星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2019.12.09 Monday

星野写真(60Da、100mm) うみへび座領域2

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

        今年の3月に撮影したものですが、何故か埋もれていました。


    この「うみへび座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M68 : 球状星団
      ・NGC4361 : 惑星状星雲 (からす座)





     
      撮影日時 : 2015/03/15 00:11〜  180sec×20コマ
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-5℃

      撮影日時 : 2019/03/08 01:04〜  240sec×28コマ
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−4℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      赤道儀 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw11.1 : Raw現像
        ・DSS : コンポジット
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
        ・FlatAidePro : シェーディング補正
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々<
        ・Nik Collection (Dfine 2)

      空の暗さ(DE)、透明度(D)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/03/15
      空の暗さ(D)、透明度(C)、フォーカス(C) 5段階評価  2019/03/08


    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    この領域の主役は球状星団M68です。
    うみへび座に位置していますが、からす座の下と言ったほうが分かりやすいです。
    だからこのような構図にしてみました。

    南側の低空なのでどうしても空が明るいです。
    4分露光で、ヒストグラムのピークは真ん中付近まで行ってしまうので、枚数を稼ぎました。
    対象が球状星団なので、1分露光のものも撮影しましたが、合成がどうもうまくいかなくてやめました。


    2015年に撮影した画像も使って処理しました。
      → 前回の撮影はこちら
    それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
    それからは通常の処理で仕上げています。
    それぞれの構図がずれていたので、長辺方向が約98%、短辺方向が約942%のトリミングになっています。
    からす座の四角形の左上の星(アルゴラブ)がぎりぎりになってしまったのが失敗でした。

    小さい球状星団は苦手で、つぶつぶ感がどうしても表現できません。
    まあ100mmレンズでは無理ですかね。
    さらに惑星状星雲は小さくて、場所が確認できただけに終わってしまいました。



    M68 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        系外銀河が多いこの領域で球状星団は珍しいです。
        小さくてあまり明るくないので、試写画像をモニターで見ても球状星団とは分かりませんでした。
        この焦点距離では、小さい球状星団は無理ですね。
     



    NGC4361 (ピクセル100%表示で切り抜き)

        ピクセル等倍で切り出してもこの大きさですから、とても小さいですねえ。
        でも惑星状星雲独特の色をしているので、恒星とは違うことだけは分かりますね。
     


     








    2019.12.05 Thursday

    星野写真(60Da、100mm) おおいぬ座領域1

    0

      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

          2014年と2016年に撮影した画像を使って再処理してみました。
            ・2014/12/23に撮影 → こちら
            ・2016/12/07に撮影 → こちら

      この「おおいぬ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・M46 : 散開星団(NGC2437、とも座)
        ・M47 : 散開星団(NGC2422、とも座)
        ・M50 : 散開星団(NGC2323、いっかくじゅう座)
        ・IC.2177 : 散光星雲(わし星雲、かもめ星雲(Seagull Nebula))
        ・NGC2359 : 散光星雲(トールのかぶと星雲(Thor's Helmet))





       
        撮影日時 : 2014/12/23 02:03〜  240sec×20枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-3℃

        撮影日時 : 2016/12/07 00:53〜  300sec×25枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-3℃

        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
        フィルター : 無し
        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
        追尾 : EM11(ノータッチ)
        処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw11.1 : Raw現像
          ・DSS : コンポジット
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
          ・StarNet++
          ・Nik Collection (Dfine 2)

        空の暗さ(CD)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2014/12/23
        空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2016/12/07


      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



      メシエ番号の付いている散開星団が3つもあります。
      でも所属はとも座といっかくじゅう座で、おおいぬ座ではありません。
      この領域の主役は ”わし星雲(かもめ星雲)” でしょうね。
      ”トールのかぶと星雲” も小さいですが面白い天体です。
      このように、ここはいろんな天体が集まっていて、なかなか楽しい領域です。


      2016年の撮影では、2014年の撮影と比べると空の状態も良くて、たっぷり露光しています。
      でも残念ながら、結果はあまり差がないように思えます。
      おおいぬ座付近は、何度撮影しても処理が難航します。
      色合いとしてはシアン系が強いように思われ、どうも苦手です。

      そこで、この2回分の画像を使って再処理してみました。
      それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
      それぞれの構図がずれていたので、長辺方向も短辺方向も約97%のトリミングになっています。

      この領域は天の川の中なので、微光星で溢れかえっています。
      私の処理では星ばかりが強調されてしまうので、「StarNet++」を使っています。
      処理の途中で「星を消した画像」と「星だけの画像」に分けて、強調処理は主に「星を消した画像」に対してだけ行います。
      その後で「星だけの画像」を「覆い焼き(リニア)・加算」で重ねています。
      その結果、全体に柔らかく仕上がったと感じています。


      わし星雲(かもめ星雲)は全体的にのっぺりしていて、どのように仕上げていいのか悩みますね。
      散開星団との両立も悩ましいです。
      今回も星雲を主体に仕上げたので、散開星団にとってはやり過ぎになっていますね。



      M46、M47 (ピクセル33%表示で切り抜き)

          比較的大きな散開星団が仲良く並んでいます。
          それぞれにオレンジ色の星を従えているのも面白いです。
          星座としてはとも座に位置しています。
          左側の「M46」の中には小さな「惑星状星雲(NGC2438)」があるのですが、、、。
          ピクセル等倍で切り出してみましたが、ほとんど分かりませんね(涙)。
       





      M50 (ピクセル33%表示で切り抜き)

          星座としてはいっかくじゅう座に位置しています。
          構図の問題で隅のほうに追いやられてしまいました。
          申し訳ないです。
       



      IC2177 (ピクセル33%表示で切り抜き)

          とても大きな散光星雲で、淡い部分が周囲に大きく広がっていますね。
          日本では「わし星雲」と呼ばれていますが、
          英語では「Seagul nebula (かもめ星雲)」の愛称があります。
          夏の天の川の中心部にあるM16も「わし星雲」と呼ばれているので紛らわしいです。
       



      NGC2359 (ピクセル50%表示で切り抜き)

          形も色もとても面白い星雲ですが、私の画像では形が分かりますでしょうか。
          「トールの兜」というのは西洋の兜で、マイティハーキュリーというアメリカ?のTVアニメを
          思い出します。
          時計と反対方向に90度回転させると兜の姿になるようです。
          色がとてもきれいな星雲ですね。
       


       








      2019.12.01 Sunday

      星野写真(60Da、100mm) ぎょしゃ座領域2

      0

        60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
        メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


        この「ぎょしゃ座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
          ・M36 : 散開星団
          ・M38 : 散開星団
          ・IC405 : 散光星雲(まがたま星雲、Caldwell Object C31)
          ・IC410 : 散光星雲
          ・IC417 : 散光星雲

          ・Mel.31: 散開星団
          ・Sh2-235 : 散光星雲





         
          撮影日時 : 2016/11/04 02:49〜  480sec×12枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+2℃

          撮影日時 : 2019/11/05 02:51〜  360sec×16枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+0℃

          カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
          フィルター : 無し
          レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
          赤道儀 : EM11(ノータッチ)
          処理
            ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
            ・CameraRaw11.4 : Raw現像
            ・DSS : コンポジット
            ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
            ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
            ・StarNet++
            ・Nik Collection (Dfine 2)

          空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(AB) 5段階評価  2016/11/04
          空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/11/05


        StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



        この領域の主役は「Sh2-240」という超新星残骸です。
        ”おうし座” と ”ぎょしゃ座” の境界付近にあり、一般的には所属は ”おうし座” とするようです。

        ぎょしゃ座の散開星団や散光星雲と一緒に撮りたいところですが入りきりません。
        そこで「M37(散開星団)」には申し訳ないですが、外れてもらっています。


        今回の総露光時間は96分ですが、淡い対象にはこれでも不足でしょうね。
        いつものように前回の撮影画像も使って処理しました。
          → 前回はこちら
        それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
        それからは通常の処理で仕上げています。
        今回は構図のずれが少なかったので、トリミングは長辺方向が約99%、短辺方向が約97%で済みました。

        私の通常の処理では「Sh2-240(超新星残骸)はほとんど浮かび上がってきません。
        そこでR成分に関してだけ、背景より少し輝度の高い領域を持ち上げてみました。
        これでやっと薄っすらと見えてきましたが、これ以上やると「まがたま星雲」などがとんでもないことになります。
        というわけで、これで精一杯です。

        構図内に複数の性格の異なる天体があると面白いですが、共存するように仕上げるのは(私には)不可能ですね。
        また光害カットフィルターを使うとか、撮影の段階でもっとコントラストを高める工夫をしないと厳しいです。
        これらは単にたっぷり露光することだけでは解決しない問題だと思っています。

        「Sh2-240」の右側に同じような色合いをしたものが広がっていますが、分子雲でしょうかねえ?
        何か「Sh2-240」よりも目立っている気がします。

          [追記(2019.12.02)]
            別構図で撮影したものでは、このようなものが見られないことに気が付きました。
            実在するものではなく、カブリ補正等で生じたものかもしれません。
              → 別構図のもの



        Sh2-240 (ピクセル25%表示で切り抜き)

            およそ10万年前に出現したと言われている超新星の残骸です。
            大きさは4度ほどもありますが、とても淡いです。
            試写画像を裏面モニターで見ても何も分かりませんでした。

            諧調を反転させてみましたが、レムナントの形だけは辛うじて分かりますかね。
         





        IC410 付近 (ピクセル33%表示で切り抜き)

            「IC410」付近を切り出してみました。
            この辺りの星雲は比較的明るいので、「Sh2-240」と両立させるのは無理そうです。
         


         








        2019.11.28 Thursday

        星野写真(60Da、100mm) きりん座領域1

        0

          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


          この「きりん座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・B8〜B13 : 暗黒星雲
            ・NGC1491 : 散光星雲 ※ 星座としてはペルセウス座
            ・NGC1624 : 散光星雲+散開星団 ※ 星座としてはペルセウス座

            ・NGC1528 : 散開星団 ※ 星座としてはペルセウス座





           
            撮影日時 : 2015/10/14 02:00〜  360sec×14枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて 気温は約+1℃

            撮影日時 : 2019/11/05 00:56〜  360sec×16枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+1℃

            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            赤道義 : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw11.4 : Raw現像
              ・DSS : コンポジット
              ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
              ・StarNet++
              ・Nik Collection (Dfine 2)

            空の暗さ(B)、透明度(AB)、フォーカス(AB) 5段階評価  2015/10/14
            空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/11/05


          StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



          この領域はペルセウス座ときりん座の境界付近です。
          きりん座という星座を始めて認識しましたが、星の並びは全く分かりませんでした。

          この領域の目玉は暗黒星雲です。
          下側に散光星雲や散開星団がありますが、ペルセウス座領域(2)でも撮影しています。

          秋の銀河(天の川)の中なので星がとても多く、複雑な分布をしている暗黒星雲がよく分かります。
          背景に色の分布があるようですが、色ムラなのか実在なのか判断できません。
          NGC1491の右上に淡いですがやや大きい散光星雲がありますが、番号等は分かりません。


          夜半後の天頂付近なので、撮影条件は比較的良好でした。
          でも残念ながら、空の暗さ,透明度,フォーカス調整、とすべての面で前回には及びませんでした。


          前回の撮影画像も使って処理しました。
            → 前回はこちら
          それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
          それからは通常の処理で仕上げています。
          撮影対象が天頂付近だと、カメラのファインダーがとても覗き難いです。
          構図調整を妥協してしまったので、長辺方向が約93%、短辺方向が約86%のトリミングになってしまいました。

          この領域は天の川の中なので、微光星で溢れかえっています。
          私の処理では星ばかりが強調されてしまうので、「StarNet++」を使っています。
          処理の途中で「星を消した画像」と「星だけの画像」に分けて、強調処理は「星を消した画像」に対してだけ行います。
          その後で「星だけの画像」を「覆い焼き(リニア)・加算」で重ねています。
          その結果、前回のものと比べると全体に柔らかく仕上がったと感じています。



          暗黒星雲 B8〜B13 (ピクセル33%表示で切り抜き)

              暗黒星雲はバーナード・カタログとして番号が付けられています。
              一応切り出してみましたが、あまり面白くないですね。
              暗黒星雲は100mmレンズのフル画角のほうが見ていて楽しいです。
           



          NGC1491 (ピクセル33%表示で切り抜き)

              中央下寄りのあまり明るくない赤い星雲が「NGC1491」です。
              中央やや右寄りのところに、淡い星雲が広がっています。
              番号等は分かりませんが、やや明るい星も散らばっていて拡大撮影すると面白いかもしれません。
              左端の散開星団は「NGC1528」です。
           



          NGC1624 (ピクセル50%表示で切り抜き)

              散開星団と散光星雲が重なっているようです。
              散光星雲は「Sh2-212」という番号が付いているようですが、とても小さいですね。
           


           








          2019.11.26 Tuesday

          星野写真(60Da、100mm) ケフェウス座領域3

          0

            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


            この「ケフェウス座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
              ・NGC7822 : 散光星雲
              ・Ced 214 : 散光星雲
              ・Sh2-170 : 散光星雲 ※ 星座としてはカシオペア座





             
              撮影日時 : 2015/10/13 23:57〜  360sec×19枚
              撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて 気温は約+1℃

              撮影日時 : 2019/11/04 22:51〜  180sec×28枚
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+2℃

              カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
              フィルター : 無し
              レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
              追尾 : EM11(ノータッチ)
              処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw11.4 : Raw現像
                ・DSS : コンポジット
                ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                ・StarNet++
                ・Nik Collection (Dfine 2)

              空の暗さ(BC)、透明度(AB)、フォーカス(AB) 5段階評価  2015/10/13
              空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/11/04


            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



            この領域はケフェウス座とカシオペア座の境界付近です。
            秋の銀河(天の川)の端にあたるので、微光星がとても多いです。

            この領域の目玉は3つの散光星雲で、ちょうど「クエスチョンマーク」の形に見えます。
            全体としては非常に大きいですね。


            前回の撮影はもう4年も前になります。
              → 前回はこちら
            ケフェウス座は撮影したいものがたくさんあるのですが、どうも近年は旬の時期の天気が良くありません。
            この日は月が沈むのを待ってからの撮影になったので、対象の地形高度はすでに低くなり始めていました。
            でも次回はもう来年以降になってしまうので撮影を強行しました。


            前回の撮影画像も使って処理しました。
            それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
            それからは通常の処理で仕上げています。
            どうしても構図がずれてしまうので、長辺方向が約95%、短辺方向が約91%のトリミングになっています。


            この領域は、背景がとても複雑です。
            微光星からなる銀河の濃い部分,暗黒部分,そして薄いもやもや(ガス?)、が入り乱れています。
            これらは実体だと思いますが、一部はカブリ等に起因している可能性が否定できません。

            星雲の一部は比較的明るいですが、多くの部分は淡いです。
            単純に星雲を浮かび上がらせようとすると、星の綺麗さが犠牲になってしまいす。
            今回は「StarNet++」の力を借りたので、それがかなり回避できたのではと思っています。
            秋の銀河(天の川)は星がとてもきれいな領域なので、星の表情は大事にしたいですよねえ。

            星雲にとっては写野が広いので、背景とのバランスにはとても悩みます。
            星雲が良い感じに仕上がったかなと思っても、全体を見るとイマイチだなあとなってしまうのです。
            自分の好みで仕上げてみましたが、まだまだ納得できていません。



            クエスチョンマーク星雲 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                上側の大きな星雲が「NGC7822」で、一番明るい星雲が「Ced 214」です。
                そして下側の小さな星雲が「Sh2-170」です。
                私の写真では赤一辺倒になってしまいましたが、もっと複雑な色合いのようです。
                「NGC7822」に重なるように散開星団「NGC7762」があります。
             


             








            2019.11.23 Saturday

            星野写真(60Da、100mm) ペルセウス座領域2

            0

              60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
              メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


              この「ペルセウス座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                ・Mel.20 : 散開星団 α星付近のとても大きな散開星団です。
                ・NGC1528 : 散開星団
                ・NGC1491 : 散光星雲





               
                撮影日時 : 2016/12/06 23:02〜  360秒×16枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約−2℃

                撮影日時 : 2019/11/01 02:08〜  300sec×13枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+3℃

                カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                フィルター : 無し
                レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                赤道義 : EM11(ノータッチ)
                処理
                  ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                  ・CameraRaw11.4 : Raw現像
                  ・DSS : コンポジット
                  ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                  ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                  ・StarNet++
                  ・Nik Collection (Dfine 2)

                空の暗さ(B)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2016/12/06
                空の暗さ(C)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/11/01


              StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



              この領域の主役は「Mel20」という散開星団で、肉眼でも明るい星が点在しているのが分かります。

              秋の銀河(天の川)の中なので微光星がびっしりですね。
              所々に見られるオレンジ色(黄色?)の星がとてもチャーミングで惹かれますね。
              微光星の密度は一様ではなく、淡い暗黒帯があるようにも見えます。

              夜半後で撮影対象が天頂付近にあるにも関わらず、空がやや明るかったです。
              夜露が酷かったので、そんなことが影響したのかもしれません。
              しかも構図調整に手間取ってしまって、撮影枚数が少なくなってしまいました。


              前回の撮影画像も使って処理しました。
                → 前回はこちら
              それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
              それからは通常の処理で仕上げています。
              どうしても構図がずれてしまうので、長辺方向が約99%、短辺方向が約95%のトリミングになっています。

              微光星をどう表現するかが、処理のポイントになると思います。
              適度に抑え込もうと思ったのですが、これがなかなか難題で、うまくいきませんでした。
              また微光星は赤みを帯びたものが多いように感じますが、これは実体なのでしょうか?



              Mel20 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                  ペルセウス座のアルファ星の周りには明るい星が集まっています。
                  散開星団として捉えられることは少ないようですが、「Mel20」という番号がちゃんと付いています。
                  どこからどこまでが散開星団なんでしょうか?
                  青白い星にまじって、オレンジ色の星が目立ちますね。
               



              NGC1528 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                  銀河(天の川)の中なので散開星団がたくさんありますが、
                  「NGC1528」はやや大きめ散開星団です。
                  そこから東側に2度ほど離れたところに、小さな散光星雲「NGC1491」があります。
                  周囲にかなり淡い領域が広がっています。
                  さらにその右上には、これまた淡い星雲が広がっているように見えます。
               


               








              2019.11.21 Thursday

              星野写真(60Da、100mm) カシオペア座領域2

              0

                60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                この「カシオペア座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                  ・M52(NGC7654) : 散開星団
                  ・NGC7635 : 散光星雲 (バブル星雲、Caldwell Object C9)
                  ・Sh2-155 : 散光星雲 (洞窟星雲(Cave Nebula)、Caldwell Object C11) ※ケフェウス座
                  ・Sh2-157 : 散光星雲 (クワガタ星雲)

                  ・NGC7380 : 散光星雲 (鳳凰星雲) ※ケフェウス座
                  ・NGC7538 : 散光星雲
                  ・NGC7789 : 散開星団





                  撮影日時 : 2016/09/09 23:53〜  360sec×17枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+16℃

                  撮影日時 : 2019/10/31 23:42〜  360sec×17枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+4℃

                  カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                  フィルター : 無し
                  レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                  追尾 : EM11(ノータッチ)
                  処理
                    ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                    ・CameraRaw11.4 : Raw現像
                    ・DSS : コンポジット
                    ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                    ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                    ・StarNet++
                    ・Nik Collection (Dfine 2)

                  空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(AB) 5段階評価  2016/09/09
                  空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/10/31


                StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は等級限定無しで表示)




                この領域は ”カシオペア” と ”ケフェウス” の境界付近で、秋の銀河(天の川)に沿って切り出した構図になります。
                星がびっしりとちりばめられていて、その中に暗黒帯と赤い散光星雲が散在する様子はとてもカラフルです。
                メシエ天体として散開星団があり、カルドウェル天体として散光星雲が2つもあります。
                星野写真としてはもっと右寄りに構図をとったほうが面白いかなとも思いますが、大きな散開星団(NGC7789)を入れたかったのでこんな切り出し方にしてみました。

                この領域の散光星雲はあまり明るくなりません。
                「バブル星雲」のバブルのすぐ近くの部分は比較的明るいのですが、それ以外は「洞窟星雲」も「クワガタ星雲」もそれほど明るくはありません。
                だから透明度の良い空でたっぷり露光してやりたいです。


                撮影時の地平高度も高く、空の状態も比較的良かったです。
                でもフォーカス調整が決まらずに、少し赤いフリンジが出てしまいました。
                この撮影システムではフォーカス調整が非常に微妙で、いつも悩まされています。


                前回の撮影画像も使って処理しました。
                  → 前回の撮影はこちら
                それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
                それからは通常の処理で仕上げています。
                どうしても構図がずれてしまうので、長辺方向が約98%、短辺方向が約97%のトリミングになっています。

                前回と同様に、処理は非常に難航して何度もやり直しました。
                全体の感じでうまくいったかなと思っても、星雲を切り出す段階で「こりゃ駄目だ!」となってしまうのです。
                ああでもないこうでもないといろいろやってみましたが、私にはこのあたりが精一杯です。
                もっともっと星を綺麗に仕上げたいのですが、、、。
                この領域は難易度が非常に高いと痛感しています。

                銀河(天の川)の中と言っても、左下と右上とでは色合いがかなり違いますね。
                でも参考にできるような画像が見つからなかったので、この色合いは自信がありません。
                散光星雲の領域だけを見ていると、もう少し赤っぽく仕上げたくなります。
                でも左下の領域は、秋の銀河(天の川)の青っぽさを大事にしたいです。
                何度も揺れ動いて、結局は「二兎を追う者は一兎をも得ず」になってしまったような気もします。

                また画像全体の明るさをどの程度に設定するかはとても悩みますね。
                淡く広がっている星雲の様子を表現したいので、結果的にかなり明るく仕上げています。
                一方で暗黒帯をあまり暗く仕上げるとコントラストが強すぎるように感じます。
                その結果、全体に少しメリハリが不足した感じになってしまったでしょうか?



                M52、NGC7635、NGC7538、Sh2-157 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    カシオペア座には散開星団が40以上もあるそうで、その中で最大級のものがこの「M52」です。
                    その右下にある明るい星雲が「NGC7635(バブル星雲)」です。
                    でも私の写真では、名前の由来は良く分かりませんね。
                    もっと拡大撮影すると、綺麗なシャボン玉が浮かび上がってくるそうです。

                    「Sh2-157」は「クワガタ星雲」と呼ばれています。
                    淡い星雲ですが、何とかクワガタの頭と角が分かりますね。
                    「NGC7538」は小さいですが比較的明るいです。
                    そしてその上に淡くて大きな星雲が広がっていますね。
                 



                Sh2-155(洞窟星雲) (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    左上の星雲が「洞窟星雲」と呼ばれている「Sh2-155」です。
                    でもとても淡くて歯が立ちませんでした。
                    輝線星雲の最も明るいカーブに隣接している東側の暗いラインが深い洞窟に見えるようです。

                    右下の星雲は「Sh2-154」です。
                 



                NGC7380 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    散開星団と散光星雲が重なり合っていて、「鳳凰星雲」という名前があるそうです。
                    ハーシェルが見つけた時は、散開星団として記録されていたようです。
                 



                NGC7789 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    散開星団としては、写真では「M52」より立派に見えますね。
                    彗星捜索などで有名な天文家であるレビーが大好きな10天体に選んだほどの
                    散開星団だそうです。
                    メシエ番号が付いていないのが不思議なくらいです。
                 


                 








                2019.11.18 Monday

                星野写真(60Da、100mm) ケフェウス座領域4

                0

                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                  この「ケフェウス座領域4」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・NGC7023 : 散光星雲(Caldwell Object C4、アイリス星雲)
                    ・Sh2-129 : 散光星雲
                    ・NGC6946 : 渦巻き銀河(Caldwell Object C12)

                    ・NGC6939 : 散開星団





                    撮影日時 :  2015/10/13 21:57〜  360sec×19枚
                    撮影場所 :  山梨県・みずがき山自然公園にて 気温は約+1℃

                    撮影日時 :  2019/10/31 21:28〜  360sec×18枚
                    撮影場所 :  山梨県・みずがき湖にて 気温は約+6℃

                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    追尾 : EM11(ノータッチ)
                    処理
                      ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                      ・CameraRaw11.4 : Raw現像
                      ・DSS : コンポジット
                      ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                      ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                      ・StarNet++
                      ・Nik Collection (Dfine 2)

                    空の暗さ(BC)、透明度(AB)、フォーカス(AB) 5段階評価  2015/10/13
                    空の暗さ(C)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/10/31


                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                  ”ケフェウス座” は写真的にはとても楽しい星座です。
                  五角形の星の並びが特徴的ですが、その右下あたりがこの領域です。

                  この領域の一番の目玉は ”アイリス星雲” です。
                  あまり大きくはありませんが、その色合いはとても綺麗です。
                  左下には大きな赤い星雲があり、少し暗いですが形のきれいな系外銀河もあります。
                  そして全体にもやもやした分子雲が見られます。


                  前回と同様に夜半前の撮影になってしまいました。
                  ここ数年、8月から9月の天気が良くなくて、旬の時期に撮影できない状態が続いています。
                  すでに10月も下旬になってしまいましたが、思い切って撮影に踏み切りました。
                  ただし、地平高度がそれほど高くないこともあって、空の状態はイマイチでした。


                  前回の撮影画像も使って処理しました。
                    → 前回の撮影はこちら
                  それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
                  それからは通常の処理で仕上げています。
                  どうしても構図がずれてしまうので、長辺方向が約99%、短辺方向が約98%のトリミングになっています。

                  前回はかなり乱暴に分子雲を炙り出してしまったので、今回は少し柔らかく仕上げたつもりです。
                  でもある程度は分子雲を炙り出したいので、そのあたりの加減が難しいですね。

                  ”アイリス星雲” は中心にある星が肥大化してしまうと綺麗さが失われてしまうので、かなり気を使いました。
                  そのせいか、色合いが淡泊になってしまいました。
                  もう少し紫がかった色合いにしたかったです。



                  NGC7023 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                      「アイリス星雲」と呼ばれています。
                      形も色合いも、とても綺麗ですね。
                      この付近は分子雲がうねうねしているので、大きく切り出してみました。
                      アイリス星雲は分子雲の一部が星に照らされて輝いているのが分かりますね。
                      分子雲はもっと滑らかに仕上げたいのですが、どうもうまくいきません。
                   



                  Sh2-129 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                      大きな散光星雲ですが淡いです。
                      濃い部分だけ見ると三日月状ですが、極めて淡い部分も含めると円盤状になりそうです。
                      ここには「大王イカ」が生息しているらしいですが、影も形も見えません。
                      中心にある明るい2つの星の色が対照的できれいですね。
                   



                  NGC6939、NGC6946 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                      「NGC6939」は散開星団です。
                      その左斜め下にあるのが渦巻銀河「NGC6946」です。
                      腕が大きく開いた銀河を、ほぼ真上から見ていることになります。
                      拡大撮影すると、なかなか綺麗な銀河のようです。
                   


                   








                  2019.11.13 Wednesday

                  星野写真(60Da、100mm) ペルセウス座領域5

                  0

                    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                    この「ペルセウス座領域5」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                      ・NGC1333 : 散光星雲(反射星雲)
                      ・NGC1499 : 散光星雲(カリフォルニア星雲)
                      ・IC348 : 散光星雲

                      ・NGC1514 : 惑星状星雲






                      撮影日時 : 2017/11/15 22:12〜  360sec×23枚
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+3℃

                      撮影日時 : 2019/10/30 02:29〜  360sec×16枚
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+5℃

                      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                      フィルター : 無し
                      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                      赤道義 : EM11(ノータッチ)
                      処理
                        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                        ・CameraRaw11.4 : Raw現像
                        ・DSS : コンポジット
                        ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                        ・StarNet++
                        ・Nik Collection (Dfine 2)

                      空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(BC) 5段階評価  2017/11/15
                      空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/10/30



                    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                    この領域の主役は「カリフォルニア星雲」ではなくて、下側の分子雲と暗黒星雲が入り乱れている部分です。
                    そこには幾つかの星雲があります。
                    分子雲は写野の多くの領域にもくもくと存在しているようです。
                    その中で近くに明るい星がある部分が散光星雲として輝いていると思われます。
                    カリフォルニア星雲もそうでしょうね。
                    なおカリフォルニア星雲を主役としたものは、縦構図でペルセウス座領域 (4)として撮影しています。


                    撮影時に対象は天頂付近に位置していたので、かなり良い条件で撮影できたと思います。
                    でもカメラのファインダーがとても覗きづらくて、構図調整に難儀しました。

                    いつものように前回の撮影画像も使って処理しました。
                      → 前回の撮影はこちら
                    それぞれをコンポジットして、グラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
                    それからは通常の処理で仕上げています。
                    今回の構図調整がやや失敗してしまったので、長辺が約96%,短辺が約92%のトリミングになっています。


                    構図的には複数の対象を入れるのは面白いのですが、処理はとても厄介になります。
                    淡い星雲や分子雲を炙り出そうとすると、明るいカリフォルニア星雲は処理が過剰になってしまいます。
                    両者の調整がどうしてもうまくいかず、最終的には淡い星雲の炙り出しはほどほどにしました。

                    背景の色合いにもかなり悩みました。
                    いつものようにやっていくと、青みが強く感じるのですよね。
                    RGBの数値をチェックしてもそれほどでもないので、どうしてでしょう?
                    最終的には青みを抑えて赤みを少し加えました。



                    NGC1499(カリフォルニア星雲) (ピクセル33%表示で切り抜き)

                        かなり大きくて明るい星雲です。
                        アメリカのカリフォルニア半島に形が似ているそうですが、どうでしょう?
                        Hα輝線で光っているので、色合い的には赤一辺倒です。
                        左下の方向に淡い部分がかなり伸びています。
                        右上の部分の周りには分子雲?がまとわりついています。
                        分子雲?の一部が近くの明るい星に照らされて輝いているのが星雲の姿なのでしょう。
                        NGC と IC とで、同じ「1499と」いう番号が付いていますが、偶然でしょうか?
                     



                    IC348〜NGC1333 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                        切り出した領域は分子雲と暗黒星雲が入り乱れていますね。

                        左寄りのところに明るい星が上下に並んでいます。
                        「IC348」は、この付近の散開星団と青白っぽい反射星雲に付けられた番号のようです。
                        その右側に暗い赤紫色の星雲がありますが、これには番号が無いのでしょうか?
                        この星雲はとても淡くて、これ以上炙り出すのは諦めました。
                        この赤紫色の星雲の上側を取り囲むように青っぽい星雲がありますが、かなり淡いです。

                        右寄りの小さな青白っぽい星雲が「NGC1333」です。
                        この付近の分子雲はもっと下側まで広がっているようです。
                     


                     








                    2019.11.10 Sunday

                    星野写真(60Da、100mm) カシオペア座領域1

                    0

                      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                      この「カシオペア座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                        ・M103(NGC581) : 散開星団
                        ・NGC281 : 散光星雲
                        ・IC59/63 : 散光星雲

                        ・NGC457 : 散開星団(E.T. Cluster、Caldwell Object C13)
                        ・NGC663 : 散開星団(Horsechow Cluster、Caldwell Object C10)






                        撮影日時 : 2016/11/03 21:36〜  360sec×20枚
                        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+4℃

                        撮影日時 : 2019/10/30 00:28〜  360sec×17枚
                        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+5℃

                        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                        フィルター : 無し
                        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                        赤道義 : EM11(ノータッチ)
                        処理
                          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                          ・CameraRaw11.4 : Raw現像
                          ・DSS : コンポジット
                          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                          ・StarNet++
                          ・Nik Collection (Dfine 2)

                        空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(AB) 5段階評価  2016/11/03
                        空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/10/30



                      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                      カシオペアの中心部とも言える領域で、Wの明るい星の3つが入っています。
                      思っていた以上にカラフルで、とても楽しい領域ですね。
                      でも場所によって背景の色合いがかなり異なっていて、色合いの仕上げ方がとても難しいです。
                      本来の色合いの違いなのか単なる色ムラなのかとても悩ましいです。
                      特にシアンが強い領域があるのが私は苦手です。
                      パックマン星雲を入れたのでこのような構図になりましたが、もっと北側が気になるところですね。

                      この領域は散開星団がとても多いです。
                      しかもカルドウェル・カタログに選ばれているものが2つもあります。

                      秋の銀河(天の川)の中なので、いろんな要素が入り混じっています。
                      でも全体を見ながら仕上げているので、個々の対象に適した処理にはなっていないと思います。
                      このあたりが写野の広い星野写真のとても厄介なところだと感じています。


                      本来はもう少し早い時期に撮影したかったです。
                      そうすれば地平高度が高くて、しかも星空のきれいな夜半後に撮影できますからね。
                      でも空の状態は比較良かったので、たっぷり露光できました。


                      いつものように前回の撮影画像も使って処理しました。
                        → 前回の撮影はこちら
                      それぞれをコンポジットして、グラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
                      それからは通常の処理で仕上げています。
                      どうしても構図がずれてしまうので、長辺,短辺共に約96%のトリミングになっています。

                      今回は前回のものと比べると、星の肥大化をできるだけ抑えて、明るめに仕上げました。
                      星雲の構造の描写などには少し不満もありますが、全体的な感じを大事にしたつもりです。



                      M103 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                          天の川の中なので、散開星団は微光星に埋もれてしまいそうです。
                          この領域は散開星団がとても多くて、「M103」は目立たないですね。

                          写真では「NGC663」のほうがずっと見栄えがして、カルドウェル・カタログに選ばれているのも
                          納得できます。
                       



                      NGC281 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                          その形から「パックマン星雲」と呼ばれています。
                          比較的明るくて、満月ほどの大きさがあります。
                       



                      IC59/63 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                          Wの真ん中の星(γ星)にまとわりつくように位置している小型の反射星雲です。
                          全体はひとかたまりの星間ガスのようですが、
                          γ星の北側に「IC59」,北東側に「IC63」という番号が付いています。
                          色がとても綺麗な星雲ですね。
                          でも拡大撮影では、γ星のゴーストが厄介かもしれません。
                       



                      NGC457 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                          ふくろう星団(Owl Cluster)、とんぼ星団(Dragonfly Cluster)、ET星団(E.T. Cluster)などと、
                          いろいろな愛称があるようです。
                          ET星団は2つの明るい星から連想されるのでしょうね。

                          その東側に小さい赤い星雲があって気になるのですが、番号等は分かりません。
                       


                       








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