星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
ときどき猫ブログや宇宙物理学のブログになります
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2017.11.22 Wednesday

星野写真(60Da、100mm) オリオン座領域3

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「オリオン座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・Sh2-264 : 散光星雲(エンゼルフィッシュ星雲)
          「エンゼルフィッシュ」と言うよりは「マンボウ」に見えます。
      ・vdB 38 : 反射星雲(エンゼルフィッシュの餌)






      撮影日時 : 2016/02/10 20:33〜  300sec×23枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖  気温は約−7℃

      撮影日時 : 2017/11/16 00:54〜  360sec×26枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖  気温は約−1℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      ガイド : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw9 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・FlatAidePro
        ・Nik Collection (Dfine 2)

      空の暗さ(CD)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2016/02/10
      空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2017/11/16




    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    ステラナビゲータ(Ver9.2)では、エンゼルフィッシュ星雲の最も濃い部分しか表示されないようです。
    ここは「エンゼルフィッシュの背びれ」と呼ばれているところでしょうか?

    エンゼルフィッシュ星雲は非常に淡くて、試写画像をカメラのモニターで見ても殆ど分かりません。
    でも幸いなことに非常に明るい2つの星があるので、構図は決めやすいです。
    それにしてもとても大きくて、100mmレンズでもギリギリですね。


    今回は夜半過ぎに撮影できたので、夜空の状態はかなり良かったです。
    途中で薄雲の通過等があってロスしましたが、撮影を延長してたっぷり露光しました。

    処理の途中で方針を変更して、2016年の撮影のものを含めて仕上げることにしました。
      → 2016年の撮影はこちら
    その効果のほどは明確ではありませんが、淡い部分のざらつき等はだいぶ改善したかなと思っています。

    なお構図が少しずれていたために、横方向を3%ほど、縦方向を2%ほど、トリミングしています。


    エンゼルフィッシュ星雲の右半分は、なんとか炙り出すことができたと思います。
    でも左半分は厳しいですね。

    エンゼルフィッシュ星雲の右側は、縁に沿って分子雲のようなものが見られます。
    今回はこれがざらつかないように仕上げたつもりですが、ノイズリダクションをかけすぎた感もありますね。

    一方で星雲の左側は縁に沿って少し暗いです。
    単純にコントラスト強調をしていくと、この部分がどんどん暗くなってしまいます。
    そこで処理を比較明で重ねることでそれを回避しました。

    写野の左上隅は銀河(天の川)なので微光星がびっしりです。
    星雲をあぶり出すことと、この部分の星が自己主張しすぎないようにすることも苦労しました。

    いつもながらベテルギウスの周りに大きくオレンジ色のハローが出来てしまいました。
    うまく消せないので、そのままにしてあります。
    これをある人は「エンゼルフィッシュのフン」と呼びましたね。
    ちなみに、超新星爆発とは全く関係ありませんよ〜。


    エンゼルフィッシュの背びれ (ピクセル33%で切り抜き)

        一見のっぺりと見えるエンゼルフィッシュ星雲にも濃淡があります。
        魚の背びれに当たる部分が最も濃いです。
        そこで最近では「エンゼルフィッシュの背びれ」なんて呼ばれたりしています。
        その中にかなり淡いですが、青っぽい星雲?があるような気がします。
        背びれのすぐ上が暗いのは暗黒星雲があるためですが、私の画像では赤っぽくなってしまいました。
     



    vdB 38 (ピクセル33%で切り抜き)

        エンゼルフィッシュの口元の下に紫色?の反射星雲があります。
        これを最近では「エンゼルフィッシュの餌」と呼んでいるようです。
        さらにその下には、もやもやと分子雲?が見えています。
     



    Cr.69 (ピクセル33%で切り抜き)

        星雲の中心付近に少し明るい青白い星がいくつかあります。
        星図にはこの付近に「Collinder 69 (CR 69)」という散開星団が記載されていますが、
        これらの星でしょうか?
     



    参考までに、下の画像はコントラスト強調等の処理をする前の状態です。
      Raw現像で背景の色合いをグレーに調整しただけです。
      ヒストグラムのピークの輝度は103付近です。
     


     








    2017.11.19 Sunday

    星野写真(60Da、100mm) くじら座領域1

    0

          2017年11月に再処理しました。
          前のバージョンはこちら  → 2014/10/24  2016/12/28


      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


      この「くじら座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・M77(NGC1068) : 渦巻き銀河

        ・NGC1055 : 渦巻き銀河
        ・NGC1073 : 棒渦巻き銀河






        撮影日時 : 2014/10/24 23:39〜  300sec×15枚
        撮影場所 : 長野県・蓼科にて  気温は約-2℃

        撮影日時 : 2016/12/28 20:44〜  300sec×16枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約-7℃

        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
        フィルター : 無し
        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
        追尾 : EM11(ノータッチ)
        処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw8.5 : Raw現像 
          ・StellaImage6.5 : Lab色彩調整
          ・FlatAide : フラット補正
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
          ・FlatAidePro
          ・Nik Collection (Dfine 2)

       空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価  2014/10/24
       空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価  2016/12/28



      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




      くじら座は天の川銀河系の南極方向にあたるので星間物質が少なく、多くの銀河が見られるそうです。
      この写野でも12等よりも明るい銀河が8個も写っていて、画像を拡大して探してみるのも楽しいです。
      でもメシエ天体はM77だけなので、ちょっと寂しいですね。

      試写画像を裏面モニターで見たときは中央付近に銀河らしきものが確認できました。
      でもそれはM77ではなくてNGC1055だったようです。 


      今までに2回(2014年と2016年)撮影しています。
      2016年は、時期的には少し旬を過ぎてしまいましたが、
      冬の星座がまだ十分に昇ってこないので狙ってみました。
      2014年と比較すると、2014年の方が空の状態が良かったこともあって、写りは良かったです。

      2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。 
      すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
      写野はずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に8%ほど狭くなっています。

      総露光時間が155分にもなったので、背景はかなり滑らかになったと思います。
      それを大事にしたいので、強調処理は少しだけ控え目に仕上げました。



      M77 (ピクセル100%表示で切り抜き)

          下側の丸い天体がM77ですが、この写真では銀河に見えませんね。
          M77はセイファート銀河に分類される銀河で、
          明るい中心核と外側に淡い広がりを持っているそうです。
          そう言われれば、そんなふうにも見えますね。

          真ん中やや下にあるのはNGC1055で、こちらは一見して銀河と分かりますね。
          暗黒帯が地球側を向いた、エッジオンタイプに分類される銀河です。
          すぐ上の2つの明るい星と合わせて、カエルの顔に見えるという人がいます。

          左上にあるのはNGC1073で棒渦巻き銀河です。

          こうやって複数の銀河を見比べるのはとても面白いですね。
          もっと鮮明に写せればもっと楽しいのでしょうが、、、。

       


       








      2017.11.13 Monday

      星野写真(60Da、100mm) ペルセウス座領域3

      0

            2017年11月に再処理しました。
            前のバージョンはこちら  →  2014/10/29  2016/01/13

        60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
        メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


        この「ペルセウス座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
          ・M34(NGC1039) : 散開星団

          ・NGC891 : 渦巻き銀河(Caldwell Object C23) ※ 星座としてはアンドロメダ座
          ・NGC1023 : レンズ銀河






          撮影日時 : 2014/10/29 23:39〜  300sec×14枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約1℃

          撮影日時 :2016/01/13 21:03〜  300sec×15枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約-6℃

          カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
          フィルター : 無し
          レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
          追尾 : EM11(ノータッチ)
          処理
            ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
            ・CameraRaw8.5 : Raw現像
            ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
            ・FlatAide : フラット補正
            ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
            ・FlatAidePro
            ・Nik Collection (Dfine 2)

         空の暗さ(C)、透明度(C)、フォーカス(CD)  5段階評価  2014/10/29
         空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(BC)  5段階評価  2016/01/13




        StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



        この領域は、ペルセウス座とアンドロメダ座の境界線がほぼ真ん中に通っています。
        左端の明るい星はペルセウス座β星でアルゴルという名前が付いています。
        食変光星として有名ですね。

        上側は秋の銀河(天の川)に近いので微光星がやや多いです。
        100mmレンズでも形の分かる系外銀河が多いのはちょっと意外でした。


        今までに2回撮影しているので、2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。
        すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
        写野がずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に3%ほど狭くなっています。

        2回ともフォーカスに難があります。
        特に2014年に撮影したものは、星の周りに赤いフリンジがかなり出てしまっています。
        この赤いフリンジを消しながら、銀河の色合いが淡泊にならないように仕上げたつもりです。
        それでも星の色合いが淡泊に感じられたので彩度を上げてごまかしました。
        どうも相性の良くない領域というのがあるようで、同じ問題点を繰り返してしまいます。



        M34 (ピクセル33%表示で切り抜き)

            メシエ天体なのにあまり注目されることのないマイナーな存在のようです。
            でも比較的明るくて、見かけの大きさが満月ほどもある散開星団です。
         



        NGC891 (ピクセル100%表示で切り抜き)

            ほとんど真横から見ている形のエッジオン銀河です。
            我々の天の川銀河系を横から見た姿と似ているそうです。
            細長い紡錘形がきれいですね。
            拡大撮影すると中央に暗黒帯がはっきり写るそうです。
         



        NGC1023 (ピクセル100%表示で切り抜き)

            左側にある銀河がNGC1023で、腕の部分も比較的明るいですが構造は見えないようです。
            右側にある銀河がNGC1239ですが、分かりますか?
         


         








        2017.11.08 Wednesday

        星野写真(60Da、100mm) とかげ座領域1

        0

              2017年11月に再処理しました。  → 前のバージョンはこちら

          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


          この「とかげ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・Sh2-126 : 散光星雲






            撮影日時 : 2015/11/15 19:53〜  360sec×19枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約8℃
            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            ガイド : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw8.5 : Raw現像
              ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
              ・FlatAidePro
              ・Nik Collection (Dfine 2)

            空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価



          StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



          とかげ座は明るい星が無くて、構図決めにとても苦労しました。
          11/12にチャレンジしたときには、あさっての方向を撮影していました(涙)。

          この領域の主役は「Sh2-126」なのですが、星図を見ていてその大きさにつられて星野写真リストに追加したのです。
          よく調べないで撮影に臨んだのですが、これって非常に淡いのですね。
          試写画像を見ても影も形もなく、星の並びを何度もチェックして構図を確認したほどです。
          自宅のPCで見ても、やはりそれらしきものは見えませんでした。
          でもカブリによる色ムラを補正するために彩度を思いっきり上げていくと、中央付近が赤くなってきました。
          これかなあ?
          とにかくその大きさにはびっくりしました。

          赤い星雲の左側には、淡いですが赤っぽいもやもやが広がっているように見えます。
          でもこれは実体ではなくて画像のムラなのかもしれません。
          さらに周囲には、あちこちに分子雲らしきものが見られます。
          全体的に星間ガスが複雑に分布していて、周囲の状況によって様々な表情を見せているのでしょうね。


          処理は非常に難航しました。
          星雲を浮かび上がらせようと無理をすると、背景や星雲はザラザラで、星はとても醜くなってしまいます。
          かと言って控え目に仕上げようとすると、星雲や分子雲がなかなか浮かび上がってこないのです。

          2年ほど経って改めて見直してみると、星像がぐちゃぐちゃであまりにも醜い状態になっていました。
          そこで星像にも気を配りながら処理をやり直してみることにしました。
          手を替え品を替えて何度もやってみたですが、やはり両立は無理でした。
          星雲や分子雲に関しては前バージョンのほうが気に入っています。
          いいとこ取りができればいいのですが、、、。

          それにしても赤い星雲と重なっている星はとても厄介ですね。
          どれもみんな赤いのですが、これって本当の色なんでしょうか?
          ベイヤー配列特有の色情報補間のせいではと疑っています。
          星雲を浮かび上がらせようとすると、それらの自己主張がとても強くて参ってしまいます。


          本来は9月頃に撮影する計画でしたが、いろいろあって遅くなってしまいました。
          空がまだ少し明るい時間帯の撮影でしたが、空の透明度の良さに助けられたようです。

          なお、構図的にはもう少し左側を入れたほうが良さそうですね。



          Sh2-126 (ピクセル33%表示で切り抜き)

              鷹の爪星雲とも呼ばれています。
              星雲の周辺には、とかげ座アソシエーションと呼ばれるまばらな星の集まりがあるそうです。

              こうして赤い部分を切り出してみるのも面白いですが、
              分子雲を含めて広く見ると何か翼を広げた飛翔体に見えてきませんか?
           





          参考までにコントラスト強調処理前の画像を下に示します。
          Raw現像してコンポジットして、明るさや色合いの偏りを除去した段階の画像です。
          グラデーションマスクを使った補正は30枚ほどのレイヤー使いました。
          通常はこの処理が最も厄介なのですが、今回はここからが悪路でした。




           








          2017.11.06 Monday

          星野写真(60Da、100mm) うお座領域1

          0

                2017年11月に再処理しました。
                前のバージョンはこちら   →  2014/10/24  2016/11/25

            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


            この「うお座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
              ・M74(NGC628) : 渦巻き銀河






              撮影日時 : 2014/10/24 22:02〜  300sec×16枚
              撮影場所 : 長野県・蓼科にて  気温は約-2℃

              撮影日時 : 2016/11/25 23:16〜  300sec×18枚
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約-3℃

              カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
              フィルター : 無し
              レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
              追尾 : EM11(ノータッチ)
              処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                ・FlatAidePro
                ・Nik Collection (Dfine 2)

              空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価  2014/10/24
              空の暗さ(C)、透明度(C)、フォーカス(B)  5段階評価  2016/11/25



            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



            うお座の星の並びはよく分からないので、おひつじ座の明るい星から辿っていきます。
            でも最初におひつじ座の位置を間違えて、無駄に時間を費やしてしまったことがありました。
            早く自動導入ができるようにしないといけませんね。

            この領域は恒星以外の天体がほとんど無くて、ちょっと(かなり)寂しいです。
            試写画像を裏面モニターで見ても、M74は恒星ではなさそうですが渦巻銀河とは分かりませんでした。


            今までに2回撮影しているので、2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。
            すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。 
            写野はずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に2%ほど狭くなっています。

            総露光時間が170分になったので、背景はかなり滑らかになったと思います。
            でも銀河がはっきりくっきりするわけではないですね。
            銀河の色合いは、2014年のものは青白っぽく、2016年のものは赤っぽく写りました。
            合成したので中間的な色合いになりましたが、どれが本当なのでしょう?

            右端のやや下のあたりに、とても淡いですがもやもやしたものがあります。
            こんなところにも分子雲があるのでしょうか?
            それとも、単なるムラでしょうかね?



            M74 (ピクセル100%表示で切り抜き)
                無理を承知で100%表示で切り抜いてみました。
                真上から渦巻きを眺める格好になるフェイスオン銀河です。
                でもメシエ天体の中で最も暗い天体の一つと言われているそうです。
                渦巻きの形はとてもきれいだそうですが、とても淡いですね。
                それでも1本がぐるりと巻いた様子が何とか見てとれます。
             


             








            2017.11.04 Saturday

            星野写真(60Da、100mm) ろ座領域1

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                  2017年11月に再処理しました。
                  前のバージョンはこちら  →  2015/11/15  2016/01/04

              60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
              メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


              この「ろ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                ・Fomax Dwarf : ろ座矮小銀河
                ・NGC1097 : 棒渦巻銀河(Caldwell Object C67)






                撮影日時 : 2015/11/15 21:59〜  120sec×36枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約8℃

                撮影日時 : 2016/01/04 18:46〜  180sec×25枚
                撮影場所 : 長野県・富士見町にて  気温は約5℃

                カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                フィルター : 無し
                レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                ガイド : EM11(ノータッチ)
                処理
                  ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                  ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                  ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                  ・Photoshop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                  ・FlatAidePro
                  ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)

                空の暗さ(E-)、透明度(CD)、フォーカス(B)  5段階評価  2015/11/15
                空の暗さ(DE)、透明度(D)、フォーカス(B)  5段階評価  2016/01/04



              StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




              ろ座は明るい星が少なくて星の並びもよく分かりません。
              でも初めての撮影時に星図と双眼鏡で必死に探したので、2度目は比較的短時間で構図を決められました。
              大まかな位置は、くじら座の頭の下あたりです。
              この領域の主役は ”ろ座矮小銀河” で、天の川銀河の伴銀河です。
              でもとってもとっても淡いです。


              今までに2回撮影しましたが、南の低空なので空の状態の影響がとても大きいです。
              撮影チャンスがなかなか無いので、2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。
              すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
              写野はずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に2%ほど狭くなっています。

              画像ができるだけ荒れないように注意したつもりですが、
              とても淡い矮小銀河を浮かび上がらせようとやはり無理してしまいました。
              背景のムラを抑えるために、多くの処理では「カラー比較明」で重ねています。
              そのために、少しのっぺりした感じになって、色合いもほとんどモノクロになってしまいました。
              再処理の効果はほとんど感じられないような気もしますが、自己満足ということで、、、。



              Fomax Dwarf (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  ろ座矮小銀河は天の川銀河の伴銀河です。
                  向こうからは天の川銀河がとても巨大に見えるのでしょうね。
                  それにしても淡いですねえ。
                  大きさは月の半分ぐらいはあるようです。
                  大きな望遠鏡でも見えないようですが、球状星団は幾つか見えるそうです。
               


                  下の写真はハッブル宇宙望遠鏡で撮影されたものです。
                  写真はESAのサイトからお借りしました。  → こちら

                  丸で囲んだ天体が球状星団だそうです。
               


              ピクセル100%表示の画像で同じような範囲を切り出してみました。
              1は確認できませんが、2,3,5は写っていますね。
              矮小銀河の球状星団が写っているとは驚きです。
               



              NGC1097 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                  カルドウェル天体だけあって、きれいな形をした銀河ですね。
                  活動銀河の一種であるセイファート銀河だそうです。
                  中心部に超大質量ブラックホールを抱えているのでしょうね。
                  腕が綺麗で、近くに伴銀河も見られるそうです。
                  右上に伸びた腕の中に輝点がありますが、これが伴銀河のようです。
               





              参考までにRaw現像してコンポジットだけ行った画像を下に示します。
              コントラスト強調等は一切行っていません。
              この時点では ”ろ座矮小銀河” は影も形も見えません。
              そして、こんなにカブリの偏りの大きな写真しか撮れない場所で撮影するのはやはり無謀(無茶)だと改めて痛感しています。
               


               








              2017.11.02 Thursday

              星野写真(60Da、100mm) ろ座領域2

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                    2017年11月に再処理しました。 → 前のバージョンはこちら

                60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                この「ろ座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                  ・NGC1316 : 楕円銀河
                  ・NGC1365 : 棒渦巻銀河
                  ・NGC1399 : 楕円銀河






                  撮影日時 : 2015/11/15 21:59〜  120sec×36枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約8℃

                  撮影日時 : 2016/01/04 20:25〜  180sec×25枚
                  撮影場所 : 長野県・富士見町にて 気温は約4℃

                  カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                  フィルター : 無し
                  レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                  ガイド : EM11(ノータッチ)
                  処理
                    ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                    ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                    ・DeepSkyStacker : コンポジット
                    ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                    ・Photoshop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                    ・FlatAidePro
                    ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)

                  空の暗さ(E-)、透明度(CD)、フォーカス(B)  5段階評価 2015/11/15
                  空の暗さ(D)、透明度(D)、フォーカス(B)  5段階評価 2016/01/04



                StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                この領域は、ろ座とエリダヌス座の境界付近です。
                撮影は「ろ座領域 (1)」に続いて行ったので、比較的容易に構図を決めることができました。
                でもそうでなかったらかなり難儀したでしょう。

                この領域の主役は ”ろ座銀河団” です。
                比較的近距離にある小規模の銀河団で、約3度ほどの範囲内に50個ほどの銀河が分布しているそうです。
                でも楕円銀河が多いので、ちょっと残念ですね。
                しかも南に低く、写野中心の南中高度は20度ぐらいしかありません。


                今までに2回撮影しましたが、南の低空なので空の状態の影響がとても大きいです。
                撮影チャンスがなかなか無いので、2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。
                すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
                写野はずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に2%ほど狭くなっています。

                画像ができるだけ荒れないように注意したつもりですが、淡い銀河を浮かび上がらせようとつい無理しちゃいました。
                背景のムラを抑えるために、多くの処理では「カラー比較明」で重ねています。
                そのために、少しのっぺりした感じになってしまったかもしれません。
                そのあたりが気に入らなくて何度もやり直しましたが、手立てもあまり無いので無駄だったかもしれません。

                それでも拡大して見ると恒星とは違う姿のものが点在しているのが分かりました。
                名前さえ知らなかった銀河団の片鱗ぐらいは捉えることができたようです。



                ろ座銀河団 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                    1.7度角程度の領域を切り出して、NGC番号を付けてみました。
                    銀河団の中心は楕円銀河NGC 1399だそうです。

                    右下にある棒渦巻銀河NGC1365の腕の様子が面白いです。

                    前回ほどではないですが、銀河がみんな赤っぽいです。
                    赤方偏移ではありませんよ(笑)、低空のためだと思います。
                 



                NGC1316 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                    楕円銀河で、全天で4番目に強い電波源でもあり、「ろ座A」とも呼ばれます。
                    中心部にある超巨大ブラックホールが活発に活動しているのでしょうね。
                 




                アストロアーツの天文ニュース(2015.11.26)によると、
                セロ・トロロ・汎アメリカ天文台で「次世代ろ座銀河団サーベイ(NGFS)」と名付けられた観測を行っている研究グループが、ろ座銀河団に多数の矮小銀河を発見したそうです。

                その写真を見たら、(矮小銀河ではなく)大きな銀河は私の写真にも写っていたのでちょっと嬉しくなりました。
                中央付近の一番大きな銀河がNGC1399です。
                 

                    写真はNOAOのサイトからお借りました。  → こちら


                 








                2017.10.29 Sunday

                星野写真(60Da、100mm) ケフェウス座領域3

                0

                       2017年10月に再処理しました。 → 前のバージョンはこちら

                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

                  この「ケフェウス座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・NGC7822 : 散光星雲
                    ・Ced 214 : 散光星雲
                    ・Sh2-170 : 散光星雲  ※ 星座としてはカシオペア座






                    撮影日時 : 2015/10/13 23:57〜  360sec×19枚
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約1℃
                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    ガイド : EM11(ノータッチ)
                    処理
                      ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                      ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                      ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                      ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                      ・FlatAidePro
                      ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2)

                    空の暗さ(BC)、透明度(AB)、フォーカス(AB)  5段階評価



                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                  この領域はケフェウス座とカシオペア座の境界付近です。
                  下側は秋の銀河(天の川)の端にあたるので、微光星がとても多いです。

                  ここの目玉は3つの散光星雲で、ちょうどクエスチョンマークの形に見えます。
                  全体としてはかなり大きいですね。

                  空の透明度が比較的良かったこともあって、2時間近い露光をしました。
                  この領域は初めて撮影しましたが、背景がとても複雑です。
                  微光星からなる銀河の濃い部分,暗黒部分,そして薄いもやもや(ガス?)、が入り乱れています。
                  これらは実体だと思いますが、一部はカブリ等に起因している可能性は否定できません。


                  星雲の一部は比較的明るいですが、多くの部分は淡いです。
                  いつものようにコントラスト強調をしていっても、淡い部分がなかなか浮かび上がってくれません。
                  結局、いつもより2ステップほどコントラスト強調を重ねました。
                  星雲は何とか浮かび上がってきましたが、星の綺麗さがかなり犠牲になってしまいました。
                  秋の銀河(天の川)は星がとてもきれいな領域なのですがねえ。

                  星雲にとっては写野が広いので、背景とのバランスにはとても悩みます。
                  星雲が良い感じに仕上がったかなと思っても、全体を見るとイマイチだなあとなってしまうのです。
                  この複雑な背景のコントラストをどの程度に仕上げたら良いのだろう?
                  薄いもやもや(ガス?)の色合いはどうしたら良いのだろう?
                  参考になるような作例を探したのですが、この程度の写野の画像ってあまり無いのですよね。
                  結局自分の好みで仕上げてみましたが、まだまだ納得できていません。



                   クエスチョンマーク星雲 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                      3つの星雲をまとめて切り出しました。
                      上側の大きな星雲がNGC7822で、一番明るい星雲がCed 214です。
                      そして下側の小さな星雲がSh2-170です。
                      3つともカタログ名が違うのが不思議ですねえ。

                      私の写真では赤一辺倒になってしまいましたが、もっと複雑な色合いのようです。
                      NGC7822に重なるように散開星団NGC7762があります。
                   


                   








                  2017.10.25 Wednesday

                  星野写真(60Da、100mm) カシオペア座領域2

                  0

                         2017年10月に再処理しました。 → 前のバージョンはこちら

                    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                    この「カシオペア座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                      ・M52(NGC7654) : 散開星団
                      ・NGC7635 : 散光星雲 (バブル星雲、Caldwell Object C9)
                      ・Sh2-155 : 散光星雲 (洞窟星雲(Cave Nebula)、Caldwell Object C11) ※ ケフェウス座
                      ・Sh2-157 : 散光星雲 (クワガタ星雲)

                      ・NGC7380 : 散光星雲 (鳳凰星雲) ※ ケフェウス座
                      ・NGC7538 : 散光星雲
                      ・NGC7789 : 散開星団






                      撮影日時 : 2016/09/09 23:53〜  360sec×17枚
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約+16℃
                      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                      フィルター : 無し
                      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                      追尾 : EM11(ノータッチ)
                      処理
                        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                        ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                        ・FlatAidePro

                      空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(AB)  5段階評価



                    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                    この領域は ”カシオペア” と ”ケフェウス” の境界付近で、
                    秋の銀河(天の川)に沿って切り出した構図になります。
                    星がびっしりとちりばめられていて、その中に暗黒帯と赤い散光星雲が散在する様子はとてもカラフルです。
                    メシエ天体として散開星団があり、カルドウェル天体として散光星雲が2つもあります。
                    星野写真としてはもっと右寄りに構図をとったほうが面白いかなとも思いますが、
                    大きな散開星団(NGC7789)を入れたかったのでこんな切り出し方にしてみました。

                    この領域の散光星雲は意外と淡いです。
                    バブル星雲のバブルのすぐ近くの部分は比較的明るいのですが、
                    それ以外は洞窟星雲もクワガタ星雲もそれほど明るくはありません。
                    だから透明度の良い空でたっぷり露光してやりたいです。

                    でも、この日は天気が安定しなくて、安定した晴れ間は1時間ほどしかありませんでした。
                    その前後も含めて3時間ほど撮影して、雲の影響が少ない6枚も含めて17枚を使っています。
                    地平高度がかなり高いこともあって、空の透明度は比較的良好でした。
                    1枚当たりの露光時間は天気の状態を考えて短めにしたのですが、正解だったと思います。


                    処理は非常に難航して何度もやり直しました。
                    なにしろ無数の星と淡い星雲の雲合わせですからねえ。
                    全体の感じでうまくいったかなと思っても、
                    星雲を切り出す段階で「こりゃ駄目だ!」となってしまうのです。
                    ああでもないこうでもないといろいろやってみましたが、私にはこのあたりが精一杯です。
                    もっともっと星を綺麗に仕上げたいのですが、、、。
                    この領域の撮影は3度目なのですが、難易度は非常に高いと痛感しています。
                      → 前回はこちら

                    銀河(天の川)の中と言っても、左下と右上とでは色合いがかなり違いますね。
                    でも参考にできるような画像が見つからなかったので、この色合いは自信がありません。
                    散光星雲の領域だけを見ていると、もう少し赤っぽく仕上げたくなります。
                    でも左下の領域は、秋の銀河(天の川)の青っぽさを大事にしたいです。
                    何度も揺れ動いて、結局は「二兎を追う者は一兎をも得ず」になってしまったような気もします。

                    また画像全体の明るさをどの程度に設定するかはとても悩みますね。
                    淡く広がっている星雲の様子を表現したいので、結果的にかなり明るく仕上げています。
                    またコントラストが強くなりすぎないように、暗黒帯の暗さはほどほどにしました。

                    再処理では星像にかなり気を使ったつもりです。
                    でも、カラフルさとキラキラ感を大事にして、しかも煩くないようにすることはとても難しいですね。
                    結果的には前のバージョンとあまり変わらないような気もしていますが、どうでしょう?



                    M52、NGC7635、NGC7538、Sh2-157 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        カシオペア座には散開星団が40以上もあるそうで、その中で最大級のものがこのM52です。
                        その右下にある明るい星雲が「NGC7635(バブル星雲)」です。
                        でも私の写真では、名前の由来は良く分かりませんね。
                        もっと拡大撮影すると、綺麗なシャボン玉が浮かび上がってくるそうです。

                        「Sh2-157」はクワガタ星雲と呼ばれています。
                        淡い星雲ですが、何とかクワガタの頭と角が分かりますね。
                        「NGC7538」は小さいですが比較的明るいです。
                        そしてその上に淡くて大きな星雲が広がっていますね。
                     



                    Sh2-155(洞窟星雲) (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        左上の星雲が洞窟星雲と呼ばれている「Sh2-155」です。
                        色合いがとてもきれいですが、思っていた以上に淡いです。
                        輝線星雲の最も明るいカーブに隣接している東側の暗いラインが深い洞窟に見えるようです。

                        右下の星雲は「Sh2-154」です。
                     



                    NGC7380 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        散開星団と散光星雲が重なり合っていて、鳳凰星雲という名前があるようです。
                        ハーシェルが見つけた時は、散開星団として記録されていたようです。 
                     



                    NGC7789 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        散開星団としては、写真ではM52より立派に見えますね。
                        彗星捜索などで有名な天文家であるレビーが
                        大好きな10天体に選んだほどの散開星団だそうです。
                        メシエ番号が付いていないのが不思議なくらいです。
                     


                     








                    2017.10.24 Tuesday

                    100mmレンズの星野写真

                    0

                      2013年から100mmレンズによる星野写真を撮影してシリーズ化しています。
                      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。
                      撮影対象は現在112で、そのうち未撮影が11です。

                      機材は以下です。
                        ・カメラ : Canon EOS 60Da
                        ・レンズ : EF 100mm MACRO F2.8 IS
                        ・フィルター : 無し

                      最初は光害カットフィルター(LPS-P2 (FF))を使っていたのですが、画像の色合いが気に入らなかったので使わなくなりました。
                      最近は必要性も感じているのですが、このスタイルを貫いています。


                      撮影も画像処理も思っていた以上に厄介で、難易度がとても高いなあと感じています。
                      最初は甘く見ていましたが、4年ほど頑張ってもまだゴールにたどり着けないでいます。





                      撮影において重要なのは、空の透明度とフォーカス調整だと思っています。
                      それらが満足できる状態でないことが多くて、再撮影の繰り返しを余儀なくされています。


                      一方で画像処理方法はツールも含めて少しづつ変わっています。
                      これが進歩だと良いのですが、、、。

                      すでに公開した画像を見直してみると「これ駄目だなあ」と思うものが少なくありません。
                      画像の荒れや星像の崩れだったり、カブリ補正の過不足だったりと、いろいろなことが目に付きます。

                      そこで少し再処理をしてみようと思いました。
                      出来たものからご紹介していくつもりです。


                      もちろん写りの良くないものは画像処理をいくら頑張っても駄目ですから、それらは撮影からやり直したいと思います。
                      来年中のゴールを目指したいのですが、どうなることやら、、、。

                       








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