星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2017.05.29 Monday

星野写真(60Da、100mm) へびつかい座領域4

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「へびつかい座領域4」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M9(NGC6333) : 球状星団
      ・M19(NGC6273) : 球状星団
      ・S字状暗黒星雲(B72) : 暗黒星雲






      撮影日時 : 2017/04/30 01:37〜  180sec×37枚
      撮影場所 :  山梨県・みずがき湖にて  気温は約+2℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      ガイド : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw6 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像
        ・FlatAide-Pro : スターシャープ
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(D)、透明度(C)、フォーカス(C)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    この領域は ”へびつかい” の右足の部分で、”さそり座のアンタレス” の左上になります。
    球状星団が多くて、メシエ天体も2つあります。
    でも主役は、もくもくした夏の銀河(天の川)と複雑に入り組んでいる暗黒帯でしょう。

    この日は特に南側の空の透明度があまり良くなかったのですが、明け方になるにつれて少し改善していきました。
    そこでこの領域の撮影を強行したのですが、やはりもっと冷静な判断をすべきでした。
    カブリによる明るさや色合いのムラが酷くて、処理の大部分をその補正に費やす羽目になりました。
    写真星図を参考にしましたが、正直言って補正しているのか作り込んでいるのか分からなくなります。

    また慎重にフォーカス調整をしたつもりだったのですが、赤いフリンジがかなり出てしまいました。
    CameraRawのフリンジ低減機能を使って抑えたのですが、星の色合いが淡泊になってしまうのですよね。
    そこで「ぴんたんさんのFlatAide-Pro」のマニュアルに記載されていた方法を使ってみることにしました。
    RGBのRだけにスターシャープ機能を使うのです。
    やってみるとなかなか良い感じに補正ができました。

    それにしても、銀河(天の川)の境界付近はどう仕上げれば良いのかいつも悩みます。
    もくもくした領域とそうでない領域とを両立させることができないのですよね。
    だから、もうこの領域は封印しましょう(苦笑)。

    メシエ番号以外の球状星団もNGC番号を記入してみましたが、この領域は球状星団が多いですね。
    一方で散開星団がひとつも無いというのはちょっとびっくりです。
    前回は球状星団のために短時間露光の画像をブレンドしましたが、その効果は少しはあったようです。
      → 前回はこちら
    今回はすっかり忘れていました。



    M9 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        暗黒星雲の傍にあるのがM9です。
        この焦点距離では大きくない球状星団は無理ですね。
        つぶつぶ感が潰れてしまい、滲んだ恒星のように見えてしまいます。

        左上のNGC6356と下側のNGC6342も球状星団です。
     



    M19 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        右下にあるのがM19です。
        天の川の微光星に球状星団が埋もれてしまいそうですね。

        上側のNGC6284と左下のNGC6293も球状星団です。
     



    S字状暗黒星雲 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        形が特徴的なことから、よく知られている暗黒星雲です。
        暗黒星雲としてはバーナードカタログでB72という番号が付いています。
        この付近には暗黒星雲がたくさんあるのに、どうしてこれだけに名前が付いているのでしょう?
     


     








    2017.05.23 Tuesday

    星野写真(60Da、100mm) おおぐま座領域3

    0

      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


      この「おおぐま座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・M51 : 渦巻銀河 (子持ち銀河) 星座としてはりょうけん座に位置します。
        ・M101 : 渦巻銀河 (回転花火銀河)

        ・NGC5377 : 銀河
        ・NGC5474 : 銀河






        撮影日時 : 2017/04/29 20:48〜  360sec×21枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約+5℃
        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
        フィルター : 無し
        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
        ガイド : EM11(ノータッチ)
        処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw9.9 : Raw現像
          ・FlatAide : フラット補正
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

        空の暗さ(B)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



      2つの明るい星は北斗七星の一部なので、場所が分かり易いですね。
      この領域には大きくて写真写りの良い系外銀河が2つもあります。
      それ以外にも12等級より明るい銀河が幾つかあり、等倍で表示してみると小さな銀河がたくさん見つかります。

      前回の撮影では明るい2つの星が滲んでしまったので、薄雲の影響でもあったのかなと思っていました。
        → 前回の撮影はこちら
      そこで撮り直してみたのですが、今回も同様でした。
      どうもこれはフィルムでのイラジエーションみたいなもののようです。

      銀河の写りは正直言って前回のほうが良いですね。
      前回は2月の夜半後に撮影したので、空の状態が良かったのでしょう。
      今回は早い時間帯にもかかわらず空が暗かったので期待したのですが、、、。
      それでも今回のほうが良い点もあるのでリストには両方を掲載しておきます。
      空の透明度,暗さ,そしてフォーカスの追い込みと、なかなか全てが揃いませんね。



      M51 (ピクセル67%表示で切り抜き)

          子持ち銀河と呼ばれています。
          大きな銀河の渦巻きの1本の先に、NGC5195と名付けられた小型の銀河がくっ付いています。
          この様子は焦点距離の短いレンズでも結構よく分かります。
          右上の方向に淡い部分が伸びていますね。
          同じように仕上げたのですが、前回よりも赤っぽくなったのは何故でしょう?
       



      M101 (ピクセル67%表示で切り抜き)

          回転花火銀河と呼ばれています。
          見かけの大きさは、M31やM33についで大きいものです。
          真上から見ているので渦の様子が見やすくて、この焦点距離でも分かりますね。
          腕の広がりが対象形でないのが面白いです。
       


       








      2017.05.11 Thursday

      星野写真(60Da、100mm) りゅう座領域3

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        60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
        メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


        この「りゅう座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
          ・NGC4236 : 棒渦巻き銀河






          撮影日時 : 2017/04/23 20:19〜  300sec×18枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約+4℃
          カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
          フィルター : 無し
          レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
          追尾 : EM11(ノータッチ)
          処理
            ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
            ・CameraRaw8.5 : Raw現像
            ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
            ・FlatAide : フラット補正
            ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

          空の暗さ(BC→B)、透明度(C→BC)、フォーカス(B)  5段階評価



        StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



        この領域は、りゅうのしっぽの先端部分で、北斗七星と北極星の間になります。
        主役は「NGC4236」という少し大きな棒渦巻き銀河です。

        最初は時間帯が早いこともあって、空も明るくて透明度もあまり良くありませんでした。
        でも途中で薄雲の通過があり、その後は空の暗さも透明度も少し良くなりました。

        思っていたよりもかなり淡いですが、試写画像を裏面モニターで見たときにその存在は何とか分かりました。
        NGC4236はM81やM82と共に「M81銀河団」を構成しているそうです。



        NGC4236 (ピクセル50%表示で切り抜き)

            かなり横から見えてる格好になっていることもあって、構造は不鮮明です。
            私の写真では不規則銀河のように見えちゃいますね。
            暗い銀河なこともあって、色合いが少しは表現できたかなと思っています。
         


         








        2017.03.15 Wednesday

        星野写真(60Da、100mm) りゅう座領域1

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          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


          この「りゅう座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・NGC5866(M102?) : 系外銀河(レンズ状銀河)

            ・NGC5907 : 系外銀河(渦巻銀河)






            撮影日時 :  2017/02/25 02:45〜  360sec×17枚
            撮影場所 :  山梨県・みずがき湖にて  気温は約-6℃
            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            追尾 : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw6 : Raw現像
              ・FlatAide : フラット処理
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

            空の暗さ(AB)、透明度(B)、フォーカス(BC)  5段階評価



          StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




          ”りゅう座” は、”こぐま座” を取り囲むように位置しています。
          大きな星座ですが、明るい星が少ないので馴染みが薄いですね。

          星野写真シリーズにおいて、この領域を選んだのは「NGC5866」があるからです。
          メシエ天体であるM102は、メシエカタログに載された位置に該当する天体が存在しません。
          「NGC5866」は、この行方不明天体の候補の一つとして考えられています。
          でも永遠に結論は出ないのでしょうね。

          この日は肉眼では感じなかったのですが、夜空がとても暗かったようです。
          6分露光でヒストグラムのピークが左から1/4を少し過ぎたあたりまでしかいきませんでした。
          ノータッチの追尾なので6分露光としましたが、10分程度の露光に耐えられたと思います。
          そんな好条件だったのに、フォーカス調整が追い込めずに赤いフリンジを発生させてしまいました。
          これを除去する処理をしたので、星の色が淡泊になってしまっています。

          前回と比べると総露光時間が2倍近くになっているので、はっきりくっきり調に仕上げてみました。
            → 前回はこちら
          個々の銀河の細かい様子は到底無理なので、大まかな様子と大きさが表現できれば良いと思っています。



          NGC5866、NGC5907 (ピクセル67%表示で切り抜き)

              あまり明るくありませんが、3つの系外銀河が写っています。

              NGC5866はM102の候補の一つとされているものです。
              S0銀河(レンズ状銀河)に分類されていて、ちょっと特異な姿をしているそうです。

              NGC5907は渦巻銀河を真横から見た、いわゆるエッジオン銀河です。
              銀河中心部(バルジ)の膨らみが非常に小さいそうで、とても細く見えますね。

           


           








          2017.03.04 Saturday

          星野写真(60Da、100mm) きりん座領域2

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            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


            この「きりん座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
              ・IC342 : 渦巻き銀河 (Caldwell Object C05)
              ・Kemble's cascade (Kemble 1) : 星並






             撮影日時 : 2017/02/21 20:43〜  300sec×20枚
             撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−5℃
             カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
             フィルター : 無し
             レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
             追尾 : EM11(ノータッチ)
             処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw9.8 : Raw現像
                ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                ・FlatAide : フラット補正
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

             空の暗さ(CD)、透明度(BC)、フォーカス(BC)  5段階評価



            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




            きりん座というのはほとんど馴染のない星座なので、カシオペアからたどっていきました。
            時期的にはちょっと遅くて、夜空がまだ少し明るい時間帯の撮影になってしまいました。

            この領域の主役は「IC342」という渦巻き銀河です。
            渦巻きを真上から見た形の、いわゆるフェイスオン銀河です。
            局部銀河群に最も近い銀河群の1つである「マフェイ銀河群」の中で最も明るい2つの銀河のうちの1つだそうです。

            そしてもう1つちょっと面白いものがあります。
            約2.5度の長さに7〜8等級の10数個の星がきれいに並んでいて、
            Kemble’s cascade (ケンブルの滝) と呼ばれているものです。 
            これらの星々には特に関連はなくて偶然並んでいるだけのようですが、面白いですね。 

            真ん中やや右寄りの星は随分と赤っぽいですね。
            そして周囲には淡いですが赤っぽい星雲のようなものがあるようです。
            さらに暗黒帯もありそうで、秋の銀河(天の川)に近いだけありますね。

            この日は強風が吹き荒れていたせいか、星空が明るくて透明度もイマイチでした。
            おまけにフォーカス調整もうまくいかずに、星のまわりに赤いフリンジが出てしまいました。



            IC342 (ピクセル100%で切り抜き)

                見かけの大きさはまあまあですが、腕はとても淡くて、しかも随分と赤っぽいですね。
                私の写真では、何だか散光星雲にように見えてしまいます。
                やはりピクセル100%での切り出しは見るに堪えられませんね(涙)。
             



            Kemble's cascade (ピクセル33%で切り抜き)

                右上から左下の方向に星が並んでいます。
                元画像ではもっと目立っていたのですが、コントラスト強調していったら埋もれてしまいました。
                左下にある星の塊りは散開星団「NGC1502」です。
             


             








            2017.02.18 Saturday

            星野写真(60Da、100mm) きりん座領域3

            0

              60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
              メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


              この「きりん座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                ・NGC2403 : 渦巻き銀河 (Caldwell Object C07)






                撮影日時 : 2017/02/04 01:44〜  360sec×17枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃
                カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                フィルター : 無し
                レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                追尾 : EM11(ノータッチ)
                処理
                  ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                  ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                  ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                  ・FlatAide : フラット補正
                  ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価



              StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




              この領域は、きりん座とおおぐま座の境界付近で、左下の明るい星はおおぐまの口にあたる星です。
              主役は「NGC2403」という比較的大きな渦巻き銀河です。

              中心部の腕は比較的明るいものの、周辺部の腕はかなり淡いとのことで、たっぷり露光してみました。
              試写画像を裏面モニターで見たときに、広がりを持った天体だということは一目で分かりました。
              でも比較的大きいと言っても、系外銀河を100mmで狙うのはやはり無理がありますね。

              この銀河は、エドウィン・ハッブルが宇宙膨張則 (ハッブルの法則) を発見したときに観測した銀河の一つだそうです。
              また出典によっては棒渦巻銀河と分類しているものもあり、どうも渦巻銀河と棒渦巻銀河の中間の形状のようです。



              NGC2403 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  さんかく座の銀河M33と姿が似ているそうですが、私の写真ではよく分かりませんね。
                  広がりは表現できるのですが、腕の構造までは難しいです。
                  銀河中心核の両側に2つの恒星(私たちの天の川銀河の星です)が重なっているのが面白いです。
               


               








              2017.02.15 Wednesday

              星野写真(60Da、100mm) やまねこ座領域1

              0

                60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                この「やまねこ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                  ・Jones-Emberson 1 (PK164+31.1) : 惑星状星雲






                  撮影日時 : 2017/02/03 23:31〜 360sec×17枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−7℃
                  カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                  フィルター : 無し
                  レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                  追尾 : EM11(ノータッチ)
                  処理
                    ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                    ・CameraRaw9.8 : Raw現像
                    ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                    ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                  空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(BC)  5段階評価



                StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                やまねこ座というのはほとんど馴染のない星座で、今回初めて知りました。
                左上隅の明るい星はおおぐまの口に相当する星で、この星からたどっていきました。<

                この領域の主役は惑星状星雲「Jones-Emberson 1 (PK164+31.1)」です。
                馴染みのないカタログ名ですね。
                「Jones」と「Emberson」はこの星雲を発見した人の名前です。
                PKカタログの数値は、銀経164度,銀緯+31度を表しているそうです。

                惑星状星雲としては比較的大きくて、亜鈴状星雲(M27)より少し小さい程度です。
                でもかなり淡いです。
                しかし数日前に撮影した「Sh2-290」ほどではないので、何とか浮かび上がらせることができました。
                空の状態は普通レベルで、肉眼ではやや明るく感じたのですが、撮影画像はそうでもなかったです。

                また写野の左上あたりのもやもやしたものが見られますが分子雲でしょうかね。
                最近はあちこちに分子雲が存在するのが分かってきたので、あまり驚かなくなりましたね。
                これは処理の早い段階で気付いたので、フラットエイドは使わずにフラット補正を行いました。
                でも手作業では限界があるので、なかなか補正しきれません。

                それにしても今回はどうしてこんなに構図が傾いてしまったのだろう?>
                まあカメラのファインダーがとても見づらい位置にあったのは確かなのですが、、、。



                Sh2-290 (ピクセル100%で切り抜き)

                    大きめとは言ってもやはり小さいので、ピクセル100%表示で切り出してみました。
                    中心部はやや青みがかった色合いで、周りを赤い星雲が取り巻いています。
                    雰囲気が「らせん状星雲」に似ていますね。

                    やはりピクセル100%で切り出すと、背景のもやもやが酷くて見るに堪えられませんね(涙)。
                 


                 








                2017.02.11 Saturday

                星野写真(60Da、100mm) かに座領域2

                0

                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                  この「はくちょう座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・Sh2-290 : 惑星状星雲

                    ・M67 : 散開星団 → かに座領域(1)






                    撮影日時 : 2017/02/02 00:31〜  360sec×18枚
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−5℃
                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    追尾 : EM11(ノータッチ)
                    処理
                      ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                      ・CameraRaw9.8 : Raw現像
                      ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                      ・FlatAide : フラット補正
                      ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                    空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価



                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                  この領域はかに座とうみへび座の境界付近です。
                  上のほうにある散開星団「M67」が目を引きますが、主役は惑星状星雲「Sh2-290」です。
                  大きさはみずがめ座のらせん状星雲「NGC7293」に匹敵するそうです。

                  その大きさに惹かれて撮影してみたのですが、淡くて淡くて全く歯が立ちませんでした(涙)。
                  試写画像はもちろんのこと、ステライメージのデジタル現像で諧調を切り出しても全く見えません。
                  それでも無理矢理炙り出そうとしたので、明るい星が凄いことになってしまいました。
                  3等星がまるで1等星のように振舞っていますね(苦笑)。
                  それでもまだ星雲が見えてきません。
                  目を凝らして見ると色ノイズとも思える大きなかたまりに気が付きましたが、これでしょうか?>
                  ネットで公開されている画像と星の並びなどを比較してやっと確認ができました。

                  空の状態はまあまあだと思ったのですが、目に見えないような薄雲の影響があったかもしれません。
                  2時間近くの露光をしてもこれですから、これは私の手に負える対象ではないですね。
                  再チャレンジはしないと思います。
                  ボツにしようかとも思ったのですが、ファインディング・チャートに使ってもらえたら幸いです。



                  Sh2-290 (ピクセル50%で切り抜き)

                      中心部は青緑色で、その周囲にきわめて淡い赤い星雲が取り巻いているそうです。
                      私の画像でも、青緑色の領域は何とか分かります。
                      でもその周囲の赤い領域はかなり微妙ですね。
                      色ノイズのようにも思えます。

                      惑星状星雲としては知られている中ではかなり古くて、実サイズもかなり大きいそうです。
                   


                   








                  2017.02.08 Wednesday

                  星野写真(60Da、100mm) オリオン座領域4

                  0

                    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                    この「オリオン座領域4」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                      ・Sh2-261 : 散光星雲
                      ・Sh2-254 : 散光星雲
                      ・Sh2-255 : 散光星雲
                      ・Sh2-257 : 散光星雲

                      ・M35 : 散開星団 ※ 星座としてはふたご座に位置します → ふたご座領域(1)
                      ・IC443 : 散光星雲 (くらげ星雲) ※ 星座としてはふたご座に位置します → ふたご座領域(1)
                      ・NGC2174 : 散光星雲 (モンキー星雲) → ふたご座領域(1)

                      ・NGC2158 : 散開星団
                      ・Cr89 : 散開星団






                      撮影日時 : 2017/02/01 22:07〜  360sec×19枚
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖  気温は約−2℃
                      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                      フィルター : 無し
                      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                      追尾 : EM11(ノータッチ)
                      処理
                        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                        ・CameraRaw9.8 : Raw現像
                        ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                      空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価



                    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                    この領域はオリオンが右手で振り上げたこん棒の少し左上あたりで、オリオン座とふたご座の境界付近です。
                    冬の銀河(天の川)の中に散光星雲が点在していて、かなりカラフルですね。
                    主役は、散光星雲「Sh2-261」と、散光星雲の三兄弟「Sh2-254」,「Sh2-257」,「Sh2-255」です。
                    でも、ふたご座の足元付近を一緒に写したので、そちらの星雲星団に主役を奪われてしまったようです。
                    なお、ふたご座の足元付近は「ふたご座領域(1)」で紹介しています。

                    時期的にはちょっと遅くて、夜半前の撮影になってしまいました。
                    でも空の透明度は比較的良かったので、写りはまあまあだと思います。
                    ただし、目には分からない程度の薄雲の影響はあったかもしれません。
                    個々の星雲に対しては少し物足りない気もしますが、全体の雰囲気を重視して仕上げています。
                    それにしてもいつものことですが、構図が傾いていて恥ずかしい次第です(涙)。



                    Sh2-261、Sh2-254-257 (ピクセル50%で切り抜き)

                        下側の散光星雲が「Sh2-261」です。
                        比較的大きくて、視直径はほぼ満月と同じぐらいだそうです。
                        南北方向につぶれた「ばら星雲」のような感じですね。

                        上側に散光星雲が3つ並んでいて、団子三兄弟といったところでしょうか。
                        右側から「Sh2-254」,「Sh2-257」,「Sh2-255」です。
                     



                    M35 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        ふたご座の足元に位置する、満月ほどの大きさの明るい散開星団です。
                        そのすぐ右下に見えるのがNGC2158という番号が付いた散開星団です。
                        ちょっと球状星団のように見えますね。
                     



                    NGC2174 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        モンキー星雲と呼ばれている散光星雲です。
                        逆さにすると猿の横顔のように見えるらしいですが、どうでしょう?
                        この星雲は散開星団NGC 2175に付随しているそうです。
                     



                    IC443 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        くらげ星雲と呼ばれている散光星雲で、超新星の爆発で形成されたようです。
                        頭?の部分はなんとか写りますが、足の部分は淡いです。
                        中央やや上の少し明るい星が集まっているのは「Cr89」という散開星団のようです。
                        さらに左側の明るい星の上に、とても淡いですが赤っぽい星雲?があるようです。
                     


                     








                    2017.01.12 Thursday

                    星野写真(60Da、100mm) おうし座領域3

                    0

                      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                      この「おうし座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                        ・Mel 25 : 散開星団(ヒアデス星団、Caldwell Object C41)
                        ・NGC1647 :  散開星団

                        ・HH102 : ハービッグ・ハロー天体






                        撮影日時 : 2016/12/28 22:22〜  360sec×24枚
                        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃
                        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                        フィルター : 無し
                        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                        追尾 : EM11(ノータッチ)
                        処理
                          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                          ・CameraRaw6 : Raw現像
                          ・StellaImage6.5 : Lab色彩調整
                          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                        空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価




                      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                      この領域の主役は ”ヒアデス星団” で、とても大きな散開星団です。
                      肉眼でもV字型に星が並んでいるのが分かりますが、散開星団としては星は比較的まばらで、
                      メシエ番号は付いていません。
                      でも「Mel 25」という番号が付いていて、カルドウェル天体にも選ばれています。
                      オレンジ色の星と青白い星が混ざっていますが、両方とも散開星団に含まれるのですかね?
                      V字型の星の並びはオレンジ色の星で構成されているようですが、、、。
                      なお、1等星の ”アルデバラン” はたまたま同じ方向に見えているだけだということです。

                      そして写野全体にこげ茶色のもくもくした雲のようなものが見えていますが、これは分子雲です。
                      「おうし座分子雲」と呼ばれる大きな分子雲のごく一部が写っているのです。
                      このようにとても広がった天体は、カメラレンズ向きだと思っています。
                      それにしても、最近のデジカメはフィルム時代では思ってもみなかったものが写りますね。

                      前回は年に一度あるかないかというぐらいに非常に透明度が良い空でした。
                        → 前回はこちら
                      今回は普通の星空だったので、総露光時間をかなり長くしてみました。
                      結果は残念ですが、前回のほうが写りは良かったです。
                      それを画像処理でカバーしようとしたのですが、どうでしょう?
                      分子雲をある程度は炙り出すことはできましたが、やはりざらついてしまいました。
                      これを滑らかに仕上げるには、いったいどれだけの露光時間が必要なのでしょう?



                      NGC1647 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                          V字型をしたヒアデス星団の前方に位置している散開星団です。
                          ヒアデス星団を写すと、ほとんどの場合にもれなく写ります。
                       



                      HH102 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                          一番明るい星がヒアデス星団のε星です。
                          そこから左下に暗黒星雲(LDN1551)が伸びています。
                          そして、その先端付近に見える赤茶色の小さな天体がハービッグ・ハロー天体です。
                          生まれたばかりの若い恒星が放出するジェットが、分子雲を励起して輝線星雲として観測されるそうです。
                          前回、こんなものが望遠レンズで写るんだと知って、とてもびっくりした記憶があります。
                          で、今回もこれを大事に仕上げたつもりです。
                       


                       








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