星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
ときどき猫ブログや宇宙物理学のブログになります
星空や猫だけでなく、風景や草花などの写真を撮るのも好きです

<< October 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 昨日の星景写真の処理に関して | TOP | 女神像の先まで行ってみました >>

2014.11.10 Monday

風景と星空を分けるマスクの作り方

0

    前の記事の補足です。
    地上風景の領域と星空の領域を分けるマスクの作り方を説明します。

    Photoshop の「色域指定」と「塗りつぶし」を使って作っています。
    もっと賢い方法があったら教えて下さいね。


    まず、元画像の上に新規レイヤーを作って、全体を白で塗りつぶします。
     


    以下では、地上風景部分を黒く塗りつぶしていきます。

    マスクのレイヤーを非表示にして、元画像のレイヤーをアクティブにします。
    「選択範囲−色域指定」で、地上風景で特徴的な色合いの部分をクリックします。
    この例題では、黄色い星印の部分をクリックしました。
    クリックした部分と同じような色合いの領域が白く表示されます。
    境界付近の星空領域が白く表示されないように、許容量を調整します。
    ここでは境界付近だけに着目します。
    境界から離れた部分は後で処理できます。
     

    OKを押すと、選択された部分が点滅します。
     

    マスクのレイヤーをアクティブにして、選択された領域を黒く塗りつぶします。
    塗りつぶしは「編集−塗りつぶし」で行います。
    以下のような結果になりました。
     

     


    この作業を数回繰り返します。
    この例では下図の黄色い星印で示す4か所で行いました。
     

    その結果、マスクのレイヤーは以下のようになりました。
    これでOKかどうかの判断は以下のことができているかどうかです。
      境界付近の地上風景部分が全て黒っぽいこと。
      境界付近の星空部分が全て白っぽいこと。
     

    上に示した条件が未達でしたら、ここまでの作業を追加します。
    OKと判断したら次に進みます。

    星空領域にも黒っぽい部分がありますよね。
    そこで「なげなわツール」を使って、星空領域を大まかに選択します。
     

    そして、その選択された領域を白く塗りつぶします。

    地上風景の領域にも白っぽい部分がありますよね。
    そこで同様に「なげなわツール」を使って、地上風景領域を大まかに選択します。
     

    そして、選択された領域を黒く塗りつぶします。
     

    最後に仕上げとして「2諧調化」を行います。
    境界が適切でくっきりするように、白と黒のしきい値を選択します。
     

    これで完成です。


     







    コメント

     複雑に入り組んだ前景では難しいですが、今回のような場合、以下のやり方ではいかがでしょうか。
    1)コピーしたレイヤー上で、明るさ・コントラストを調整、コントラストを+100にする。
    2)境目付近は白くなったので、空の残りの部分を白く塗りつぶす
    3)自動選択ツールで白い部分を選択→選択部分の反転→黒く塗りつぶす
    4)2階調化
    ……って書くと、なんかややこしいですね。
    うまく説明できません。ごめんなさい。
    撤収〜〜〜〜〜〜〜
    2014/11/10 4:47 PM by 阪神ファンいっこう
    >阪神ファンいっこうさん、こんにちは。

    なるほど、なるほど。
    私の方法よりも手間が減りそうですね。
    文書で書くとややこしいですが、実際にやってみるとそれほどでもないですよね。
    ありがとうございました。
    2014/11/10 5:02 PM by やまねももんが
    いつもは、この手の話は分からないのでスルーしていましたが、今回はビビッと来てます。
    要するに、部分的な処理をどのようにするかというテクニックの話ですよね。今頃(苦笑)
    お陰様で、ステライメージの選択マスクをやっと使う気になってきました。今更(笑)
    2014/11/10 5:52 PM by ヤマボウシ
    >ヤマボウシさん、こんばんは。

    はい、いろいろとごちゃごちゃやっていますが、要は全領域を2つに分けて別々に処理をしたわけです。
    そしてそれを可能にするためにはマスクが必要になるのですが、それをどうやって作るかという話です。
    星野写真でも、星だけを選択したマスクとか星雲だけを選択したマスクの話が出てきますよね。
    2014/11/10 7:45 PM by やまねももんが
    こんにちは
    過去の記事や他の人の記事を参考にGIMP2で挑戦してみたら、なんか途中で似たような画面になりました。もしかしてGIMPでの可能性があるかもしれません。
    が、PSと機能の収納場所や言葉が違ったりで、マスクの勉強よりも機能を探すのに苦労している段階です。
    ちなみに私は星を見る時は、風邪予防にマスクしています。画像処理とは関係ないけど(笑)
    2014/11/10 9:21 PM by 温泉日和
    多くの天文屋のみなさんには「恣意的な」マスク多用は敬遠される?ように感じてます。あんまり推奨されてないというか、
    使ったとしてもなんか注釈付き、みたいな。
    僕はまあ、ばんばんやってまして、ほとんど開き直りですが(笑)

    でもやまねももんがさんは上手に活用されていて、
    しかも抑制のダンディズムまで感じます。

    とはいえ、マスクは必須の技術ですから、
    この詳細解説は喉から手が出るほど見たい、っていう人が多いと思います。


    余談、かつ自分で確認したわけではないですが、
    どうやらPhotoshpのマスクをステライメージに持っていけるみたいですよ。
    2014/11/10 10:07 PM by ミッチー
    >温泉日和さん、おはようございます。

    違うツールでも、用語は異なるでしょうが似たような機能を持っている可能性は大きいでしょうね。
    私もPhotoshopの機能で知っている部分はとても少ないと思います。
    だからたまにとても便利な機能を発見してびっくりしたりします。

    それでいつもマスクをしているのですね。
    素顔を私に見られたくないのかなあと思っていました(笑)。
    私はメガネが曇ってしまうので、どうもマスクは苦手です。
    2014/11/11 5:17 AM by やまねももんが
    >ミッチーさん、おはようございます。

    私も昔は画像処理であまり絵を作るのは敬遠していました。
    でも最近はかなり何でもありかなあと思っています。
    きれいな星空写真が仕上げられれば良いじゃないですか。
    同じようなことをやってみたいという人がいるかなあと思って記事を書いていますが、少しでも参考になれば嬉しいですね。

    余談の情報は知りませんでした。
    これが可能ならステライメージの評価が上がりますね。
    2014/11/11 5:23 AM by やまねももんが
    こんばんは、「余談」の件、実験してみました。
    本当にできました!
    Photoshopのマスクレイヤーを「コピー」して
    ステライメージ上で「ペースト」してやると
    「新規貼り付け」っていうダイアログが出て、新規画像が作成されます。
    こいつを「選択マスク」として利用できました。
    ステライメージ上のコマンドを使いたいときとか、
    いわゆる「無限の階調」にこだわる場合に応用できそうです。

    もともとこの情報は、8月に関ヶ原で聞いた話です。
    近江商人さんがステライメージでかぶり補正をしつこくやっている横で、
    よっちゃん氏が軽く「こういうこともできるんですよ」と発言。
    その時「なぬーー」と思ったのでした。
    2014/11/13 10:00 PM by ミッチー
    >ミッチーさん、おはようございます。

    早速実験して頂いて、ありがとうございます。
    Windowsでのコピペができるのですね。
    ステライメージをばりばり使われている人には朗報ですね。

    情報源はよっちゃんさんでしたか。
    いろんな事を知っていますねえ。
    2014/11/14 6:15 AM by やまねももんが

    コメントする









    この記事のトラックバックURL

    http://kai-kuu.jugem.jp/trackback/1274

    トラックバック

    ▲top