星空が好き、猫も好き

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2014.06.22 Sunday

星野写真(60Da、100mm) いて座領域3

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

      画像を再処理して差し替えました。  → 前のバージョンはこちら


    この「いて座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M8(NGC6523) : 散光星雲(干潟星雲)
      ・M20(NGC6514) : 散光星雲(三裂星雲)
      ・M21(NGC6531) : 散開星団
      ・M22(NGC6656) : 球状星団
      ・M23(NGC6494) : 散開星団
      ・M24(NGC6603) : 散開星団
      ・M25(IC4725) : 散開星団
      ・M28(NGC6626) : 球状星団
      ・IC1274 : 散光星雲(猫の手星雲)
      ・IC1284 : 散光星雲(バンビの首飾り)
      ・B92,B93 : 暗黒星雲<BR>






      撮影日時 : 2014/06/01 23:40〜  240sec×15枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約12℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      ガイド : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw6 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : 色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(CD)、透明度(C)、フォーカス(C)  5段階評価



    いて座は天の川銀河の中心方向に当たるので、とても華やかな領域です。
    メシエ天体が8個もあり、それ以外にも星雲や星団が散在しています。
    そして、それ以上に銀河(天の川)の濃い部分や複雑に入り組んだ暗黒帯の様子が面白いです。

    南側は空がそれほど暗くなくて、低空の透明度もあまり良くなかったのですが、思ったよりもよく写ったと思っています。
    でも画像処理がとても難しいですね。
    銀河(天の川),散光星雲,暗黒星雲,球状星団や散開星団、と性格の異なるものが混在しているので非常に厄介です。
    不満なところはたくさんありますが、今はこれで精一杯です。
    この領域がサクサクと処理できたら楽しいでしょうね。



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




    M8、M20、M21 (ピクセル33%表示で切り抜き)

         中央やや下の大きな赤い星雲が「干潟星雲(M8)」で、双眼鏡でもその存在がよく分かります。
         明るい散開星団が重なっていることもあって、とても華やかです。

         その左側に淡い星雲が広がっていて、左端の領域は「猫の手星雲」と呼ばれています。
         でも、さそり座のNGC6334も「猫の手星雲」と呼ばれているのですよねえ。
         この辺りの星雲はそれぞれに番号が付いていますが、青い部分を含む星雲はIC1274のようです

         中央やや上の赤と青の星雲はM20で、これも双眼鏡でもその存在がよく分かります。
         下側の赤い輝線星雲は「三裂星雲」と呼ばれていて、その上に青い反射星雲があります。
         私の写真では三裂の様子は分かりませんね。

         三裂星雲の左斜め上にある散開星団はM21です。
         小さな散開星団で、近くに明るい散光星雲があることもあって目立たないですね。
     



    バンビの横顔 (ピクセル33%表示で切り抜き)

         いて座にある銀河(天の川)が非常に濃い部分は、昔から「スタークラウド」と呼ばれていました。
         最近は「バンビの横顔」と呼ばれています。
         ちょうど目に当たる部分に暗黒星雲があって、B92という番号が付いています。

         M24はこのスタークラウド全体を指すようで、実際には散開星団ではないようです。
         一方で、この中にあるNGC6603という星団をM24だとする意見もあるそうです。

         首に当たる部分はほんのりと赤っぽいですね。
         そして、その近くに赤い星雲と青い星雲があって、「バンビの首飾り」と呼ばれています。
         赤く光る星雲部分はIC1284、輝星を包むように青く輝く部分にはNGC6589の番号が付いています。
     



    M22、M28 (ピクセル33%表示で切り抜き)

         いて座には球状星団が数多くありますが、その中で最も大きくて立派なのがM22です。
         このM22は全天で最初に発見された球状星団だそうです。
         球状星団を意識しないで画像処理をしているので、中心部は潰れてしまいました。
         それでも一目で球状星団だと分かるのは流石です。

         M28はM22の3分の1ほどの小さな球状星団です。
         それでも銀河(天の川)に埋もれることなく、球状星団だと分かるように写っています。
     



    M23、M25 (ピクセル33%表示で切り抜き)

         M23は満月ほどの大きさに広がっている大きな散開星団です。
         背景がやや暗いので、とても目立ちます。

         M25も大きな散開星団ですが、かなり疎らですね。
         こちらは銀河(天の川)の明るい部分にあるので、埋もれてしまいそうです。
     



    連続して撮影した「いて座領域3」と「いて座領域4」をモザイク合成してみました。




     








    コメント

    1つ前の「領域4」と同じカラーバランスですね。
    前回のもいいですが、今回のはもっといいですね。
    2014/06/22 8:21 AM by 道端小石
    >道端小石さん、おはようございます。

    はい、モザイク合成させるために色合いを合わせました。
    色合いに関してはいろいろな考えがあると思いますが、今は今回のバージョンが気に入っています。
    2014/06/22 9:08 AM by やまねももんが
    ここら辺は憧れの場所ですので、いつか条件のいい日に撮って見たいです。
    こうして見ると、ここだけが如何にカラフルで突出しているか分りますね。
    2014/06/22 1:05 PM by ヤマボウシ
    >ヤマボウシさん、こんにちは。

    この領域は、さそり座のアンタレス付近とはまた違ったカラフルさがありますよね。
    主役級のものがたくさん揃っていてすごく豪華でもあります。
    ぜひ撮ってみて下さい。
    2014/06/22 1:33 PM by やまねももんが

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