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2014.04.02 Wednesday

曇り空を使ったフラット画像は良いかも

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    100mmレンズでの星野写真シリーズを進めていますが、次の2点の重要性を痛感しています。
      ・フォーカス調整
      ・フラット補正

    フラット補正に関しては、写野が広いので補正を2段階で行う必要があります。
      ・レンズとカメラを含めた光学系のフラット補正
      ・星空の明るさや色合いの偏り補正


    第1のフラット補正には、いわゆる「フラットフレーム」を使いますが、これをどのように撮影するかが悩みの種です。

    今までは、光源としてライトパネルの上にトレーシングペーパーを重ねたものを使っていました。
    でも画像周辺部での色ムラが気になっていました。

    しばらく前のことになりますが、雲上さんがフラットパネルを使用しない方法を提案してくれました。
        → ブログはこちら
    それは曇り空を光源に使う方法です。
    私も試しにやってみたところ、なかなか良い結果が得られました。

    例題画像は「おおいぬ座領域3」です。
    1枚画像をフラット補正して、簡単なコントラスト強調を行ってみたものです。
    星空の明るさや色合いの偏り補正は行っていません。
    なお、撮影時はカメラが上下逆さまになっていたので、画像の上側が地上に近いので明るくなっています。


    フラット補正なし



    フラットパネルで作ったフラットフレームを用いた場合


    下端付近が暗くなってしまい、色合いは少し赤っぽいです。
    また上端の右側が少し赤っぽいのも気になります。
    これらをグラデーションマスクを使って処理していくと、補正しているのだかなんだか分からなくなってしまいます。


    曇り空で作ったフラットフレームを使った場合


    かなりすっきりした画像が得られました。
    この状態が得られれば、グラデーションマスクを使った偏り補正は楽になります。


    実際のフラット補正処理は「RAP2」という古庄さんが開発されたツールを使っています。
    そこでは「古庄式RAWフラット補正(仮称)」という方法が提案されています。
    ライトフレームの背景の明るさや色合いに合うようにRGBそれぞれにフラット画像を選んでやって、ベイヤーマージ機能で合成(マージ)したものをフラットフレームとして使うのです。


    フラット画像を撮影しようと思い立ったものの、ちょうど良い曇り空はなかなかありませんでした。
    明るさ(暗さ)が考えていたほど均一じゃないのですよね。
    そこで露光時間を長くして(数秒から数十秒)、露光中は写野を常に変えるようにしました。
    ISO感度と絞りはライトフレームと同じにして、金環食の時に買ったNDフィルターを使って露光時間を延ばします。
    そして8枚撮影して加算平均します。
    この撮影はなかなか辛くて、露光時間をいろいろ変えて撮ったのですが、腕が痛くなりました(苦笑)。
    でもまたチャンスを見つけて、きめ細かいライブラリーを作っておこうと考えています。


    フラット画像の撮影に際しては、光源をある程度離なさいと駄目なようです。
    レンズに対して斜めに入射する光が良くないのでしょうか?
    数メートルの長さのフードを作って、その先端にトレーシングペーパーを被せるなんて良いかもしれませんね。

    この結果を見てしまうと、処理を全部やり直したくなってしまいますね。
    でもRaw現像からのやり直しは厳しいです。


     








    コメント

    この結果は「マジですか〜」ですね。雲上さんはR200SS直焦点でしたもん。
    100mmでも有効だという今回の結果は「真似しちゃうぞぉ〜」です(笑)

    「露光中は写野を常に変える」ってのが効いてるんでしょうかね。

    私がフラット撮影する時はだいたい明け方なんですが、
    どんどん空の明るさが変わっていきます。
    実は、それらを全部おかまいなしに加算平均しちゃうんですが、
    その状態に似てるって考えられませんか?
    もちろん、こういう時のフラットはいい感じなんです。

    でも昼間とかに超短時間露出で取得したフラットは、合わないことが多いです。
    2014/04/02 9:56 PM by ミッチー
    >ミッチーさん、おはようございます。

    私も半信半疑でやってみたのですが、結果は良好でした。
    雲の明るさや色合いが完全に均一なら写野を固定してもOKだと思うのですが、平均化のために苦肉の策を施しました。
    その意味ではとにかくたくさん撮って平均化するというのは効果があると思います。

    露光時間に関しては、確信はないのですが、、、。
    フォーカルプレーンシャッターの機構から、シャッター幕が全開になるシャッター速度よりも十分に長いほうが良いと思っています。
    少なくともストロボ同調速度よりは十分に長いほうが良いのではないでしょうか。
    2014/04/03 5:17 AM by やまねももんが

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