数日前に、猫のすっちゃんが亡くなったのを知りました。
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私はいくつかの猫ブログを拝見するのを楽しみにしているのですが、今年は残念な知らせが多いように感じます。
9月には、こはるちゃんが亡くなりました。
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そしてブログではありませんが、亀甲苑のねずみさんも9月に亡くなったそうです。
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これは2009年4月におじゃましたときに撮ったものです。
猫さんの訃報を聞くと、どうしても最初に飼ったごん太の最後の数ヶ月の闘病生活のことを思い出してしまいます。
2008年の10月に少し具合いが悪いので動物病院で診てもらったところ、半年前よりも2Kg弱も痩せていました。
その年の夏頃から、ドライフードや猫缶はあまり食べずに、おやつのようなものばかり食べていたのですよね。
もっと早く病院で診てもらうべきでした。
週に数回の病院通いが続きましたが、下痢と嘔吐が止まらずに、体重は徐々に落ちていきます。
12月には、体力のあるうちにと検査開腹に踏み切りましたが、下痢の原因は特定できませんでした。
フードをなかなか食べないので、胃に流動食を流し込めるようにチューブが付けられ、一日に3〜5回の給餌が始まりました。
大掃除も止めて、年末年始はごん太中心の生活です。
大晦日も通院しましたが、年中無休の動物病院はとても心強かったです。
年を越して1月になると、自分でフードを食べるようになったので、とにかく好きなものを食べてもらいました。
それでも下痢と嘔吐が続いているので、体重は落ちていきます。
2月の半ばに体調が急変しました。
呼吸困難になって動けなくなって、けいれんを起こしてしまったのです。
急いで病院へ連れて行きましたが、瞳孔が開いてしまって、意識もありません。
最後の決断として、輸血をしてもらうことになりました。
でも血が採れないので、適合するかどうかの検査ができず、一か八かです。
病院の猫さんの血を輸血してもらうと、幸いな事にみるみるうちに回復して、一命をとりとめました。
夜中に夜間動物医療センターに駆け込んだこともあります。
それでも、いつかは元気になるものとばかり思っていました。
猫さんは病院へ行くだけでストレスだと聞きますから、無駄な延命治療を続けてしまったのかもしれません。
でも当時は治療を続けるのが当たり前と思っていました。
判断は全て飼い主がしなければなりませんから、とても難しいです。
やがて、立てないことが多くなってきて、立ってもよろけてしまうようになりました。
そして病院で「もう治療はやめましょう」と告げた翌日に 、天国に旅立ってしまいました。
朝にはまだ意識があったので、会社へ行って数日間の休暇願いをしようと出かけました。
でもその途中で電話があり、急いで帰ったのですが間に合いませんでした。
うちの奥さんによると、最後に「フー」とため息?をついたそうです。
猫と暮らすのは初めてだったので、猫ってこんなものだと思い込んでしまったことがたくさんあったかもしれません。
それで、ちょっとした異常にも気づかなかったことがあったかもしれません。
もっと長生きするもんだと思っていました。
こんなことなら、もっといろいろとしてやれたことがあった気がしてなりません。
でも、うちに来て良かったよな。
我家に来たばかりの頃(生後4ヶ月)です。
散歩が好きでした。
ハーネスとリードを付けて、毎日のように一緒に外へ行きました。
猫は人間に比べると数倍早く年をとっていきます。
今は3歳半の兄弟猫も、やがて私たちの年齢を追い越していくでしょう。
できるだけ長く幸せな時間を共有し、願わくば自分の手の中で最期を看取りたいものです。
生後2ヶ月頃の写真です。