星空が好き、猫も好き

しばらく「宇宙物理学」のブログになります。
星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

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2015.10.24 Saturday

星野写真(60Da、100mm) ケフェウス座領域3

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

    この「ケフェウス座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・NGC7822 : 散光星雲
      ・Ced 214 : 散光星雲
      ・Sh2-170 : 散光星雲  ※ 星座としてはカシオペア座






      撮影日時 : 2015/10/13 23:57〜  360sec×19枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約1℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      ガイド : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(BC)、透明度(AB)、フォーカス(AB)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    この領域はケフェウス座とカシオペア座の境界付近です。
    下側は秋の銀河(天の川)の端にあたるので、微光星がとても多いです。

    ここの目玉は3つの散光星雲で、ちょうどクエスチョンマークの形に見えます。
    全体としてはかなり大きいですね。

    ここは初めて撮影しましたが、背景がとても複雑ですね。
    微光星からなる銀河の濃い部分,暗黒部分,そして薄いもやもや(ガス?)、が入り乱れています。
    これらは実体だと思いますが、一部はカブリに起因している可能性は否定できません。

    画像処理は悩みに悩みました。
    この複雑な背景のコントラストをどの程度に仕上げたら良いのだろうか?
    薄いもやもや(ガス?)の色合いはどうしたら良いのだろうか?
    参考になるような作例を探したのですが、この程度の写野の画像ってあまり無いのですよね。
    結局自分の好みで仕上げてみましたが、まだまだ納得できていません。

    空の透明度が比較的良かったこともあって、2時間近い露光をしました。
    最初はもっとあっさりと仕上げたのですが、どうも眠い印象を拭えませんでした。
    そこでさらに2歩ほどコントラスト強調を重ねてみました。
    眠さはほぼ解消できましたが、星雲の淡い部分や薄いもやもや(ガス?)がだいぶ荒れてしまいました。
    この領域を本気で撮影するには2時間ではとても足りないということかなあ?(涙)



     クエスチョンマーク星雲 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        3つの星雲をまとめて切り出しました。
        上側の大きな星雲がNGC7822で、一番明るい星雲がCed 214です。
        そして下側の小さな星雲がSh2-170です。
        3つともカタログ名が違うのが不思議ですねえ。

        私の写真では赤一辺倒になってしまいましたが、もっと複雑な色合いのようです。
        NGC7822に重なるように散開星団NGC7762があります。
     



    独り言
    フォーカス調整はかなり追い込めているのですが、切り出すと星像が大きいですね。
    やはりもっと焦点距離の長い光学系が、、、。


     








    コメント

    最近盛り上がってるクエスチョン星雲ですね。
    100mmの周りの雰囲気がわかってこれいいですね。
    最近ケフェウスあたりを攻めているので
    これも対象にしたいなぁと思いました。
    2015/10/24 7:51 AM by 道端小石
    >道端小石さん、おはようございます。

    かなり大きいですが、ちょっと淡いですよ。
    透明度の良い晩にたっぷり露光してみて下さいな。
    ケフェウス座は見た目にはちょっと寂しい星座ですが、写真的には面白い領域がたくさんありますね。

    2015/10/24 8:07 AM by やまねももんが
    こんにちは
    露光時間を考え出すとキリないですね。凄い探究心。
    更にこの星像でも不満ですかぁ〜!?

    それならば独り言がもう一言足りないように思いますので、私が付け加えておきます。
    「フォーカス調整はかなり追い込めているのですが、切り出すと星像が大きいですね。
    やはりもっと焦点距離の長い光学系が、、、。それと、カメラは冷やした方がいいのかなぁ」
    2015/10/24 8:42 AM by 温泉日和
    >温泉日和さん、こんにちは。

    はい、私にはこれで精一杯です。
    でもネットでいろいろと拝見していると、カメラレンズでも凄い画像をたまに見ますよね。
    あれ、どうやって仕上げているのでしょう?

    冷やしまで手を伸ばすならCCDでしょ!
    温泉日和さんも一気にそこまで行ってみませんか?(笑)
    玄関出てから30分で撮影地まで行けることですし、あれこれ手を広げられるのは今のうちだけですよ!
    2015/10/24 9:18 AM by やまねももんが
    おはようございます。
    これぞクエスチョンマーク。
    100mmでこれほど豊かな色彩と高いコントラストの作例は見たことないですよ。
    この領域はおっしゃるように背景が難しいですよねぇ。
    私なんてもう、カブリなのかムラなのかわからなくなりましたよ(笑)
    2015/10/24 10:31 AM by おりおん
    >おりおんさん、こんにちは。

    この領域の背景はとても面白いですね。
    でも安易に手を出すと返り討ちに遭うということが分かりましたよ(涙)。
    仰るとおりで、カブリだかムラだか、それとも実在なのか、とても悩ましいです。
    おりおんさん、冷却CCDをゲットして、ベイビーQでモザイクしてくれませんか〜?
    2015/10/24 10:56 AM by やまねももんが
    こんにちは。
    こうして見ると、宇宙は空っぽの真空ではなくて、色んな物質に
    満ちているんだなと思います。複雑な色のないまぜを綺麗に出して
    いますね。これ以上望むなら冷却CCDしかないのでは?画像処理
    テクニックはおろか、『根性』要りそうですね。
    2015/10/24 2:42 PM by ヤマボウシ
    >ヤマボウシさん、こんにちは。

    星空がこんなにも奥深いものだとはつい最近まで知りませんでした。
    フィルム時代では、知っていたとしても全く手が出なかったでしょう。
    それがアマチュアが市販の機材で手が届くようになったのですからびっくりですよね。
    一番必要なのは「好き」とか「楽しい」とかいう感情ではないでしょうか。
    それがあれば、他のものは自然とついてきますよ。
    2015/10/24 2:57 PM by やまねももんが

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