星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
ときどき猫ブログや宇宙物理学のブログになります
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2017.03.15 Wednesday

星野写真(60Da、100mm) りゅう座領域1

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「りゅう座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・NGC5866(M102?) : 系外銀河(レンズ状銀河)

      ・NGC5907 : 系外銀河(渦巻銀河)






      撮影日時 :  2017/02/25 02:45〜  360sec×17枚
      撮影場所 :  山梨県・みずがき湖にて  気温は約-6℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw6 : Raw現像
        ・FlatAide : フラット処理
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(AB)、透明度(B)、フォーカス(BC)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




    ”りゅう座” は、”こぐま座” を取り囲むように位置しています。
    大きな星座ですが、明るい星が少ないので馴染みが薄いですね。

    星野写真シリーズにおいて、この領域を選んだのは「NGC5866」があるからです。
    メシエ天体であるM102は、メシエカタログに載された位置に該当する天体が存在しません。
    「NGC5866」は、この行方不明天体の候補の一つとして考えられています。
    でも永遠に結論は出ないのでしょうね。

    この日は肉眼では感じなかったのですが、夜空がとても暗かったようです。
    6分露光でヒストグラムのピークが左から1/4を少し過ぎたあたりまでしかいきませんでした。
    ノータッチの追尾なので6分露光としましたが、10分程度の露光に耐えられたと思います。
    そんな好条件だったのに、フォーカス調整が追い込めずに赤いフリンジを発生させてしまいました。
    これを除去する処理をしたので、星の色が淡泊になってしまっています。

    前回と比べると総露光時間が2倍近くになっているので、はっきりくっきり調に仕上げてみました。
      → 前回はこちら
    個々の銀河の細かい様子は到底無理なので、大まかな様子と大きさが表現できれば良いと思っています。



    NGC5866、NGC5907 (ピクセル67%表示で切り抜き)

        あまり明るくありませんが、3つの系外銀河が写っています。

        NGC5866はM102の候補の一つとされているものです。
        S0銀河(レンズ状銀河)に分類されていて、ちょっと特異な姿をしているそうです。

        NGC5907は渦巻銀河を真横から見た、いわゆるエッジオン銀河です。
        銀河中心部(バルジ)の膨らみが非常に小さいそうで、とても細く見えますね。

     


     








    2017.03.04 Saturday

    星野写真(60Da、100mm) きりん座領域2

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      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


      この「きりん座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・IC342 : 渦巻き銀河 (Caldwell Object C05)
        ・Kemble's cascade (Kemble 1) : 星並






       撮影日時 : 2017/02/21 20:43〜  300sec×20枚
       撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−5℃
       カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
       フィルター : 無し
       レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
       追尾 : EM11(ノータッチ)
       処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw9.8 : Raw現像
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像
          ・FlatAide : フラット補正
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

       空の暗さ(CD)、透明度(BC)、フォーカス(BC)  5段階評価



      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




      きりん座というのはほとんど馴染のない星座なので、カシオペアからたどっていきました。
      時期的にはちょっと遅くて、夜空がまだ少し明るい時間帯の撮影になってしまいました。

      この領域の主役は「IC342」という渦巻き銀河です。
      渦巻きを真上から見た形の、いわゆるフェイスオン銀河です。
      局部銀河群に最も近い銀河群の1つである「マフェイ銀河群」の中で最も明るい2つの銀河のうちの1つだそうです。

      そしてもう1つちょっと面白いものがあります。
      約2.5度の長さに7〜8等級の10数個の星がきれいに並んでいて、
      Kemble’s cascade (ケンブルの滝) と呼ばれているものです。 
      これらの星々には特に関連はなくて偶然並んでいるだけのようですが、面白いですね。 

      真ん中やや右寄りの星は随分と赤っぽいですね。
      そして周囲には淡いですが赤っぽい星雲のようなものがあるようです。
      さらに暗黒帯もありそうで、秋の銀河(天の川)に近いだけありますね。

      この日は強風が吹き荒れていたせいか、星空が明るくて透明度もイマイチでした。
      おまけにフォーカス調整もうまくいかずに、星のまわりに赤いフリンジが出てしまいました。



      IC342 (ピクセル100%で切り抜き)

          見かけの大きさはまあまあですが、腕はとても淡くて、しかも随分と赤っぽいですね。
          私の写真では、何だか散光星雲にように見えてしまいます。
          やはりピクセル100%での切り出しは見るに堪えられませんね(涙)。
       



      Kemble's cascade (ピクセル33%で切り抜き)

          右上から左下の方向に星が並んでいます。
          元画像ではもっと目立っていたのですが、コントラスト強調していったら埋もれてしまいました。
          左下にある星の塊りは散開星団「NGC1502」です。
       


       








      2017.02.18 Saturday

      星野写真(60Da、100mm) きりん座領域3

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        60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
        メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


        この「きりん座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
          ・NGC2403 : 渦巻き銀河 (Caldwell Object C07)






          撮影日時 : 2017/02/04 01:44〜  360sec×17枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃
          カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
          フィルター : 無し
          レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
          追尾 : EM11(ノータッチ)
          処理
            ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
            ・CameraRaw8.5 : Raw現像
            ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
            ・FlatAide : フラット補正
            ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

          空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価



        StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




        この領域は、きりん座とおおぐま座の境界付近で、左下の明るい星はおおぐまの口にあたる星です。
        主役は「NGC2403」という比較的大きな渦巻き銀河です。

        中心部の腕は比較的明るいものの、周辺部の腕はかなり淡いとのことで、たっぷり露光してみました。
        試写画像を裏面モニターで見たときに、広がりを持った天体だということは一目で分かりました。
        でも比較的大きいと言っても、系外銀河を100mmで狙うのはやはり無理がありますね。

        この銀河は、エドウィン・ハッブルが宇宙膨張則 (ハッブルの法則) を発見したときに観測した銀河の一つだそうです。
        また出典によっては棒渦巻銀河と分類しているものもあり、どうも渦巻銀河と棒渦巻銀河の中間の形状のようです。



        NGC2403 (ピクセル50%表示で切り抜き)

            さんかく座の銀河M33と姿が似ているそうですが、私の写真ではよく分かりませんね。
            広がりは表現できるのですが、腕の構造までは難しいです。
            銀河中心核の両側に2つの恒星(私たちの天の川銀河の星です)が重なっているのが面白いです。
         


         








        2017.02.15 Wednesday

        星野写真(60Da、100mm) やまねこ座領域1

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          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


          この「やまねこ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・Jones-Emberson 1 (PK164+31.1) : 惑星状星雲






            撮影日時 : 2017/02/03 23:31〜 360sec×17枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−7℃
            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            追尾 : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw9.8 : Raw現像
              ・StellaImage6.5 : デジタル現像
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

            空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(BC)  5段階評価



          StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




          やまねこ座というのはほとんど馴染のない星座で、今回初めて知りました。
          左上隅の明るい星はおおぐまの口に相当する星で、この星からたどっていきました。<

          この領域の主役は惑星状星雲「Jones-Emberson 1 (PK164+31.1)」です。
          馴染みのないカタログ名ですね。
          「Jones」と「Emberson」はこの星雲を発見した人の名前です。
          PKカタログの数値は、銀経164度,銀緯+31度を表しているそうです。

          惑星状星雲としては比較的大きくて、亜鈴状星雲(M27)より少し小さい程度です。
          でもかなり淡いです。
          しかし数日前に撮影した「Sh2-290」ほどではないので、何とか浮かび上がらせることができました。
          空の状態は普通レベルで、肉眼ではやや明るく感じたのですが、撮影画像はそうでもなかったです。

          また写野の左上あたりのもやもやしたものが見られますが分子雲でしょうかね。
          最近はあちこちに分子雲が存在するのが分かってきたので、あまり驚かなくなりましたね。
          これは処理の早い段階で気付いたので、フラットエイドは使わずにフラット補正を行いました。
          でも手作業では限界があるので、なかなか補正しきれません。

          それにしても今回はどうしてこんなに構図が傾いてしまったのだろう?>
          まあカメラのファインダーがとても見づらい位置にあったのは確かなのですが、、、。



          Sh2-290 (ピクセル100%で切り抜き)

              大きめとは言ってもやはり小さいので、ピクセル100%表示で切り出してみました。
              中心部はやや青みがかった色合いで、周りを赤い星雲が取り巻いています。
              雰囲気が「らせん状星雲」に似ていますね。

              やはりピクセル100%で切り出すと、背景のもやもやが酷くて見るに堪えられませんね(涙)。
           


           








          2017.02.11 Saturday

          星野写真(60Da、100mm) かに座領域2

          0

            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


            この「はくちょう座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
              ・Sh2-290 : 惑星状星雲

              ・M67 : 散開星団 → かに座領域(1)






              撮影日時 : 2017/02/02 00:31〜  360sec×18枚
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−5℃
              カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
              フィルター : 無し
              レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
              追尾 : EM11(ノータッチ)
              処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw9.8 : Raw現像
                ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                ・FlatAide : フラット補正
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

              空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価



            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



            この領域はかに座とうみへび座の境界付近です。
            上のほうにある散開星団「M67」が目を引きますが、主役は惑星状星雲「Sh2-290」です。
            大きさはみずがめ座のらせん状星雲「NGC7293」に匹敵するそうです。

            その大きさに惹かれて撮影してみたのですが、淡くて淡くて全く歯が立ちませんでした(涙)。
            試写画像はもちろんのこと、ステライメージのデジタル現像で諧調を切り出しても全く見えません。
            それでも無理矢理炙り出そうとしたので、明るい星が凄いことになってしまいました。
            3等星がまるで1等星のように振舞っていますね(苦笑)。
            それでもまだ星雲が見えてきません。
            目を凝らして見ると色ノイズとも思える大きなかたまりに気が付きましたが、これでしょうか?>
            ネットで公開されている画像と星の並びなどを比較してやっと確認ができました。

            空の状態はまあまあだと思ったのですが、目に見えないような薄雲の影響があったかもしれません。
            2時間近くの露光をしてもこれですから、これは私の手に負える対象ではないですね。
            再チャレンジはしないと思います。
            ボツにしようかとも思ったのですが、ファインディング・チャートに使ってもらえたら幸いです。



            Sh2-290 (ピクセル50%で切り抜き)

                中心部は青緑色で、その周囲にきわめて淡い赤い星雲が取り巻いているそうです。
                私の画像でも、青緑色の領域は何とか分かります。
                でもその周囲の赤い領域はかなり微妙ですね。
                色ノイズのようにも思えます。

                惑星状星雲としては知られている中ではかなり古くて、実サイズもかなり大きいそうです。
             


             








            2017.02.08 Wednesday

            星野写真(60Da、100mm) オリオン座領域4

            0

              60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
              メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


              この「オリオン座領域4」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                ・Sh2-261 : 散光星雲
                ・Sh2-254 : 散光星雲
                ・Sh2-255 : 散光星雲
                ・Sh2-257 : 散光星雲

                ・M35 : 散開星団 ※ 星座としてはふたご座に位置します → ふたご座領域(1)
                ・IC443 : 散光星雲 (くらげ星雲) ※ 星座としてはふたご座に位置します → ふたご座領域(1)
                ・NGC2174 : 散光星雲 (モンキー星雲) → ふたご座領域(1)

                ・NGC2158 : 散開星団
                ・Cr89 : 散開星団






                撮影日時 : 2017/02/01 22:07〜  360sec×19枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき湖  気温は約−2℃
                カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                フィルター : 無し
                レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                追尾 : EM11(ノータッチ)
                処理
                  ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                  ・CameraRaw9.8 : Raw現像
                  ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                  ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価



              StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



              この領域はオリオンが右手で振り上げたこん棒の少し左上あたりで、オリオン座とふたご座の境界付近です。
              冬の銀河(天の川)の中に散光星雲が点在していて、かなりカラフルですね。
              主役は、散光星雲「Sh2-261」と、散光星雲の三兄弟「Sh2-254」,「Sh2-257」,「Sh2-255」です。
              でも、ふたご座の足元付近を一緒に写したので、そちらの星雲星団に主役を奪われてしまったようです。
              なお、ふたご座の足元付近は「ふたご座領域(1)」で紹介しています。

              時期的にはちょっと遅くて、夜半前の撮影になってしまいました。
              でも空の透明度は比較的良かったので、写りはまあまあだと思います。
              ただし、目には分からない程度の薄雲の影響はあったかもしれません。
              個々の星雲に対しては少し物足りない気もしますが、全体の雰囲気を重視して仕上げています。
              それにしてもいつものことですが、構図が傾いていて恥ずかしい次第です(涙)。



              Sh2-261、Sh2-254-257 (ピクセル50%で切り抜き)

                  下側の散光星雲が「Sh2-261」です。
                  比較的大きくて、視直径はほぼ満月と同じぐらいだそうです。
                  南北方向につぶれた「ばら星雲」のような感じですね。

                  上側に散光星雲が3つ並んでいて、団子三兄弟といったところでしょうか。
                  右側から「Sh2-254」,「Sh2-257」,「Sh2-255」です。
               



              M35 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  ふたご座の足元に位置する、満月ほどの大きさの明るい散開星団です。
                  そのすぐ右下に見えるのがNGC2158という番号が付いた散開星団です。
                  ちょっと球状星団のように見えますね。
               



              NGC2174 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  モンキー星雲と呼ばれている散光星雲です。
                  逆さにすると猿の横顔のように見えるらしいですが、どうでしょう?
                  この星雲は散開星団NGC 2175に付随しているそうです。
               



              IC443 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  くらげ星雲と呼ばれている散光星雲で、超新星の爆発で形成されたようです。
                  頭?の部分はなんとか写りますが、足の部分は淡いです。
                  中央やや上の少し明るい星が集まっているのは「Cr89」という散開星団のようです。
                  さらに左側の明るい星の上に、とても淡いですが赤っぽい星雲?があるようです。
               


               








              2017.01.12 Thursday

              星野写真(60Da、100mm) おうし座領域3

              0

                60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                この「おうし座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                  ・Mel 25 : 散開星団(ヒアデス星団、Caldwell Object C41)
                  ・NGC1647 :  散開星団

                  ・HH102 : ハービッグ・ハロー天体






                  撮影日時 : 2016/12/28 22:22〜  360sec×24枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃
                  カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                  フィルター : 無し
                  レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                  追尾 : EM11(ノータッチ)
                  処理
                    ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                    ・CameraRaw6 : Raw現像
                    ・StellaImage6.5 : Lab色彩調整
                    ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                  空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価




                StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                この領域の主役は ”ヒアデス星団” で、とても大きな散開星団です。
                肉眼でもV字型に星が並んでいるのが分かりますが、散開星団としては星は比較的まばらで、
                メシエ番号は付いていません。
                でも「Mel 25」という番号が付いていて、カルドウェル天体にも選ばれています。
                オレンジ色の星と青白い星が混ざっていますが、両方とも散開星団に含まれるのですかね?
                V字型の星の並びはオレンジ色の星で構成されているようですが、、、。
                なお、1等星の ”アルデバラン” はたまたま同じ方向に見えているだけだということです。

                そして写野全体にこげ茶色のもくもくした雲のようなものが見えていますが、これは分子雲です。
                「おうし座分子雲」と呼ばれる大きな分子雲のごく一部が写っているのです。
                このようにとても広がった天体は、カメラレンズ向きだと思っています。
                それにしても、最近のデジカメはフィルム時代では思ってもみなかったものが写りますね。

                前回は年に一度あるかないかというぐらいに非常に透明度が良い空でした。
                  → 前回はこちら
                今回は普通の星空だったので、総露光時間をかなり長くしてみました。
                結果は残念ですが、前回のほうが写りは良かったです。
                それを画像処理でカバーしようとしたのですが、どうでしょう?
                分子雲をある程度は炙り出すことはできましたが、やはりざらついてしまいました。
                これを滑らかに仕上げるには、いったいどれだけの露光時間が必要なのでしょう?



                NGC1647 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                    V字型をしたヒアデス星団の前方に位置している散開星団です。
                    ヒアデス星団を写すと、ほとんどの場合にもれなく写ります。
                 



                HH102 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    一番明るい星がヒアデス星団のε星です。
                    そこから左下に暗黒星雲(LDN1551)が伸びています。
                    そして、その先端付近に見える赤茶色の小さな天体がハービッグ・ハロー天体です。
                    生まれたばかりの若い恒星が放出するジェットが、分子雲を励起して輝線星雲として観測されるそうです。
                    前回、こんなものが望遠レンズで写るんだと知って、とてもびっくりした記憶があります。
                    で、今回もこれを大事に仕上げたつもりです。
                 


                 








                2017.01.09 Monday

                星野写真(60Da、100mm) くじら座領域1

                0

                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                  この「くじら座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・M77(NGC1068) : 渦巻き銀河

                    ・NGC1055 : 渦巻き銀河
                    ・NGC1073 : 棒渦巻き銀河






                    撮影日時 : 2016/12/28 20:44〜  300sec×16枚
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約-7℃
                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    追尾 : EM11(ノータッチ)
                    処理
                      ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                      ・CameraRaw8.5 : Raw現像 
                      ・StellaImage6.5 : Lab色彩調整
                      ・FlatAide : フラット補正
                      ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                    空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                  くじら座は天の川銀河系の南極方向にあたるので星間物質が少なく、多くの銀河が見られるそうです。
                  この写野でも12等よりも明るい銀河が8個も写っていて、画像を拡大して探してみるのも楽しいです。
                  でもメシエ天体はM77だけなので、ちょっと寂しいですね。

                  試写画像を裏面モニターで見たときは中央付近に銀河らしきものが確認できました。
                  でも、前回もそうだったのですが、それはM77ではなくてNGC1055だったようです。 

                  時期的には少し旬を過ぎてしまいましたが、冬の星座がまだ十分に昇ってこないので、狙ってみました。
                  前回と比較すると、前回の方が空の状態が良かったこともあって、写りは良かったです。
                    → 前回はこちら
                  それを画像処理でカバーしようとしたのですが、やはり無理でした。
                  また銀河の色合いが赤っぽくなったのですが、空の状態が反映したのでしょうか?



                  無理を承知で100%表示で切り抜いてみました。

                  M77 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                      下側の丸い天体がM77ですが、この写真では銀河に見えませんね。
                      M77はセイファート銀河に分類される銀河で、明るい中心核と外側に淡い広がりを持っているそうです。
                      そう言われれば、そんなふうにも見えますね。

                      真ん中やや下にあるのはNGC1055で、こちらは一見して銀河と分かりますね。
                      暗黒帯が地球側を向いた、エッジオンタイプに分類される銀河です。
                      すぐ上の2つの明るい星と合わせて、カエルの顔に見えるという人がいます。

                      左上にあるのはNGC1073で棒渦巻き銀河です。

                      こうやって複数の銀河を見比べるのはとても面白いですね。
                      もっと鮮明に写せればもっと楽しいのでしょうが、、、。

                   


                   








                  2016.12.22 Thursday

                  星野写真(60Da、100mm) おおいぬ座領域1

                  0

                    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                    この「おおいぬ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                      ・M46 : 散開星団(NGC2437、とも座)
                      ・M47 : 散開星団(NGC2422、とも座)
                      ・M50 : 散開星団(NGC2323、いっかくじゅう座)
                      ・IC.2177 : 散光星雲(わし星雲、かもめ星雲(Seagull Nebula))
                      ・NGC2359 : 散光星雲(トールのかぶと星雲(Thor's Helmet))






                      撮影日時 : 2016/12/07 00:53〜  300sec×25枚
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-3℃
                      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                      フィルター : 無し
                      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                      追尾 : EM11(ノータッチ)
                      処理
                        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                      空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価




                    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                    メシエ番号の付いている散開星団が3つもあります。
                    でも所属はとも座といっかくじゅう座で、おおいぬ座ではありません。
                    この領域の主役は ”わし星雲(かもめ星雲)” でしょうね。
                    ”トールのかぶと星雲” も小さいですが面白い天体です。
                    このように、ここはいろんな天体が集まっていて、なかなか楽しい領域です。


                    前回と比べると、空の状態も良くて、たっぷり露光してみました。
                      → 前回はこちら
                    でも残念ながら、結果はあまり差がないように思えます。
                    おおいぬ座付近は、何度撮影しても処理が難航します。
                    色合いとしてはシアン系が強いように思われ、どうも苦手です。

                    わし星雲(かもめ星雲)は全体的にのっぺりしていて、どのように仕上げていいのか悩みますね。
                    散開星団との両立も悩ましいです。
                    今回も星雲を主体に仕上げたので、散開星団にとってはやり過ぎになっていますね。



                    M46、M47 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                        比較的大きな散開星団が仲良く並んでいます。
                        それぞれにオレンジ色の星を従えているのも面白いです。
                        星座としてはとも座に位置しています。
                        左側のM46の中には小さな惑星状星雲(NGC2438)があるのですが、、、。
                        処理をちょっと弱めにして、ピクセル等倍で切り出してみましたが、ほとんど分かりませんね(涙)。
                     





                    M50 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                        星座としてはいっかくじゅう座に位置しています。
                        構図の問題で隅のほうに追いやられてしまいました。
                        申し訳ないです。
                     



                    IC2177 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                        とても大きな散光星雲で、淡い部分が周囲に大きく広がっていますね。
                        日本では「わし星雲」と呼ばれていますが、英語では「Seagul nebula (かもめ星雲)」の愛称があります。
                        夏の天の川の中心部にあるM16も「わし星雲」と呼ばれているので紛らわしいです。
                     



                    NGC2359 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        形も色もとても面白い星雲ですが、私の画像では形が分かりますでしょうか。
                        時計と反対方向に90度回転させると兜の姿になるようです。
                        色がとてもきれいな星雲ですね。
                     


                     








                    2016.12.18 Sunday

                    星野写真(60Da、100mm) ペルセウス座領域2

                    0

                      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                      この「ペルセウス座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                        ・Mel.20 : 散開星団 α星付近のとても大きな散開星団です。
                        ・NGC1528 : 散開星団
                        ・NGC1491 : 散光星雲






                        撮影日時 : 2016/12/06 23:02〜  360秒×16枚
                        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-2℃
                        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                        フィルター : 無し
                        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                        追尾 : EM11(ノータッチ)
                        処理
                          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                          ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                        空の暗さ(B)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



                      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                      この領域の主役は「Mel20」という散開星団で、肉眼でも明るい星が点在しているのが分かります。

                      秋の銀河(天の川)の中なので微光星がびっしりですね。
                      いつもより星の色合いを少し強調して仕上げてみました。
                      所々に見られるオレンジ色の星がとてもチャーミングで惹かれますね。
                      微光星の密度は一様ではなく、淡い暗黒帯があるようにも見えます。

                      前回の撮影は時間帯が早いこともあって星空がやや明るかったのです。
                        → 前回はこちら
                      今回は夜半少し前からの撮影で、地平高度が高いこともあって、たっぷり露光できました。
                      明るい星の星像がやや大きくなってしまいましたが、星の色合いがカラフルに表現できたので良しとしました。



                      Mel20 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                          ペルセウス座のアルファ星の周りには明るい星が集まっています。
                          散開星団として捉えられることは少ないようですが、Mel20という番号がちゃんと付いています。
                          どこからどこまでが散開星団なんでしょうか?
                          青白い星にまじって、オレンジ色の星が目立ちますね。
                       



                      NGC1528 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                          銀河(天の川)の中なので散開星団がたくさんありますが、NGC1528はやや大きめ散開星団です。
                          そこから西側に2度ほど離れたところに、小さな散光星雲NGC1491があります。
                          周囲にかなり淡い領域が広がっています。
                          さらにその右上には、これまた淡い星雲が広がっているように見えます。
                       


                       








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