猫を飼っていると、自宅で薬を飲ませなければならないことがあります。
自分からは飲まないので、強制的に飲ませることになります。
口(くち)を上に向けて開けさせて、喉の奥のほうに薬(錠剤)を落とします。
口を閉じてやって、喉の辺りを少しさすってやります。
基本的にはこれだけの事なのですが、実際にやってみるととっても大変で、なかなかうまくいきません。
獣医師さんや看護師さんがやるのを見ていると、簡単そうなのですが、、、。
1人では無理なので、2人でやっています。
1人が体を固定する役で、もう1人が薬を飲ませる役です。
うちの猫は、どうも捕まえられて自由を奪われるのがすごく嫌なようです。
だから短時間で済ませなければなりません。
しかも失敗すると2度目はもっと大変になるので、一発必中が要求されます。
また薬の準備をしていると気配を察してどこかへ隠れてしまったりします。
悟られないようにすることも重要です。
空(くう)の場合
空はとにかく逃げようともがくので、しっかり固定していないと蹴られて痛い目に遭います。
口を開けまいとしますが、何とかこじ開けます。
口の真ん中あたりに落とすことができれば、ほとんど吐き出すことはありません。
だから一度に2つの錠剤を飲ませることも可能です。
2種類の薬が処方された場合に、2回も飲ませるのはとても大変ですからねえ。
海(かい)の場合
逃げようと暴れることはありませんでした。
でも体が大きくて力が強いので、口をこじ開けることが大変でした。
そのせいで口の奥になかなか落とせなくて、床に落ちていることが何度もありました。
今思うと、口の開けさせ方が下手だったのですね。
左手で顔をぐいっと上に向けさせれば、もう少しうまくできたのではないでしょうか。
ごん太の場合
最初に飼ったごん太の時は、こちらも経験が無かったので悪戦苦闘しました。
最初は錠剤をフード(ウェット)に混ぜてみたのですが、そこだけ残してしまいます。
粉末にしてフードに混ぜてみても、匂いで分かるのか、食べてくれません。
何とか口の中に落としても、すぐに吐き出してしまいます。
この技?に関しては。ごん太はとても上手でした(苦笑)。
でもどの子も、こちらのやろうとしていることは分かっているようです。
噛んだり引っ掻いたりすることは決してありませんでしたから。
そして終わるとすっ飛んで逃げていきますが、すぐに甘えてきます。
薬を飲ませる時は、躊躇しないでぱぱっと済ませてしまうのが肝要だと思っています。
でもそれが難しいのですよねえ。