2014.02.25 Tuesday
15年前にフィルムで撮った星野写真
昨日、15年前にネガフィルムで撮影した星景写真をご紹介しました。
今日ご紹介するのは、同じ晩にネガフィルムで撮影した星野写真です。
ディフュージョンフィルターは、cokin 830 (ディフューザー1)を使っていました。
フィルムの特性と相まって、今から見ると明るい星がとても大きく写っていますね。
また元画像を使ってフラットフレームを作り、フラット補正をしていました。
この頃は FlatAide という便利なツールが無かったのですよ。
しし座
1999/2/22 1:24 FD35mm F2.0→4.0 ガイド撮影(10分) フラット補正(元画像を使用)
FUJI SuperG ACE 400 DIFFUSER-FILTER 使用 山梨県 高根町 トリミング : 83%×83%
ライオンを横から見た姿で、頭は右側です。
この頭部は「?」を裏返した形に星が並んでいて、点に当たるのが1等星のレグルスです。
2つ上のγ星の近くに、しし座流星群の輻射点が位置します。
左端の星が密集している部分は ”かみのけ座” の一部です。
北斗七星
1999/2/22 1:37 FD35mm F2.0→4.0 ガイド撮影(10分) フラット補正(元画像を使用)
FUJI SuperG ACE 400 DIFFUSER-FILTER 使用 山梨県 高根町 トリミング : 83%×83%
北斗七星は星座ではなく、”おおぐま座” のしっぽの部分です。
真ん中の星が3等星とやや暗いですが、あとは2等星と明るいです。
左から2番目の星は二重星で、かつてアラビアでは兵士の視力検査に使ったとのことです。
北斗七星が北の空高くに昇ってくると、春が近いことを感じます。