星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2018.05.22 Tuesday

星野写真(60Da、100mm) うみへび座領域3

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「うみへび座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M83 : 系外銀河(渦巻銀河、南の回転花火銀河)






      撮影日時 : 2015/02/21 03:38〜  240sec×23コマ
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−9℃

      撮影日時 : 2018/05/14 21:02〜  120sec×51コマ
      撮影場所 : 山梨県・みずがき山 気温は約9℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      赤道儀 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw9: Raw現像
        ・DSS : コンポジット
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・FlatAidePro
        ・Nik Collection (Dfine 2)

      空の暗さ(D)、透明度(C)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/02/21
      空の暗さ(E)、透明度(D)、フォーカス(C) 5段階評価  2018/05/14



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




    この領域の主役は「南の回転花火銀河(M83)」です。
    でも、うみへび座とケンタウルス座の境に位置していて地平高度があまり高くなりません。
    南中時の高度は約24度しかありません。

    この日は晴れてはいるものの、透明度はイマイチで空が明るく感じられました。
    撮影したのが夜半前だったことも影響したかと思います。
    前回は春になる前の空の透明度が良い時期に撮影したのですよねえ。
    その時と比べると、露光時間を半分にしなければならないほど空が明るかったです。
    実を言うともっと高度の高い「おとめ座領域1」を撮影しようと思っていたのです。
    でもどうしても構図を決めることができなくて急遽変更したのです。

    空の状態が良くないとカブリ補正がとても厄介になります。
    よほどボツにしようかと思ったのですが、2015年に撮影した画像も使って処理することにしました。
    それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。それからは通常の処理で仕上げています。
    それぞれの構図が少しずれていたので、縦横共に約94%のトリミングになっています。

    ”M83” の写りははっきり言って前回単独のほうが良いですね。
      → 前回はこちら
    2回分のメリットは背景が少しだけきれいになったことでしょうか(涙)?

    真ん中より少し上でやや右寄りのところに薄っすらと赤っぽい領域があるのですが何でしょう?
    前回の画像では分からないのでムラでしょうか?
    まあ前回はフラット補正の処理で消してしまったという可能性はありますが、、、。



    M83 (ピクセル67%表示で切り抜き)

        北の回転花火銀河(M101)と並んで、 「南の回転花火銀河」と呼ばれている大変美しい銀河です。
          → M101はこちら
        ちょうどこちら側に銀河の面が向いているので、渦巻き の様子もよく分かります。
        拡大撮影すると、渦巻きの腕に点々とHII領域が見られるそうです。
     


     








    2018.05.07 Monday

    星野写真(60Da、100mm) からす座領域1

    0

      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


      この「からす座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・NGC4038/9 : 系外銀河 (衝突銀河) (触角銀河、アンテナ銀河、Caldwell Object C60,61)
        ・NGC4361 : 惑星状星雲






       撮影日時 : 2015/02/14 01:00〜  240sec×17枚
       撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-12℃

       撮影日時 : 2018/04/15 21:10〜  180sec×28枚
       撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約6℃

       カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
       フィルター : 無し
       レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
       赤道儀 : EM11(ノータッチ)
       処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw9: Raw現像
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
          ・FlatAidePro
          ・Nik Collection (Dfine 2)

       空の暗さ(D)、透明度(C)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/02/14
       空の暗さ(D)、透明度(C)、フォーカス(C) 5段階評価  2018/04/15



      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




      からす座は4つのちょっと歪な四辺形で構成されていて、目に付きやすい星座です。
      この付近には撮影したものが幾つかあるのですが、それぞれが少し離れていて一緒に撮影できないのが残念です。
      この「からす座領域(1)」は「触角銀河(アンテナ銀河)」が目玉ですが、100mmレンズではちょっと(かなり)無理でした。

      南の空であまり高度が高くないので空が明るかったです。
      しかもシーングが悪くて星像が落ち着かず、フォーカス調整を失敗して赤いフリンジを出してしまいました。
      そこで前回(2015年)に撮影した画像も使って処理しました。
        → 前回(2015年)はこちら
      それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
      それからは通常の処理で仕上げています。
      それぞれの構図がずれていたので、横方向が約96%、縦方向が約96%のトリミングになっています。

      総露光時間がかなり長くなったのですが、背景の荒さも天体の写りもあまり改善できていません。
      やはり空の状態などがあまり良くない条件では、単に総露光時間を伸ばしただけでは駄目なのですね。



      NGC4038/9 (ピクセル67%表示で切り抜き)

          左上に見えるのが「触角銀河」とか「アンテナ銀河」とか呼ばれている系外銀河です。
          小さな2つの銀河がくっついているように見えますね。
          実際、これは2つの銀河が数億年前に衝突した姿だそうです。
          NGC4038とNGC4039という番号が振られています。
          上下に2本の長い触角のようなものが伸びているのですが、私の写真では分かりませんね。

          近くにも小さな銀河が写っていたので、少し広く切り出しています。
       



      NGC4361 (ピクセル67%表示で切り抜き)

          とても小さいですが、惑星状星雲独特の色が何となく分かりますね。
          拡大撮影すると、外側の青いガスが渦を巻くように曲がっていて、銀河のようにも見えるそうです。
       


       








      2018.04.25 Wednesday

      星野写真(60Da、100mm) かみのけ座領域3

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        60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
        メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


        この「かみのけ座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
          ・M58(NGC4579) : 系外銀河 (棒渦巻銀河)
          ・M59(NGC4621) : 系外銀河 (楕円銀河)
          ・M60(NGC4649) : 系外銀河 (楕円銀河)
          ・M84(NGC4374) : 系外銀河 (渦巻銀河/楕円銀河)
          ・M85(NGC4382) : 系外銀河 (レンズ状銀河)
          ・M86(NGC4406) : 系外銀河 (楕円銀河)
          ・M87(NGC4486) : 系外銀河 (楕円銀河) おとめ座A(中心からジェットを噴出している)
          ・M88(NGC4501) : 系外銀河 (渦巻銀河)
          ・M89(NGC4552) : 系外銀河 (楕円銀河)
          ・M90(NGC4569) : 系外銀河 (渦巻銀河)
          ・M91(NGC4548) : 系外銀河 (棒渦巻銀河)  M91は諸説あるがNGC4548が有力らしい
          ・M98(NGC4192) : 系外銀河 (渦巻銀河)
          ・M99(NGC4254) : 系外銀河 (渦巻銀河)
          ・M100(NGC4321) : 系外銀河 (渦巻銀河)






          撮影日時 : 2014/03/23 22:34〜  360sec×12枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約3℃

          撮影日時 : 2018/04/09 23:02〜  240sec×21枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約4℃

          カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
          フィルター : 無し
          レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
          赤道儀 : EM11(ノータッチ)
          処理
            ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
            ・CameraRaw9: Raw現像
            ・DSS : コンポジット
            ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
            ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
            ・FlatAidePro
            ・Nik Collection (Dfine 2)

          空の暗さ(B)、透明度(C)、フォーカス(B) 5段階評価  2014/03/29
          空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(BC) 5段階評価  2018/04/09



        StellaNavigator での写野 (銀河がとても多いので、メシエ天体だけを表示しています。)



        かみのけ座とおとめ座の境界付近です。 
        明るい星が無いので構図決めに苦戦しました。
        しし座のしっぽの先のβ星(デネボラ)を目印としてだいたいの位置を決めて、おとめ座のε星を写野に入れてからずらしていきました。

        メシエ番号の付いた銀河だけでも14個もあって、とても楽しい領域です。
        メシエ番号のもの以外にも、たくさんの系外星雲が写っています。
        この焦点距離では系外銀河に対して全くの力不足ですが、明らかに恒星とは違って見える天体があちこちに見つけることができてとても楽しいです。


        全体的には少し春霞の星空でしたが、天頂付近は意外に暗かったです。
        試写のヒストグラムからは露光は6分ほどかけられそうでしたが、4分にしました。
        ときどき強い風が吹くので、ぶれて使えないコマが出ることを想定して枚数を稼ぎたかったからです。
        結果的には使えないコマはあまり無かったので、この判断が裏目に出たかもしれません。

        前回(2014年)に撮影した画像も使って処理しました。
          → 前回はこちら
        それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
        それからは通常の処理で仕上げています。
        それぞれの構図が少しずれていたので、横方向が約96%、縦方向が約94%のトリミングになっています。

        前回は銀河のディテール表現は諦めて、大きさや形を分かりやすくするような方向で画像処理をしました。
        今回は銀河のディテールを少しは表現したいと思って、少し控え目に仕上げています。
        だから写野全体を見れる倍率で表示すると、どうしても物足りなさを感じてしまいますね。

        総露光時間がかなり長くなったので、背景が滑らかになるのを期待したのですが、期待ほどではありませんでした。
        コントラスト強調を重ねていくと、色ムラがひどくなるのですよね。
        この色ムラは気になる時とそうでない時があるのですが、正体は一体何なのでしょう?
        今回は銀河のディテールよりも背景のほうを気にして作業をしていました。


        複数の銀河を一緒に切り出したいので、今回は少し小さ目に切り出しました。



        M58、M59、M60、M89、M90 (ピクセル50%表示で切り抜き)

            メシエ番号の付いた銀河が5つも写っています。
            M58は棒渦巻銀河、M90は渦巻銀河、他の3つは楕円銀河です。
            それ以外にも小さな銀河が複数写っていますね。
         



        M84、M86、M87 (ピクセル50%表示で切り抜き)

            M84とM86から始まる弓状の銀河の並びは
            マルカリアンの銀河鎖(Markarian's Chain)と呼ばれています。
            M87は巨大な楕円銀河で、おとめ座銀河団の中心に位置しています。
            これらが楕円銀河でなく渦巻き銀河だったら壮観でしょうね。
         



        M85 (ピクセル50%表示で切り抜き)

            レンズ状銀河は、渦巻銀河と同じような凸レンズ状のディスク構造を持っていますが、
            渦状腕などの円盤部がありません。
         



        M88、M91 (ピクセル50%表示で切り抜き)

            M88は渦巻銀河で、M91は棒渦巻銀河です。
            M91は、メシエ天体の中で位置が分からないものの一つです。
            諸説があるようですが、ここではNGC4548をM91としています。
         



        M98、M99、M100 (ピクセル50%表示で切り抜き)

            M98は渦巻銀河で、斜めから眺めていることになります。
            M99はフェイスオンの渦巻き銀河ですが、何やら腕が一本だけ目立っていますね。
            M100もフェイスオンの渦巻き銀河で、こちらはきれいな姿をしていますね。
         


         








        2018.04.19 Thursday

        星野写真(60Da、100mm) りょうけん座領域2

        0

          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


          この「りょうけん座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・M106(NGC4258) : 渦巻銀河
            ・NGC4449 : 不規則銀河 (Caldwell Object C21)
            ・NGC4490 : 渦巻銀河 (まゆ銀河)

            ・NGC4051 : 渦巻銀河 (おおぐま座に位置しています)
            ・NGC4244 : 渦巻銀河






            撮影日時 : 2014/03/04 01:48〜 480sec×8コマ
            撮影場所 : 山梨県・高根町 気温は約-13℃

            撮影日時 : 2018/04/09 21:16〜 240sec×23コマ
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約4℃

            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            赤道儀 : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw9: Raw現像
              ・DSS : コンポジット
              ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
              ・FlatAidePro
              ・Nik Collection (Dfine 2)

            空の暗さ(B)、透明度(C)、フォーカス(AB) 5段階評価  2014/03/04
            空の暗さ(BC)、透明度(C)、フォーカス(BC) 5段階評価  2018/04/09



          StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



          ”りょうけん座” は ”おおぐま座” と ”うしかい座” の間にある小さな星座です。
          明るい星が少ないので、構図決めにはいつも時間がかかってしまいます。

          春の星座は系外銀河の宝庫ですね。
          この領域は「M106」が目玉ですが、形の変わったNGC4449とNGC4490も面白いです。
          それ以外にも、小さいですがちょっと目に付く銀河があります。


          全体的には少し春霞の星空でしたが、天頂付近は意外に暗かったです。
          試写のヒストグラムからは露光は6分ほどかけられそうでしたが、4分にしました。
          ときどき強い風が吹くので、ぶれて使えないコマが出ることを想定して枚数を稼ぎたかったからです。
          結果的には使えないコマはあまり無かったので、この判断が裏目に出たかもしれません。

          2014年に撮影した画像も使って処理しました。
            → 2014の撮影
          それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
          それからは通常の処理で仕上げています。
          それぞれの構図がずれていたので、横方向が約90%、縦方向が約92%のトリミングになっています。

          総露光時間がかなり長くなったので、背景が滑らかになるのを期待したのですが、期待ほどではありませんでした。
          コントラスト強調を重ねていくと、色ムラがひどくなるのですよね。
          この色ムラは気になる時とそうでない時があるのですが、正体は一体何なのでしょう?

          系外銀河中心の星野写真は、画像処理の塩梅が意外と厄介です。
          全体表示の画像を見ながらやっていると、ついついコントラストを強調してしまって、銀河のディテールを潰してしまいます。
          今回もそうで、背景の色ムラも醜かったので、あまりコントラスト強調せずに、あっさりと仕上げ直しました。

          また銀河の色合いは、前回は少し青っぽかったですが、今回は少し赤っぽくなりました。
          前回のほうが好みなのですがねえ。



          M106 (ピクセル67%表示で切り抜き)

              アンドロメダ銀河とほぼ同じ向きから見ている格好になるそうです。
              中心付近の腕は明るいですが、それを包むように広がる腕はとても淡いです。 
              明るい部分の内部構造はこの焦点郷里では無理ですね。
              周りに小さな銀河がいくつか写っています。 
           



          NGC4449 (ピクセル67%表示で切り抜き)

              小型の不規則銀河で、天の川銀河の伴銀河である大マゼラン雲と似た大きさだそうです。
              周辺銀河の影響により爆発的な星形成が広範囲で進んでいるそうです。
              私の写真では何が何だか全く分かりませんねえ。
           



          NGC4490 (ピクセル67%表示で切り抜き)

              「まゆ銀河(Cocoon Galaxy)」と呼ばれている渦巻き銀河です。
              すぐ近くにあるNGC4485という小さな銀河と互いに力を及ぼしあって、
              このような形になってしまったそうです。
           



          NGC4051 (ピクセル75%表示で切り抜き)

              ちょっと目に付いた銀河です。
              中心核が活発な活動を示している「セイファート型銀河」として有名だそうです。
           



          NGC4244 (ピクセル67%表示で切り抜き)

              ちょっと目に付いた銀河です。
              とても細く見えるエッジオン銀河は大好きです。
              中心付近が少し赤っぽくみえるのですが、気のせいでしょうか?
              構図的に端になりすぎてしまったのが悔しいです。
           


           








          2018.04.11 Wednesday

          星野写真(60Da、100mm) かんむり座領域1

          0

            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。

            撮影対象になる星雲星団や銀河はありませんが、
            星の並びが特徴的で大きさも手ごろなので、このシリーズに加えてみました。




              撮影日時 : 2018/04/10 01:02〜  240sec×14枚
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約+3℃
              カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
              フィルター : 無し
              レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
              赤道儀 : EM11(ノータッチ)
              処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw9: Raw現像
                ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                ・FlatAidePro
                ・Nik Collection (Dfine 2)

              空の暗さ(BC)、透明度(C)、フォーカス(BC) 5段階評価



            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



            かんむり座はうしかい座の隣りに位置していて、くるんと丸く集まった星の並びが特徴的です。
            うしかい座は「熨斗(のし)」の形の星の並びが特徴的で、これを「のし星」と教わった記憶があるのですが、最近はそう呼ばないのでしょうか?

            それにしても12等より明るい星雲星団や銀河が全く無いというのも寂しいですね。


            撮影時は地平高度がかなり高かったので、春霞(PM2.5?)の影響は少なかったと思います。
            ときどき突風が吹くので、1枚当たりの露光時間は控え目にして枚数を稼ぐことにしました。
            結果的には使えないコマは3枚に抑えることができました。

            地平高度が高いとは言え、画像の上下で背景の明るさや色合いは違ってきます。
            最初に、これをフォトショップのグラデーションマスクを使って補正していきます。
            明るさ補正よりも色合いの補正が厄介ですね。
            次にステライメージのデジタル現像で諧調を切り出します。
            背景の明るさや色合いの偏りがまた見えてくるので、今度はフラットエイドプロの手を借りてフラット補正します。

            今回は星しか無いので、あっさりと処理して、星の表情をできるだけ壊さないようにしたつもりです。


             








            2018.04.07 Saturday

            星野写真(60Da、100mm) カシオペア座領域3

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              60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
              メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

                  2014年と2015年に撮影した画像を使って再処理してみました。
                    ・2014/12/18に撮影 → こちら
                    ・2015/12/16に撮影 → こちら


              この「カシオペア座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                ・NGC869,884 : 散開星団(二重星団、Caldwell Object C14)
                ・IC1805 : 散光星雲 (ハート星雲)
                ・IC1848 : 散光星雲 (ソウル星雲、胎児星雲)






                撮影日時 : 2014/12/18 20:42〜  240sec×24枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃

                撮影日時 : 2015/12/16 21:22〜  360sec×20枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約0℃

                カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                フィルター : 無し
                レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                追尾 : EM11(ノータッチ)
                処理
                  ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                  ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                  ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                  ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                  ・FlatAidePro
                  ・Nik Collection (Dfine 2)

                空の暗さ(CD)、透明度(B)、フォーカス(BC) 5段階評価  2014/12/18
                空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/12/16



              StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




              この領域には、大きな散開星団と散光星雲があります。
              散開星団は同じような明るさのものが2つ並んでいて、”二重星団” と呼ばれています。
              ペルセウス座に位置しますが、カシオペア座からたどったほうが探しやすいと思います。
              散光星雲も大きなものが2つ並んでいて ”ハート&ソウル” と呼ばれています。
              この画角だとそれらを一緒に収めることができ、しかもそれぞれが大きいので見応えがありますね。

              この散光星雲は存在だけなら簡単に写せますが、諧調豊かに仕上げようとすると案外と手強いです。
              色合いも赤一辺倒ではなくて青の成分もあるようです。

              この領域は秋の銀河(天の川)の中なので、微光星がびっしりです。
              そして所々に暗黒帯がうねうねしています。


              今までに2回撮影しているので、2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。 
              すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。 
              写野はずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に3%ほど狭くなっています。 

              総露光時間が3時間を超えた割には、仕上がりはイマイチですね。 
              空の状態やフォーカスの甘さ、それに私の処理技術が足を引っ張っているようです。
              この領域はどうも苦手で、特に色合い調整がしっくりきません。
              背景全体にシアン味が強くて、これが駄目なのです。
              星のキラキラ感が表現できないことが課題だと思っています。



              二重星団 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  とても大きくて密集度も高い散開星団です。
                  双眼鏡で見るととても綺麗ですよねえ。
                  昔は恒星と思われていたようで、西側の星団にはh、東側の星団にはχの
                  バイエル符号が付けられていました。
                  私はhχ(エイチ・カイ)という名前で教わりましたが、今はそう呼ばないのでしょうか?
                  写真では、右斜め上の方向に並ぶ星の列が目立ちます。
                  星雲をしっかり浮かび上がらせようとすると、星像が潰れてしまいます。
                  青い星に混ざってオレンジ色の星が点在しているのがきれいなのですが、表現できませんでした。
               



              IC1805 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  大きな散光星雲で、その形から「ハート星雲」と呼ばれています。
                  輪郭の部分が特に星雲として目立っているのですが、ちょっと変わっていますね。
                  ちょうど真ん中付近に散開星団がありますが、「IC1805」は星雲とこの散開星団の番号のようです。
                  星雲の左端にも「NGC1027」という散開星団があります。
                  星雲の右上の特に明るい部分は「IC1795」という別の番号が付けられています。

                  写真星図を見ていたら、マフェイという銀河があるのに気が付きました。
                  右の矢印が「Maffei-1」、左が「Maffe-2」で、楕円銀河です。
                  「Maffe-2」のほうは殆ど分かりませんね。
                  マフェイはかつては私たちの局部銀河群の銀河と考えられていました。
                  現在は独立した銀河群で、局部銀河群から最も近い銀河群だそうです。
               



              IC1848 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  これも大きな散光星雲で、その形から「Soul Nebula(胎児星雲)」と呼ばれています。
                  言われてみると納得できますが、不思議な姿の星雲があるものですね。
                  赤一辺倒ではなくて青い成分もあるようで、微妙な色合いの表現は難しいです。
               


               








              2018.03.23 Friday

              星野写真(60Da、100mm) おおぐま座領域1

              0

                60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

                    2013年と2015年に撮影した画像を使って再処理してみました。
                      ・2013/12/30に撮影 → こちら
                      ・2015/02/13に撮影 → こちら


                この「おおぐま座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                  ・M81(NGC3031) : 系外銀河(渦巻銀河)
                  ・M82(NGC3034) : 系外銀河(不規則銀河/棒渦巻銀河) スターバースト銀河






                  撮影日時 : 2013/12/30 01:43〜  480sec×8枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−8℃

                  撮影日時 : 2015/02/13 20:59〜  240sec×23枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−8℃

                  カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                  フィルター : 無し
                  レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                  追尾 : EM11(ノータッチ)
                  処理
                    ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                    ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                    ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
                    ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                    ・FlatAidePro : フラット処理
                    ・Nik Collection (Dfine 2)

                  空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(AB) 5段階評価  2013/12/30
                  空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(AB) 5段階評価  2015/02/13



                StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                北斗七星はおおぐまの腰からしっぽに相当しますが、この領域はおおぐまの頭に近いところです。
                主役は2つの明るい銀河ですが、それ以外にも系外銀河が点在しています。
                画像を拡大して探してみるのはとても楽しいですね。
                でも「NGC2574」が外れてしまったのは残念です。

                今までに2013年と2015年の2回撮影しています。
                でも、いずれも部分的に薄雲の影響があったようで、背景の色合いに少しムラが見られます。
                その2回分の画像を使って再処理してみました。
                それぞれすでにコンポジットしてある画像の明るさを合わせてから、DSSで重ね合わせをしています。
                その後はいつもの手順で仕上げています。
                写野が少しずれていたので、横方向が91%、縦方向が94%のトリミングになっています。
                肝心の銀河の写りは、ちょっと期待したのですが、ほとんど代わり映えしませんでした。

                所々に微かにもやもやしたものが見えていますが、これは分子雲です。
                銀河を主役にして仕上げた後で、分子雲を炙り出そうとしたのですが途中で断念しました。
                2回分の画像を使ってもうまく炙り出せませんでした。
                色合いも汚いし、、、。
                できれば分子雲を主役にした構図で撮り直してみたいですね。



                M81、M82 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    M81は大きな銀河なので、100mmレンズでも形や腕の様子がある程度は分かります。
                    渦巻きがぐるっと周囲を巻いた姿が、とっても美しいですね。

                    M82は中心部からすごい勢いでジェットが飛び出しているそうで、
                    スターバースト銀河と呼ばれています。
                    私の写真でも、雰囲気だけはわかるような気がします。
                    このジェットはHα光で赤く輝いているのですが、ノイズ低減処理で消えてしまったようです。

                    その他にも2個ほど系外銀河が写っています。
                 


                 








                2018.03.13 Tuesday

                星野写真(60Da、100mm) しし座領域1

                0

                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

                      2015年に2回撮影した画像を使って再処理してみました。
                        ・2015/01/24に撮影 → こちら
                        ・2015/05/10に撮影 → こちら


                  この「しし座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・M65(NGC3623) : 系外銀河(渦巻銀河)
                    ・M66(NGC3627) : 系外銀河(棒渦巻銀河)
                    ・M95(NGC3351) : 系外銀河(棒渦巻銀河)
                    ・M96(NGC3368) : 系外銀河(渦巻銀河)
                    ・M105(NGC3379) : 系外銀河(楕円銀河)
                    ・NGC3628 : 系外銀河(渦巻銀河)






                    撮影日時 : 2015/01/24 01:28〜  240sec×20枚
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃

                    撮影日時 : 2015/05/10 20:19〜  240sec×21枚
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+10℃

                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    追尾 : EM11(ノータッチ)
                    処理
                      ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                      ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                      ・DSS : コンポジット
                      ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                      ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                      ・FlatAidePro : フラット処理
                      ・Nik Collection (Dfine 2)

                    空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(C) 5段階評価  2015/01/24
                    空の暗さ(CD)、透明度(C)、フォーカス(AB) 5段階評価  2015/05/10



                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                  この領域には比較的大きな系外銀河が6個もあり、そのうち5個にメシエ番号が付いています。
                  それ以外にも系外銀河がたくさん写ります。

                  2015年に2回撮影した画像を使って再処理してみました。
                  1月に撮影したものは、空の状態はまあまあでしたが、星の周りに赤いフリンジが少し出てしまいました。
                  5月に撮影したものは、フォーカス調整はうまくいきましたが、空の状態は今一つでした。

                  それぞれすでにコンポジットしてある画像の明るさを合わせてから、DSSで重ね合わせをしています。
                  その後はいつもの手順で仕上げています。
                  写野が少しずれていたので、横方向が98%、縦方向が97%のトリミングになっています。
                  肝心の銀河の写りは、ちょっと期待したのですが、ほとんど代わり映えしませんでした。
                  それでも背景は少しだけきれいになったような気がします。

                  今回は銀河の内部構造をあまり潰さないように、炙り出しは少し控え目にしたつもりです。
                  でも対象が小さいので、少しでもはっきりくっきりさせたい気持ちが抑えきれませんでした。
                  また背景の色ムラがちょっと目障りでした。
                  ときどきあるのですが、何でしょうね?
                  色ノイズ低減を強めにかけたので、銀河の色合いが淡泊になってしまったのが残念です。



                  M65,M66,NGC3628 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                      比較的大きな3つの銀河がこんなに近くに集まっていて、「しし座の銀河トリオ」と呼ばれています。
                      実際にこれら3つの銀河は銀河群を形成しているそうです。
                      それぞれに形が違っていて面白いです。

                      M65は渦巻きの腕が締まっていて、紡錘形に見えます。 
                      M66の腕は非対称で、コアの位置も中心からずれています。
                      これは他の2つの銀河の引力に起因すると考えられているそうです。
                      NGC3628は銀河の円盤部が外にいくほど幅が広がっているように感じます。
                      横方向に暗黒帯が写っているような気がしますね。
                   



                  M95,M96,M105 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                      こちらも比較的大きな3つの銀河が集まっていて、しかも全てメシエ天体です。
                      M95とM96は渦巻き銀河、M105は楕円銀河ですが、私の写真では違いが分かり難いですね。
                      M105の近くにさらに銀河が2つ見えます。

                      M95もM96も比較的正面から見ているので、拡大撮影すると渦巻きの腕の様子が分かります。
                      でも両者とも腕は淡いようですね。
                   


                   








                  2018.03.09 Friday

                  星野写真(60Da、100mm) おおぐま座領域3

                  0

                         2015年と2017年に撮影した画像を使って再処理してみました。
                           ・2015/02/20に撮影  → こちら
                           ・2017/04/29に撮影  → こちら


                    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                    この「おおぐま座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                      ・M51 : 渦巻銀河 (子持ち銀河)  星座としてはりょうけん座に位置します。
                      ・M101 : 渦巻銀河 (回転花火銀河)

                      ・NGC5377 : 銀河
                      ・NGC5474 : 銀河






                      撮影日時 : 2015/02/20 00:14〜  300sec×19コマ
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−8℃

                      撮影日時 : 2017/04/29 20:48〜  360sec×21枚
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約+5℃

                      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                      フィルター : 無し
                      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                      追尾 : EM11(ノータッチ)
                      処理
                        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                        ・CameraRaw9.9 : Raw現像
                        ・DSS : コンポジット
                        ・FlatAidePro : フラット補正
                        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                        ・Nik Collection (Dfine 2)

                      空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/02/20
                      空の暗さ(B)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/04/29



                    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                    2つの明るい星は北斗七星の一部なので、場所が分かり易いですね。
                    この領域には大きくて写真写りの良い系外銀河が2つもあります。
                    それ以外にも12等級より明るい銀河が幾つかあり、等倍で表示してみると小さな銀河がたくさん見つかります。

                    2015年と2017年に撮影した画像を使って再処理してみました。
                    それぞれすでにコンポジットしてある画像の明るさを合わせてから、DSSで重ね合わせをしています。
                    その後はいつもの手順で仕上げています。
                    写野が少しずれていたので、横方向が95%、縦方向が98%のトリミングになっています。

                    銀河の写りは2015年に撮影したほうが良いです。
                    2月の夜半後に撮影したので、空の状態が良かったのでしょう。
                    2017年の撮影は、空は暗かったですが時間帯が早かったのが少し足を引っ張ってしまったのかもしれません。
                    銀河の色合いも少し赤みが強いです。
                    空の透明度,暗さ,そしてフォーカスの追い込みと、なかなか全てが揃いませんね。

                    2回分の画像を使った結果は何とも微妙ですね。
                    銀河の腕の様子は少しだけ鮮明になったような気がします。
                    でも色合いは2017年に撮影したものに引きずられてしまいました。

                    明るい星が滲んでいますが、薄雲の影響でもなくて、フィルムでのイラジエーションみたいなもののようです。



                    M51 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                        「子持ち銀河」と呼ばれています。
                        大きな銀河の渦巻きの1本の先に、NGC5195と名付けられた小型の銀河がくっ付いています。
                        この様子は焦点距離の短いレンズでも結構よく分かります。
                        さらに右上の方向に淡い部分が伸びていますね。
                     



                    M101 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                        「回転花火銀河」と呼ばれています。
                        見かけの大きさは、M31やM33についで大きいものです。
                        真上から見ているので渦の様子が見やすくて、この焦点距離でも分かりますね。
                        腕の広がりが対称形でないのが面白いです。
                     


                     








                    2018.03.03 Saturday

                    星野写真(60Da、100mm) ケンタウルス座領域1

                    0

                           2015年に撮影した2回分の画像を使って再処理してみました。
                              ・2015/03/26に撮影 → こちら
                              ・2015/04/17に撮影 → こちら


                      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                      この「ケンタウルス座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                        ・オメガ(ω)星団(NGC5139) : 球状星団 (Caldwell Object C80)
                        ・ケンタルウス座A(NGC5128) : 楕円銀河 (Caldwell Object C77)






                        撮影日時 : 2015/03/26 00:44〜  90sec×25枚
                        撮影場所 : 山梨県・清里にて 気温は約-10℃

                        撮影日時 : 2015/04/17 23:13〜  150sec×20枚
                        撮影場所 : 長野県・蓼科にて 気温は約-5℃

                        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                        フィルター : 無し
                        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                        追尾 : EM11(ノータッチ)
                        処理
                          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                          ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                          ・DSS : コンポジット
                          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                          ・FlatAidePro : フラット補正
                          ・Nik Collection (Dfine 2)

                        空の暗さ(×)、透明度(DE)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/03/25
                        空の暗さ(E(-))、透明度(DE)、フォーカス(BC) 5段階評価  2015/04/17




                      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                      この領域の目玉はオメガ星団という超大物の球状星団です。
                      少し上にあるケンタウルス座Aという銀河もなかなか面白いです。
                      でも、地平高度がとても低いので撮影のチャンスがなかなかありません。
                      オメガ星団は南中時でも7度ほどの高度しかなく、低空の霞(もや)の影響を強く受けてしまいます。

                      2015年の春は、この領域の撮影を最優先にしてチャンスを待ちました。
                      3月に清里でやっと撮影に漕ぎつけましたが、南側が明るくて、しかも低空は透明度が良くありませんでした。
                      そして、4月にもっと標高の高い蓼科で次のチャンスが訪れました。
                      黄砂などの影響で南側は霞んでいたものの、前回よりは空の状態は多少良かったです。

                      超低空を撮影する場合には、大気差による星の浮き上がりが問題になります。
                      その程度は地平高度で敏感に変わるので、コンポジットしたときに星の位置が合わなくなります。
                      この機材の場合には、その影響が許せるのは南中前後の短い時間帯(±15分ほど)です。
                      でもコンポジットの枚数を稼ぎたいので、その前後に撮影したコマも使っています。
                      そのため今回はオメガ星団で位置合わせを行っていますが、上や下では星がきれいに重なっていません。


                      2015年の4月に撮影したものは、前回よりも良く仕上げたいと無理をしたせいか、画像がだいぶ荒れてしまいました。
                      そこで、2回分の画像を使って再処理してみました。
                      それぞれすでにコンポジットしてある画像の明るさを合わせてから、DSSで重ね合わせをしています。
                      その後はいつもの手順で仕上げています。

                      2回分の画像を使うと、総露光時間が長くなった以上に画像の荒れが抑えられるような気がします。
                      それぞれの荒れの様子は異なっているでしょうから、平均化されて目立たなくなるのでしょうかね?
                      それに気を良くして、またまたちょっとやり過ぎてしまったかもしれません。 

                      低空の空の状態の影響でしょうか、オメガ星団はかなり赤みが強く写っていました。
                      その赤みを抑えるように仕上げていったので、星の色合いがとても乏しくなってしまったのが残念です。

                      2回の写野のずれがちょっと大きくて、横方向が84%、縦方向が83%のトリミングになってしまいました。
                      なお、おとめ座のスピカはオメガ星団と赤経がほぼ同じなので、とても良い目印になります。



                      オメガ星団 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                          全天で最も大きな球状星団です。
                          肉眼でも見える明るさですが、日本では地平高度がとても低いので無理でしょうかね。
                          双眼鏡で見ると、その大きさにびっくりします。
                          この星団は一つの恒星と考えられていたそうで、
                          名前はそのケンタウルス座ω(オメガ)星という符号が与えられたことに由来します。 
                          低空の霞(もや)の影響をかなり受けてしまいましたが、本来はどんな色合いなのでしょうね?
                       



                      ケンタウルス座A (ピクセル50%表示で切り抜き)

                          2つの銀河が衝突しているそうで、強烈な電波を出している天体として有名です。
                          中央には暗黒帯の切れ込みがあり、私の写真でも分かります。
                       


                       








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