星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2017.12.06 Wednesday

星野写真(60Da、100mm) おうし座領域3

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        2017年12月に再処理しました。
        前のバージョンはこちら  → 2014/01/04 2016/12/28


    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「おうし座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・Mel 25 : 散開星団(ヒアデス星団、Caldwell Object C41)
      ・NGC1647 :  散開星団
      ・HH102 : ハービッグ・ハロー天体






      撮影日時 : 2014/01/04 21:12〜  480sec×11枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約-4℃

      撮影日時 : 2016/12/28 22:22〜  360sec×24枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約-8℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw6 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・FlatAidePro
        ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)

      空の暗さ(B)、透明度(A)、フォーカス(B)  5段階評価  2014/01/04
      空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価  2016/12/28



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




    この領域の主役は ”ヒアデス星団” で、とても大きな散開星団です。
    肉眼でもV字型に星が並んでいるのが分かりますが、散開星団としては星は比較的まばらで、
    メシエ番号は付いていません。
    でも「Mel 25」という番号が付いていて、カルドウェル天体にも選ばれています。
    オレンジ色の星と青白い星が混ざっていますが、両方とも散開星団に含まれるのですかね?
    V字型の星の並びはオレンジ色の星で構成されているようですが、、、。
    なお、1等星の ”アルデバラン” はたまたま同じ方向に見えているだけだということです。

    そして写野全体にこげ茶色のもくもくした雲のようなものが見えていますが、これは分子雲です。
    「おうし座分子雲」と呼ばれる大きな分子雲のごく一部が写っているのです。
    このようにとても広がった天体は、カメラレンズ向きだと思っています。
    それにしても、最近のデジカメはフィルム時代では思ってもみなかったものが写りますね。


    この領域は今までに2回(2014年と2016年)撮影しています。
    2014年は今までで最高とも言えるほど非常に透明度が良い空でした。
    2016年は総露光時間を1.6倍ほど伸ばしましたが、その写りには及びませんでした。
    やはり星空写真では空の透明度の良し悪しが一番の要素ですね。

    2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。
    すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
    写野はかなりずれていたので、合成後の写野は短辺が12%ほど、長辺が11%ほど狭くなってしまいました。 

    総露光時間が3.8時間ほどになったので、もくもくした分子雲がかなり滑らかになりました。
    もっと炙り出せそうな気もしますが、星像の肥大化が抑えられないので、この程度にしました。



    NGC1647 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        V字型をしたヒアデス星団の前方に位置している散開星団です。
        ヒアデス星団を写すと、ほとんどの場合にもれなく写ります。
        星の色合いは青白いようです。
     



    HH102 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        一番明るい星がヒアデス星団のε星です。
        そこから左下に暗黒星雲(LDN1551)が伸びています。
        そして、その先端付近に見える赤茶色の小さな天体がハービッグ・ハロー天体です。
        生まれたばかりの若い恒星が放出するジェットが、
        分子雲を励起して輝線星雲として観測されるそうです。
        こんなものが望遠レンズで写るなんて本当に驚きです。
        で、今回もこれを大事に仕上げたつもりです。
     


     








    2017.12.03 Sunday

    星野写真(60Da、100mm) オリオン座領域1

    0

          2017年11月に再処理しました。
          前のバージョンはこちら  → 2014/12/26


      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


      この「オリオン座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・M42 : 散光星雲(オリオン大星雲、NGC1976)
        ・M43 : 散光星雲(NGC1982)
        ・M78 : 散光星雲(ウルトラマンの生まれ故郷、NGC2068)
        ・NGC1973 : 散光星雲 (Running Man Nebula) 星雲の中にある散開星団はNGC1977
        ・NGC2023 : 反射星雲
        ・NGC2024 : 散光星雲 (燃える木星雲)
        ・IC434 : 散光星雲
        ・B33 : 暗黒星雲 (馬頭星雲)
        ・Sh2-276 : 散光星雲 (バーナードループ)
        ・LDN 1662 : 暗黒星雲






        撮影日時 : 2014/01/02 20:59〜  360sec×12枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−3℃

        撮影日時 : 2014/12/26 22:29〜  360sec×18コマ
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃

        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
        フィルター : 無し
        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
        追尾 : EM11(ノータッチ)
        処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw8.5 : Raw現像
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
          ・FlatAidePro
          ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)

        空の暗さ(C)、透明度(B)、フォーカス(C)  5段階評価  2014/01/02
        空の暗さ(CD)、透明度(C)、フォーカス(B)  5段階評価  2014/12/26



      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



      全天で最も華やかとも言える領域です。
      バーナードループを入れるために、主役は少し右に寄ってもらっています。

      明るい星雲ももちろん楽しいですが、この領域は濃い分子雲が分布していてそちらも凄いです。
      私の写真で、赤茶色のもやもやしたものが分子雲です。
      ほとんど全ての星雲が繋がっていて、近くに明るい星があると明るい星雲として輝いているように思えます。


      この領域は、今までに2回撮影しています(2014年の1月と12月)。
      そこで2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。 
      すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
      写野はずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に3%ほど狭くなっています。

      分子雲を浮かび上がらせるために、少し(かなり?)強めのコントラスト強調を行いました。
      総露光時間が180分にもなったので、私の荒い処理にも画像は破綻せずに何とか耐えてくれたようです。
      でも星が肥大化してしまってお恥ずかしい限りです。
      6等程度の星まで明るい部分の周りにハローのようなものが出来てしまっています。
      元画像の段階で星の輝度が裾を引いていて、処理と共にそれが明るく広がってしまうのです。
      マスクの作り方を変えたりしていろいろやったのですが、うまくいきませんでした。
      空の透明度やフォーカスに問題があったのかもしれませんし、カメラを含めて光学系の特性なのかもしれません。

      撮影地は南側が少し明るいので、背景の明るさや色合いに偏りが生じてしまいます。
      特に縦構図の場合は、その影響を強く受けてしまいます。
      グラデーションマスクを使って背景の明るさやコントラストを補正していますが、なかなか満足いくようには出来ません。
      コントラスト強調処理を施すたびに偏りが見えてきて補正する、ということの繰り返しです。

      特に意識してやった訳ではないのですが、前のバージョンに比べてM42の赤さが控え目になりました。
      もう少し赤みが欲しいとも思いましたが、バーナードループなどがもう色飽和しそうなのですよねえ。
      また多段露光を行なっていないので、M42は白飛びしています。
      でもいろんな天体を一緒くたに撮影しているので、まあ良いかなと思っています。

      背景の明るさ(暗さ)をどの程度にするのが良いのでしょうね?
      分子雲を主役にするなら、もっと明るく仕上げた方が良さそうです。
      一方で明るい星雲を主役にするなら、この程度のほうが引き締まった感じがするのですよね。
      これはプリントアウトを前提にするかそうでないかにも因るのかもしれません。



      M42、M43、NGC1973、NGC1981 (ピクセル50%表示で切り抜き)

          切り出してしまうと、多段露光をしていないので恥ずかしい画像ですねえ(苦笑)。

          「M42」は有名な「オリオン大星雲」です。
          中心部はとても明るいので、白飛びしています。
          周囲に淡くもやもやした分子雲が広がっていて、
          その一部がM42として(明るい星によって)輝いているようです。
          「M43」は鳥の頭のようにも見える星雲で、M42の一部のように見えますね。

          その上にある青っぽい星雲が「NGC1973」です。
          内部の少し赤っぽい部分が人が走っている姿のようにも見えるので、
          「ランニングマン星雲」と呼ばれています。
          私の画像ではちょっと分かり難いですね。
       



      IC434、馬頭星雲、NGC2024 (ピクセル50%表示で切り抜き)

          「B33」は暗黒星雲で、その形から「馬頭星雲」と呼ばれています。
          その背後にあって赤っぽく輝いているのが「IC434」という番号が付いている散光星雲です。
          淡い部分はかなり広がっていて、M42などと一体になっているように見えます。
          強いコントラスト強調をしているので、馬頭星雲が明るい星雲に食われて
          形が歪んでしまったようです。

          アルニタク(三ツ星の一番左側の星)の左側にある散光星雲が「NGC2024」で、
          その姿から「燃える木星雲」と呼ばれています。

          アルニラム(三ツ星の真ん中の星)の右側はちょっと面白そうな領域に思えます。
          そこで、こんな風に切り出してみたのです。
       



      M78 (ピクセル50%表示で切り抜き)

          「M78」はウルトラマンの故郷として有名ですね。
          近くの明るい星の光を反射して輝いている散光星雲(反射星雲)です。
          そのすぐ上にある似たような色合いの星雲は「NGC2071」です。
          両方とも暗黒帯の中に浮かんでいるように見えます。

          「バーナードループ」はオリオン座のほとんどを覆うほど大きな散光星雲で、
          オリオン大星雲付近に中心を持つ円弧状の形をしています。
          この切り出したあたりが最も濃い部分です。

          バーナードループを挟んで左上に見える暗黒星雲には「LDN 1662」という番号が付いています。
       


       








      2017.11.27 Monday

      星野写真(60Da、100mm) ろ座領域3

      0

        60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
        メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


        この「ろ座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
          ・NGC1360 : 惑星状星雲






          撮影日時 : 2017/11/19 22:34〜  120sec×36枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−3℃
          カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
          フィルター : 無し
          レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
          ガイド : EM11(ノータッチ)
          処理
            ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
            ・CameraRaw9: Raw現像
            ・StellaImage6.5 : デジタル現像
            ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
            ・FlatAidePro
            ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)
          空の暗さ(E-)、透明度(CD)、フォーカス(BC)  5段階評価



        StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




        この領域は「エリダヌス座」と「ろ座」の境界付近です。
        主役は「NGC1360」という番号が付いている惑星状星雲です。

        その大きさに釣られて撮影してみましたが、大きいゆえに淡いですね。
        でもコントラスト強調する前の段階でもその存在は分かりました。
        星雲の淡さよりも、南中高度が30度に満たないことが手強いです。
        天頂付近だと8分程度露光できるところが、2分ほどしか露光ができません。
        南中をはさんで90分ほど撮影しましたが、薄雲によるロスが少しありました。

        フォーカス調整はちょっとしくじって、青いフリンジを出してしまいました。
        でも赤いフリンジよりはましなので、ボツにせずに仕上げてみました。

        計画では撮影時間はもっとたっぷりあったのですが、構図決めに時間を費やしてしまいました。
        StellaNavigator(Ver9)では、写野の下側の左寄りのところに明るい星があることになっています。
        これが見つからなかったのです。
        どうやらこれはデータの間違いのようで、他の星の並びを頼りに構図決めをしました。



        NGC1360 (ピクセル100%で切り抜き)

            楕円形の青い星雲が惑星状星雲「NGC1360」です。
            のっぺりしていますが、形といい色合いといい、ちょっと不思議な姿ですね。

            左下隅に見えるのは渦巻き銀河「NGC1368」です。
            上の端に見えるのは渦巻き銀河「NGC1371」です。
            両方共に赤っぽく写っているのは低空だからでしょうか?
         


         








        2017.11.25 Saturday

        星野写真(60Da、100mm) ペルセウス座領域5

        1

        60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
        メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


        この「ペルセウス座領域5」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
          ・NGC1333 : 散光星雲(反射星雲)
          ・NGC1499 : 散光星雲(カリフォルニア星雲)
          ・IC348 : 散光星雲

          ・NGC1514 : 惑星状星雲






          撮影日時 : 2017/11/15 22:12〜  360sec×23枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約3℃
          カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
          フィルター : 無し
          レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
          ガイド : EM11(ノータッチ)
          処理
            ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
            ・CameraRaw9.12 : Raw現像
            ・StellaImage6.5 : デジタル現像
            ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
            ・FlatAidePro
            ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)
          空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(BC)  5段階評価



        StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




        この領域の主役はカリフォルニア星雲ではなくて、下側の分子雲と暗黒星雲が入り乱れている部分です。
        そこには幾つかの星雲があります。
        なおカリフォルニア星雲を主役としたものは、縦構図でペルセウス座領域 (4)として撮影しています。


        できれば10月の夜半過ぎに撮影したかったですね。
        でも空の透明度はまあまあ良くて地平高度も高かったので条件は良かったです。
        しかしフォーカス調整をミスってしまって、赤いフリンジを出してしまいました。
        星の揺らぎが大きくて、フォーカスのピークの判断が難しかったのが要因のひとつです。

        構図的には複数の対象を入れるのは面白いのですが、処理はとても厄介になります。
        淡い星雲や分子雲を炙り出そうとすると、明るいカリフォルニア星雲は処理が過剰になってしまいます。
        またフォーカスを追い込めなかったこともあって、処理を重ねるにつれて星像がどんんどん醜くなってしまいました。
        何度もやり直しましたが、最終的には淡い星雲の炙り出しはほどほどにしました。

        背景の色合いにもかなり悩みました。
        いつものようにやっていくと、青みが強く感じるのですよね。
        RGBの数値をチェックしてもそれほどでもないので、どうしてでしょう?
        これも何度もやり直しましたが、最終的には青みを抑えて赤みを少し加えました。

        この領域はどうも相性が悪いようで、何度撮影しても赤いフリンジを出してしまいます。
        これで最後にしようか、もう一度だけチャレンジしようか、悩んでいます。
          → 前回はこちら



        NGC1499(カリフォルニア星雲) (ピクセル33%表示で切り抜き)

            かなり大きくて明るい星雲です。
            アメリカのカリフォルニア半島に形が似ているそうですが、どうでしょう?
            Hα輝線で光っているので、色合い的には赤一辺倒です。
            左下の方向に淡い部分がかなり伸びています。
            右上の部分の周りには分子雲?がまとわりついています。
            分子雲?の一部が近くの明るい星に照らされて輝いているのが星雲の姿なのでしょう。
            NGCとICとで、同じ「1499と」いう番号が付いていますが、偶然でしょうか?
         



        IC348〜NGC1333 (ピクセル33%表示で切り抜き)

            切り出した領域は分子雲と暗黒星雲が入り乱れていますね。

            左寄りのところに明るい星が上下に並んでいます。
            「IC348」は、この付近の散開星団と青白っぽい反射星雲に付けられた番号のようです。
            その右側に暗い赤紫色の星雲がありますが、これには番号が無いのでしょうか?
            この星雲はとても淡くて、これ以上炙り出すのは諦めました。
            この赤紫色の星雲の上側を取り囲むように青っぽい星雲があるそうです。

            右寄りの小さな青白っぽい星雲が「NGC1333」です。
            この付近の分子雲はもっと下側まで広がっているようです。
         


         








        2017.11.22 Wednesday

        星野写真(60Da、100mm) オリオン座領域3

        0

          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


          この「オリオン座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・Sh2-264 : 散光星雲(エンゼルフィッシュ星雲)
                「エンゼルフィッシュ」と言うよりは「マンボウ」に見えます。
            ・vdB 38 : 反射星雲(エンゼルフィッシュの餌)






            撮影日時 : 2016/02/10 20:33〜  300sec×23枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖  気温は約−7℃

            撮影日時 : 2017/11/16 00:54〜  360sec×26枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖  気温は約−1℃

            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            ガイド : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw9 : Raw現像
              ・StellaImage6.5 : デジタル現像
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
              ・FlatAidePro
              ・Nik Collection (Dfine 2)

            空の暗さ(CD)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2016/02/10
            空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2017/11/16




          StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



          ステラナビゲータ(Ver9.2)では、エンゼルフィッシュ星雲の最も濃い部分しか表示されないようです。
          ここは「エンゼルフィッシュの背びれ」と呼ばれているところでしょうか?

          エンゼルフィッシュ星雲は非常に淡くて、試写画像をカメラのモニターで見ても殆ど分かりません。
          でも幸いなことに非常に明るい2つの星があるので、構図は決めやすいです。
          それにしてもとても大きくて、100mmレンズでもギリギリですね。


          今回は夜半過ぎに撮影できたので、夜空の状態はかなり良かったです。
          途中で薄雲の通過等があってロスしましたが、撮影を延長してたっぷり露光しました。

          処理の途中で方針を変更して、2016年の撮影のものを含めて仕上げることにしました。
            → 2016年の撮影はこちら
          その効果のほどは明確ではありませんが、淡い部分のざらつき等はだいぶ改善したかなと思っています。

          なお構図が少しずれていたために、横方向を3%ほど、縦方向を2%ほど、トリミングしています。


          エンゼルフィッシュ星雲の右半分は、なんとか炙り出すことができたと思います。
          でも左半分は厳しいですね。

          エンゼルフィッシュ星雲の右側は、縁に沿って分子雲のようなものが見られます。
          今回はこれがざらつかないように仕上げたつもりですが、ノイズリダクションをかけすぎた感もありますね。

          一方で星雲の左側は縁に沿って少し暗いです。
          単純にコントラスト強調をしていくと、この部分がどんどん暗くなってしまいます。
          そこで処理を比較明で重ねることでそれを回避しました。

          写野の左上隅は銀河(天の川)なので微光星がびっしりです。
          星雲をあぶり出すことと、この部分の星が自己主張しすぎないようにすることも苦労しました。

          いつもながらベテルギウスの周りに大きくオレンジ色のハローが出来てしまいました。
          うまく消せないので、そのままにしてあります。
          これをある人は「エンゼルフィッシュのフン」と呼びましたね。
          ちなみに、超新星爆発とは全く関係ありませんよ〜。


          エンゼルフィッシュの背びれ (ピクセル33%で切り抜き)

              一見のっぺりと見えるエンゼルフィッシュ星雲にも濃淡があります。
              魚の背びれに当たる部分が最も濃いです。
              そこで最近では「エンゼルフィッシュの背びれ」なんて呼ばれたりしています。
              その中にかなり淡いですが、青っぽい星雲?があるような気がします。
              背びれのすぐ上が暗いのは暗黒星雲があるためですが、私の画像では赤っぽくなってしまいました。
           



          vdB 38 (ピクセル33%で切り抜き)

              エンゼルフィッシュの口元の下に紫色?の反射星雲があります。
              これを最近では「エンゼルフィッシュの餌」と呼んでいるようです。
              さらにその下には、もやもやと分子雲?が見えています。
           



          Cr.69 (ピクセル33%で切り抜き)

              星雲の中心付近に少し明るい青白い星がいくつかあります。
              星図にはこの付近に「Collinder 69 (CR 69)」という散開星団が記載されていますが、
              これらの星でしょうか?
           



          参考までに、下の画像はコントラスト強調等の処理をする前の状態です。
            Raw現像で背景の色合いをグレーに調整しただけです。
            ヒストグラムのピークの輝度は103付近です。
           


           








          2017.11.19 Sunday

          星野写真(60Da、100mm) くじら座領域1

          0

                2017年11月に再処理しました。
                前のバージョンはこちら  → 2014/10/24  2016/12/28


            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


            この「くじら座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
              ・M77(NGC1068) : 渦巻き銀河

              ・NGC1055 : 渦巻き銀河
              ・NGC1073 : 棒渦巻き銀河






              撮影日時 : 2014/10/24 23:39〜  300sec×15枚
              撮影場所 : 長野県・蓼科にて  気温は約-2℃

              撮影日時 : 2016/12/28 20:44〜  300sec×16枚
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約-7℃

              カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
              フィルター : 無し
              レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
              追尾 : EM11(ノータッチ)
              処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw8.5 : Raw現像 
                ・StellaImage6.5 : Lab色彩調整
                ・FlatAide : フラット補正
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                ・FlatAidePro
                ・Nik Collection (Dfine 2)

             空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価  2014/10/24
             空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価  2016/12/28



            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




            くじら座は天の川銀河系の南極方向にあたるので星間物質が少なく、多くの銀河が見られるそうです。
            この写野でも12等よりも明るい銀河が8個も写っていて、画像を拡大して探してみるのも楽しいです。
            でもメシエ天体はM77だけなので、ちょっと寂しいですね。

            試写画像を裏面モニターで見たときは中央付近に銀河らしきものが確認できました。
            でもそれはM77ではなくてNGC1055だったようです。 


            今までに2回(2014年と2016年)撮影しています。
            2016年は、時期的には少し旬を過ぎてしまいましたが、
            冬の星座がまだ十分に昇ってこないので狙ってみました。
            2014年と比較すると、2014年の方が空の状態が良かったこともあって、写りは良かったです。

            2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。 
            すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
            写野はずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に8%ほど狭くなっています。

            総露光時間が155分にもなったので、背景はかなり滑らかになったと思います。
            それを大事にしたいので、強調処理は少しだけ控え目に仕上げました。



            M77 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                下側の丸い天体がM77ですが、この写真では銀河に見えませんね。
                M77はセイファート銀河に分類される銀河で、
                明るい中心核と外側に淡い広がりを持っているそうです。
                そう言われれば、そんなふうにも見えますね。

                真ん中やや下にあるのはNGC1055で、こちらは一見して銀河と分かりますね。
                暗黒帯が地球側を向いた、エッジオンタイプに分類される銀河です。
                すぐ上の2つの明るい星と合わせて、カエルの顔に見えるという人がいます。

                左上にあるのはNGC1073で棒渦巻き銀河です。

                こうやって複数の銀河を見比べるのはとても面白いですね。
                もっと鮮明に写せればもっと楽しいのでしょうが、、、。

             


             








            2017.11.13 Monday

            星野写真(60Da、100mm) ペルセウス座領域3

            0

                  2017年11月に再処理しました。
                  前のバージョンはこちら  →  2014/10/29  2016/01/13

              60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
              メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


              この「ペルセウス座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                ・M34(NGC1039) : 散開星団

                ・NGC891 : 渦巻き銀河(Caldwell Object C23) ※ 星座としてはアンドロメダ座
                ・NGC1023 : レンズ銀河






                撮影日時 : 2014/10/29 23:39〜  300sec×14枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約1℃

                撮影日時 :2016/01/13 21:03〜  300sec×15枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約-6℃

                カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                フィルター : 無し
                レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                追尾 : EM11(ノータッチ)
                処理
                  ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                  ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                  ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                  ・FlatAide : フラット補正
                  ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                  ・FlatAidePro
                  ・Nik Collection (Dfine 2)

               空の暗さ(C)、透明度(C)、フォーカス(CD)  5段階評価  2014/10/29
               空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(BC)  5段階評価  2016/01/13




              StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



              この領域は、ペルセウス座とアンドロメダ座の境界線がほぼ真ん中に通っています。
              左端の明るい星はペルセウス座β星でアルゴルという名前が付いています。
              食変光星として有名ですね。

              上側は秋の銀河(天の川)に近いので微光星がやや多いです。
              100mmレンズでも形の分かる系外銀河が多いのはちょっと意外でした。


              今までに2回撮影しているので、2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。
              すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
              写野がずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に3%ほど狭くなっています。

              2回ともフォーカスに難があります。
              特に2014年に撮影したものは、星の周りに赤いフリンジがかなり出てしまっています。
              この赤いフリンジを消しながら、銀河の色合いが淡泊にならないように仕上げたつもりです。
              それでも星の色合いが淡泊に感じられたので彩度を上げてごまかしました。
              どうも相性の良くない領域というのがあるようで、同じ問題点を繰り返してしまいます。



              M34 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                  メシエ天体なのにあまり注目されることのないマイナーな存在のようです。
                  でも比較的明るくて、見かけの大きさが満月ほどもある散開星団です。
               



              NGC891 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                  ほとんど真横から見ている形のエッジオン銀河です。
                  我々の天の川銀河系を横から見た姿と似ているそうです。
                  細長い紡錘形がきれいですね。
                  拡大撮影すると中央に暗黒帯がはっきり写るそうです。
               



              NGC1023 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                  左側にある銀河がNGC1023で、腕の部分も比較的明るいですが構造は見えないようです。
                  右側にある銀河がNGC1239ですが、分かりますか?
               


               








              2017.11.08 Wednesday

              星野写真(60Da、100mm) とかげ座領域1

              0

                    2017年11月に再処理しました。  → 前のバージョンはこちら

                60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                この「とかげ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                  ・Sh2-126 : 散光星雲






                  撮影日時 : 2015/11/15 19:53〜  360sec×19枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約8℃
                  カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                  フィルター : 無し
                  レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                  ガイド : EM11(ノータッチ)
                  処理
                    ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                    ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                    ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                    ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                    ・FlatAidePro
                    ・Nik Collection (Dfine 2)

                  空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価



                StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                とかげ座は明るい星が無くて、構図決めにとても苦労しました。
                11/12にチャレンジしたときには、あさっての方向を撮影していました(涙)。

                この領域の主役は「Sh2-126」なのですが、星図を見ていてその大きさにつられて星野写真リストに追加したのです。
                よく調べないで撮影に臨んだのですが、これって非常に淡いのですね。
                試写画像を見ても影も形もなく、星の並びを何度もチェックして構図を確認したほどです。
                自宅のPCで見ても、やはりそれらしきものは見えませんでした。
                でもカブリによる色ムラを補正するために彩度を思いっきり上げていくと、中央付近が赤くなってきました。
                これかなあ?
                とにかくその大きさにはびっくりしました。

                赤い星雲の左側には、淡いですが赤っぽいもやもやが広がっているように見えます。
                でもこれは実体ではなくて画像のムラなのかもしれません。
                さらに周囲には、あちこちに分子雲らしきものが見られます。
                全体的に星間ガスが複雑に分布していて、周囲の状況によって様々な表情を見せているのでしょうね。


                処理は非常に難航しました。
                星雲を浮かび上がらせようと無理をすると、背景や星雲はザラザラで、星はとても醜くなってしまいます。
                かと言って控え目に仕上げようとすると、星雲や分子雲がなかなか浮かび上がってこないのです。

                2年ほど経って改めて見直してみると、星像がぐちゃぐちゃであまりにも醜い状態になっていました。
                そこで星像にも気を配りながら処理をやり直してみることにしました。
                手を替え品を替えて何度もやってみたですが、やはり両立は無理でした。
                星雲や分子雲に関しては前バージョンのほうが気に入っています。
                いいとこ取りができればいいのですが、、、。

                それにしても赤い星雲と重なっている星はとても厄介ですね。
                どれもみんな赤いのですが、これって本当の色なんでしょうか?
                ベイヤー配列特有の色情報補間のせいではと疑っています。
                星雲を浮かび上がらせようとすると、それらの自己主張がとても強くて参ってしまいます。


                本来は9月頃に撮影する計画でしたが、いろいろあって遅くなってしまいました。
                空がまだ少し明るい時間帯の撮影でしたが、空の透明度の良さに助けられたようです。

                なお、構図的にはもう少し左側を入れたほうが良さそうですね。



                Sh2-126 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                    鷹の爪星雲とも呼ばれています。
                    星雲の周辺には、とかげ座アソシエーションと呼ばれるまばらな星の集まりがあるそうです。

                    こうして赤い部分を切り出してみるのも面白いですが、
                    分子雲を含めて広く見ると何か翼を広げた飛翔体に見えてきませんか?
                 





                参考までにコントラスト強調処理前の画像を下に示します。
                Raw現像してコンポジットして、明るさや色合いの偏りを除去した段階の画像です。
                グラデーションマスクを使った補正は30枚ほどのレイヤー使いました。
                通常はこの処理が最も厄介なのですが、今回はここからが悪路でした。




                 








                2017.11.06 Monday

                星野写真(60Da、100mm) うお座領域1

                0

                      2017年11月に再処理しました。
                      前のバージョンはこちら   →  2014/10/24  2016/11/25

                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                  この「うお座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・M74(NGC628) : 渦巻き銀河






                    撮影日時 : 2014/10/24 22:02〜  300sec×16枚
                    撮影場所 : 長野県・蓼科にて  気温は約-2℃

                    撮影日時 : 2016/11/25 23:16〜  300sec×18枚
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約-3℃

                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    追尾 : EM11(ノータッチ)
                    処理
                      ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                      ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                      ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                      ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                      ・FlatAidePro
                      ・Nik Collection (Dfine 2)

                    空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価  2014/10/24
                    空の暗さ(C)、透明度(C)、フォーカス(B)  5段階評価  2016/11/25



                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                  うお座の星の並びはよく分からないので、おひつじ座の明るい星から辿っていきます。
                  でも最初におひつじ座の位置を間違えて、無駄に時間を費やしてしまったことがありました。
                  早く自動導入ができるようにしないといけませんね。

                  この領域は恒星以外の天体がほとんど無くて、ちょっと(かなり)寂しいです。
                  試写画像を裏面モニターで見ても、M74は恒星ではなさそうですが渦巻銀河とは分かりませんでした。


                  今までに2回撮影しているので、2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。
                  すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。 
                  写野はずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に2%ほど狭くなっています。

                  総露光時間が170分になったので、背景はかなり滑らかになったと思います。
                  でも銀河がはっきりくっきりするわけではないですね。
                  銀河の色合いは、2014年のものは青白っぽく、2016年のものは赤っぽく写りました。
                  合成したので中間的な色合いになりましたが、どれが本当なのでしょう?

                  右端のやや下のあたりに、とても淡いですがもやもやしたものがあります。
                  こんなところにも分子雲があるのでしょうか?
                  それとも、単なるムラでしょうかね?



                  M74 (ピクセル100%表示で切り抜き)
                      無理を承知で100%表示で切り抜いてみました。
                      真上から渦巻きを眺める格好になるフェイスオン銀河です。
                      でもメシエ天体の中で最も暗い天体の一つと言われているそうです。
                      渦巻きの形はとてもきれいだそうですが、とても淡いですね。
                      それでも1本がぐるりと巻いた様子が何とか見てとれます。
                   


                   








                  2017.11.04 Saturday

                  星野写真(60Da、100mm) ろ座領域1

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                        2017年11月に再処理しました。
                        前のバージョンはこちら  →  2015/11/15  2016/01/04

                    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                    この「ろ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                      ・Fomax Dwarf : ろ座矮小銀河
                      ・NGC1097 : 棒渦巻銀河(Caldwell Object C67)






                      撮影日時 : 2015/11/15 21:59〜  120sec×36枚
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約8℃

                      撮影日時 : 2016/01/04 18:46〜  180sec×25枚
                      撮影場所 : 長野県・富士見町にて  気温は約5℃

                      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                      フィルター : 無し
                      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                      ガイド : EM11(ノータッチ)
                      処理
                        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                        ・Photoshop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                        ・FlatAidePro
                        ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)

                      空の暗さ(E-)、透明度(CD)、フォーカス(B)  5段階評価  2015/11/15
                      空の暗さ(DE)、透明度(D)、フォーカス(B)  5段階評価  2016/01/04



                    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                    ろ座は明るい星が少なくて星の並びもよく分かりません。
                    でも初めての撮影時に星図と双眼鏡で必死に探したので、2度目は比較的短時間で構図を決められました。
                    大まかな位置は、くじら座の頭の下あたりです。
                    この領域の主役は ”ろ座矮小銀河” で、天の川銀河の伴銀河です。
                    でもとってもとっても淡いです。


                    今までに2回撮影しましたが、南の低空なので空の状態の影響がとても大きいです。
                    撮影チャンスがなかなか無いので、2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。
                    すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
                    写野はずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に2%ほど狭くなっています。

                    画像ができるだけ荒れないように注意したつもりですが、
                    とても淡い矮小銀河を浮かび上がらせようとやはり無理してしまいました。
                    背景のムラを抑えるために、多くの処理では「カラー比較明」で重ねています。
                    そのために、少しのっぺりした感じになって、色合いもほとんどモノクロになってしまいました。
                    再処理の効果はほとんど感じられないような気もしますが、自己満足ということで、、、。



                    Fomax Dwarf (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        ろ座矮小銀河は天の川銀河の伴銀河です。
                        向こうからは天の川銀河がとても巨大に見えるのでしょうね。
                        それにしても淡いですねえ。
                        大きさは月の半分ぐらいはあるようです。
                        大きな望遠鏡でも見えないようですが、球状星団は幾つか見えるそうです。
                     


                        下の写真はハッブル宇宙望遠鏡で撮影されたものです。
                        写真はESAのサイトからお借りしました。  → こちら

                        丸で囲んだ天体が球状星団だそうです。
                     


                    ピクセル100%表示の画像で同じような範囲を切り出してみました。
                    1は確認できませんが、2,3,5は写っていますね。
                    矮小銀河の球状星団が写っているとは驚きです。
                     



                    NGC1097 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                        カルドウェル天体だけあって、きれいな形をした銀河ですね。
                        活動銀河の一種であるセイファート銀河だそうです。
                        中心部に超大質量ブラックホールを抱えているのでしょうね。
                        腕が綺麗で、近くに伴銀河も見られるそうです。
                        右上に伸びた腕の中に輝点がありますが、これが伴銀河のようです。
                     





                    参考までにRaw現像してコンポジットだけ行った画像を下に示します。
                    コントラスト強調等は一切行っていません。
                    この時点では ”ろ座矮小銀河” は影も形も見えません。
                    そして、こんなにカブリの偏りの大きな写真しか撮れない場所で撮影するのはやはり無謀(無茶)だと改めて痛感しています。
                     


                     








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