星空が好き、猫も好き

しばらく「宇宙物理学」のブログになります。
星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

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2015.02.09 Monday

星野写真(60Da、100mm) ペルセウス座領域1

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「ペルセウス座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M76(NGC650+NGC651) : 惑星状星雲(小亜鈴星雲)
      ・NGC869 : 散開星団(二重星団、Caldwell Object C14)
      ・NGC884 : 散開星団(二重星団、Caldwell Object C14)






      撮影日時 : 2014/12/26 21:09〜  240sec×16枚
      撮影場所 :  山梨県・みずがき湖にて  気温は約-7℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      ガイド : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(D)、透明度(CD)、フォーカス(B)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    この領域の目玉は「小亜鈴星雲」なのですが、それだけでは寂しいので「二重星団」と一緒の構図にしました。
    でも右下にあるオレンジ色の星を入れることに意識が行って、ちょっと端になってしまいました。
    おまけに構図もだいぶ傾いています。
    「小亜鈴星雲」はとても小さいですが、試写画像を拡大表示させたら色が付いているのが分かりました。

    構図の上側は秋の銀河(天の川)の中なので微光星が多いです。
    上側と下側で、背景の色合いが微妙に異なっているように見えますが、これは本当でしょうか?
    それともグラデーションマスクを使ったかぶり補正で作り込んでしまったのでしょうか?
    銀河(天の川)に近い領域は、このあたりがいつも悩みの種です。

    100mmレンズの星野写真シリーズを続けていますが、どうも相性の良し悪しがありますね。
    いろんなことが一発でうまくいくものもあれば、何度やってもうまくいかないものもあります。
    この「ペルセウス座領域 (1)」は昨年の秋かた冬にかけて結局5回も撮影してしまいました。
    フォーカス合わせが駄目だったり、構図が駄目だったり、どうもうまくいきません。
    昨年の11/29に撮影したのを公開して次シーズンにでも撮り直しかなあと思っていたのですが、
    年末ぎりぎりに撮り直しました。
        → 前回公開したもの


    M76 (ピクセル100%表示で切り抜き)

        形が亜鈴状星雲を小さくしたように見えることから「小亜鈴星雲」と呼ばれ ています。
        惑星状星雲ですから、やはりとても小さいです。
        形はよく分かりませんが、色がとてもきれいですね。
        私にはクリオネのように見えます。
        NGC番号は何故か2つ付いています。
     



    二重星団 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        とても大きくて密集度も高い散開星団です。
        双眼鏡で見るととても綺麗ですよねえ。
        昔は恒星と思われていたようで、西側の星団にはh、東側にはχのバイエル符号が付けられていました。
        私はhχ(エイチ・カイ)という名前で教わりましたが、今はそう呼ばないのでしょうか?
        オレンジ色の星が点在しているのがとてもきれいですね。
        右下に丸く黒っぽい領域が見られますが暗黒星雲でしょうか?
        カシオペア座領域(3)にも掲載しています。
     



      昨年末に撮影したのですが、どうも処理に納得がいかずにずっと寝かせていました。
      この領域は特に星の色を大事にしたいのですが、それが苦手なのです。
      微光星なのだかノイズなのだか、背景にいろんな色が散りばめられて、
      すごく目障りな状態になってしまうのです。
      それを抑えていくと肝心の星の色も消えてしまって、、、。  
      でもラブジョイ彗星(C/2014 Q2)が2015/2/20にM76に大接近するというので、何とか仕上げました。


     








    コメント

    背景の色味は大気中の浮遊物や光害によって、撮影時にまず左右されますよね。
    それに画像処理が加わると・・・。
    やっぱり大気圏外に望遠鏡を打ち上げるのが最良かも(笑)。
    2015/02/09 10:45 AM by 悠々遊
    >悠々遊さん、こんにちは。

    星空写真の画像処理って本当に奥が深くて難しいですね。
    どんな処理をしても必ずその副作用みたいなものが生じてしまいます。
    その副作用を極力抑えることができる人が画像処理が旨い人なんでしょうね。

    大気圏外ですか。
    ハッブル宇宙望遠鏡の運用が終了したら、どうなるのでしょうね。
    2015/02/09 12:20 PM by やまねももんが
    100mmで見る二重星団Hχはやはり大型の散開星団と改めて認識、直焦点で撮ってばかりいると本来の大きさを見失いますね。
    画像処理の副作用の落とし所が手探り状態でつい副作用が前面に、これも経験でしょうか?
    ラブジョイが2/20にM76に接近、それも大接近メモしておきます。
    2015/02/09 1:51 PM by テナー
    >テナーさん、こんにちは。

    hχは広角レンズでの星景写真でもしっかりと分かるほど大きな散開星団ですよね。
    しかも同じような大きさでこれだけ接近して並んでいるのですからねえ。

    画像処理の副作用のことは、私もまだまだ手探り状態です。
    処理方法自体が良くないのか、やり過ぎているのか、よく分かりません。
    私の場合は、処理の理屈がはっきり理解できていないのに、イメージだけでやっているのが要因だと思っています。
    2015/02/09 3:32 PM by やまねももんが
    こんばんは。
    前回と比べて、今回の画像では微光星が抑えてあるようですが?スッキリしてますね。
    あとフラットエイドは使わなかったのですか?
    橙色の星が効果的だと思います。
    2015/02/09 9:24 PM by ヤマボウシ
    >ヤマボウシさん、おはようございます。

    微光星は、微光星用のマスクを作って抑えています。
    街明りなどによるカブリの偏りが少ない場合は、フラットエイドはできるだけ使わないようにしています。
    私には副作用がどうしても抑えきれないのですよね。
    明るい星のオレンジ色はまあまあ表現できたかなと思いますが、微光星の色合いがちょっと煩いですね。
    頭を冷やして再処理かなあ?(苦笑)
    2015/02/10 4:31 AM by やまねももんが

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