2018.09.01 Saturday
星野写真(60Da、100mm) いるか座領域1
60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
撮影対象になる星雲星団や銀河はありませんが、
星の並びが特徴的で大きさも手ごろなので、このシリーズに加えてみました。
撮影日時 : 2018/08/17 21:50〜 240sec×20枚
撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約+12℃
カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
フィルター : 無し
レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
追尾 : EM11(ノータッチ)
処理
・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
・CameraRaw10: Raw現像
・Deep Sky Stacker : コンポジット
・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
・Photoshop 2020 : コントラスト調整、色合い調整、等々
・FlatAide-Pro : シェーディング補正、スターシャープ
・StarNet++2
・Nik Collection (Dfine 2)
空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(C) 5段階評価
StellaNavigator での写野 (恒星は10.0等まで、星雲星団は12.0等までを表示)
”いるか座” は ”わし座” の近くに位置していて、星の並びが特徴的でかわいい星座です。
「夏の大三角」 を撮影すると、一緒に写っていることが多いですね。
銀河(天の川)に近いので微光星がびっしりです。
銀河(天の川)は写野の右側に位置しているので、右側ほど星が多いのが分かります。
フォーカス調整に ”わし座のアルタイル” を使ったのですが、結果的に青側にずれてしまいました。
まあ、赤いフリンジが出るよりはましですが、、、。
いろいろと手は尽くしてみたのですが、やはり星の色合いに影響が残ってしまったようです。
ときどき薄雲が通過したようですが、大きな影響は無かったようです。
地平高度が高いとは言え、画像には背景の明るさや色合いの偏りが生じます。
最初に、これを 「フォトショップ」 の 「グラデーションマスク」 を使って補正していきます。
明るさの補正よりも色合いの補正が厄介ですね。
次に 「ステライメージ」 の 「デジタル現像」 で諧調を切り出します。
背景の偏りやムラがまた見えてくるので、再度補正をします。
今回は 「フラットエイドプロ」 の手も借りました。
そして 「フォトショップ」 で好みの絵作りをしています。
あっさりと処理して星の表情をできるだけ壊さないようにするつもりでしたが、ついつい、、、。