星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2014.07.10 Thursday

カラフルが大好き(続)

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    昨日に続いて「カラフルが大好き」第2弾です。

    もっと昔の画像を引っ張り出して、再処理してみました。
    20Daで撮影した7年前の写真です。
    撮影した領域はほぼ同じですね。
    でも真ん中付近にとても明るい木星がいるので、ちょっと面食らうかもしれません。
    また使用しているディフュージョンフィルターが異なっています。


    1枚撮りだったこともあって、これだけ強い処理をするにはちょっと耐えられなかったようですね。
    でも、この色合いは私的には好きです。


    さそり座,いて座と夏の銀河(天の川)


     2007/05/21 00:25  EF16-35mm(21mm) F2.8→2.8  追尾撮影(60秒)
     DIFFUSER-FILTER(Cokin DIFFUSER-1 )  EOS 20Da RAW、ISO1600  長野県 川上村


    この頃は、この川上村はお気に入りの場所でした。
    最近はあまり行っていないですねえ。


    下は撮影当時の処理画像です。







    今回の画像処理の主なポイントは以下の3点でしょうか。


    (1)明るさや色合いの偏り補正

    低空はどうしても明るくて、また街明りの影響が部分的に強く出ています。
    これをそのままにしていては、あまり強いコントラスト強調ができません。
    そこでグラデーションマスクを使って、明るさや色合いの偏りを補正しています。
    でも通常の星野写真ではないので、上下方向の明るさの違いは少し残しています。



    (2)コントラスト強調

    諧調等が破綻しない範囲で、ヒストグラムの幅を広くします。
    Photoshopでいろいろな手段を使いますが、最近よく使うのは「明るさ・コントラスト」です。
    左が再処理バージョンのもので、右が以前のバージョンのものです。
    ヒストグラムの幅の指標として、私は標準偏差の値を見ています。
     

     
    この処理はいっきに行わずに、何回かに分けてやっています。 (あまり意味がないかもしれませんが、、、。)
    そしてマスクを使って、飽和気味の部分ができるだけ飽和しないように気を配ります。

    またRGBそれぞれの幅があまり異ならないようにします。
    そのために最後のほうで、RGBそれぞれにコントラスト調整を行います。

    幅を広げて、RGBの幅を揃えることで、透明感みたいなものが出せるような気がしています。


    コントラスト強調をすると、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。
    好みの問題だと思いますが、星空の暗い部分はあまり真っ黒にしたくないのですよね。
    そこでCameraRawに持っていって、シャドウを持ち上げたりします。



    (3)はっきりくっきりさせる

    これも好みの問題で、やりすぎるとちょっと嫌味が出ちゃいますね。 (最近の私はやりすぎかも(苦笑)。)

    私が最近使っている方法は次の2つです。
      ・明瞭度(CameraRaw)
      ・スマートシャープ(Photoshop)



    後は、明るさや色合いの微調整をして、彩度を調整します。
    色合いは天の川の明るい部分とバックの星空では、マスクを使って別々に調整しています。


     








    コメント

    木星には確かに面食らいました。
    元画像でも存在感十分だったのが、これですから(笑)。
    前振りのコメントが無かったら「超新星出現!?」と思いましたよ。
    2014/07/10 10:08 AM by 悠々遊
    >悠々遊さん、こんにちは。

    木星はインパクトがありすぎで、アンタレスが霞んでしまっていますよね。
    撮影しながら、今年のさそり座はとんでもないことになっているなあと思いました。
    これが超新星爆発だったら、世界中で大騒ぎだったでしょうね。
    2014/07/10 10:44 AM by やまねももんが
    こんにちは
    星の太り具合で別画像になりますね。元画像の天の川の色彩に再処理の太め恒星を乗せるとチョット違うし、強めのコントラストに太った星のバランスが似合います。
    元画像にドライを感じ再画像にウエットを感じ、どちらも見せる物がありスゴイ。
    2014/07/10 12:47 PM by テナー
    >テナーさん、こんにちは。

    ディフュージョンフィルターにもいろいろあり、以前はこのCokin製のものをよく使っていました。
    強いコントラスト強調処理をするには、ちょっと効果が強すぎますね。
    同じ元画像でも絵作りによってかなり違ったものに仕上がるので面白いですよ。
    2014/07/10 2:14 PM by やまねももんが
    こんにちは。

    台風接近で大雨が続いています。
    警報が発令されたので、今夜は職場に泊まり込みです。

    60秒露光のさそり座、信じられないほどの写りですね。
    一枚撮りとは思えません。
    やまねももんがさんの撮影テクニックと画像処理テクニックのたまものですね。
    私はけっこうくっきり処理が好きなので、こういう画像、好きですよ。
    それにしても、オーストラリアで撮ったみたいです。
    デジタル写真ってすごい潜在能力を秘めてますね。
    それを引き出すテクニックもすごいです。
    2014/07/10 2:21 PM by まっちゃん
    前回のも含めて、いい感じですね。
    星のボリューム感が好きです。まるで絵画のよう。
    ゴッホの「糸杉と星の見える道」を連想しました。
    2014/07/10 2:27 PM by ヤマボウシ
    >まっちゃんさん、こんにちは。

    こちらは思ったほどの大雨にはなっていません。
    ときどき思い出したかのように少し降るだけです。
    そちらも被害等が出ないと良いですね。

    はい、デジタルカメラの潜在能力は凄いですね。
    でもこれでそのうちのどれくらいを引き出せたのでしょうかね。
    100mmレンズでの星野写真シリーズをやるようになって、画像処理が少しは進歩したようです。
    それをこういう写真にも応用できるのが楽しいです。
    2014/07/10 3:09 PM by やまねももんが
    >ヤマボウシさん、こんにちは。

    街明りなどが全くなかったら、どんな星空がみれるのでしょうね。
    そして目に猫ほどの暗闇での感度があったら、天の川がこんなふうに見えるのではないでしょうか?
    まあ、実際の猫は視力があまり良くないようなので、ぼやけて見えるようですが、、、。
    ゴッホの絵とは、ヤマボウシさんのセンスの良さの一端がうかがい知れました。
    2014/07/10 3:19 PM by やまねももんが
    コンポジットなし、旧機種の20Da、60秒の追尾撮影でここまで写るんですね。っていうか、ここまで情報を収集してるんですね。前回はよくわからなかったアンタレス付近の暗黒帯、はっきりでてますね。
     個人的には圧倒的に今回の処理の方が好きです(あっ、やっぱり……って思いましたね。そうです。派で好きです)。やはり少々オーバーな方が、見た目のインパクトも大きいですね。まぁ、以前の処理の方が見た目には近いんでしょうけど(笑。
    2014/07/10 3:32 PM by 阪神ファンいっこう
    >阪神ファンいっこうさん、こんにちは。

    はい、Rawデータの情報量は凄いですね。
    まさに宝の山だと思いました。
    それをどのような絵作りをするかによって、さまざまな画像に仕上げることができるのですね。
    最近のツールの進歩も凄いと思っています。
    あとは感性の勝負なのでしょうが、ここが最も弱いところなのですよねえ(涙)。
    だからついつい、派手めに走ってしまいます。
    2014/07/10 4:12 PM by やまねももんが

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