2017.05.11 Thursday
星野写真(60Da、100mm) りゅう座領域3
60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。
この「りゅう座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
・NGC4236 : 棒渦巻き銀河
撮影日時 : 2017/04/23 20:19〜 300sec×18枚
撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+4℃
カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
フィルター : 無し
レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
追尾 : EM11(ノータッチ)
処理
・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
・CameraRaw8.5 : Raw現像
・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
・FlatAide : フラット補正
・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
空の暗さ(BC→B)、透明度(C→BC)、フォーカス(B) 5段階評価
StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)
この領域は、りゅうのしっぽの先端部分で、北斗七星と北極星の間になります。
主役は「NGC4236」という少し大きな棒渦巻き銀河です。
最初は時間帯が早いこともあって、空も明るくて透明度もあまり良くありませんでした。
でも途中で薄雲の通過があり、その後は空の暗さも透明度も少し良くなりました。
思っていたよりもかなり淡いですが、試写画像を裏面モニターで見たときにその存在は何とか分かりました。
NGC4236はM81やM82と共に「M81銀河団」を構成しているそうです。
NGC4236 (ピクセル50%表示で切り抜き)
かなり横から見えてる格好になっていることもあって、構造は不鮮明です。
私の写真では不規則銀河のように見えちゃいますね。
暗い銀河なこともあって、色合いが少しは表現できたかなと思っています。