星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2020.04.13 Monday

星野写真(60Da、100mm) さそり座領域2

0

    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「さそり座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M4(NGC6127) : 球状星  → さそり座領域(1)
      ・M19(NGC6273) : 球状星団
      ・M62(NGC6266) : 球状星団
      ・IC4603 : 散光星雲 → さそり座領域(1)
      ・IC4604 : 反射星雲 → さそり座領域(1)
      ・IC4605 : 反射星雲 → さそり座領域(1)

      ・B : 暗黒星雲(Barnard Catalogue)
      ・Sh : 散光星雲(Sharpless Catalogue)





     
      撮影日時 : 2014/04/07 01:19〜  240sec×13枚 + 60sec×8枚
      撮影場所 : 長野県・富士見高原にて 気温は約−5℃

      撮影日時 : 2020/03/25 02:34〜  120sec×31枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約−5℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      赤道儀 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw12.2 : Raw現像
        ・DeepSkyStacker : コンポジット
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・Nik Collection (Dfine 2)

      空の暗さ(CD)、透明度(C)、フォーカス(B) 5段階評価  2014/04/07
      空の暗さ(E-)、透明度(CD)、フォーカス(CB) 5段階評価  2020/02/23


    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    ”アンタレス” 付近は赤黄青といろいろな色の星雲が重なっていて、「カラフルタウン」と呼ばれています。

    「さそり座領域1」では、このカラフルタウンを主対象として縦構図にしています。
    「さそり座領域2」では、横構図にして球状星団の「M19」と「M62」も入れています。
    左下には夏の銀河(天の川)の濃い部分が少し見えています。

    前回撮影したのはもう6年も前になるので、久しぶりに撮影しようと思い立ちました。
      → 前回はこちら
    でも南側の低空は思った以上に明るかったです。
    2分の露光で、ヒストグラムのピークは中央付近までいってしまうほどです。
    一瞬躊躇したのですが、ダメ元で撮影に踏み切りました。

    前回の撮影画像も使って処理しました。
    まずそれぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施します。
    それらを、今回は明るさだけでなくコントラストも合わせてからコンポジットしました。
    それからは通常の処理で仕上げています。
    構図はどうしてもズレてしまうので、長辺方向が約95%、短辺方向が約96%のトリミングになっています。

    処理のほとんどはかぶり補正です。
    最初にしっかりやったつもりでも、何度も追加の補正をしなければなりません。
    でも、補正をしているのか、作りこんでいるのか、訳がわからなくなってしまいますね。

    今回はコントラスト強調は抑えめにしました。
    でもカラフルさの誘惑には勝てませんでした(苦笑)。

    この領域には球状星団が3つあるので、それらを切り出して並べています。
    今回はフォーカス調整にやや難があったので、星のシャープさが前回よりも見劣りがします。
    でも総露光時間がだいぶ伸びたので、星雲のざらつきは低減できたかなと思っています。



    M4、M19、M62 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        3つの球状星団を並べてみました。
        天の川や星雲と重なっているので、少し暗くしてあります。
        中心部が潰れてしまって、つぶつぶ感が無いのが恥ずかしいです。

        「M4」は大きいですが、ちょっと疎らという感じがします。
        「M19」と「M62」は小さくて、しかも周りが星だらけの領域なので、あまり目立ちませんね。
     




    3つの領域の画像を Photoshop の photomerge でモザイク合成してみました。
      ・さそり座領域1 : 撮影は 2014.04.05/2018.05.19  → こちら
      ・さそり座領域2 : 撮影は 2014.04.07/2020.03.25
      ・へびつかい座領域6 : 撮影は 2015.05.13/2019.05.29  → こちら

    相対的に星像が小さくなって、良い感じになりますね。




     








    2020.04.08 Wednesday

    星野写真(60Da、100mm) おとめ座領域2

    0

      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


      この「おとめ座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・M104(NGC4594) : 系外銀河(渦巻銀河) (ソンブレロ銀河)
        ・NGC4361 : 惑星状星雲





       
        撮影日時 : 2015/02/21 01:58〜  240sec×23コマ
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−9℃

        撮影日時 : 2020/03/24 23:23〜  180sec×30コマ
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−5℃

        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
        フィルター : 無し
        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
        赤道儀 : EM11(ノータッチ)
        処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw12.2 : Raw現像
          ・DSS : コンポジット
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
          ・FlatAidePro : シェーディング補正
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
          ・Nik Collection (Dfine 2)

        空の暗さ(CD)、透明度(C)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/02/21
        空の暗さ(C)、透明度(C)、フォーカス(BC) 5段階評価  2020/03/24


      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



      主役はおとめ座のソンブレロ銀河ですが、からす座から辿ったほうが分かりやすいので、このような構図にしました。
      そのお蔭で「NGC4361」というおまけが付いています。
      でも構図決めを手動で行っているせいもあって、下側ぎりぎりになってしまいました。

      南側で高度もそれほど高くないので、空はちょっと明るかったです。
      しかも空の透明度もあまりよくありませんでした。

      前回の撮影画像も使って処理しました。
        → 前回はこちら
      2015年に撮影したもので、もう5年も前になるのですね。
      それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
      それからは通常の処理で仕上げています。
      傾きの違いが大きくて、長辺方向が約97%、短辺方向が約98%のトリミングになっています。

      前回は強調処理をやりすぎたようなので、今回は少し控えめにしました。
      その効果で、ソンブレロ銀河の暗黒帯も少しはわかるようになったと思います。
      ただし、銀河がひと回りほど小さくなってしまいました、、、。



      M104 (ピクセル67%表示で切り抜き)

          独特の形をした銀河で、ソンブレロ(帽子)を横から見た姿に似ていることから愛称が付いています。
          銀河面を横から見る格好になるので、銀河を横に走る暗黒帯がよく分かるそうです。
          でも思っていたよりも小さくて、私の写真ではお馴染みの形がよく分かりませんね。
          非常に大きなバルジを持つ渦巻銀河だと考えられてきましたが、
          最近の観測からは楕円銀河の中に円盤が収まった複雑な構造を持っているそうです。

          銀河を取り巻くように周囲が少し明るいのですが、これは実体でしょうか?
          それともハレーションのような効果なのでしょうか?
       



      NGC4361 (ピクセル67%表示で切り抜き)

          とても小さいですが、惑星状星雲独特の色が分かりますね。
          でも写野の端なので、レンズの収差等が見えて恥ずかしいです。
       


       








      2020.03.28 Saturday

      星野写真(60Da、100mm) おおぐま座領域1B

      0

        60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
        メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


        この「おおぐま座領域1B」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
          ・M81,M82付近の高銀緯分子雲

          ・M81(NGC3031) : 系外銀河(渦巻銀河) → おおぐま座領域 (1)
          ・M82(NGC3034) : 系外銀河(不規則銀河/棒渦巻銀河) → おおぐま座領域 (1)





         
          撮影日時 : 2020/02/18 23:21〜  360sec×30枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約−7℃

          撮影日時 : 2020/02/23 21:59〜  360sec×31枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約−6℃

          カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
          フィルター : 無し
          レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
          追尾 : EM11(ノータッチ)
          処理
            ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
            ・CameraRaw12.2 : Raw現像
            ・DeepSkyStacker : コンポジット
            ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
            ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
            ・StarNet++
            ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)

          空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2020/02/18
          空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2020/02/23


        StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



        ここは「おおぐま座」 の代表的な系外銀河である「M81」と「M82」がある領域です。
        「おおぐま座領域 (1)」は、それらの銀河を対象にしたものです。
        この「おおぐま座領域 (1B)」は構図を横にして、「高銀緯分子雲」を狙ったものです。


        非常に大きいものの、かなり淡い分子雲ですから、2晩かけて合計6時間の撮影をしてみました。
        10枚づつ6つのグループにして、それぞれをコンポジットしてからグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施します。
        そして明るさを合わせて、6枚をコンポジットします。
        StellaImage で諧調を切り出して、下ごしらえが完了です。

        でも星と系外銀河しか見えません。
        6時間も露光したのに、かなりショックです。
        「StarNet++」で星を消してみると、分子雲の濃い部分がうっすらと見えてきました。
        でもヒストグラムの標準偏差は256諧調で1.9しかありません。

        なお、星消し画像には系外銀河が含まれていたので、消去しました。
        星と系外銀河の画像は、元画像からその画像を引き算して作ります。
        これで「背景と分子雲」と「星と系外銀河」に分けることができました。
        分子雲を炙り出してから、星と系外銀河の画像を「覆い焼き(リニア)・加算」で重ねて、仕上げの処理を行います。


        その分子雲のあぶり出しは悪戦苦闘の連続でした。
        何度やり直したことか、、、。

        まず背景も淡い分子雲も、全てがすぐに荒れてしまいます。
        まあ元画像があれですから、当たり前と言えば当たり前ですが、、、。
        それでも何とかしたいのが人情ってものです。
        あの手この手を使って、あぶり出しと画像の荒れのバランスの塩梅を探りました。

        また、分子雲の色合いは何が正解なんでしょう?
        何も考えずに炙り出していくと、かなり赤っぽくなりました。
        ネットで参考にしたい画像を探すと、割と淡泊な色合いのものが多いですね。
        今回は彩度を下げて、少し淡泊気味に仕上げています。

        6時間も露光してこれではねえ。
        でも、自分的には努力賞ということで、このシリーズに加えたいと思います。


         








        2020.03.14 Saturday

        星野写真(60Da、100mm) ふたご座領域3

        0

          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


          この「ふたご座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・Sh2-274 : 惑星状星雲 (メデューサ星雲)

            ・NGC2392 : 惑星状星雲(エスキモー星雲、Caldwell Object C39) → ふたご座領域(2)





           
            撮影日時 : 2020/02/18 21:20〜  360sec×16枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−6℃

            撮影日時 : 2020/02/23 19:34〜  300sec×24枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−2℃

            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            赤道儀 : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw12.2 : Raw現像
              ・DSS : コンポジット
              ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
              ・FlatAidePro : シェーディング補正
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
              ・StarNet++
              ・Nik Collection (Dfine 2)

            空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(BC) 5段階評価  2020/02/18
            空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2020/02/23


          StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



          この領域に大きな惑星状星雲があるのを知ったのはつい最近のことです。
          てらおさんのブログ(宇宙散歩)で知ったのです。
          私の持っている星図には、写真星図も含めて、記載されていませんでした。
          そこで急遽、この領域を追加して撮影しました。
          でもよく見てみると、この構図には「ふたご座領域 (2)」で取り上げた天体が含まれているのです。
          ということは、結果的には「ふたご座領域 (2)」は要らなかったことになりますねえ。

          撮影は最初から2晩行う計画でした。
          2/18は夜半前でしたが、かなり良い条件で撮影できました。
          しかし2/23は薄明終了から30分ほどで撮影を始めたので、夜空がまだ少し明るかったです。
          でも撮影対象の地平高度が高かったので、条件はそれほど悪くはありませんでした。


          それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
          それからは通常の処理で仕上げています。
          やはり構図がずれてしまっていたので、長辺方向が約97%、短辺方向が約91%のトリミングになっています。


          その大きさだけで撮影してみたのですが、思ったよりも淡い星雲でした。
          かなり強引な処理で何とか炙り出しているので、フィラメント構造が潰れてしまったようです。
          やはり、惑星状星雲は難敵だなあ。



          Sh2-274 (ピクセル67%表示で切り抜き)

              1500光年の彼方で、4光年の広がりがあるそうです。
              この光学系ではきれいなフィラメント構造が描写できませんね。
              おまけに、中心部の青っぽい色が全く出てきません。
           


           








          2020.03.02 Monday

          星野写真(60Da、100mm) かみのけ座領域2

          0

            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


            この「かみのけ座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
              ・Mel.111 : 散開星団 γ星付近のとても大きな散開星団です
              ・NGC4565 : 渦巻銀河 (Caldwell Object C38)
              ・NGC4631 : 渦巻銀河 (クジラ銀河、Caldwell Object C32) ※ 星座はりょうけん座
              ・NGC4656 : 渦巻銀河? ※ 星座はりょうけん座

              ・NGC4395 : 渦巻銀河 ※ 星座はりょうけん座
              ・NGC4559 : 渦巻銀河 (Caldwell Object C36)






             
              撮影日時 : 2019/03/11 23:24〜  300sec×19コマ
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−2℃

              撮影日時 : 2020/02/24 01:35〜  300sec×19コマ
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−5℃

              カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
              フィルター : 無し
              レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
              赤道儀 : EM11(ノータッチ)
              処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw12.2 : Raw現像
                ・DSS : コンポジット
                ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                ・FlatAidePro : シェーディング補正
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                ・Nik Collection (Dfine 2)

              空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/03/11
              空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(BC) 5段階評価  2020/02/24


            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



            この領域は大きな散開星団がポイントです。
            ”Mel.111” という番号が付いていて肉眼でも見えるので、以前はそれに拘って構図を決めていました。
            でも写野の上のほうにある銀河が端のほうになってしまうので、構図を少し北側にずらしてみました。
            うう〜ん、ちょっとずらしすぎましたかねえ。
            メシエ天体はありませんが、かみのけ座ということもあって、形に特徴のある銀河が散在して面白い領域です。

            この夜は2対象を撮影して終了する予定だったのですが、頑張ってもう1対象撮影することにしました。
            最初は「おとめ座領域2」を考えたのですが、南の低空がかなり明るかったので諦めました。
            そこで、天頂付近に位置していたこの「かみのけ座領域2」を選んだのです。
            でもカメラのファインダーがとても覗きづらくて、構図調整を何度か諦めかけました。


            前回の撮影画像も使って処理しました。
              → 前回はこちら
            それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
            それからは通常の処理で仕上げています。
            どうしても構図がずれてしまうので、長辺方向が約98%、短辺方向が約95%のトリミングになっています。


            系外銀河はこの焦点距離では全くの力不足です。
            でも画像を拡大して見て、星々の間に星とは明らかに違うものを見つけたときはとても嬉しいものです。
            写野全体を見ながら処理していると、ついつい大きさや形が分かるような方向に進んでしまいます。
            そうすると、色合いなどのディテールをどんどん壊してしまいます。
            今回は、銀河の色合いなどが少しは表現できたかなと思っていますがどうでしょう?
            その反面、NGC4631のような淡い銀河のあぶり出しが物足りなくなりますが、仕方がないですね。



            NGC4565 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                見かけの大きさは満月の半分くらいもあって、比較的大きな銀河です。
                真横からみているために薄くしか見えず、エッジオンと呼ばれます。
                渦の中に濃い暗黒物質が見えるそうですが、私の写真では分かりません。
             



            NGC4631、NGC4656 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                どちらの銀河もほぼ真横から見ていることになります。
                とても不思議な格好をしていますが、互いの強い重力の影響だそうです。

                NGC4631は「くじら銀河」と呼ばれていますが、そんなふうに見えますか?
             



            NGC4395 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                ちょっと目に付いた銀河ですが、とても淡いですね。
             



            NGC4559 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                これもちょっと目に付いた銀河です。
                調べてみたら、カルドウェル天体でした。
             


             








            2020.02.11 Tuesday

            星野写真(60Da、100mm) やまねこ座領域1

            0

              60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
              メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


              この「やまねこ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                ・Jones-Emberson 1 (PK164+31.1) : 惑星状星雲





               
                撮影日時 : 2017/02/03 23:31〜  360sec×17枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−7℃

                撮影日時 :  2020/01/21 01:18〜  360sec×15枚
                撮影場所 :  山梨県・みずがき湖にて 気温は約−5℃

                カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                フィルター : 無し
                レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                追尾 : EM11(ノータッチ)
                処理
                  ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                  ・CameraRaw12.1 : Raw現像
                  ・DSS : コンポジット
                  ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                  ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                  ・FlatAidePro : シェーディング補正
                  ・StarNet++
                  ・Nik Collection (Dfine 2)

                空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(C) 5段階評価  2017/02/03
                空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2020/01/21


              StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



              やまねこ座は全く馴染のない星座で、この星野写真シリーズがなければ、その存在を知らないままでした。
              左上隅の明るい星はおおぐまの鼻先?に相当する星(ο星,ムシダ)で、そこから辿っていきました。

              この領域の主役は惑星状星雲「Jones-Emberson 1 (PK164+31.1)」です。
              馴染みのないカタログ名ですね。
              「Jones」と「Emberson」はこの星雲を発見した人の名前です。
              PKカタログの数値は、銀経164度,銀緯+31度を表しているそうです。
              惑星状星雲としては比較的大きくて、亜鈴状星雲(M27)より少し小さい程度です。
              でもとても淡くて、撮影画像をカメラの裏面モニターで見ても、その存在はまったくわかりません。
              自宅でPCに取り込んでピクセル等倍で探しても、場所を知らなければまず見つからないでしょう。


              前回の撮影画像も使って処理しました。
                → 前回はこちら
              それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせて加算平均しています。
              それからは通常の処理で仕上げています。
              構図は少しずれてしまうので、長辺方向が約98%、短辺方向が約98%のトリミングになっています。

              前回の構図に合わせているので、大きく傾いているのが恥ずかしいですねえ。
              前回は赤いフリンジがかなり発生していましたが、今回は大丈夫でした。
              毎回同じように調整しているつもりなのですが、どうして結果が違うのでしょう?

              StarNet++ を使って惑星状星雲だけを切り出して処理ができたので、まだまだ淡いながらも浮かび上がらせることができたと思っています。
              そして背景があまり荒れないようにすることもできたのではないでしょうか。



              PK164+31.1 (ピクセル100%で切り抜き)

                  大きめとは言ってもやはり小さいので、ピクセル100%表示で切り出してみました。
                  中心部はやや青みがかった色合いで、周りを赤い星雲が取り巻いています。
                  雰囲気が「らせん状星雲」に似ていますね。

                  惑星状星雲は形も色合いも可愛らしいものが多いですね。
                  でも小さくて淡いものが多いのが残念です。
               


               








              2020.01.28 Tuesday

              星野写真(60Da、100mm) きりん座領域3

              0

                60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                この「きりん座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                  ・NGC2403 : 渦巻き銀河 (Caldwell Object C07)





                 
                  撮影日時 : 2017/02/04 01:44〜  360sec×17枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約−8℃

                  撮影日時 : 2020/01/20 23:22〜  360sec×19枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約ー2℃

                  カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                  フィルター : 無し
                  レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                  追尾 : EM11(ノータッチ)
                  処理
                    ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                    ・CameraRaw12.1 : Raw現像
                    ・DeepSkyStacker : コンポジット
                    ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                    ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                    ・FlatAidePro : シェーディング補正
                    ・StarNet++
                    ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)

                  空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2017/02/04
                  空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2020/01/20


                StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                この領域は、きりん座とおおぐま座の境界付近で、左下の明るい星はおおぐまの鼻先?にあたる星です。
                主役は「NGC2403」という比較的大きな渦巻き銀河です。

                中心部の腕は比較的明るいものの、周辺部の腕はかなり淡いとのことで、たっぷり露光してみました。
                試写画像を裏面モニターで見たときに、広がりを持った天体だということは一目で分かりました。
                でも比較的大きいと言っても、系外銀河を100mmで狙うのはやはり無理がありますね。

                この銀河は、エドウィン・ハッブルが宇宙膨張則 (ハッブルの法則) を発見したときに観測した銀河の一つだそうです。
                また出典によっては棒渦巻銀河と分類しているものもあり、どうも渦巻銀河と棒渦巻銀河の中間の形状のようです。

                丸で囲ったところに分子雲らしきものがあります。
                左側のものは暗黒星雲を伴っているように見えます。


                星空は多少明るく感じられましたが、写野の地平高度が高かったので、写りはまあまあだと思います。
                カメラのファインダーがとても覗き難くて、構図調整にかなり時間がかかってしまいました。

                前回の撮影画像も使って処理しました。
                  → 前回の撮影はこちら
                それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせて加算平均しています。
                それからは通常の処理で仕上げています。
                やはり構図のずれが大きくて、長辺方向が約94%、短辺方向が約89%のトリミングになってしまいました。

                系外銀河と分子雲?の両方を狙ったので、処理は面倒でした。
                まず通常通りに、デジタル現像で諧調を切り出してからシェーディング補正を行います。
                次に StarNet++ を使って、「分子雲」と「その他(星と系外銀河)」に分けます。
                星消し画像には系外銀河が含まれていたので、消去しました。
                星と系外銀河の画像は、元画像からその画像を引き算して作ります。
                分子雲を炙り出してから、星と系外銀河の画像を「覆い焼き(リニア)・加算」で重ねて、全体の処理を続けます。

                この領域の分子雲らしきものは非常に淡いので、ここまで炙り出すのが精一杯でした。



                NGC2403 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    さんかく座の銀河M33と姿が似ているそうですが、私の写真ではよく分かりませんね。
                    広がりは表現できるのですが、腕の構造までは難しいです。
                    銀河中心核の両側に2つの恒星(私たちの天の川銀河の星です)が重なっているのが面白いです。
                 


                 








                2020.01.25 Saturday

                星野写真(60Da、100mm) オリオン座領域4

                0

                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                  この「オリオン座領域4」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・Sh2-261 : 散光星雲
                    ・Sh2-254 : 散光星雲
                    ・Sh2-255 : 散光星雲
                    ・Sh2-257 : 散光星雲

                    ・M35 : 散開星団 ※ 星座としてはふたご座に位置します → ふたご座領域(1)
                    ・IC443 : 散光星雲 (くらげ星雲) ※ 星座としてはふたご座に位置します → ふたご座領域(1)
                    ・NGC2174 : 散光星雲 (モンキー星雲) → ふたご座領域(1)

                    ・NGC2158 : 散開星団
                    ・Cr89 : 散開星団





                   
                    撮影日時 : 2017/02/01 22:07〜  360sec×19枚
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−2℃

                    撮影日時 :  2020/01/20 21:04〜  300sec×19枚
                    撮影場所 :  山梨県・みずがき湖にて 気温は約0℃

                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    追尾 : EM11(ノータッチ)
                    処理
                      ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                      ・CameraRaw12.1 : Raw現像
                      ・DSS : コンポジット
                      ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                      ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                      ・FlatAidePro : シェーディング補正
                      ・StarNet++
                      ・Nik Collection (Dfine 2)

                    空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2017/02/01
                    空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2020/01/20


                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                  この領域はオリオンが右手で振り上げたこん棒の少し左上あたりで、オリオン座とふたご座の境界付近です。
                  冬の銀河(天の川)の中に散光星雲が点在していて、かなりカラフルですね。
                  主役は、散光星雲「Sh2-261」と、散光星雲の三兄弟「Sh2-254」,「Sh2-257」,「Sh2-255」です。
                  でも、ふたご座の足元付近を一緒に写したので、そちらの星雲星団に主役を奪われてしまったようです。
                  なお、ふたご座の足元付近は「ふたご座領域(1)」で紹介しています。


                  時期的にはちょっと遅くて、夜半前の撮影になってしまいました。
                  でも写野の地平高度が比較的高かったので、写りはまあまあだと思います。
                  それよりも風が強くて、ときどき突風が吹き荒れていました。
                  使える画像が少なくなるだろうなあと心配しましたが、意外にもロスは1枚だけで済みました。


                  前回の撮影画像も使って処理しました。
                    → 前回の撮影はこちら
                  それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
                  それからは通常の処理で仕上げています。
                  傾きの違いが大きくて、長辺方向が約93%、短辺方向が約85%のトリミングになってしまいました。

                  街明かりなどによるかぶりは、明るさの偏りよりも色合いの偏りが厄介です。
                  グラデーションマスクを使って処理していますが、どうしても補正しきれず、FlatAidePro の手を借りました。
                  背景はかなりフラットになりましたが、その反面、暗黒星雲の表情が弱くなってしまったような気がします。
                  これは予想できたことなので、注意深く使ったつもりなのですが、、、。

                  星が煩わしくなるのを抑えるために StarNet++ を使っています。
                  全体の処理フローにどのように取り入れるかはまだ試行錯誤していますが、かなりの効果を実感しています。
                  前回の画像と見比べると、違いがよく分かります。



                  Sh2-261、Sh2-254-257 (ピクセル50%で切り抜き)

                      下側の散光星雲が「Sh2-261」です。
                      比較的大きくて、視直径はほぼ満月と同じぐらいだそうです。
                      南北方向につぶれた「ばら星雲」のような感じですね。

                      上側に散光星雲が3つ並んでいて、団子三兄弟といったところでしょうか。
                      右側から「Sh2-254」,「Sh2-257」,「Sh2-255」です。
                   



                  M35 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                      ふたご座の足元に位置する、満月ほどの大きさの明るい散開星団です。
                      そのすぐ右下に見えるのがNGC2158という番号が付いた散開星団です。
                      ちょっと球状星団のように見えますね。
                   



                  NGC2174 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                      モンキー星雲と呼ばれている散光星雲です。
                      逆さにすると猿の横顔のように見えるらしいですが、どうでしょう?
                      この星雲は散開星団NGC 2175に付随しているそうです。
                      なお、星座としてはオリオン座に位置します。
                   



                  IC443 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                      くらげ星雲と呼ばれている散光星雲で、超新星の爆発で形成されたようです。
                      頭?の部分はなんとか写りますが、足の部分は淡いです。
                      中央やや上の少し明るい星が集まっているのは「Cr89」という散開星団のようです。
                      さらに左側の明るい星の上に、とても淡いですが赤っぽい星雲?があるようです。
                   



                   








                  2019.12.14 Saturday

                  星野写真(60Da、100mm) おおいぬ座領域3

                  0

                    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

                        2015年と2016年に撮影した画像を使って再処理してみました。
                          ・2015/01/12に撮影 → こちら
                          ・2016/01/13に撮影 → こちら


                    この「おおいぬ座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                      ・M93 : 散開星団(NGC2447) (星座としてはとも座に位置します。)
                      ・NGC2362 : 散開星団(Tau CMa Cluster、Caldwell Object C64)
                      ・NGC2467 : 散開星団+散光星雲(散光星雲はSh2-311) (星座としてはとも座に位置します。)

                      ・Sh2-310 : 散光星雲





                     

                      撮影日時 : 2015/01/12 22:25〜  180sec×24枚
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-7℃

                      撮影日時 : 2016/01/13 22:31〜  180sec×25枚
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-6℃

                      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                      フィルター : 無し
                      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                      ガイド : EM11(ノータッチ)
                      処理
                        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                        ・Nik Collection (Dfine 2)

                      空の暗さ(E)、透明度(CD)、フォーカス(AB) 5段階評   2015/01/12
                      空の暗さ(DE)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2016/01/13


                    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                    写野のほぼ中央を、「おおいぬ座」と「とも座」の境界が縦に走っています。
                    おおいぬ座と言ってもしっぽの部分なので、地平高度は南中時でも30度程度しかありません。
                    南側の低空は甲府盆地の街明りの影響を受けるので、1枚当たりの露光時間を短くして枚数を多くしています。

                    左上半分は冬の銀河(天の川)の中なので、微光星がびっしりです。
                    うねうねとした暗黒帯がいくつも見えます。
                    主役は2つの散開星団(M93,NGC2362)ですが、赤い星雲(NGC2467)が目を引きますね。
                    中央付近には大きな茶色い領域が見えていますが、 シャープレスカタログではSh2-310という番号が付いています。


                    2015年と2016年に撮影した2回分のデータも使って処理をやり直してみました。
                    すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
                    それ以降は通常の処理をしています。
                    それぞれの写野がずれていたので、長辺が約94%、短辺が約95%にトリミングしています。

                    写野の真ん中にある大きな星雲(Sh2-310)はかなり淡いので、星をかなり抑えて仕上げました。
                    今回の処理のやり直しはそこに尽きるのですが、その加減がなかなか難しくて、もう少しくっきりさせたほうが良かった気もします。



                    M93、NGC2467 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                        「M93」は、星座としてはとも座に位置しています。
                        冬の銀河(天の川)の中に位置するので、周りは微光星だらけです。

                        「NGC2467」は散開星団と散光星雲が重なっています。
                        星雲は小粒ながら結構良く写りますね。

                        両者の真ん中にある黄色っぽい星が良いアクセントになっています。
                     



                    NGC2362 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                        「NGC2362」は、おおいぬ座のしっぽ近くにあるタウ星(4.4等)を取り巻くように
                        微光星が集まっています。
                        とても美しい散開星団だそうで、「北の宝石箱」とも呼ばれています。
                     





                    前回は「おおいぬ座領域(2)」とパノラマ合成してみたのですが、今回は繋がりませんでした。
                    写野がずれたことで、重なる部分が無くなってしまったようです。
                    残念!


                     








                    2019.12.09 Monday

                    星野写真(60Da、100mm) うみへび座領域2

                    0

                      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

                          今年の3月に撮影したものですが、何故か埋もれていました。


                      この「うみへび座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                        ・M68 : 球状星団
                        ・NGC4361 : 惑星状星雲 (からす座)





                       
                        撮影日時 : 2015/03/15 00:11〜  180sec×20コマ
                        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-5℃

                        撮影日時 : 2019/03/08 01:04〜  240sec×28コマ
                        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−4℃

                        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                        フィルター : 無し
                        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                        赤道儀 : EM11(ノータッチ)
                        処理
                          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                          ・CameraRaw11.1 : Raw現像
                          ・DSS : コンポジット
                          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                          ・FlatAidePro : シェーディング補正
                          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々<
                          ・Nik Collection (Dfine 2)

                        空の暗さ(DE)、透明度(D)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/03/15
                        空の暗さ(D)、透明度(C)、フォーカス(C) 5段階評価  2019/03/08


                      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                      この領域の主役は球状星団M68です。
                      うみへび座に位置していますが、からす座の下と言ったほうが分かりやすいです。
                      だからこのような構図にしてみました。

                      南側の低空なのでどうしても空が明るいです。
                      4分露光で、ヒストグラムのピークは真ん中付近まで行ってしまうので、枚数を稼ぎました。
                      対象が球状星団なので、1分露光のものも撮影しましたが、合成がどうもうまくいかなくてやめました。


                      2015年に撮影した画像も使って処理しました。
                        → 前回の撮影はこちら
                      それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
                      それからは通常の処理で仕上げています。
                      それぞれの構図がずれていたので、長辺方向が約98%、短辺方向が約942%のトリミングになっています。
                      からす座の四角形の左上の星(アルゴラブ)がぎりぎりになってしまったのが失敗でした。

                      小さい球状星団は苦手で、つぶつぶ感がどうしても表現できません。
                      まあ100mmレンズでは無理ですかね。
                      さらに惑星状星雲は小さくて、場所が確認できただけに終わってしまいました。



                      M68 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                          系外銀河が多いこの領域で球状星団は珍しいです。
                          小さくてあまり明るくないので、試写画像をモニターで見ても球状星団とは分かりませんでした。
                          この焦点距離では、小さい球状星団は無理ですね。
                       



                      NGC4361 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                          ピクセル等倍で切り出してもこの大きさですから、とても小さいですねえ。
                          でも惑星状星雲独特の色をしているので、恒星とは違うことだけは分かりますね。
                       


                       








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