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2014.07.19 Saturday

フォトショップでのレイヤーとマスク

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    ブログを見て下さる方から「レイヤーとマスク」の使い方を知りたいという要望がありましたので、
    私なりにご紹介したいと思います。
    ただしフォトショップでの話です。(詳細はツールによって異なると思います。)
    私の知識は独学なので、そこは違うよとか、もっといい方法があるよ、とかありましたらコメントを頂けると嬉しいです。


    以下の星空写真を例題として、実際の処理の手順に沿って説明していきたいと思います。

    夏の大三角


     2012/04/28 03:11  EF16-35mm(16mm) F2.8→4.0  追尾撮影(180秒)
     Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)  3枚をコンポジット
     EOS 60Da RAW、ISO1600  長野県・原村 自然文化園にて



    まず最初にCameraRaw(8.5)でRaw現像します。
    この例題の場合は、この段階ではレンズの周辺減光補正等と色合い調整のみを行っています。
      ・プロファイル : CameraNeutral
      ・レンズ補正 : ゆがみ、周辺光量、色収差
      ・ホワイトバランス : 色温度5050K、色かぶり補正+30


    16ビットでフォトショップに渡して、3枚をコンポジットしたのが下の画像です。





    1. レイヤーパレットと調整レイヤー

    フォトショップでの処理内容の一覧を「レイヤーパレット」で示します。
    ちょっと恥ずかしい部分もありますが、例題としてはそのほうが良いかなと思いました。
     

    一番下にコンポジット後の元画像(背景)があり、その上に各処理が積み上げられています。
    処理は全て「調整レイヤー」で行います。
    これは再編集が可能な補正機能でとても便利です。 (フォトショップを使い慣れている人には当たり前ですね。)

    「調整レイヤー」の段階では画像データに対して実処理は行われません。
    もちろん処理内容は表示画像には反映されます。
    ただし、調整レイヤーの数が多くなったり処理が複雑になると、微妙に正確に表示できない場合もあるようです。
    画像を統合(レイヤーを統合)して初めて実処理が行われます。

    「調整レイヤー」を使う利点は次のようなことでしょうか?
      ・実処理の回数をできるだけ減らすことができる。
         ・実処理のたびに画像の情報は欠落していくと考えています。
      ・いつでも遡って処理をやり直すことができる。
         ・処理のパラメータを変更できる。
         ・処理を取り消すことができる。
         ・処理の順番を変えることができる。
      ・マスクを使用することができる。
      ・処理内容を保存できる。
         ・ただしファイルサイズは大きくなります。
           ・例題ではTIFFで保存していますが、元画像の10倍程度になっています。



    2.1 調整レイヤーの一例

    処理の最初の段階では、かぶりの偏りによる明るさや色合いの補正をします。
    ここではレベル補正機能とグラデーションマスクを使います。

    具体的にどんな処理をしたのかを見てみましょう。
    表示したい「調整レイヤー」をクリックすると、その部分の色が変わります。
    そして「レイヤーサムネール」のボタンをクリックすると、「属性パレット」に「レベル補正」の内容が表示されます。
    中間調スライダー(真ん中の三角)で明るくしたのですね。
     


    次にAltキーを押しながら、「レイヤーマスクサムネール」をクリックしてみましょう。
     

    こんな画像が出てきました。
    これが「レベル補正」で使った「マスク」で、上の方が明るくて下の方が暗いですね。
    グラデーションツールを使って作ったものです。
     

    処理(この場合はレベル補正)はこのマスクの明暗(輝度)に応じて行われます。
    最も明るい部分(輝度が255)は100%の処理がなされます。
    最も暗い部分(輝度が0)は、処理がなされません。

    この場合は上のほうほど明るくしたかったので、こんなマスクを使ったのです。
    処理後の画像を下に示します。





    2.2 調整レイヤーの作り方  レベル補正とグラデーションマスク

    それではこの調整レイヤーを作ってみましょう。
    まず「背景」の部分をクリックして選択状態にします。(色が変わります。)
    「レイヤーパレット」の下部の「調整レイヤーを新規作成」ボタンをクリックします。
    メニューが表示されるので、「レベル補正」をクリックします。
    すると下のように選択していた背景のすぐ上に、「レベル補正」の調整レイヤーができます。
     


    続いてグラデーションマスクを作ります。
    まず、さっき作った調整レイヤーの「レイヤーマスクサムネール」をクリックします。
    四角い部分が囲われるのを確認して下さい。(最初からそうなっているかもしれません。)

    「ツールボックス」で「グラデーションツール」を選択します。 (1)
    「グラデーションツール」のメニューから以下を選択します。
      ・線形グラデーション (2)
      ・「描画色から背景色へ」 (3)(4)
     


    十字のカーソルが表示されるので、画像の上端で左クリックし、そのまま垂直に下端までドラッグします。
     

    グラデーションマスクのパターンは、ドラッグの始点,方向,長さ、で決まります。

    「レイヤーマスクサムネール」に、小さいですがマスクのパターンが表示されます。
    Altキーを押しながら「レイヤーマスクサムネール」をクリックすると、大きく表示されます。
    同じ操作を繰り返すと、画像の表示に戻ります。

    ドラッグがうまく出来なかったら、繰り返して下さい。
    モードを「通常」にしているので、マスクパターンが上書きされます。


    グラデーションマスクが出来たら、レベル補正のパラメータを調整して背景の明るさが均一になるようにします。



    続きます。


     








    コメント

    やまねももんがさん、こんにちは!

    マスクの使い方を紹介していただき、嬉しく思います。
    いままで、私がブログに紹介した画像では、マスクは一度も使っていませんが、傾斜かぶりには有効ですから、勉強して試していきます。

    それにしても、レイヤーの数かなり多いですね。試錯誤のあとが見て取れます。それに比べ、私が処理した画像が、いかに貧弱な処理であるか、よくわかります。少しでも追いつけるよう、精進します(・ω・)
    2014/07/20 12:51 AM by 星太朗
    >星太朗さん、おはようございます。

    マスクを使うようになると処理の幅がうんと広がると思います。
    頑張って下さい。
    2014/07/20 4:19 AM by やまねももんが
    ご無沙汰しております^^;
    マスク処理という言葉が最近になって理解できたところです。
    なので今回の師匠の説明がとっても理解できました。
    「最も明るい部分・・最も暗い部分が処理されません!」
    この一文は名言ですね!とてもわかりやすいです。
    2014/07/21 4:59 PM by 道端小石
    >道端小石さん、こんにちは。

    マスクを使った処理を覚えると、画像処理の幅がすごく広がりますよね。
    私がやっていることはかなり我流だと思いますので、ここはおかしくないかな?とか、ここはよく分からないな、ということがあったら指摘して頂けると嬉しいです。
    2014/07/21 6:07 PM by やまねももんが
    ハッはっハハハッハハハ!!
    師匠!!超亀コメ!失礼します。
    ネット徘徊老人をしていたら、ここへ行きつきました。ハッハハッは!
    ムチャクチャ遠回りしてました。如何に人の話を聞かずに育ったか・・・(笑)
    現記事と当記事、どっちにコメントしよぉか迷ったのですが、
    ややこしくなるので、こちらに書かせてもらいます。(^_^;)
    ここに私のコメントが無いということは、当時は今ほど切迫していなかったのかと
    思います。というより馬耳東風の感、多分に有り。ハッハハハッハハ!!
    いやぁ、灯台下暗しとは、よぉ言うたもんで、ガス。
    さぁ、これから真剣に勉強するぞーッ!あ〜ざ〜す!!
    2015/04/05 3:53 PM by 山口のじぃ
    >山口のじぃ様、こんにちは。

    別の記事だと思いますが、以前に私のレイヤーの画像を見て「フォトショップは無理だあ」というコメントを頂いた記憶があります。
    でも今やバリバリの使い手じゃないですか。
    新しいものにチャレンジすることが若さを保つ秘訣だと思いますよ〜。
    なお、レイヤーはいくら重ねても下の方の色が薄くなることはありませんよ(笑)。
    2015/04/05 5:44 PM by やまねももんが

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