル50%表示で切り抜き)

          「B33」は暗黒星雲で、その形から「馬頭星雲」と呼ばれています。
          その背後にあって赤っぽく輝いているのが「IC434」という番号が付いている散光星雲です。
          淡い部分はかなり広がっていて、M42などと一体になっているように見えます。
          強いコントラスト強調をしているので、馬頭星雲が明るい星雲に食われて
          形が歪んでしまったようです。

          アルニタク(三ツ星の一番左側の星)の左側にある散光星雲が「NGC2024」で、
          その姿から「燃える木星雲」と呼ばれています。

          アルニラム(三ツ星の真ん中の星)の右側はちょっと面白そうな領域に思えます。
          そこで、こんな風に切り出してみたのです。
       



      M78 (ピクセル50%表示で切り抜き)

          「M78」はウルトラマンの故郷として有名ですね。
          近くの明るい星の光を反射して輝いている散光星雲(反射星雲)です。
          そのすぐ上にある似たような色合いの星雲は「NGC2071」です。
          両方とも暗黒帯の中に浮かんでいるように見えます。

          「バーナードループ」はオリオン座のほとんどを覆うほど大きな散光星雲で、
          オリオン大星雲付近に中心を持つ円弧状の形をしています。
          この切り出したあたりが最も濃い部分です。

          バーナードループを挟んで左上に見える暗黒星雲には「LDN 1662」という番号が付いています。
       


       








      2017.12.02 Saturday

      カシオペアと鹿鳴峡大橋

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        11月に山梨県のみずがき湖で撮影した星空写真です。



        カシオペアと鹿鳴峡大橋


         2017/11/16 02:06  EF16-35 f2.8 (24mm)
         地上風景部分 : ISO1250、F4.0、固定撮影(240秒) 2枚をコンポジット
         星空部分 : ISO2500、F4.0、追尾撮影(120秒) 2枚をコンポジット
           Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
         地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
         EOS 6D RAW  山梨県・みずがき湖にて


        ”カシオペア” が低くなってきたので、「鹿鳴峡大橋」と一緒に撮りました。
        橋の照明の映り込みが長く伸びていて面白いです。

        低空は街明りの影響でしょうか、ちょっと濁ったような色合いになっていますね。
        構図的には ”ケフェウス” にも気を使って切れないようにしました。
        ”アンドロメダ銀河” と ”ペルセウス座の二重星団” も写っています。



        カシオペアと鹿鳴峡大橋


         2017/11/20 00:31  EF16-35 f2.8 (24mm、F4.0)  固定撮影(600秒)
         EOS 6D RAW、ISO500  山梨県・みずがき湖にて


        10分間の固定撮影の1枚撮りです。
        その場の思いつきでやってみましたが、露光条件等があまり適切でなかったですね。
        星の色がだいぶ飛んでしまいました。


         








        2017.11.29 Wednesday

        西の空に傾いたペガスス

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          11/19の晩に山梨県のみずがき湖で撮影した星空写真です。


          西の空に傾いたペガスス


           2017/11/19 23:38  EF16-35 f2.8 (22mm)
           地上風景部分 : ISO1250、F4.0、固定撮影(240秒) 2枚をコンポジット
           星空部分 : ISO2500、F4.0、追尾撮影(120秒) 2枚をコンポジット
             Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
           地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
           EOS 6D RAW  山梨県・みずがき湖にて


          ”ペガススの四辺形” が西の空で高度を下げていきます。
          この四辺形には1等星は無いのですが意外と目立つので、星景写真の題材にすることが多いです。
          ”アンドロメダ銀河” も参加してくれるのも良いですね。

          前景にはオレンジ色に染まった西側の山とビジターセンターを入れました。
          数日前には構図を失敗してしまったので、「女神像」と「牡鹿像」もちゃんと入るように気を付けました。


           








          2017.11.27 Monday

          星野写真(60Da、100mm) ろ座領域3

          0

            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


            この「ろ座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
              ・NGC1360 : 惑星状星雲






              撮影日時 : 2017/11/19 22:34〜  120sec×36枚
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−3℃
              カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
              フィルター : 無し
              レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
              ガイド : EM11(ノータッチ)
              処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw9: Raw現像
                ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                ・FlatAidePro
                ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)
              空の暗さ(E-)、透明度(CD)、フォーカス(BC)  5段階評価



            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




            この領域は「エリダヌス座」と「ろ座」の境界付近です。
            主役は「NGC1360」という番号が付いている惑星状星雲です。

            その大きさに釣られて撮影してみましたが、大きいゆえに淡いですね。
            でもコントラスト強調する前の段階でもその存在は分かりました。
            星雲の淡さよりも、南中高度が30度に満たないことが手強いです。
            天頂付近だと8分程度露光できるところが、2分ほどしか露光ができません。
            南中をはさんで90分ほど撮影しましたが、薄雲によるロスが少しありました。

            フォーカス調整はちょっとしくじって、青いフリンジを出してしまいました。
            でも赤いフリンジよりはましなので、ボツにせずに仕上げてみました。

            計画では撮影時間はもっとたっぷりあったのですが、構図決めに時間を費やしてしまいました。
            StellaNavigator(Ver9)では、写野の下側の左寄りのところに明るい星があることになっています。
            これが見つからなかったのです。
            どうやらこれはデータの間違いのようで、他の星の並びを頼りに構図決めをしました。



            NGC1360 (ピクセル100%で切り抜き)

                楕円形の青い星雲が惑星状星雲「NGC1360」です。
                のっぺりしていますが、形といい色合いといい、ちょっと不思議な姿ですね。

                左下隅に見えるのは渦巻き銀河「NGC1368」です。
                上の端に見えるのは渦巻き銀河「NGC1371」です。
                両方共に赤っぽく写っているのは低空だからでしょうか?
             


             








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