星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2014.06.15 Sunday

昇ってきたカシオペアからはくちょうまで

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    6/1の晩に、山梨県のみずがき山自然公園で撮影した星空写真です。



    昇ってきたカシオペアからはくちょうまで

     2014/06/02 01:07  EF24mm F1.4→3.2  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)  追尾撮影(120秒)
     EOS 5DMark2 RAW、ISO3200  山梨県・みずがき山自然公園にて


    ”カシオペア” が昇ってきたので、”はくちょう” までの銀河(天の川)を縦構図で撮りました。
    この構図は大好きでよく撮るのですが、もう少し上に向けて ”はくちょう” をしっかり入れたほうが良かったですかね。
    ここは暗いので、どうせ地上の風景はほとんどシルエットになってしまいますからねえ。
    でも ”カシオペア” が昇ってきた雰囲気を出したかったのです。

    空の状態が良いと、ノーマルカメラの1枚撮りでもこんな星空写真が撮れるのですね。
    たっぷりと露光して、コントラスト強調して仕上げてみました。
    銀河(天の川)に沿っての領域は、ついつい派手めの処理になってしまいます。
    これでさらに、地上の風景が潰れないで表現できれば言うこと無しなのですが、、、。




    星空写真をどのように仕上げるかは人それぞれだと思いますが、以下に最近の私のやり方をご紹介します。

    Raw現像はCameraRaw(8.4)で行っています。

    Raw現像の段階では、空の明るい部分と暗い部分の明るさをできるだけ同じになるようにします。
    これは、その後にコントラスト強調処理をするための下地作りです。
    まず周辺光量補正で、特に上側(空の高い部分)の光量不足を補ってやります。
    ただし過剰に補正しないように気をつけます。
    そしてハイライト,シャドウ,白レベル,黒レベルのパラメータを調整して、地平高度差による空の明るさを小さくします。
    低空の明るさをハイライトと白レベルで抑えて、上空の暗さをシャドウと黒レベルで持ち上げてやるといった感じです。
    この時に星の輝度はほとんどが飽和しているので、星への影響はほとんど無いように感じます。
    暗い部分を持ち上げてやると画像が荒れ気味になるので、たっぷり露光しておいてやるのが肝要だと思っています。
    この操作によって地上の風景も明るくなります。

    次に星をくっきりと表現したいので、明瞭度を上げます。
    これによって星(特に微光星)が背景から浮かび上がって、とてもくっきりしてきます。
    もちろん副作用があるので、調子にのって上げすぎないようにしなければいけません。

    今回用いた主なパラメータを以下に示します。
     

    他のパラメータは以下の通りです。
      ・プロファイルは CameraNeutral
      ・レンズ補正はレンズプロファイルを使用 (周辺光量補正は手動で+45)
      ・ノイズ低減(輝度40、カラー40)、シャープは0
      ・トーンカーブはコントラスト(中)

    Raw現像終了後の画像を下に示します。
    これでもかなり良い感じですが、星空がとてもきれいだったのでさらに手を加えてみましょう。




    16bitでPhotoshopCCに渡して、以下の処理をしました。
      ・明るさや色合いの偏り補正(グラデーションマスクを使用)
      ・コントラスト強調(明るさ・コントラストを使用、マスクを使用)
      ・明るさと色合いの調整
     

    左上隅が少し暗いので、グラデーションマスクを設定して「レベル補正」で少し明るくしてやります。

    次に「明るさ・コントラスト」でコントラスト強調を行います。

    星空は低空ほど明るく上空ほど暗いので、グラデーションマスクを設定して「レベル補正」で下側を少し明るくしてやります。

    最後に、全体の明るさと色合いを「レベル補正」で調整します。
    コントラスト強調処理を行うと、色合いも少し変わってしまうように感じます。
    今回は赤みを少し強くしてみました。

     


    コントラスト強調処理では、下のようなマスクを使っています。
    明るい星ほどマスクは黒くなっているので、処理が弱くなります。
    このマスクはPhotoshopで簡単に作ることができて、星野写真の処理でも多用しています。
     



    以下に、参考までに幾つかの画像を示します。


    ハイライト,シャドウ,白レベル,黒レベル、明瞭度の全てをゼロにしてRaw現像したもの




    明瞭度だけをゼロにしてRaw現像したもの




    明瞭度を100にしてRaw現像し、その後の処理を行ったもの



    星空と地上の風景の境目の星空側が妙に明るくなっていますよね。
    これが明瞭度を上げすぎた場合の副作用なかと思っています。
    40に設定した場合でも少しそのきらいはあるのですが、あの程度なら(私の)許容範囲かなと感じています。


     







    コメント

    こんにちは
    低空から前回の秋の天の川が良いですねぇ。
    みずがき山のこの方向は素晴らしいです。

    明瞭度0から100の変化は面白いですね。
    粗も出るけど100は星空が凄いです。
    天の川の赤い色が出てきて、とても賑やかです。
    副作用が気になっているようですが、私なら100(に近いところ)で仕上げてしまいます。
    それで、後になって「ちょっとやり過ぎかなぁ」と後悔するのです(笑)
    2014/06/16 7:43 AM by 温泉日和
    >温泉日和さん、こんにちは。

    はい、みずがき山は北東から東の空が一番良いですね。
    ちょうど山が迫っている方向になります。

    明瞭度100の星空はかなりインパクトがありますよね。
    地上の風景が写っていない星野写真では思わず使ってしまいそうです。
    2014/06/16 11:27 AM by やまねももんが
     毎度のことながら、勉強になりま〜す。
     やはりきちんとしてますねぇ。
     なるほどなるほど。参考にしていろいろやってみます!
     最近のやまねももんがさん、すごくフレンドリーでいいですねぇ。テヘッ。……失礼しました(笑。
    2014/06/16 6:24 PM by 阪神ファンいっこう
    >阪神ファンいっこうさん、こんばんは。

    画像処理のツールはバージョンアップの度に進歩しているので、面白いものはどんどん取り入れていきたいと思っています。
    ときどき勉強会みたいなものをやりたいですねえ。

    フレンドリーの決め手は「テヘッ!」です(笑)。
    2014/06/16 7:29 PM by やまねももんが
    管理者の承認待ちコメントです。
    2014/06/16 7:53 PM by -

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