星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
ときどき猫ブログや宇宙物理学のブログになります
星空や猫だけでなく、風景や草花などの写真を撮るのも好きです

<< July 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 星野写真(60Da、100mm) しし座領域1 | TOP | はっきりくっきりした星景写真を目指して (続) >>

2015.02.02 Monday

はっきりくっきりした星景写真を目指して

0

    地上の風景も星空もはっきりくっきりした星景写真を目指して試行錯誤を続けています。
    一般に地上の風景と星空は、仕上げたい明るさや色合いが両立しません。
    さらに、はっきりくっきりさせる手法も異なります。
    だから、別々の撮影方法や処理方法を用いて仕上げて、両者をマスクを使って合成することを検討しています。
    合成という手法は賛否両論あると思いますが、結果としてきれいな画像が得られるなら「良し」と考えています。

    昨年の11月からは撮影方法は同じで処理方法を変えた場合を検討してきましたが、ある程度固まってきたと感じています。
    下の写真はみずがき湖で撮影して仕上げたものですが、これを例題にして説明していきます。

    牡鹿像としし座、そして木星


     2015/01/12 23:09  EF24mm F1.4→2.8  Lee Soft-1 Filter(レンズの後ろ)  固定撮影(20秒)
     地上風景部分は4枚をコンポジット、地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
     EOS 6D RAW、ISO6400  山梨県・みずがき湖にて



    大まかな方向性は早い段階で固まったので、すでに記事にしています。
      ・基礎検討     2014.11.17  2014.11.18  2014.11.19
      ・処理フロー例   2014.11.10
      ・マスクの作り方  2014.11.10

    主なポイントをまとめてみます。
      ・撮影のポイント
        ・地上の風景をくっきりさせるさせるために固定撮影とする。
        ・星はできるだけ点像にしたいので、露光時間は短時間(20秒)とする。
        ・露光不足にならないように、ISO感度を高くし、明るいレンズを使う。
        ・明るい星は目立たせたいので、ディフュージョンフィルターは使う。
      ・処理のポイント
        ・地上風景
           ・4枚をコンポジット(加算平均)する。
           ・CameraRawの明瞭度を積極的に使って、くっきりと仕上げる。
        ・星空
           ・地上風景の場合よりもコントラストを強めに処理するが、やり過ぎに注意する。
           ・空の場所(高度)による明暗差を抑える。
           ・色合いにこだわる。


    でも実際にやってみると、詰めなければならないことがいろいろありました。


    [ディフュージョンフィルターに関して]
    フィルターはレンズの後ろに配置しています。
    前面に配置すると写野の端で星像がラグビーボールのような形になってしまうからです。
    そのために野外で頻繁にフィルターを付けたり外したりするのが困難です。
    フィルターはLeeのポリエステルフィルターを使っていて、番号が大きいほど効果が強いです。
    地上風景に対しては、Lee#2ではちょっとボケが大きいと感じます。
    星空に対しては、Lee#1ではちょっと物足りなさを感じます。
    選択に悩みますが、今はLee#1を使うことが多いです。
    なお地上風景は僅かにボケますが、暗い場所では風景ははっきり見えないので、それも良いのかなと思っています。
    私は目が悪いので、そう感じているだけかもしれませんが、、、。


    続く。


     








    コメント

    こんにちは。確かに合成や編集がどこまで許されるかは判断の分かれるところですね。短時間のガイド撮影でややぶれた風景の上に、固定撮影で撮った風景を切り取ってきて重ねるというような編集にはなかなか踏み切れません。お前は宣材を作っているのか、理系の者のやることか、と言う問いかけが頭の中を巡ります。
    2015/02/02 1:19 PM by てらおよしのぶ
    >てらおよしのぶさん、こんにちは。

    はい、賛否両論で意見が分かれるところだと思います。
    私は以前よりも寛容になってきたでしょうかねえ。
    画像処理を始めた頃は、これは作り物では?と思ったほどでしたからね。
    どういうことをやったかちゃんと明記すれば、合成も手段としては「有り」と思っています。
    もちろん、科学写真や記録写真の場合は駄目だと思っています。
    2015/02/02 1:53 PM by やまねももんが
    こんにちは
    合成といってもA+B+Cはダメですが、やまねももんがさん流はA+A1+A2で、その場の”雰囲気の合成”なので十分ありですよ。
    こういう技法で星景写真も盛り上がればいいですね。
    仰るように科学や記録の部分と使い分けは必要ですね。私は科学写真なので合成しませんが…、じゃなくて記録…じゃなくて、ズクなし写真なので合成しませんが(笑。
    2015/02/03 7:22 AM by 温泉日和
    >温泉日和さん、こんにちは。

    OKとNGの境界は人によってかなり違うと思うし、境界そのものもはっきりとした線引きが難しいですよね。
    私は各自が楽しむ分には何をやっても良いと思っています。
    ただし、どういうことをやったかをちゃんと明記することが必要条件です。
    そして、いろんな人がいろんなアイデアを出して、少しでも理想に近づければいいなと思っています。
    2015/02/03 1:51 PM by やまねももんが
    こんばんは。
    ごぶさたしております。
    この手法での星景写真なら、私には自然な感じがします。
    合成といっても、カメラを固定したままなら問題がないように思います。
    私のようにフイルムで撮る場合は薄明や月明かりを使って前景を表現しますが、撮る機会がかなり制限され、しかも一発勝負です。
    これなら、慣れてくれば確実に素敵な写真が撮れそうです。
    でも画像処理がむずかしそうです。
    デジタルでも一枚撮りでどんどん撮りたいですが、きれいな作品となれば、星景でも画像処理は当たり前になってきたのですね。

    2015/02/03 10:42 PM by skame
    >skameさん、おはようございます。

    違和感のような人間の感覚はとても鋭いですから、自然な感じという点には気を使っているつもりです。
    でも人によって感じ方は様々でしょうから、奥の深い問題でもありますね。
    フィルムでの一発勝負の難易度は想像を絶するでしょうね。
    でも狙った通りに写せた時の喜びは格別でしょうね。
    何でもそうでしょうが、画像処理も慣れだと思いますよ。
    仰るように、はっきりくっきりした星景写真にしたいと思うと、いろいろやる必要があると思っています。
    でもそのプロセスは遣り甲斐もあって結構楽しいですよ。
    2015/02/04 6:58 AM by やまねももんが

    コメントする









    この記事のトラックバックURL

    http://kai-kuu.jugem.jp/trackback/1353

    トラックバック

    ▲top