2015.05.05 Tuesday
大気光のパラパラ動画
4/17の晩は長野県の蓼科で星空写真を撮影しました。
20時半にはほぼ全天が晴れ渡ってきれいな星空になり、明け方まで撮影ができました。
でも残念なことに、夜半過ぎから大気光が発生して、画像には赤や緑の色ムラが写ってしまいました。
同夜、それほど離れていない場所で撮影された温泉日和さんの写真にも大気光と思われる色ムラが見られます。
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ちょうど同じ頃に同じような方向を撮影したものがあったので、パラパラ動画にしてみました。
2015/04/18 03:33 EF24mm F1.4→2.8 Lee Soft-1 Filter(レンズの後ろ) 固定撮影(30秒)
EOS 6D RAW、ISO3200 長野県・蓼科にて
Raw現像で、明るさ,色合い,コントラスト調整だけを行い、グラデーションマスクを使った補正は行っていません。
星景写真用に連続して5枚撮影したものですが、1枚目と2枚目の間は構図をチェックしたので間隔が15秒開いています。
この画像では色が分かりにくいかと思いますが、明らかにムラが移動しているのは分かると思います。
この方向では、ムラは下から上に向かって扇のような形になっていますね。
東の方向では地面に対してほぼ平行になっていました。
大気光はとても淡いので、肉眼では全く分かりません。
撮影後にモニターでチェックしても気付かないことが多く、画像処理を始めたときにがっかりします。
撮影後に気付くほど顕著な場合は、画像処理をする気がなくなります。
大気光は全天で発生すると思っていますが、夜空がかなり暗くないと埋もれてしまいます。
また低空ほど見かけの大気が厚いので、低空ほど目立つのではないかと思っています。
この場所では、南東−東−北−北西の方向を写した写真で見られました。
色は赤や緑が多いようです。
最初に大気光を認識したのは、2012年4月の原村でした。 → 記事はこちら
その後もいろいろな場所で時々遭遇するので、それほど珍しいものではないようですね。