星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2019.02.22 Friday

星野写真(60Da、100mm) ふたご座領域1

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「ふたご座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M35 : 散開星団
      ・NGC2174 : 散光星雲 (モンキー星雲) ※ 星座としてはオリオン座に位置します。
      ・IC443 : 散光星雲 (くらげ星雲)

      ・NGC2158 : 散開星団
      ・Cr89 : 散開星団






      撮影日時 : 2016/01/08 22:44〜  300sec×23枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-3℃

      撮影日時 : 2019/02/06 23:24〜  360sec×16枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-4℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw11.1 : Raw現像
        ・DSS : コンポジット
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・Nik Collection (Dfine 2)

      空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(AB) 5段階評価  2016/01/08
      空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/02/06



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    この領域はふたご座の足元ですが、オリオン座とおうし座も少し含まれています。
    黄色っぽい星と赤い星雲の対比がとてもきれいです。
    冬の銀河(天の川)の中なので、微光星が散りばめられたようですね。
    でも背景の濃淡が見えます。
    暗い部分は星間雲?が少し濃いところで、背後の星の光を遮っているのですかね?


    雨上がりで湿度が高かったですが、対象の高度が高かったので透明度はそれほど悪くはありませんでした。
    しかし、夜空が少し明るかったような気がします。

    2016年に撮影した画像も使って処理しました。
      → 2016年の撮影はこちら
    それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
    それからは通常の処理で仕上げています。
    それぞれの構図がずれていたので、長辺方向が約96%、短辺方向が約96%のトリミングになっています。

    2回分の撮影の画像を使っても、仕上がりはあまり変わりませんでした。
    私の機材(60Da、ノーフィルター)と処理の限界というところでしょうか?
    ただし総露光時間が長くなっているので、ざらつきは少し改善しているようです。

    ”くらげ星雲” は足の部分がどうしても炙り出せません。
    そこであまり無理をしないで、星の表情(色合いなど)に気を使って仕上げました。
    対象が真ん中に集まっているので、ちょっと間の拭けたような構図になってしまいました。



    M35 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        ふたご座の足元に位置する、満月ほどの大きさの明るい散開星団です。
        そのすぐ右下に見えるのがNGC2158という番号が付いた散開星団です。
        ちょっと球状星団のように見えますね。
     



    NGC2174 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        モンキー星雲と呼ばれている散光星雲です。
        逆さにすると猿の横顔のように見えるらしいですが、どうでしょう?
        この星雲は散開星団NGC 2175に付随しているそうです。
        なお、星座としてはオリオン座に位置します。
     


    IC443 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        くらげ星雲と呼ばれている散光星雲で、超新星の爆発で形成されたようです。
        頭?の部分はなんとか写りますが、足の部分は淡いです。
        中央やや上の少し明るい星が集まっているのは「Cr89」という散開星団のようです。
        さらに左側の明るい星の上に、とても淡いですが赤っぽい星雲?があるようです。
     


     








    2019.02.17 Sunday

    星野写真(60Da、100mm) おうし座領域1

    0

      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


      この「おうし座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・M1(NGC1952) : 惑星状星雲(かに星雲)
        ・Sh2-240 (Simeis 147) : 超新星残骸

        ・NGC1746 : 散開星団
        ・Sh2-242 : 散光星雲






        撮影日時 : 2016/01/08 20:20〜  360sec×20枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-2℃

        撮影日時 : 2019/02/06 21:13〜  300sec×19枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-2℃

        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
        フィルター : 無し
        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
        追尾 : EM11(ノータッチ)
        処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw11.1 : Raw現像
          ・DSS : コンポジット
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
          ・Nik Collection (Dfine 2)

        空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2016/01/08
        空の暗さ(C)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/02/06



      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




      この領域の主役は、もちろん ”かに星雲(M1)” です。
      でも惑星状星雲はとても小さいので、この焦点距離では豆粒のようにしか写りません。
      一方で、この領域は冬の銀河(天の川)の中なので、微光星を隠すように所々に暗黒帯が見られて面白いです。
      そして左上には、かなり淡いですが、とても大きな赤っぽいかたまりが見られます。
      超新星残骸だそうです。
      その左横にも、とても小さい赤い星雲があります。

      しかし超新星残骸はかなり大きくて、横構図では全体が入りきりません。
      縦構図も考えたのですが、暗黒帯もしっかり入れたかったし、この構図で撮ってみました。


      前回(2016年)と同様に夜半前の撮影になってしまったので、夜空が少し明るかったようです。
      雨上がりで湿度が高かったですが、対象の高度が高かったので透明度はそれほど悪くはありませんでした。

      2016年に撮影した画像も使って処理しました。
        → 2016の撮影はこちら
      それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
      それからは通常の処理で仕上げています。
      それぞれの構図がずれていたので、長辺方向が約96%、短辺方向が約95%のトリミングになっています。

      超新星残骸はとにかく淡くて、処理前の画像では殆ど分かりません。
      それをあの手この手で炙り出そうとしたのですが、ほとんどお手上げです。
      全体が赤っぽい塊りとして見えるだけで、フィラメントのような細かい構造はほとんど分かりません。
      そして、かに星雲はそのあおりを受けて、形だけしか分からなくなってしまいました。
      小さな赤い星雲(Sh2-242)も同様です。

      その一方で、あちこちに見られる暗黒帯はそこそこ表現できたように思います。
      写野内にいろいろな対象がある領域は楽しいですが、処理の難易度がとても高くなってしまいますね。

      2回分の撮影の画像を使っても、仕上がりはあまり変わりませんでした。
      私の機材(60Da、ノーフィルター)と処理の限界というところでしょうか?
      ただし総露光時間が長くなっているので、ざらつきは少し改善しているようです。


      一番明るい星は ”ぎょしゃ座の五角形” を形成する星です。
      とばかり思っていたら、これは ”おうし座” の星なのですね。
      でも、このおうし座β星(エルナト)は、おうし座とぎょしゃ座の境界線上に位置しているため、
      かつてはぎょしゃ座γ星ともされていたそうです。



      M1 (ピクセル50%表示で切り抜き)

          形はなんとか佐渡島のように見えますが、内部の構造は全く分かりませんね。
          これだけに着目して処理すれば、もう少し何とかなると思うのですが、、、。
          微細なフィラメント構造がカニの足のように見えることから「かに星雲」と命名されたそうです。
          望遠鏡で見ると、そんなふうに見えるのですかね?
          1054年に出現した超新星の残骸で、中心には中性子星のパルサーがあるそうです。
       



      Sh2-240 (ピクセル33%表示で切り抜き)

          ぎょしゃ座とおうし座の境界線付近にある超新星残骸(レムナント)です。
          とても大きくて、見かけの大きさは満月の6倍ほどもあるそうです。

          フィラメント構造はほとんど分からず、もやもやとした大きな塊にしか写ってくれませんでした。
       


       








      2019.01.26 Saturday

      星野写真(60Da、100mm) いっかくじゅう座領域1

      0

        60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
        メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


        この「いっかくじゅう座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
          ・NGC2237 : 散光星雲 (バラ星雲、Caldwell Object C49,50)
                    星雲の中にある散開星団はNGC2244
          ・NGC2264 : 散開星団+散光星雲 (クリスマスツリー星団、コーン星雲)
          ・NGC2261 : 散光星雲 (ハッブルの変光星雲、Caldwell Object C46)
          ・IC2169 : 反射星雲 (カタツムリ星雲)

          ・Sh2-280 : 散光星雲
          ・Sh2-282 : 散光星雲
          ・Sh2-284 : 散光星雲






          撮影日時 : 2016/02/08 21:51〜  360sec×20枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−7℃

          撮影日時 : 2019/01/03 22:21〜  360sec×17コマ
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−7℃

          カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
          フィルター : 無し
          レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
          赤道儀 : EM11(ノータッチ)
          処理
            ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
            ・CameraRaw10.3 : Raw現像
            ・DSS : コンポジット
            ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
            ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
            ・Nik Collection (Dfine 2)

          空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(AB) 5段階評価  2016/02/08
          空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(AB) 5段階評価  2019/01/03



        StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



        主役は何と言っても「バラ星雲」ですが、他にも主役級の星雲星団がたくさんあります。
        上のほうには「クリスマスツリー星団やコーン星雲」を中心とする赤い星雲が大きく広がっています。
        その右側の青い「カタツムリ星雲」も目を引きます。
        それらとバラ星雲との間に、淡いですが大きく円を描くように星雲があります。
        そしてバラ星雲に下側にも淡いですが星雲が3つも並んでいます。
        それらが全部入るように構図を調整しました。


        2016年に撮影した画像も使って処理しました。  → 2016の画像はこちら
        それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、
        明るさを合わせてコンポジットしています。
        それからは通常の処理で仕上げています。
        それぞれの構図がずれていたので、長辺方向が約97%,短辺方向共にが約93%のトリミングになっています。

        今回の空の状態は、夜半前としては比較的良かったです。

        この構図では、バラ星雲とその上の方に広がっている星雲との明るさの違いが大きくて処理が難しいです。
        淡い星雲をもっと浮かび上がらせたかったのですが、バラ星雲が破綻しそうなので止めました。
        また星雲の中の星をできるだけ大切に扱いたかったので、フリンジ低減などの処理は行いませんでした。
        そのため、星の色がちょっと煩いかもしれませんね。

        前回は無理して「はっきり、くっきり」仕上げたので、今回はあまり無理をしませんでした。
        部分的には物足りない気もしますが、あまりやり過ぎないほうが良いですよね。


        バラ星雲 (ピクセル50%で切り抜き)

            本当にバラの花のようで、とてもきれいな星雲ですね。
            星雲の中に散開星団があるのも良いですね。
            赤い星雲と一口に言っても、どのような色合いに仕上げたら良いのか悩みます。
            最近は真っ赤よりはピンクっぽく仕上げている人が多いように感じます。
         



        クリスマスツリー星団、コーン星雲、ハッブルの変光星雲 (ピクセル50%で切り抜き)

            この領域はとても大きな赤っぽい星雲が広がっています。
            暗黒星雲と絡み合って、なかなか複雑な構造のようです。
            個々の対象はかなり小さくて、100mmの望遠レンズではほとんど歯が立たちません。
            クリスマスツリー星団は、赤い星雲をモミの木に、星団を飾り物に見立てたのでしょうかね。
            画像を逆さにすると、そう見えるそうです。
            コーン星雲とハッブルの変光星雲も、かろうじて形が分かる程度です。

            大きく広がる星雲を、もっと明るくピンクっぽく仕上げたいです。
         



        カタツムリ星雲 (ピクセル50%で切り抜き)

            色合いがとてもきれいな星雲で、時計回りに90度回転させるとカタツムリの形になるようです。
            星雲の番号をふってみましたが、ちょっと自信ないです。
            殻の部分が「IC2169(IC447)」で、暗黒星雲が殻から出ている部分に当たり、
            「NGC2245」と「NGC2247」が目のようです。

            殻はなんとか分かりますが、そこから伸びている部分がほとんど分かりませんね。
         





        Sh2-280、Sh2-282、Sh2-284 (ピクセル33%で切り抜き)

            バラ星雲の南側に3つの星雲が並んでいます。
            シャープレスカタログ(Sh2)の番号が1つ置きなのが面白いです。
            一番北側のSh2-280は「バラのつぼみ」と呼んでいる人がいますね。
         


         








        2019.01.22 Tuesday

        星野写真(60Da、100mm) エリダヌス座領域1

        0

          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


          この「エリダヌス座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・Sh2-245 : 超新星残骸?(エリダヌス・バブル)




            撮影日時 : 2016/01/10 21:06〜  360sec×20枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約-3℃

            撮影日時 : 2019/01/03 20:02〜  300sec×23コマ
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約-5℃

            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            赤道儀 : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw10.3: Raw現像
              ・DSS : コンポジット
              ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
              ・Nik Collection (Dfine 2)

            空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(AB) 5段階評価  2016/01/10
            空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/01/03



          StellaNavigator での写野 (恒星は9.0等までを表示)



          この領域は「おうし座」と「エリダヌス座」の境界部分です。
          主役は ”Sh2-245” です。
          これは「オリオンエリダヌススーパーバブル」というオリオン座程の大きさのある巨大な超新星残骸の一部だそうです。
          今回は、その中でも比較的濃いと思われる部分を狙ってみました。

          ”Sh2-245” の存在を初めて知ったのは、2015年1月にラブジョイ彗星を撮影した時です。
          彗星の頭部のすぐ左側に縦方向に赤い帯状のものが写っていたのです。


          2016年に撮影した画像も使って処理しました。
            → 2016年の画像はこちら
          それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、
          明るさを合わせてコンポジットしています。
          それからは通常の処理で仕上げています。
          それぞれの構図がずれていたので、長辺方向,短辺方向共にが約95%のトリミングになっています。

          空の状態及びフォーカス調整は、2016年のほうがやや良かったです。
          そのためもあってか、仕上がり具合は残念ながらあまり変わりませんでした。

          中央付近の棒状部分はまだしも、全体的にとても淡いですね。
          自分としてはかなりたっぷり露光したつもりですが、無理して炙り出しているので画像がかなり荒れてしまっています。

          星雲の濃い部分は赤いので、これは電離した水素が光を放っている「H粁琉茵廚覆里世隼廚い泙后
          でもその周りに赤みの弱いもくもくした淡い雲のようなものがあります。
          これは分子雲でしょうか?反射星雲でしょうか?

          RGB画像で通常のコントラスト強調処理を進めていったのですが、もくもくした淡い雲がとても汚くなってしまいました。
          そこで前回と同様に、途中でLab画像に変換してL成分だけをコントラスト強調するという手法をとりました。
          このような淡いものを無理やりコントラスト強調する場合は、カブリやムラの補正にとても悩みます。
          事前にもっと広角で一度撮影しておいて、それを参考に補正したほうが良いですね。


           








          2019.01.08 Tuesday

          星野写真(60Da、100mm) いっかくじゅう座領域2

          0

            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


            この「いっかくじゅう座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
              ・NGC2170 :  散光星雲
              ・NGC2182 :  散光星雲
              ・vdB68 : 散光星雲
              ・vdB69 : 散光星雲
              ・vdB70 : 散光星雲






              撮影日時 : 2016/11/26 01:05〜 360sec×25枚
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-3℃

              撮影日時 : 2018/12/29 21:54〜 300sec×21枚
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃

              カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
              フィルター : 無し
              レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
              追尾 : EM11(ノータッチ)
              処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw10.3 : Raw現像
                ・DSS : コンポジット
                ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                ・Nik Collection (Dfine 2)

              空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2016/11/26
              空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2018/12/29



            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




            この領域は ”いっかくじゅう座” と ”オリオン座” の境界付近です。
            散光星雲 NGC2170 付近が主役なのですが、オリオンのハイライト領域も入れてみました。

            主役のNGC2170付近には散光星雲が点在していますが、どれも小さくてかなり淡いです。
            番号が付いているものはどれも青い星雲のようですが、近くには紫色やオレンジ色の星雲もあるようです。
            でも私の写真では、それらはほとんど分かりませんね。


            今回は撮影時期が少し遅くなってしまったので、夜半前の撮影になりました。
            空の透明度はまあまあでしたが、夜半前だったこともあって夜空が少し明るかったかもしれません。

            2016年に撮影した画像も使って処理しました。
              → 2016年の撮影はこちら
            それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
            それからは通常の処理で仕上げています。
            それぞれの構図がずれていたので、長辺方向が約97%、短辺方向が約93%のトリミングになっています。

            2016年に撮影した時はかなり派手目に仕上げたので、今回は少しだけ控えたつもりです。
            でも見比べてみると、あまり変わりませんね。
            このようにカラフルな領域は、控え目に仕上げることは無理な話だと思います。

            2回分の撮影の画像を使っても、仕上がりはあまり変わりませんでした。
            私の処理の限界というところでしょうか?
            ただし総露光時間が長くなっているので、ざらつきは少し改善しているようです。



            NGC2170 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                ちょっと自信が無いですが、この付近の星雲の番号を下の画像に記入してみました。
                番号が付いているものは青い星雲のようですが、近くの青っぽい星の色とは微妙に違いますね。
                紫色やオレンジ色の星雲もあるようですが、とても淡くて歯が立ちません。
                それぞれは小さくても集まっている様子はとてもカラフルできれいです。
                「山椒は小粒でも」と言ったところでしょうか。

                なお、ここは典型的な星生成領域だそうですね。
             





            オリオン座のハイライト領域 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                オリオン座のハイライト領域を切り出してみました。
                淡い分子雲を主体に仕上げているので、明るい星雲は白飛び状態です(苦笑)。
                両立できればもっときれいな画像になるのでしょうね。
                分子雲や暗黒星雲と明るく輝いている星雲とは一体になっているように見えますね。
                近くに明るく輝いている星があると、散光星雲や反射星雲として見えているのだと思います。
             


             








            2018.09.01 Saturday

            星野写真(60Da、100mm) いるか座領域1

            0

              60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。

              撮影対象になる星雲星団や銀河はありませんが、
              星の並びが特徴的で大きさも手ごろなので、このシリーズに加えてみました。




                撮影日時 : 2018/08/17 21:50〜  240sec×20枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約+12℃
                カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                フィルター : 無し
                レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                赤道儀 : EM11(ノータッチ)
                処理
                  ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                  ・CameraRaw10: Raw現像
                  ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                  ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                  ・FlatAidePro
                  ・Nik Collection (Dfine 2)
                空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(C) 5段階評価



              StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



              いるか座はわし座の近くに位置していて、星の並びが特徴的でかわいい星座です。
              夏の大三角を撮影すると、一緒に写っていることが多いですね
              銀河(天の川)に近いので微光星がびっしりです。

              フォーカス調整にわし座のアルタイルを使ったのですが、結果的に青側にずれてしまいました。
              まあ、赤いフリンジが出るよりはましですが、、、。
              いろいろと手は尽くしてみたのですが、やはり星の色合いに影響が残ってしまったようです。

              ときどき薄雲が通過したようですが、大きな影響は無かったようです。

              地平高度が高いとは言え、画像には背景の明るさや色合いの偏りが生じます。
              最初に、これをフォトショップのグラデーションマスクを使って補正していきます。
              明るさ補正よりも色合いの補正が厄介ですね。
              今回はフラットエイドプロの手も借りました。
              次にステライメージのデジタル現像で諧調を切り出します。
              そしてフォトショップで好みの絵作りをしています。

              あっさりと処理して星の表情をできるだけ壊さないようにするつもりでしたが、ついつい、、、。


               








              2018.06.15 Friday

              星野写真(60Da、100mm) へびつかい座領域1

              0

                60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                この「へびつかい座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                  ・M107(NGC6171) : 球状星団
                  ・Sh2-27 : 散光星雲
                  ・LBN30 : 散光星雲






                  撮影日時 : 2016/06/05 22:26〜  300sec×20枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて 気温は約+9℃

                  撮影日時 : 2018/05/20 00:45〜  300sec×20枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+6℃

                  カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                  フィルター : 無し
                  レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                  赤道儀 : EM11(ノータッチ)
                  処理
                    ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                    ・CameraRaw9: Raw現像
                    ・DSS : コンポジット
                    ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                    ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                    ・FlatAidePro
                    ・Nik Collection (Dfine 2)

                  空の暗さ(BC)、透明度(C)、フォーカス(B) 5段階評価  2016/06/05
                  空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(BC) 5段階評価  2018/05/20



                StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                この領域の主役はメシエ天体ではなくて、大きな散光星雲です。
                「Sh2-27」という星雲で、直径10度にも及び、写野の2/3ほどを占めています。
                そういえば、広角レンズなどでさそり座の上のほうがぼんやり赤く写るのがこれだったのですね。
                明るい右上の部分は「LBN30」という名前が付いています。
                また中央の大きな暗黒帯も目を引きますが、特に番号は無いようです。
                何だか空の裂け目のように見えますね。
                さらに左側の領域も色合いが一様ではなく、淡い分子雲のようなものが分布しているように思えます。
                天の川の端にあたることもあって、とても複雑な領域です。

                この領域は南中時の地平高度が40度ほどで、私の撮影地では甲府盆地の街明りの影響が気になります。
                それでもこの日は空の状態が比較的良くて、明け方になるにつれてさらに良くなっていきました。

                2016年に撮影した画像も使って処理しました。
                それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
                それからは通常の処理で仕上げています。
                それぞれの構図がずれていたので、横方向が約95%、縦方向が約92%のトリミングになっています。
                このトリミングによって画角が狭くなってしまったのが残念です。
                もう少し右上方向を入れたかったですね。

                前回も今回も空の状態は比較的良かったのですが、やはりこの星雲は淡いですね。
                巨大な星雲の全貌をうっすらと浮かび上がらせることはできたものの、これ以上は無理のようです。
                そこで淡い部分を炙り出すことは諦めて少し大人しく仕上げることにしました。
                だから2回分の撮影を使ったにもかかわらず、星雲の写りに関しては前回のものとあまり差が感じられません。

                星雲の淡い部分に関しては、元画像での星雲のコントラストを何とかしなければ炙り出しようがありませんよね。
                やはりフィルター無しでは無理(無謀)なような気がしています。
                それに、どうも赤い星雲の淡い部分に関しては、このカメラは写りが良くないような気がしています。
                全体の色合いなどはとても気に入っているのですがねえ。

                そして前回はかなりうまくいったのですが、今回はフォーカス調整がイマイチでした。
                赤いフリンジが発生してしまって、その処理のために星雲の淡い部分が少し犠牲になってしまったようです。



                M107 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    メシエ番号が付いていますが、暗くて小さな球状星団です。
                    100mmレンズではお手上げです。
                    淡い散光星雲主体で画像処理をしたので余計に厳しいですね。

                    星が赤っぽいですが、これは実体でしょうかねえ?
                    周りが赤い散光星雲なので、こういうふうに写ってしまうのかもしれません。
                 


                 








                2018.06.08 Friday

                星野写真(60Da、100mm) さそり座領域1

                0

                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                  この「さそり座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・M4(NGC6127) : 球状星団
                    ・M80(NGC6093) : 球状星団
                    ・IC4603 : 散光星雲
                    ・IC4604 : 反射星雲
                    ・IC4605 : 反射星雲
                    ・IC4592 : 反射星雲(青い馬星雲)

                    ・B : 暗黒星雲(Barnard Catalogue)
                    ・Sh : 散光星雲(Sharpless Catalogue)






                    撮影日時 : 2014/04/05 02:56〜  240sec×17枚
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約-1℃

                    撮影日時 : 2018/05/19 23:00〜  180sec×30コマ
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約+8℃

                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    赤道儀 : EM11(ノータッチ)
                    処理
                      ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                      ・CameraRaw9: Raw現像
                      ・DSS : コンポジット
                      ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                      ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                      ・FlatAidePro
                      ・Nik Collection (Dfine 2)

                    空の暗さ(CD)、透明度(C)、フォーカス(B) 5段階評価  2014/04/05
                    空の暗さ(DE)、透明度(C)、フォーカス(BC) 5段階評価  2018/05/19



                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                  ”アンタレス” 付近は赤黄青といろいろな色の星雲が重なっていて、「カラフルタウン」と呼ばれています。
                  「青い馬星雲(IC4592)」も入れたかったので、縦構図にしてみました。
                  この領域は光り輝く星雲だけでなく、暗黒星雲のうねうねした様子も魅力的です。


                  しかし地平高度が低くて、”アンタレス” の南中高度は30度に届きません。
                  私の撮影地はどこも南の低空は甲府盆地の街明りの影響を受けてしまうのですよね。
                  さらに青い星雲の写りは空の透明度の影響を強く受けてしまいます。
                  そのためになかなか撮影のチャンスが巡ってこないのです。

                  この日は月が沈むのが23時少し前で、薄明が始まるまで4時間ほどありました。
                  2対象を撮影できそうですが、最初は何を狙いましょうか?
                  昇ってきたさそり座のはさみの星が肉眼でもよく見えたので、南側の空の透明度もまあまあのようです。
                  という訳で久しぶりに「さそり座」を撮影することにしました。

                  22時半頃から撮影を始めましたが、23時頃から0時半頃までに撮影した画像を使いました。
                  ”アンタレス” が南中するのが0時半頃でしたので、南中前の撮影になったわけですね。
                  この日は夜半を過ぎてから空の透明度がかなり良くなっていったので、
                  結果的には撮影を後ろにずらしたほうが良かったようです。
                  でもそうすると1対象しか撮影できなくなるので、悩ましいところです。

                  2014年に撮影した画像も使って処理しました。
                  それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
                  それからは通常の処理で仕上げています。
                  それぞれの構図がずれていたので、長辺方向が約98%、短辺方向が約97%のトリミングになっています。

                  低空の領域を縦構図で撮影すると背景の明るさ(暗さ)は上下方向でかなり違ってきてしまいます。
                  それでも明るさの偏り等はまだ対処が楽です。
                  色合いの偏りはムラは本当に厄介で、処理を進めながら気が付いた時点で何度も補正しなくてはなりません。
                  最初の段階では、20分程度の露光時間毎に画像をまとめて偏りやムラの補正をしたほうが良いのかもしれませんね。
                  まあとても面倒ですが、、、。

                  この領域はとてもカラフルなので、ついつい調子に乗ってやり過ぎてしまいます。
                  コントラストの低い元画像から無理して炙り出しているので、星雲のざらつきが気になります。
                  また「IC4603」や「IC4604」の青さが表現できていません。
                  これはやはり空の透明度が足を引っ張っているのでしょうか?

                  しかし前回の2014年もみずがき湖で撮影していたのが面白いですね。
                  今から思えば、前回はこの場所としてはかなり条件の良い空だったのだと思います。
                  足繁く通えばそんな星空に出会うことができるということでしょうか?



                  アンタレス付近 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                      M4はかなり大きな球状星団ですが、ちょっと疎らな感じがします。
                      赤っぽいのは星雲をカラフルに仕上げた影響でしょうか?

                      散光星雲・反射星雲や暗黒星雲は個々に番号が付いていますが、
                      全ては巨大な雲の一部なのでしょうね。
                      近くに明るい星があれば散光星雲や反射星雲として見えるし、
                      それでなければ暗黒星雲として見えるのです。

                      この領域がこんなにもカラフルだったとは、フィルム時代には全く知りませんでした。
                      そしてこんなに楽しい天文写真が撮れるようになったのは驚き以外の何物でもないです。
                   



                  IC4592 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                      IC4592は青色がとてもきれいな星雲です。
                      暗黒星雲と表裏一体になっているのがよく分かりますね。
                      最近は「青い馬星雲」と呼ばれていますが、上下逆に見ると馬の頭に見えますね。
                   


                   








                  2018.05.28 Monday

                  星野写真(60Da、100mm) へびつかい座領域4

                  0

                    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                    この「へびつかい座領域4」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                     ・M9(NGC6333) : 球状星団
                     ・M19(NGC6273) : 球状星団
                     ・S字状暗黒星雲(B72) : 暗黒星雲






                      撮影日時 : 2017/04/30 01:37〜  180sec×37枚
                      撮影場所 :  山梨県・みずがき湖にて 気温は約+2℃

                      撮影日時 : 2018/05/15 00:49〜  180sec×33コマ
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき山にて 気温は約+4℃

                      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                      フィルター : 無し
                      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                      赤道儀 : EM11(ノータッチ)
                      処理
                        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                        ・CameraRaw9: Raw現像
                        ・DSS : コンポジット
                        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                        ・FlatAidePro
                        ・Nik Collection (Dfine 2)

                      空の暗さ(D)、透明度(C)、フォーカス(C) 5段階評価  2017/04/30
                      空の暗さ(D)、透明度(C)、フォーカス(C) 5段階評価  2018/05/15



                    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                    この領域は ”へびつかい” の右足の部分で、”さそり座のアンタレス” の左上になります。
                    球状星団が多くて、メシエ天体も2つあります。
                    でも主役は、もくもくした夏の銀河(天の川)と複雑に入り組んでいる暗黒帯でしょう。

                    この日は晴れてはいるものの、透明度はイマイチで空が明るく感じられました。
                    夜半を過ぎて少しは改善しましたが、満足できるような状態にはなりませんでした。

                    2017年に撮影した画像も使って仕上げています。
                    それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
                    それからは通常の処理で仕上げています。
                    それぞれの構図が少しずれていたので、縦(長手)方向が約97%、横方向が約94%のトリミングになっています。

                    慎重にフォーカス調整をしたつもりだったのですが、赤いフリンジが出てしまいました。
                    そこで「ぴんたんさんの「FlatAidePro」を使って、RGBのRだけにスターシャープ機能を施しています。

                    南側で地平高度がそれほど高くないので、街明りによるカブリが大きいです。
                    いつものことですが、カブリによる明るさや色合いのムラを補正するのに処理の大部分を費やす羽目になります。
                    写真星図を参考にしていますが、正直言って補正しているのか作り込んでいるのか分からなくなります。

                    それにしても、銀河(天の川)の境界付近はどう仕上げれば良いのかいつも悩みます。
                    もくもくした領域とそうでない領域とを両立させることができないのですよね。
                    それにもくもくした領域の色合いは黄色味が強くてとても苦手です。

                    メシエ番号以外の球状星団もNGC番号を記入してみましたが、この領域は球状星団が多いですね。
                    一方で散開星団がひとつも無いというのはちょっとびっくりです。
                    球状星団のために短時間露光の画像をブレンドしたほうが良かったかもしれませんね。



                    M9 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        暗黒星雲の傍にあるのが「M9」です。
                        この焦点距離では大きくない球状星団は無理ですね。
                        つぶつぶ感が潰れてしまい、滲んだ恒星のように見えてしまいます。

                        左上の「NGC6356」と下側の「NGC6342」も球状星団です。
                     



                    M19 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        右下にあるのが「M19」です。
                        天の川の微光星に球状星団が埋もれてしまいそうですね。

                        上側の「NGC6284」と左下の「NGC6293」も球状星団です。
                     



                    S字状暗黒星雲 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        形が特徴的なことから、よく知られている暗黒星雲です。
                        暗黒星雲としてはバーナードカタログでB72という番号が付いています。
                        この付近には暗黒星雲がたくさんあるのに、どうしてこれだけに名前が付いているのでしょう?
                     


                     








                    2018.05.22 Tuesday

                    星野写真(60Da、100mm) うみへび座領域3

                    0

                      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                      この「うみへび座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                        ・M83 : 系外銀河(渦巻銀河、南の回転花火銀河)






                        撮影日時 : 2015/02/21 03:38〜  240sec×23コマ
                        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−9℃

                        撮影日時 : 2018/05/14 21:02〜  120sec×51コマ
                        撮影場所 : 山梨県・みずがき山 気温は約9℃

                        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                        フィルター : 無し
                        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                        赤道儀 : EM11(ノータッチ)
                        処理
                          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                          ・CameraRaw9: Raw現像
                          ・DSS : コンポジット
                          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                          ・FlatAidePro
                          ・Nik Collection (Dfine 2)

                        空の暗さ(D)、透明度(C)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/02/21
                        空の暗さ(E)、透明度(D)、フォーカス(C) 5段階評価  2018/05/14



                      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                      この領域の主役は「南の回転花火銀河(M83)」です。
                      でも、うみへび座とケンタウルス座の境に位置していて地平高度があまり高くなりません。
                      南中時の高度は約24度しかありません。

                      この日は晴れてはいるものの、透明度はイマイチで空が明るく感じられました。
                      撮影したのが夜半前だったことも影響したかと思います。
                      前回は春になる前の空の透明度が良い時期に撮影したのですよねえ。
                      その時と比べると、露光時間を半分にしなければならないほど空が明るかったです。
                      実を言うともっと高度の高い「おとめ座領域1」を撮影しようと思っていたのです。
                      でもどうしても構図を決めることができなくて急遽変更したのです。

                      空の状態が良くないとカブリ補正がとても厄介になります。
                      よほどボツにしようかと思ったのですが、2015年に撮影した画像も使って処理することにしました。
                      それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。それからは通常の処理で仕上げています。
                      それぞれの構図が少しずれていたので、縦横共に約94%のトリミングになっています。

                      ”M83” の写りははっきり言って前回単独のほうが良いですね。
                        → 前回はこちら
                      2回分のメリットは背景が少しだけきれいになったことでしょうか(涙)?

                      真ん中より少し上でやや右寄りのところに薄っすらと赤っぽい領域があるのですが何でしょう?
                      前回の画像では分からないのでムラでしょうか?
                      まあ前回はフラット補正の処理で消してしまったという可能性はありますが、、、。



                      M83 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                          北の回転花火銀河(M101)と並んで、 「南の回転花火銀河」と呼ばれている大変美しい銀河です。
                            → M101はこちら
                          ちょうどこちら側に銀河の面が向いているので、渦巻き の様子もよく分かります。
                          拡大撮影すると、渦巻きの腕に点々とHII領域が見られるそうです。
                       


                       








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