星空が好き、猫も好き

しばらく「宇宙物理学」のブログになります。
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2014.10.12 Sunday

星野写真(60Da、100mm) ケフェウス座領域1

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「ケフェウス座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・IC1396 : 散光星雲

      ・Garnet Star
      ・Sh2-129 : 散光星雲
      ・Sh2-132 : 散光星雲






      撮影日時 : 2014/09/28 23:20〜  480sec×12枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約10℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は11.5等までを表示)



    ”ケフェウス座” は星座としては今ひとつぱっとしませんが、写真ではとても華やかな領域です。
    ガーネットスターとIC1396という番号の付いている大きな散光星雲が目を引きます。

    ガーネット・スター(ケフェウス座μ星)は赤色超巨星です。
    あまりにも赤いために、ウィリアム・ハーシェルによって “the Garnet Star” と名付けられたそうです。
    IC1396は大きさが北アメリカ星雲を凌ぐほどですが、明るさは大変淡く秋の天の川の中でうっすらと輝いています。

    さらにシャープレスカタログに記載されている星雲が2つあります。
    ”Sh2-129” はかなり大きな星雲です。
    他にも赤い領域が点在している様子が分かりますね。

    銀河(天の川)の中なので微光星がびっしりと輝いていて、とてもきれいです。
    そして濃淡様々な暗黒帯が左上から右下へと流れているように分布しているのが面白いです。


    空の状態が良かったので、たっぷり露光できました。
    撮影中に気温が10℃から7℃へと下がったので、後半はフォーカスが変化して赤いフリンジが少し出てしまいました。
    それでも自分で画像処理がうまく出来たかなと思っています。
    全体にもう少し赤く仕上げることも考えたのですが、このような色合いにしました。



    IC1396 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        大きな散光星雲で、中央にはこれまた大きな散開星団(Tr37)があります。
        たくさんの暗黒帯が見られ、星雲の中でうねうねと動いているようにも感じられます。
        その中でvdB142と呼ばれる暗黒帯(分子雲)が有名で、その形から「象の鼻」とも呼ばれています。
        私の写真ではよく分かりませんが、複雑な色と構造を持っています。
     



    Sh2-129 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        これも大きな散光星雲ですが、やや淡いです。
        濃い部分だけ見ると三日月状ですが、極めて淡い部分も含めると円盤状になりそうです。
        中心にある明るい2つの星の色が対照的できれいですね。
     



    Sh2-132 (ピクセル50%表示で切り抜き)

    比較的明るい散光星雲です。
    星が多い領域なので、私の写真では星に埋もれてしまいそうですね。
    これだけに絞って画像処理をすれば、もっとマシになるとは思うのですが、、、。
     




    この領域は2013/11/01にも撮影しているのですが撮影し直しました。
      → 以前に撮影したもの


     








    コメント

    奥方のカシオペアと比べて、慎ましい旦那だと思ったら、
    マントの下に宝石を隠していたのですね。
    IC1396は、まるで梅干のようですね。ガーネットスターと
    色が重なっている部分がそそります。
    綺麗な場所なので、撮影リストに入れておきます。
    2014/10/12 4:27 PM by ヤマボウシ
    >ヤマボウシさん、こんにちは。

    写真での美しさはケフェウス座のほうが上だと思います。
    私はどうもカシオペア座の散光星雲はうまく撮れないのですよねえ。
    IC1396は巨大な梅干ですが、色合いが赤一辺倒でないのが良いと思っています。
    ぜひ撮ってみて下さい。
    2014/10/12 4:46 PM by やまねももんが
    ガーネット・スターのすぐ近くにこんな梅干星雲があったのですか。
    以前ガーネット・スターを撮った画像を引っ張り出してみましたが、ISO3200,30秒では痕跡すらありません(当たり前ですね)。
    2014/10/13 2:55 PM by 悠々遊
    >悠々遊さん、こんにちは。

    はい、とても大きな梅干です。
    でもちょっと淡いので、たっぷり露光してやらないと難しいですね。
    でも、星や銀河(天の川)だけでもとてもカラフルな領域です。
    2014/10/13 4:11 PM by やまねももんが
    最近ケフェウス座をよく耳にするですよ。
    旬な正座なんですか?
    いつみてもきれいな領域を撮影されますね。
    勉強になります!
    2014/10/13 6:04 PM by 道端小石
    >道端小石さん、こんばんは。

    秋の星座ですから、まさに旬ですね。
    この領域はとてもカラフルですからぜひ撮影してみて下さい。
    星雲はちょっと淡いのでたっぷり露光したほうが良いですよ。
    2014/10/13 7:17 PM by やまねももんが

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