星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2017.05.29 Monday

星野写真(60Da、100mm) へびつかい座領域4

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「へびつかい座領域4」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M9(NGC6333) : 球状星団
      ・M19(NGC6273) : 球状星団
      ・S字状暗黒星雲(B72) : 暗黒星雲






      撮影日時 : 2017/04/30 01:37〜  180sec×37枚
      撮影場所 :  山梨県・みずがき湖にて  気温は約+2℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      ガイド : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw6 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像
        ・FlatAide-Pro : スターシャープ
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(D)、透明度(C)、フォーカス(C)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    この領域は ”へびつかい” の右足の部分で、”さそり座のアンタレス” の左上になります。
    球状星団が多くて、メシエ天体も2つあります。
    でも主役は、もくもくした夏の銀河(天の川)と複雑に入り組んでいる暗黒帯でしょう。

    この日は特に南側の空の透明度があまり良くなかったのですが、明け方になるにつれて少し改善していきました。
    そこでこの領域の撮影を強行したのですが、やはりもっと冷静な判断をすべきでした。
    カブリによる明るさや色合いのムラが酷くて、処理の大部分をその補正に費やす羽目になりました。
    写真星図を参考にしましたが、正直言って補正しているのか作り込んでいるのか分からなくなります。

    また慎重にフォーカス調整をしたつもりだったのですが、赤いフリンジがかなり出てしまいました。
    CameraRawのフリンジ低減機能を使って抑えたのですが、星の色合いが淡泊になってしまうのですよね。
    そこで「ぴんたんさんのFlatAide-Pro」のマニュアルに記載されていた方法を使ってみることにしました。
    RGBのRだけにスターシャープ機能を使うのです。
    やってみるとなかなか良い感じに補正ができました。

    それにしても、銀河(天の川)の境界付近はどう仕上げれば良いのかいつも悩みます。
    もくもくした領域とそうでない領域とを両立させることができないのですよね。
    だから、もうこの領域は封印しましょう(苦笑)。

    メシエ番号以外の球状星団もNGC番号を記入してみましたが、この領域は球状星団が多いですね。
    一方で散開星団がひとつも無いというのはちょっとびっくりです。
    前回は球状星団のために短時間露光の画像をブレンドしましたが、その効果は少しはあったようです。
      → 前回はこちら
    今回はすっかり忘れていました。



    M9 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        暗黒星雲の傍にあるのがM9です。
        この焦点距離では大きくない球状星団は無理ですね。
        つぶつぶ感が潰れてしまい、滲んだ恒星のように見えてしまいます。

        左上のNGC6356と下側のNGC6342も球状星団です。
     



    M19 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        右下にあるのがM19です。
        天の川の微光星に球状星団が埋もれてしまいそうですね。

        上側のNGC6284と左下のNGC6293も球状星団です。
     



    S字状暗黒星雲 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        形が特徴的なことから、よく知られている暗黒星雲です。
        暗黒星雲としてはバーナードカタログでB72という番号が付いています。
        この付近には暗黒星雲がたくさんあるのに、どうしてこれだけに名前が付いているのでしょう?
     


     








    2017.05.23 Tuesday

    星野写真(60Da、100mm) おおぐま座領域3

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      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


      この「おおぐま座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・M51 : 渦巻銀河 (子持ち銀河) 星座としてはりょうけん座に位置します。
        ・M101 : 渦巻銀河 (回転花火銀河)

        ・NGC5377 : 銀河
        ・NGC5474 : 銀河






        撮影日時 : 2017/04/29 20:48〜  360sec×21枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約+5℃
        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
        フィルター : 無し
        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
        ガイド : EM11(ノータッチ)
        処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw9.9 : Raw現像
          ・FlatAide : フラット補正
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

        空の暗さ(B)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



      2つの明るい星は北斗七星の一部なので、場所が分かり易いですね。
      この領域には大きくて写真写りの良い系外銀河が2つもあります。
      それ以外にも12等級より明るい銀河が幾つかあり、等倍で表示してみると小さな銀河がたくさん見つかります。

      前回の撮影では明るい2つの星が滲んでしまったので、薄雲の影響でもあったのかなと思っていました。
        → 前回の撮影はこちら
      そこで撮り直してみたのですが、今回も同様でした。
      どうもこれはフィルムでのイラジエーションみたいなもののようです。

      銀河の写りは正直言って前回のほうが良いですね。
      前回は2月の夜半後に撮影したので、空の状態が良かったのでしょう。
      今回は早い時間帯にもかかわらず空が暗かったので期待したのですが、、、。
      それでも今回のほうが良い点もあるのでリストには両方を掲載しておきます。
      空の透明度,暗さ,そしてフォーカスの追い込みと、なかなか全てが揃いませんね。



      M51 (ピクセル67%表示で切り抜き)

          子持ち銀河と呼ばれています。
          大きな銀河の渦巻きの1本の先に、NGC5195と名付けられた小型の銀河がくっ付いています。
          この様子は焦点距離の短いレンズでも結構よく分かります。
          右上の方向に淡い部分が伸びていますね。
          同じように仕上げたのですが、前回よりも赤っぽくなったのは何故でしょう?
       



      M101 (ピクセル67%表示で切り抜き)

          回転花火銀河と呼ばれています。
          見かけの大きさは、M31やM33についで大きいものです。
          真上から見ているので渦の様子が見やすくて、この焦点距離でも分かりますね。
          腕の広がりが対象形でないのが面白いです。
       


       








      2017.01.12 Thursday

      星野写真(60Da、100mm) おうし座領域3

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        60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
        メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


        この「おうし座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
          ・Mel 25 : 散開星団(ヒアデス星団、Caldwell Object C41)
          ・NGC1647 :  散開星団

          ・HH102 : ハービッグ・ハロー天体






          撮影日時 : 2016/12/28 22:22〜  360sec×24枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃
          カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
          フィルター : 無し
          レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
          追尾 : EM11(ノータッチ)
          処理
            ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
            ・CameraRaw6 : Raw現像
            ・StellaImage6.5 : Lab色彩調整
            ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

          空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価




        StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




        この領域の主役は ”ヒアデス星団” で、とても大きな散開星団です。
        肉眼でもV字型に星が並んでいるのが分かりますが、散開星団としては星は比較的まばらで、
        メシエ番号は付いていません。
        でも「Mel 25」という番号が付いていて、カルドウェル天体にも選ばれています。
        オレンジ色の星と青白い星が混ざっていますが、両方とも散開星団に含まれるのですかね?
        V字型の星の並びはオレンジ色の星で構成されているようですが、、、。
        なお、1等星の ”アルデバラン” はたまたま同じ方向に見えているだけだということです。

        そして写野全体にこげ茶色のもくもくした雲のようなものが見えていますが、これは分子雲です。
        「おうし座分子雲」と呼ばれる大きな分子雲のごく一部が写っているのです。
        このようにとても広がった天体は、カメラレンズ向きだと思っています。
        それにしても、最近のデジカメはフィルム時代では思ってもみなかったものが写りますね。

        前回は年に一度あるかないかというぐらいに非常に透明度が良い空でした。
          → 前回はこちら
        今回は普通の星空だったので、総露光時間をかなり長くしてみました。
        結果は残念ですが、前回のほうが写りは良かったです。
        それを画像処理でカバーしようとしたのですが、どうでしょう?
        分子雲をある程度は炙り出すことはできましたが、やはりざらついてしまいました。
        これを滑らかに仕上げるには、いったいどれだけの露光時間が必要なのでしょう?



        NGC1647 (ピクセル33%表示で切り抜き)

            V字型をしたヒアデス星団の前方に位置している散開星団です。
            ヒアデス星団を写すと、ほとんどの場合にもれなく写ります。
         



        HH102 (ピクセル50%表示で切り抜き)

            一番明るい星がヒアデス星団のε星です。
            そこから左下に暗黒星雲(LDN1551)が伸びています。
            そして、その先端付近に見える赤茶色の小さな天体がハービッグ・ハロー天体です。
            生まれたばかりの若い恒星が放出するジェットが、分子雲を励起して輝線星雲として観測されるそうです。
            前回、こんなものが望遠レンズで写るんだと知って、とてもびっくりした記憶があります。
            で、今回もこれを大事に仕上げたつもりです。
         


         








        2016.12.13 Tuesday

        星野写真(60Da、100mm) いっかくじゅう座領域2

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          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

          この「いっかくじゅう座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・NGC2170 :  散光星雲

            ・NGC2182 :  散光星雲
            ・vdB68 : 散光星雲
            ・vdB69 : 散光星雲
            ・vdB70 : 散光星雲






            撮影日時 : 2016/11/26 01:05〜  360sec×25枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-3℃
            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            追尾 : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw8.5 : Raw現像
              ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

            空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価




          StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




          この領域は ”いっかくじゅう座” と ”オリオン座” の境界付近です。
          散光星雲 NGC2170 付近が主役なのですが、オリオンのハイライト領域も入れてみました。
          <BR>
          前回は構図が傾いてしまって、主役付近が写野の端になってしまいました。
            → 前回はこちら
          今回はそのあたりは十分注意したのですが、逆にM78がぎりぎりで写野の外に、、、(涙)。

          主役のNGC2170付近には散光星雲が点在していますが、どれも小さくてかなり淡いです。
          番号が付いているものはどれも青い星雲のようですが、近くには紫色やオレンジ色の星雲もあるようです。
          でも私の写真では、それらはほとんど分かりませんね。

          空の透明度も比較的良く、たっぷり露光したので、かなり派手目に仕上げました。
          前回はやや青みを強くしたので、今回はその反動?で逆方向になりました。
          と言うか、何故か同じような色合いに出来なかったのです。
          色合い調整って、不思議なところがありますよね。



          NGC2170 (ピクセル50%表示で切り抜き)

              ちょっと自信が無いですが、この付近の星雲の番号を下の画像に記入してみました。
              番号が付いているものは青い星雲のようですが、近くの青っぽい星の色とは微妙に違いますね。
              紫色やオレンジ色の星雲もあるようですが、とても淡くて歯が立ちません。
              それぞれは小さくても集まっている様子はとてもカラフルできれいです。
              「山椒は小粒でも」と言ったところでしょうか。

              なお、ここは典型的な星生成領域だそうですね。
           





          オリオン座のハイライト領域 (ピクセル33%表示で切り抜き)

              オリオン座のハイライト領域を切り出してみました。
              淡い分子雲を主体に仕上げているので、明るい星雲は白飛び状態です(苦笑)。
              両立できればもっときれいな画像になるのでしょうね。
              分子雲や暗黒星雲と明るく輝いている星雲とは一体になっているように見えますね。
              近くに明るく輝いている星があると、散光星雲や反射星雲として見えているのだと思います。
           


           








          2016.12.07 Wednesday

          星野写真(60Da、100mm) うお座領域1

          0

            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


            この「うお座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
              ・M74(NGC628) : 渦巻き銀河






              撮影日時 : 2016/11/25 23:16〜  300sec×18枚
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-3℃
              カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
              フィルター : 無し
              レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
              追尾 : EM11(ノータッチ)
              処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                ・FlatAide : フラット補正
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

              空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



            うお座の星の並びはよく分からないので、おひつじ座の明るい星から辿っていきます。
            でも最初におひつじ座の位置を間違えてしまって、無駄に時間を費やしてしまいました。
            早く自動導入ができるようにしないといけませんね。

            この領域は恒星以外の天体がほとんど無くて、ちょっと(かなり)寂しいです。
            試写画像を裏面モニターで見ても、M74は恒星ではなさそうですが渦巻銀河とは分かりませんでした。 

            前回(2014.10.24)と比較すると、残念ながら前回の方が写りが少し良いですね。
              → 前回はこちら
            M74の色合いもだいぶ違って、前回は青白っぽくて今回は赤っぽいです。 
            どちらが本当なのでしょう?

            全体的に背景に色ムラが見られるのですが、露光時間をもっと長くしたほうが良かったかもしれません。
            ちなみに処理前のヒストグラムのピーク位置は、左側から1/3あたりでした。
            また一部にとても淡いですが、まるで分子雲のようなもやもやがあるのです。
            でもこんなところに分子雲なんか無いでしょうから、単なるムラでしょうかね?



            M74 (ピクセル100%表示で切り抜き)
                無理を承知で100%表示で切り抜いてみました。
                真上から渦巻きを眺める格好になるフェイスオン銀河です。
                でもメシエ天体の中で最も暗い天体の一つと言われているそうです。
                渦巻きの形はとてもきれいだそうですが、とても淡いですね。
             


             








            2016.11.13 Sunday

            星野写真(60Da、100mm) おうし座領域2

            0

              60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
              メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


              この「おうし座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                ・M45 : 散開星団 (プレアデス星団、すばる(和名))

                ・IC353 : 散光星雲
                ・IC359 : 反射星雲
                ・IC1435 : 反射星雲 (メローペ星雲)
                ・暗黒星雲(Bはバーナード・カタログ)






                撮影日時 : 2016/11/03 23:59〜  360sec×20枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+3℃
                カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                フィルター : 無し
                レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                追尾 : EM11(ノータッチ)
                処理
                  ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                  ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                  ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                  ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



              StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




              この領域は何と言っても ”プレアデス星団(すばる)” です。
              清少納言が「枕草子」で筆頭に挙げているくらいですからね。

              でも、おうし座分子雲のうねうねが面白いです。
              だからあえてM45を端に寄せて、分子雲を入れた構図にしてみました。
              左上の赤茶色の暗い雲のように写っているのが分子雲です。
              この画像にはその一部分しか写っていませんが、フィルム時代ではこんなものは見たこともなかったです。

              さらにこの領域は、全体に淡いもやもやしたものが見られます。
              これは星間雲なんでしょうね。
              その星間雲の濃い部分が分子雲となり、近くに明るい星があると散光星雲や反射星雲として輝くのでしょうね。

              フォーカス調整がうまくいったので、星の色合いを大事にしながら、
              もやもやを前回よりも浮かび上がらせてみました。
                → 前回はこちら
              そのせいでしょうか?全体的に少し赤みが強くなったようです。
              一方で、M45を取り巻く星雲の色合いはちょっと不満が残っています。
              前回のようにもう少し青みを強くしたかったのですが、うまく調整できませんでした。
              ここで初めて気が付いたのですが、
              星にまとわりついている部分と大きくとりまいている部分とでは少し色合いが違うのですね。

              あちこちに存在する淡いもやもやは場所によって色合いが違います。
              少し青っぽいものもあれば、少し赤っぽいものもあります。
              これは単なる色ムラではなくて実体だと思っているのですが、ちょっと自信がありません。

              また左上の分子雲のなかに反射星雲(IC359)がありますが、とても淡いです。



              M45 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  プレアデス星団は青白っぽい星雲に囲まれているように見えます。
                  でも星団と星雲は関係がなくて、たまたま星雲がこの場所にあって照らされているだけらしいです。
                  メローぺの周りの星雲はIC1435という番号が付いています。

                  さらにその周りにはとても淡いもやもやが見えます。
                  M45の左上の領域はやや青っぽく見えますが、右下の領域は少し赤みが感じられます。

                  青白い色調の中で、オレンジ色の星がとても綺麗で目立っていますね。

               


              この領域の左側は「おうし座領域4」として撮影しているので、モザイク合成してみました。
                → おうし座領域4はこちら
              画像のコントラストや色合いを合わせていないので、いつか再挑戦してみたいです。





               








              2016.09.22 Thursday

              星野写真(60Da、100mm) カシオペア座領域2

              0

                60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                この「カシオペア座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                  ・M52(NGC7654) : 散開星団
                  ・NGC7635 : 散光星雲 (バブル星雲、Caldwell Object C9)
                  ・Sh2-155 : 散光星雲 (洞窟星雲(Cave Nebula)、Caldwell Object C11) ※ ケフェウス座
                  ・Sh2-157 : 散光星雲 (クワガタ星雲)

                  ・NGC7380 : 散光星雲 ※ ケフェウス座
                  ・NGC7538 : 散光星雲
                  ・NGC7789 : 散開星団






                  撮影日時 : 2016/09/09 23:53〜  360sec×17枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約+16℃
                  カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                  フィルター : 無し
                  レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                  追尾 : EM11(ノータッチ)
                  処理
                    ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                    ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                    ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                    ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                  空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(AB)  5段階評価


                StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                この領域は ”カシオペア” と ”ケフェウス” の境界付近で、秋の銀河(天の川)に沿って切り出した構図になります。
                星がびっしりとちりばめられていて、その中に暗黒帯と赤い散光星雲が散在する様子はとてもカラフルです。
                メシエ天体として散開星団があり、カルドウェル天体として散光星雲が2つもあります。

                この領域の散光星雲は意外と淡いです。
                バブル星雲のバブルのすぐ近くの部分は比較的明るいのですが、
                それ以外は洞窟星雲もクワガタ星雲もそれほど明るくはありません。
                だから透明度の良い空でたっぷり露光してやりたいです。

                でも、この日は天気が安定しなくて、安定した晴れ間は1時間ほどしかありませんでした。
                その前後も含めて3時間ほど撮影して、雲の影響が少ない6枚も含めて17枚を使っています。
                地平高度がかなり高いこともあって、空の透明度は比較的良好でした。
                1枚当たりの露光時間は天気の状態を考えて短めにしたのですが、正解だったと思います。

                処理は非常に難航して何度もやり直しました。
                無数の星と淡い星雲の雲合わせですからねえ。
                そして全体の印象でうまくいったかなと思っても、星雲を切り出す段階で「こりゃ駄目だ!」となってしまうのです。
                結局、全体の印象を大事にして、星雲のあぶり出しはほどほどにして、星の仕上がりも大切にしました。
                不満な部分はたくさんありますが、今はこのあたりが精一杯です。

                銀河(天の川)の中と言っても、左下側と右上側とでは色合いがかなり違いますね。
                参考にできるような画像が見つからなかったので、この色合いは自信がありません。
                この領域の撮影は3度目なのですが、難易度は非常に高いと痛感しました。
                  → 前回はこちら



                M52、NGC7635、NGC7538、Sh2-157 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    カシオペア座には散開星団が40以上もあるそうで、その中で最大級のものがこのM52です。
                    その右下にある明るい星雲が「NGC7635(バブル星雲)」です。
                    でも私の写真では、名前の由来は良く分かりませんね。
                    もっと拡大撮影すると、綺麗なシャボン玉が浮かび上がってくるそうです。

                    「Sh2-157」はクワガタ星雲と呼ばれています。
                    淡い星雲ですが、何とかクワガタの頭と角が分かりますね。
                    「NGC7538」は小さいですが比較的明るいです。
                    そしてその上に淡くて大きな星雲が広がっていますね。
                 



                Sh2-155(洞窟星雲) (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    左上の星雲が洞窟星雲と呼ばれている「Sh2-155」です。
                    色合いがとてもきれいですが、思っていた以上に淡いです。
                    輝線星雲の最も明るいカーブに隣接している東側の暗いラインが深い洞窟に見えるようです。

                    右下の星雲は「Sh2-154」のようです。
                 



                NGC7380 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    散開星団と散光星雲が重なり合っていて、鳳凰星雲という名前があるようです。
                    ハーシェルが見つけた時は、散開星団として記録されていたようです。 
                    画像全体の印象で仕上げているので、明るくなってしまっています。
                 



                NGC7789 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    散開星団としては、写真ではM52より立派に見えますね。
                    彗星捜索などで有名な天文家であるレビーが大好きな10天体に選んだほどの散開星団だそうです。
                    メシエ番号が付いていないのが不思議なくらいです。
                    これも画像全体の印象で仕上げているので、明るくなってしまっています。
                 


                 








                2016.06.23 Thursday

                星野写真(60Da、100mm) へびつかい座領域1

                0

                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                  この「へびつかい座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・M107(NGC6171) : 球状星団
                    ・Sh2-27 : 散光星雲
                    ・LBN30 : 散光星雲






                    撮影日時 : 2016/06/05 22:26〜  300sec×20枚
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約+9℃
                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    追尾 : EM11(ノータッチ)
                    処理
                      ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                      ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                      ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                      ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                    空の暗さ(BC)、透明度(C)、フォーカス(B)  5段階評価



                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                  この領域の主役はメシエ天体ではなくて、大きな散光星雲です。
                  「Sh2-27」という星雲で、直径10度にも及び、写野の2/3ほどを占めています。
                  そういえば、広角レンズなどでさそり座の上のほうがぼんやり赤く写るのがこれだったのですね。
                  明るい右上の部分は「LBN30」という名前が付いています。
                  また中央の大きな暗黒帯も目を引きますが、特に番号は無いようです。
                  何だか空の裂け目のように見えますね。
                  さらに左側の領域も色合いが一様ではなく、淡い分子雲のようなものが分布しているように思えます。
                  天の川の端にあたることもあって、とても複雑な領域です。

                  この日は、南の低空の状態が比較的良いように感じられたので思い切って撮影してみました。
                  地平高度は30〜40度です。
                  巨大な星雲の全貌がうっすらと浮かび上がってきましたが、やはり淡いですね。
                  右側のやや濃い部分は何とか炙り出せたのですが、、、。
                  前回よりはマシですが、フィルター無しでは無理(無謀)なような気がしてきました。
                    → 前回はこちら
                  元画像での星雲のコントラストを何とかしなければ炙り出しようがありませんよね。
                  それに、どうも赤い星雲の淡い部分に関しては、このカメラは写りが良くないような気がしています。

                  フォーカス調整はかなりうまくいったので、赤いフリンジの発生はほとんど抑えることができました。
                  でも赤い星雲の領域の星はほとんどが赤っぽいです。
                  これは実体なのでしょうか?それとも処理の過程でこうなってしまったのでしょうか?



                  M107 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                      メシエ番号が付いていますが、暗くて小さな球状星団です。
                      100mmレンズではお手上げです。
                      淡い散光星雲主体で画像処理をしたので余計に厳しいですね。
                   


                   








                  2016.05.18 Wednesday

                  星野写真(60Da、100mm) おおかみ座領域1

                  0

                    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                    この「おおかみ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                      ・暗黒星雲 (B : Barnard Catalogue)
                        ・B149、B228

                      ・NGC5986 : 球状星団
                      ・NGC6124 : 散開星団
                      ・NGC6139 : 球状星団






                      撮影日時 : 2016/05/12 23:26〜  120sec×48枚
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約+4℃
                      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                      フィルター : 無し
                      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                      追尾 : EM11(ノータッチ)
                      処理
                        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                        ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                      空の暗さ(E(-))、透明度(D)、フォーカス(AB)  5段階評価



                    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                    おおかみ座と言われてすぐに場所が分かる人は凄いです。
                    私はこの100mmレンズでの星野写真シリーズで、その存在を初めて知りました。
                    さそり座のしっぽ部分の西側で、南中時でも地平高度はかなり低いです。

                    この領域は目立った星雲星団はありませんが、暗黒帯の様子が面白そうだったので狙ってみました。
                    写野の左半分は天の川のもくもくした領域です。
                    思った通りに暗黒帯の様子がとても面白く、真ん中から斜め四方に伸びているかのようです。
                    右上に伸びているものは、暗黒帯というよりも濃い分子雲にように見えますね。
                    少し明るい星がみんな青白いのも魅力的です。
                    小さな球状星団が2つありますが、私の写真ではその色合いだけしか分からないですね。
                    大きな散開星団がありますが、もっと北に位置していればメシエ番号が付いたのではないでしょうか。

                    昨年の撮影では、撮影を始めてすぐに雲に阻まれて、2分露光で9枚しか撮影できませんでした。
                    今回も南の低空は明るくて、2分露光でヒストグラムのピークは真ん中近くまでいってしまいます。
                    とにかく50枚近く撮影し、カブリの偏りを丁寧に?補正してから仕上げてみました。
                    イメージが先行してしまってかなり強気の処理をしたので、画像がザラザラです(涙)。
                    空が明るいと言うよりも、空の透明度が悪いのが原因ですね。
                    でも私の撮影地では、この程度が精一杯です。


                    下の写真は撮影開始頃に広角レンズで撮影したものです。
                    四角で示した領域が100mmレンズの写野です。
                     


                     








                    2016.02.23 Tuesday

                    星野写真(60Da、100mm) オリオン座領域3

                    0

                      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                      この「オリオン座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                        ・Sh2-264 : 散光星雲(エンゼルフィッシュ星雲)
                            「エンゼルフィッシュ」と言うよりは「マンボウ」に見えます。
                        ・vdB 38 : 反射星雲(エンゼルフィッシュの餌)






                        撮影日時 : 2016/02/10 20:33〜  300sec×23枚
                        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−7℃
                        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                        フィルター : 無し
                        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                        ガイド : EM11(ノータッチ)
                        処理
                          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                          ・CameraRaw6 : Raw現像
                          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                          ・FlatAidePro
                          ・Nik Collection (Dfine 2)

                        空の暗さ(CD)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



                      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)


                      ステラナビゲータでは、エンゼルフィッシュ星雲の最も濃い部分しか表示されないようです。
                      ここは「エンゼルフィッシュの背びれ」と呼ばれているところでしょうか?



                      エンゼルフィッシュ星雲は非常に淡くて、試写画像をカメラのモニターで見ても全く見えません。
                      でも幸いなことに非常に明るい2つの星があるので、構図は決めやすいです。
                      今回は、前回よりも少し下側が写るように構図を調整しました。
                      それにしてもとても大きくて、100mmレンズでもギリギリですね。

                      撮影が2月になってしまったので、時間帯がまだ早くて夜空が少し明るかったです。
                      無理を承知で露光時間を5分にしましたが、ヒストグラムのピークは真ん中よりやや右にいっています。

                      星雲の領域内のほとんどの恒星は、星の周囲が濃いオレンジ色になっています。
                      これはフォーカス調整がやや甘かったために、フリンジが強調されてしまったのかもしれません。

                      エンゼルフィッシュ星雲の右半分は、なんとか炙り出すことができtったと思います。
                      でも左半分は厳しいですね。
                      やはりHαフィルターを使った画像をR画像に使うというテクニックを使わないと歯が立たないようです。

                      エンゼルフィッシュ星雲の右側は、縁に沿って分子雲のようなものが見られます。
                      この辺りは前回よりも表現できたかなあと思っています。
                        → 前回の撮影はこちら

                      前回同等に、ベテルギウスの周りに大きくオレンジ色のハローが出来てしまいました。
                      光学系のどこで反射が起きているのですかね。
                      うまく消せないので、そのままにしてあります。
                      ちなみに、超新星爆発とは全く関係ありませんよ〜。



                      エンゼルフィッシュの背びれ (ピクセル33%で切り抜き)

                          一見のっぺりと見えるエンゼルフィッシュ星雲にも濃淡があります。
                          魚の背びれに当たる部分が最も濃いです。
                          そこで最近では「エンゼルフィッシュの背びれ」なんて呼ばれたりしています。
                          その中にかなり淡いですが、青っぽい星雲?があるような気がします。
                          背びれのすぐ上が暗いのは暗黒星雲があるためですが、私の画像では赤っぽくなってしまいました。
                       



                      vdB 38 (ピクセル33%で切り抜き)

                          エンゼルフィッシュの口元の下に青っぽい反射星雲があります。
                          これを最近では「エンゼルフィッシュの餌」と呼んでいるようです。
                          さらにその下には、もやもやと分子雲?が見えています。
                       



                      Cr.69 (ピクセル33%で切り抜き)

                          星雲の中心付近に少し明るい青白い星がいくつかあります。
                          星図にはこの付近に「Collinder 69 (CR 69)」という散開星団が記載されていますが、
                          これらの星でしょうか?
                       





                      参考までに、コントラスト強調等の処理をする前の画像です。
                        Raw現像で背景の色合いをグレーに調整しています。
                        グラデーションマスクを使ってカブリ補正をしています。
                        ヒストグラムのピークの輝度は145付近です。
                       


                      StellaImageのデジタル現像で諧調を切り出した画像です。
                      これから星雲のあぶり出しが始まります。
                       



                       








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