星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
ときどき猫ブログや宇宙物理学のブログになります
星空や猫だけでなく、風景や草花などの写真を撮るのも好きです

<< November 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

2016.12.07 Wednesday

星野写真(60Da、100mm) うお座領域1

0

    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「うお座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M74(NGC628) : 渦巻き銀河






      撮影日時 : 2016/11/25 23:16〜  300sec×18枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-3℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・FlatAide : フラット補正
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    うお座の星の並びはよく分からないので、おひつじ座の明るい星から辿っていきます。
    でも最初におひつじ座の位置を間違えてしまって、無駄に時間を費やしてしまいました。
    早く自動導入ができるようにしないといけませんね。

    この領域は恒星以外の天体がほとんど無くて、ちょっと(かなり)寂しいです。
    試写画像を裏面モニターで見ても、M74は恒星ではなさそうですが渦巻銀河とは分かりませんでした。 

    前回(2014.10.24)と比較すると、残念ながら前回の方が写りが少し良いですね。
      → 前回はこちら
    M74の色合いもだいぶ違って、前回は青白っぽくて今回は赤っぽいです。 
    どちらが本当なのでしょう?

    全体的に背景に色ムラが見られるのですが、露光時間をもっと長くしたほうが良かったかもしれません。
    ちなみに処理前のヒストグラムのピーク位置は、左側から1/3あたりでした。
    また一部にとても淡いですが、まるで分子雲のようなもやもやがあるのです。
    でもこんなところに分子雲なんか無いでしょうから、単なるムラでしょうかね?



    M74 (ピクセル100%表示で切り抜き)
        無理を承知で100%表示で切り抜いてみました。
        真上から渦巻きを眺める格好になるフェイスオン銀河です。
        でもメシエ天体の中で最も暗い天体の一つと言われているそうです。
        渦巻きの形はとてもきれいだそうですが、とても淡いですね。
     


     








    2016.09.22 Thursday

    星野写真(60Da、100mm) カシオペア座領域2

    0

      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


      この「カシオペア座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・M52(NGC7654) : 散開星団
        ・NGC7635 : 散光星雲 (バブル星雲、Caldwell Object C9)
        ・Sh2-155 : 散光星雲 (洞窟星雲(Cave Nebula)、Caldwell Object C11) ※ ケフェウス座
        ・Sh2-157 : 散光星雲 (クワガタ星雲)

        ・NGC7380 : 散光星雲 ※ ケフェウス座
        ・NGC7538 : 散光星雲
        ・NGC7789 : 散開星団






        撮影日時 : 2016/09/09 23:53〜  360sec×17枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約+16℃
        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
        フィルター : 無し
        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
        追尾 : EM11(ノータッチ)
        処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw8.5 : Raw現像
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

        空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(AB)  5段階評価


      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



      この領域は ”カシオペア” と ”ケフェウス” の境界付近で、秋の銀河(天の川)に沿って切り出した構図になります。
      星がびっしりとちりばめられていて、その中に暗黒帯と赤い散光星雲が散在する様子はとてもカラフルです。
      メシエ天体として散開星団があり、カルドウェル天体として散光星雲が2つもあります。

      この領域の散光星雲は意外と淡いです。
      バブル星雲のバブルのすぐ近くの部分は比較的明るいのですが、
      それ以外は洞窟星雲もクワガタ星雲もそれほど明るくはありません。
      だから透明度の良い空でたっぷり露光してやりたいです。

      でも、この日は天気が安定しなくて、安定した晴れ間は1時間ほどしかありませんでした。
      その前後も含めて3時間ほど撮影して、雲の影響が少ない6枚も含めて17枚を使っています。
      地平高度がかなり高いこともあって、空の透明度は比較的良好でした。
      1枚当たりの露光時間は天気の状態を考えて短めにしたのですが、正解だったと思います。

      処理は非常に難航して何度もやり直しました。
      無数の星と淡い星雲の雲合わせですからねえ。
      そして全体の印象でうまくいったかなと思っても、星雲を切り出す段階で「こりゃ駄目だ!」となってしまうのです。
      結局、全体の印象を大事にして、星雲のあぶり出しはほどほどにして、星の仕上がりも大切にしました。
      不満な部分はたくさんありますが、今はこのあたりが精一杯です。

      銀河(天の川)の中と言っても、左下側と右上側とでは色合いがかなり違いますね。
      参考にできるような画像が見つからなかったので、この色合いは自信がありません。
      この領域の撮影は3度目なのですが、難易度は非常に高いと痛感しました。
        → 前回はこちら



      M52、NGC7635、NGC7538、Sh2-157 (ピクセル50%表示で切り抜き)

          カシオペア座には散開星団が40以上もあるそうで、その中で最大級のものがこのM52です。
          その右下にある明るい星雲が「NGC7635(バブル星雲)」です。
          でも私の写真では、名前の由来は良く分かりませんね。
          もっと拡大撮影すると、綺麗なシャボン玉が浮かび上がってくるそうです。

          「Sh2-157」はクワガタ星雲と呼ばれています。
          淡い星雲ですが、何とかクワガタの頭と角が分かりますね。
          「NGC7538」は小さいですが比較的明るいです。
          そしてその上に淡くて大きな星雲が広がっていますね。
       



      Sh2-155(洞窟星雲) (ピクセル50%表示で切り抜き)

          左上の星雲が洞窟星雲と呼ばれている「Sh2-155」です。
          色合いがとてもきれいですが、思っていた以上に淡いです。
          輝線星雲の最も明るいカーブに隣接している東側の暗いラインが深い洞窟に見えるようです。

          右下の星雲は「Sh2-154」のようです。
       



      NGC7380 (ピクセル50%表示で切り抜き)

          散開星団と散光星雲が重なり合っていて、鳳凰星雲という名前があるようです。
          ハーシェルが見つけた時は、散開星団として記録されていたようです。 
          画像全体の印象で仕上げているので、明るくなってしまっています。
       



      NGC7789 (ピクセル50%表示で切り抜き)

          散開星団としては、写真ではM52より立派に見えますね。
          彗星捜索などで有名な天文家であるレビーが大好きな10天体に選んだほどの散開星団だそうです。
          メシエ番号が付いていないのが不思議なくらいです。
          これも画像全体の印象で仕上げているので、明るくなってしまっています。
       


       








      2016.05.18 Wednesday

      星野写真(60Da、100mm) おおかみ座領域1

      0

        60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
        メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


        この「おおかみ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
          ・暗黒星雲 (B : Barnard Catalogue)
            ・B149、B228

          ・NGC5986 : 球状星団
          ・NGC6124 : 散開星団
          ・NGC6139 : 球状星団






          撮影日時 : 2016/05/12 23:26〜  120sec×48枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約+4℃
          カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
          フィルター : 無し
          レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
          追尾 : EM11(ノータッチ)
          処理
            ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
            ・CameraRaw8.5 : Raw現像
            ・StellaImage6.5 : デジタル現像
            ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

          空の暗さ(E(-))、透明度(D)、フォーカス(AB)  5段階評価



        StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




        おおかみ座と言われてすぐに場所が分かる人は凄いです。
        私はこの100mmレンズでの星野写真シリーズで、その存在を初めて知りました。
        さそり座のしっぽ部分の西側で、南中時でも地平高度はかなり低いです。

        この領域は目立った星雲星団はありませんが、暗黒帯の様子が面白そうだったので狙ってみました。
        写野の左半分は天の川のもくもくした領域です。
        思った通りに暗黒帯の様子がとても面白く、真ん中から斜め四方に伸びているかのようです。
        右上に伸びているものは、暗黒帯というよりも濃い分子雲にように見えますね。
        少し明るい星がみんな青白いのも魅力的です。
        小さな球状星団が2つありますが、私の写真ではその色合いだけしか分からないですね。
        大きな散開星団がありますが、もっと北に位置していればメシエ番号が付いたのではないでしょうか。

        昨年の撮影では、撮影を始めてすぐに雲に阻まれて、2分露光で9枚しか撮影できませんでした。
        今回も南の低空は明るくて、2分露光でヒストグラムのピークは真ん中近くまでいってしまいます。
        とにかく50枚近く撮影し、カブリの偏りを丁寧に?補正してから仕上げてみました。
        イメージが先行してしまってかなり強気の処理をしたので、画像がザラザラです(涙)。
        空が明るいと言うよりも、空の透明度が悪いのが原因ですね。
        でも私の撮影地では、この程度が精一杯です。


        下の写真は撮影開始頃に広角レンズで撮影したものです。
        四角で示した領域が100mmレンズの写野です。
         


         








        2016.02.16 Tuesday

        星野写真(60Da、100mm) いっかくじゅう座領域1

        0

          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


          この「いっかくじゅう座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・NGC2237 : 散光星雲 (バラ星雲、Caldwell Object C49,50) 星雲の中にある散開星団はNGC2244
            ・NGC2264 : 散開星団+散光星雲 (クリスマスツリー星団、コーン星雲)
            ・NGC2261 : 散光星雲 (ハッブルの変光星雲、Caldwell Object C46)
            ・IC2169 : 反射星雲 (カタツムリ星雲)

            ・Sh2-280 : 散光星雲
            ・Sh2-282 : 散光星雲
            ・Sh2-284 : 散光星雲






            撮影日時 : 2016/02/08 21:51〜  360sec×20枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖  気温は約−7℃
            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            ガイド : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw8.5 : Raw現像
              ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

            空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(AB)  5段階評価



          StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は制限無しで表示)



          主役は何と言っても「バラ星雲」ですが、他にも主役級の星雲星団がたくさんあります。
          上のほうには「クリスマスツリー星団やコーン星雲」を中心とする赤い星雲が大きく広がっています。
          その右側の青い「カタツムリ星雲」も目を引きます。
          それらとバラ星雲との間に、淡いですが大きく円を描くように星雲があります。
          そしてバラ星雲に下側にも淡いですが星雲が3つも並んでいます。

          今回は、そのバラ星雲の下側の3つの星雲も入れるように構図を変更しました。
            → 前回はこちら

          夜半前なので夜空がまだ少し明るかったですが、無理を承知で露光時間を伸ばしました。
          処理前のヒストグラムの山は中央よりやや右側まで行っています。

          この構図では、バラ星雲とその上の方に広がっている星雲との明るさの違いが大きくて処理が難しいです。
          淡い星雲をもっと浮かび上がらたかったのですが、バラ星雲が破綻しそうなので止めました。
          また星雲の中の星をできるだけ大切に扱いたかったので、フリンジ低減などの処理は行いませんでした。
          そのため、星の色がちょっと煩いかもしれませんね。



          バラ星雲 (ピクセル50%で切り抜き)

              本当にバラの花のようで、とてもきれいな星雲ですね。
              星雲の中に散開星団があるのも良いですね。
              赤い星雲と一口に言っても、どのような色合いに仕上げたら良いのか悩みます。
              最近は真っ赤よりはピンクっぽく仕上げている人が多いように感じます。
           



          クリスマスツリー星団、コーン星雲、ハッブルの変光星雲 (ピクセル50%で切り抜き)

              この領域はとても大きな赤っぽい星雲が広がっています。
              暗黒星雲と絡み合って、なかなか複雑な構造のようです。
              個々の対象はかなり小さくて、100mmの望遠レンズではほとんど歯が立たちません。
              クリスマスツリー星団は、どうやってもツリーには見えません。
              コーン星雲とハッブルの変光星雲も、かろうじて形が分かる程度です。

              大きく広がる星雲を、もっと明るくピンクっぽく仕上げたいです。
           



          カタツムリ星雲 (ピクセル50%で切り抜き)

              色合いがとてもきれいな星雲で、時計回りに90度回転させるとカタツムリの形になるようです。
              星雲の番号をふってみましたが、ちょっと自信ないです。
              殻の部分が「IC2169(IC447)」で、暗黒星雲が殻から出ている部分に当たり、
              「NGC2245」と「NGC2247」が目のようです。

              殻はなんとか分かりますが、そこから伸びている部分がほとんど分かりませんね。
            





          Sh2-280、Sh2-282、Sh2-284 (ピクセル33%で切り抜き)

              バラ星雲の南側に3つの星雲が並んでいます。
              シャープレスカタログ(Sh2)の番号が1つ置きなのが面白いです。
              一番北側のSh2-280は「バラのつぼみ」と呼んでいる人がいますね。
           


           








          2016.01.08 Friday

          星野写真(60Da、100mm) ろ座領域1

          0

            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


            この「ろ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
              ・Fomax Dwarf : ろ座矮小銀河
              ・NGC1097 : 棒渦巻銀河(Caldwell Object C67)






              撮影日時 : 2016/01/04 18:46〜  180sec×25枚
              撮影場所 : 長野県・富士見町にて  気温は約5℃
              カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
              フィルター : 無し
              レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
              ガイド : EM11(ノータッチ)
              処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                ・FlatAide : フラット補正
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

              空の暗さ(DE)、透明度(D)、フォーカス(B)  5段階評価



            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




            ろ座は明るい星が少なくて星の並びもよく分かりません。
            でも前回の撮影時に星図と双眼鏡で必死に探したので、今回は比較的短時間で構図を決められました。
            大まかな位置は、くじら座の頭の下あたりです。
            この領域の主役は ”ろ座矮小銀河” で、天の川銀河の伴銀河です。
            でもとってもとっても淡いです。

            前回(2015.11.15)は南の低空がかなり明るかったので、再チャレンジしました。  → 前回はこちら
            露光時間は前回が2分で今回は3分ですから、多少はマシです。
            しかし空の状態(透明度など)は前回のほうが良かった気がします。

            前回の経験があったので、カブリ補正はかなり慎重に進めました。
            明るさの偏りよりも色合いの偏りがとても厄介でした。
            グラデーションマスクを使って手作業で行い、最後の最後ににフラットエイドの手を借りました。
            コントラスト強調は主に輝度に対して行ったので、ほとんどモノクロの世界になってしまいましたね。
            前回よりもちょっとだけマシになったと思うのはひいき目でしょうか?



            Fomax Dwarf (ピクセル50%表示で切り抜き)

                ろ座矮小銀河は天の川銀河の伴銀河です。
                向こうからは天の川銀河がとても巨大に見えるのでしょうね。
                それにしても淡いですねえ。
                大きさは月の半分ぐらいはあるようです。
                大きな望遠鏡でも見えないようですが、球状星団は幾つか見えるそうです。
                この写真にも写っているかもしれませんが、天の川銀河内の恒星と区別がつきません。
             



            NGC1097 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                カルドウェル天体だけあって、きれいな形をした銀河ですね。
                活動銀河の一種であるセイファート銀河だそうです。
                中心部に超大質量ブラックホールを抱えているのでしょうね。
                腕が綺麗で、近くに伴銀河も見られるそうです。
                右上に伸びた腕の中に輝点がありますが、これが伴銀河のようです。
             





            撮影時の空の状態はこんな感じでした。
             


            参考までにRaw現像してコンポジットだけ行った画像を下に示します。
            コントラスト強調等は一切行っていません。
            この時点では ”ろ座矮小銀河” は影も形も見えません。
            そして、こんなにカブリの偏りの大きな写真しか撮れない場所で撮影するのはやはり無謀(無茶)だと改めて痛感しました。
             


             








            2015.12.20 Sunday

            星野写真(60Da、100mm) ぎょしゃ座領域2

            0

              60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
              メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


              この「ぎょしゃ座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                ・Sh2-240(Simeis 147) : 超新星残骸

              以下の対象は「ぎょしゃ座領域1」を参照して下さい。  → こちら
                ・M36 : 散開星団
                ・M37 : 散開星団
                ・M38 : 散開星団
                ・IC405 : 散光星雲(まがたま星雲、Caldwell Object C31)
                ・IC410 : 散光星雲
                ・IC417 : 散光星雲

                ・Mel.31: 散開星団
                ・Sh2-235 : 散光星雲






                撮影日時 : 2015/12/08 01:32〜  360sec×20枚
                撮影場所 : 山梨県・高根町にて  気温は約-2℃
                カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                フィルター : 無し
                レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                ガイド : EM11(ノータッチ)
                処理
                  ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                  ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                  ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                  ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                空の暗さ(BC)、透明度(C)、フォーカス(AB)  5段階評価



              StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




              この領域の主役は「Sh2-240」という超新星残骸です。
              ”おうし座” と ”ぎょしゃ座” の境界付近にあり、一般的には所属は ”おうし座” とするようです。

              ぎょしゃ座の散開星団や散光星雲と一緒に撮ろうと構図を考えたのですが、大きな失敗をしてしまいました。
              まがたま星雲(IC405)が切れてしまったのです。
              構図はステラナビゲータを使って考えるのですが、IC410は表示されるのですがIC405は表示されないのですね。
              そうとは知らずに、何も考えないで今回のような構図にしてしまったという訳です。
              撮影場所を移動して準備に慌てていたこともあって、試写の画像を見ても気付きませんでした。

              空の透明度はイマイチでしたが、撮影対象が天頂付近にあったためか、思ったよりもよく写りました。
              でも「Sh2-240」はとても淡いですね。
              2時間露光したので、もう少し炙り出せるかと思ったのですが、、、。
              光害カットフィルターを使うとか、撮影の段階でもっとコントラストを高める工夫をしないと駄目ですね。
              構図を考え直して再撮影するかどうかは、現時点では未定です。
              これだけ淡いと腰が重くなっちゃいますね。



              Sh2-240 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                  およそ10万年前に出現したと言われている超新星残骸です。
                  大きさは4度ほどもありますが、とても淡いです。
                  試写画像を裏面モニターで見ても何も分かりませんでした。

                  諧調を反転させてみましたが、レムナントの形だけは辛うじて分かりますかね。
               





              IC410 付近 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  IC410付近を切り出してみました。
                  いろんな天体が集まっていて、星の色も鮮やかで、とても華やかな領域ですね。
               


               








              2015.11.30 Monday

              星野写真(60Da、100mm) いっかくじゅう座領域2

              0

                60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                この「いっかくじゅう座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                  ・NGC2170 :  散光星雲






                  撮影日時 : 2015/11/16 01:50〜  360sec×22枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約3℃
                  カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                  フィルター : 無し
                  レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                  ガイド : EM11(ノータッチ)
                  処理
                    ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                    ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                    ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                    ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                  空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価



                StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                この領域は ”いっかくじゅう座” と ”オリオン座” の境界付近です。
                散光星雲 NGC2170 付近が主役なのですが、オリオンのハイライト領域も入れてみました。

                実は構図が傾いてしまって、主役付近が写野の端になってしまいました。
                ボツにして再撮影しようかと思ったのですが、練習もかねて仕上げてみました。
                それで初めて知ったのですが、主役のNGC2170はとても淡くて、その付近の散光星雲はかなり小さいのですね。
                再撮影する気も失せてきたので、今回の撮影画像を本採用にしました。

                空の透明度も比較的良く、たっぷり露光したので、派手目に仕上げました。
                明るい散光星雲は処理が楽しいですね。
                この日の最初に撮影した「とかげ座領域(1)のSh2-126」とは大違いです。
                NGC2170をもっと炙り出そうとするとオリオン座領域が大変なことになりそうなのでやめました。



                NGC2170 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    NGC2170は文字の左上に位置しているのですが、薄っすらとしか見えません。
                    色合いはマゼンタのようですが、こんなにも淡いとは思いませんでした。
                    ここは典型的な星生成領域だそうですね。

                    近くに小さな散光星雲がいくつかあります。
                    この付近は淡い分子雲があるようです。
                    少し明るい星は滲んだように写っているのは画像処理のせいでしょうか?
                 



                オリオン座のハイライト領域 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                    オリオン座のハイライト領域を切り出してみました。
                    何度写しても、ここは楽しいですね。
                 


                 








                2015.11.27 Friday

                星野写真(60Da、100mm) とかげ座領域1

                0

                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                  この「とかげ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・Sh2-126 : 散光星雲






                    撮影日時 : 2015/11/15 19:53〜  360sec×19枚
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約8℃
                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    ガイド : EM11(ノータッチ)
                    処理
                      ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                      ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                      ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                      ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                      ・Nik (Dfine 2)
                      ・FlatAidePro : スターシャープ

                    空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価



                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                  とかげ座は明るい星が無くて、構図決めにとても苦労しました。
                  11/12にチャレンジしたときには、あさっての方向を撮影していました(涙)。

                  この領域の主役は「Sh2-126」なのですが、星図を見ていてその大きさにつられて星野写真リストに追加したのです。
                  よく調べないで撮影に臨んだのですが、これって非常に淡いのですね。
                  試写画像を見ても影も形もなく、星の並びを何度もチェックして構図を確認したほどです。
                  自宅のPCで見ても、やはりそれらしきものは見えませんでした。
                  でもカブリによる色ムラを補正するために彩度を思いっきり上げていくと、中央付近が赤くなってきました。
                  これかなあ?
                  しかしその大きさにはびっくりです。

                  処理は非常に難航しました。
                  星雲を浮かび上がらせようと無理をすると、背景や星雲はザラザラで、星はとても醜くなってしまいます。
                  かと言って控え目に仕上げようとすると、星雲がしっかりと浮かび上がってこないのですよね。
                  さらに赤い星雲の周りに、分子雲らしきものもあるのです。
                  そこで、少し戻った段階でLab画像に変換し、L画像だけコントラスト強調してみました。
                  分子雲らしきものは少し浮かび上がりましたが、これで精一杯です。
                  背景や星雲のザラつきや明るい星の肥大化は目をつむって下さい。

                  本来は9月頃に撮影する計画でしたが、いろいろあって遅くなってしまいました。
                  空がまだ少し明るい時間帯の撮影でしたが、空の透明度の良さに助けられたようです。

                  なお、構図的にはもう少し左側を入れたほうが良さそうですね。



                  Sh2-126 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                      鷹の爪星雲とも呼ばれています。
                      星雲の周辺には、とかげ座アソシエーションと呼ばれるまばらな星の集まりがあるそうです。

                      こうやって切り出してみると、自分の技術の限界をひしひしと感じてしまいますね。
                   





                  参考までにコントラスト強調処理前の画像を下に示します。
                  Raw現像してコンポジットした段階ですが、言われなければ星雲の存在に気が付かないですよね。




                  そして、グラデーションマスクを使って明るさや色合いの偏りを除去した段階の画像です。
                  マスクは30枚ほど使いました。
                  通常はこの処理が最も厄介なのですが、今回はここからが悪路でした。




                   








                  2015.11.24 Tuesday

                  星野写真(60Da、100mm) ろ座領域2

                  0

                    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                    この「ろ座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                      ・NGC1316 : 楕円銀河
                      ・NGC1365 : 棒渦巻銀河
                      ・NGC1399 : 楕円銀河






                      撮影日時 : 2015/11/15 23:18〜  120sec×35枚
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約7℃
                      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                      フィルター : 無し
                      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                      ガイド : EM11(ノータッチ)
                      処理
                        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                        ・FlatAide : フラット補正
                        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                      空の暗さ(E-)、透明度(CD)、フォーカス(B)  5段階評価



                    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                    この領域は、ろ座とエリダヌス座の境界付近です。
                    撮影は「ろ座領域 (1)」に続いて行ったので、比較的容易に構図を決めることができました。
                    そうでなかったら悪戦苦闘したでしょうね。

                    この領域の主役は ”ろ座銀河団” です。
                    比較的近距離にある小規模の銀河団で、約3度ほどの範囲内に50個ほどの銀河が分布しているそうです。
                    でも楕円銀河が多いので、ちょっと残念です。

                    南に低く、南中高度は20度ぐらいしかありません。
                    2分の露光時間でヒストグラムのピークは真ん中やや手前までいってしまいました。
                    もっと南側の低空が暗い場所で撮影したいです。

                    「ろ座領域 (1)」よりもやや低空ですが、意外にも処理は難航しませんでした。
                    かぶりムラはかなりありましたが、手動でひたすら補正して、最後の仕上げにフラットエイドの手を借りました。



                    ろ座銀河団 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                        1.7度角程度の領域を切り出して、NGC番号を付けてみました。
                        銀河団の中心は楕円銀河NGC 1399だそうです。

                        右下にある棒渦巻銀河NGC1365の腕の様子が面白いです。

                        それにしても銀河がみんな赤っぽいです。
                        赤方偏移ではありませんよ(笑)、低空のためだと思います。
                     



                    NGC1316 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                        楕円銀河で、全天で4番目に強い電波源でもあり、「ろ座A」とも呼ばれます。
                        中心部にある超巨大ブラックホールが活発に活動しているのでしょうね。
                     





                    −−−−− 追記(2016.01.12) −−−−−

                    アストロアーツの天文ニュース(2015.11.26)によると、
                    セロ・トロロ・汎アメリカ天文台で「次世代ろ座銀河団サーベイ(NGFS)」と名付けられた観測を行っている研究グループが、ろ座銀河団に多数の矮小銀河を発見したそうです。

                    その写真を見たら、(矮小銀河ではなく)大きな銀河は私の写真にも写っていたのでちょっと嬉しくなりました。


                        写真はNOAOのサイトからお借りました。  → こちら


                     








                    2015.11.21 Saturday

                    星野写真(60Da、100mm) ろ座領域1

                    0

                      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                      この「ろ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                        ・Fomax Dwarf : ろ座矮小銀河
                        ・NGC1097 : 棒渦巻銀河(Caldwell Object C67)






                        撮影日時 : 2015/11/15 21:59〜  120sec×36枚
                        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約8℃
                        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                        フィルター : 無し
                        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                        ガイド : EM11(ノータッチ)
                        処理
                          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                          ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                          ・FlatAide : フラット補正
                          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                        空の暗さ(E-)、透明度(CD)、フォーカス(B)  5段階評価



                      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                      ろ座は明るい星が少なくて星の並びもよく分からず、星図と双眼鏡で必死に探しました。
                      大まかな位置は、くじら座の頭の下あたりです。
                      この領域の主役は ”ろ座矮小銀河” で、天の川銀河の伴銀河です。

                      でもいろんな意味で、この撮影は無謀でした。
                      まず私の撮影地の多くは南の低空はかなり明るいです。
                      2分の露光時間でヒストグラムのピークは真ん中やや手前までいってしまいました。

                      さらに撮影の前によく調べるべきでしたが、これはとても淡いのですね。
                      試写画像を裏面モニターで見ても、存在は全く分かりませんでした。
                      私がよく行う銀河の処理フローで処理してみましたが、やはり存在は確認できません。
                      あれこれやっているうちに、もしかしてフラットエイドで消してしまったのかもと気づきました。
                      そこでフラットエイド処理の前に戻って、極端なコントラスト強調を施してみると、何やら薄っすらと見えてきました。
                      でも明るさや色のムラが酷くて、、、。

                      いろいろと悩んだ末、今回は輝度成分と色成分を分けて処理しました。
                      前者(輝度成分)は白黒化した画像に対して、明るさのムラをひたすら補正していきました。
                      後者(色成分)は通常のフローで処理していきます。
                      そして、前者のL成分と後者のab成分を使ってLabカラーの画像を作ります。
                      さらにRGBカラーに変換し、仕上げの処理を行いました。
                      処理の90%程度はカブリ補正(フラットエイドのパラメータ調整を含む)に費やしてしまいました。
                      でもこれだけ苦労しても結果がこれじゃあねえ。
                      素直に南側の低空が暗い場所で撮影すべきですね。


                      白黒化した画像に思いっきり極端なトンカーブを施した画像を下に示します。
                      ”ろ座矮小銀河” は浮かび上がってきましたが、背景が荒れ荒れで見れたもんじゃないです(涙)。





                      Fomax Dwarf (ピクセル50%表示で切り抜き)

                          ろ座矮小銀河は天の川銀河の伴銀河です。
                          向こうからは天の川銀河がとても巨大に見えるのでしょうね。
                          ここだけを切り出して、もうちょっとコントラスト強調を施してみました。
                          それにしても淡いですねえ。
                          大きさは月の半分ぐらいはあるようです。
                          大きな望遠鏡でも見えないようですが、球状星団は幾つか見えるそうです。
                          この写真にも写っているような気がしますが、天の川銀河内の恒星と区別がつきません。
                       



                      NGC1097 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                          活動銀河の一種であるセイファート銀河だそうです。
                          中心部に超大質量ブラックホールを抱えているのでしょうね。
                          腕が綺麗で、近くに伴銀河も見られるそうです。
                          右上に伸びた腕の中に輝点がありますが、これが伴銀河のようです。
                       


                       








                      ▲top