2019.10.08 Tuesday
星野写真(60Da、100mm) みずがめ座領域3
60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。
この 「みずがめ座領域3」 には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
・NGC7293 : 惑星状星雲 (らせん状星雲、Caldwell Object C63)
撮影日時 : 2016/08/31 22:50〜 240秒×25枚
撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて 気温は約9℃
撮影日時 : 2019/10/04 21:38〜 180sec×28枚
撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約17℃
カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
フィルター : 無し
レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
追尾 : EM11(ノータッチ)
処理
・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
・CameraRaw11.4 : Raw現像
・DSS : コンポジット
・StellaImage6.5 : デジタル現像
・FlatAidePro : シェーディング補正
・Photosop 2020 : コントラスト調整、色合い調整、等々
・StarNet++2
・Nik Collection (Dfine 2)
空の暗さ(C)、透明度(C)、フォーカス(AB) 5段階評価 2016/08/31
空の暗さ(D)、透明度(CD)、フォーカス(AB) 5段階評価 2019/06/05
StellaNavigator での写野 (恒星は10.0等まで、星雲星団は12.0等までを表示)
この辺りの星座は馴染みが無いので、”みなみのうお座のフォーマルハウト” から辿っていきました。
この領域には大きな惑星状星雲である 「らせん状星雲」 があります。
惑星状星雲としては異例の大きさですね。
試写画像を裏面モニターで見たところ、淡いですが存在はすぐに分かりました。
2016年と2019年に撮影した画像を使って仕上げていますが、長辺方向は約96%,短辺方向は約94%のトリミングになっています。
NGC7293 (ピクセル75%表示で切り抜き)
太陽系に最も近い惑星状星雲のひとつで、だいたい満月の半分くらいの大きさだそうです。
惑星状星雲は色合いがとても綺麗ですね。
中心部は緑っぽい青色で、その周りを淡い赤色の星雲が取り巻いています。
中心に見えている星が白色矮星として残った星で、それが放射する紫外線で輝いているそうです。
私たちの太陽も、あと50億年ほど経つと、このような姿になるのですかね?
周囲にとても淡い星雲が広がっているように見えるような気がするような、しないような、、、。