星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
ときどき猫ブログや宇宙物理学のブログになります
星空や猫だけでなく、風景や草花などの写真を撮るのも好きです

<< October 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< フォトショップの勉強 (1)レベル補正 | TOP | フォトショップの勉強 (3)明瞭度 他 >>

2014.07.16 Wednesday

フォトショップの勉強 (2)明るさ・コントラスト

0

    昨日の続きで、画像処理で使うフォトショップの話です。
    でも使い慣れている人には当たり前の内容で、備忘録としてまとめています。


    以下では話を簡単にするために、8ビット(256諧調)のモノクロ(グレー)画像を扱います。
    実験のために下のようなグレーチャートを作ってみました。
      ・横5pixel,縦20pixelの四角い領域を、0から255の輝度で塗り潰します。
      ・上の段は、左から右へ輝度0から輝度127までの128個を並べています。
      ・下の段は、右から左へ輝度128から輝度255までの128個を並べています。
     


    今日の機能は「明るさ・コントラスト」です。
    この機能は最近よく使うようになったのですが、詳細はよく知らずに使っていました。



    2.1 明るさ・コントラスト  コントラスト

    コントラストを50に設定してみます。
    この例題では輝度が均一に分布しているので、全体の明るさ(平均値)は変わりません。
    でも実際の星空写真では全体の明るさ(平均値)は暗くなることが多いと思います。

    輝度の中間値より明るい部分は明るく、暗い部分は暗くなります。
    その結果、コントラストが強くなります。

    処理後の例題画像とヒストグラムを下に示します。
     




    上の操作と同じことをトーンカーブででやると下のようになります。 (完全に同じではないですが。)
    入出力関係(処理前後の輝度関係)は、対称形のS字になっています。
    典型的なコントラスト強調処理ですね。
    傾きが45度よりも大きな領域(元の輝度が64-191あたり)は、より多くの諧調が割り当てられます。
    逆に傾きが45度よりも小さな領域は、諧調が削られます。
     



    2.2 明るさ・コントラスト  コントラスト その2

    コントラストを100に設定してみます。
    傾向は50の場合と同じで、効果が大きくなりました。(まあ当たり前ですね。)

    処理後の画像とヒストグラムを下に示します。
     




    上と同じことをトーンカーブでやると下のようになります。 (完全に同じではないですが。)
    入出力関係(処理前後の輝度関係)は同じく対称型のS字で、より強くなっています。
     



    2.3 明るさ・コントラスト  明るさ

    次に明るさを30に設定してみます。
    全体に明るいほうの諧調に割り振り直されて、全体に明るくなります。

    処理後の画像とヒストグラムを下に示します。
     




    上と同じことをトーンカーブでやると下のようになります。 (完全に同じでないですが。)
    レベル補正の中間値スライダー(真ん中の三角)を動かした場合と違って、ハイライト側での変化が大きいですね。
    どういう意図があるのでしょう?
    白潰れに気をつける必要がありますね。
     



    2.4 明るさ・コントラスト  明るさとコントラスト

    最後に明るさとコントラストを同時に動かしてみましょう。
    コントラストを強めて明るさを明るくします。
    実際の星空写真では、この例題のように輝度が均一に分布していないので、私はこのような使い方が多いです。

    コントラストを50,明るさを30,に設定した場合の処理後の画像とヒストグラムを下に示します。
     




    上と同じ操作をトーンカーブでやると下のようになります。 (完全に同じではないですが。)
    シャドウ側はほとんど変化がなく、中間調(輝度65あたりから輝度190あたりまで)により多くの諧調が割り当てられます。
    そしてハイライト側は諧調がかなり圧縮されます。
    星雲の明るい部分が白潰れしたり星が肥大化しないように、適当なマスクを使う必要があるのが分かると思います。
     


     








    コメント

    同じようなことが「トーンカーブ」でできるのなら、
    そっちを使っちゃう感じなんで、こういった「直感的」(と思う)
    コマンドはあんまり手を出してませんでした。
    注目したいのは「従来方式を使用」っていうパラメータがあるところ。
    つまり、進化してるってことなんでしょうね。
    最近、こういうの増えましたよね。

    アタマが固いと「なぬ、オレはトーンカーブとマスクで自由自在さ」ってなるんでしょうが、
    実は、進化した最近のコマンドはものすごく近道になったりするなあ
    とも思います。

    それにしても、こうやってチャートのヒストグラムを見て
    チョメチョメするようなことって、真似できません。
    「根拠がある」ってゆーのはこーゆーことなんですね。
    2014/07/16 8:35 PM by ミッチー
    >ミッチーさん、おはようございます。

    やりたいことがトーンカーブで設定できるのならトーンカーブがいいですよね。
    でも私はどうもやりたいように曲線が設定できないのですよ。
    だから用意されている機能をあれこれ使っています。
    それに結構思い白いというか賢い機能が増えてきていますよね。
    もっとそのものズバリの、天文写真用の機能が用意されると良いなあと思っています。
    2014/07/17 5:15 AM by やまねももんが
    処理を行っている時に、トーンカーブとレベル補正のグラフがどう変化するのか、リアルタイムでわかるといいと思いませんか?
    つまり、トーンカーブとレベル補正のグラフが、並んで表示され、どっちかを動かすと、もう片方も連動して動くシステムです。
    2014/07/18 9:24 PM by 星太朗

    コメントする









    この記事のトラックバックURL

    http://kai-kuu.jugem.jp/trackback/1169

    トラックバック

    ▲top