星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2011.09.14 Wednesday

星景写真 悩みのあれこれ

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    星景写真は、
    デジタル一眼レフカメラの進歩によって、とても簡単に撮ることができるようになりました。

    私も20〜30秒の固定撮影で、パシャパシャ撮っています。
    でも、露光時間の短さとは裏腹に、奥が深いと言うか、いろいろと悩んでいることがあります。


    悩み (1) 星空の色合いに対する街明かりの影響

    街明かりの影響がほとんど無い場所ならば、おそらく何も悩まないでしょう。
    街明かりでかなり明るい場所ならば、割り切って、比較明合成で星景写真を楽しむでしょう。

    私がよく行く山梨県高根町の農道は、中途半端に街明かりの影響があります。

    ここでは、1枚撮りの星景写真がうまく絵作りができません。
    比較明合成では結構気に入ったものができるのですが、どうしてかなあ?


    下の写真は、先日撮影した「沈みゆく夏の大三角」です。


     2011/09/07 01:36  EF24mm F1.4→2.0  固定撮影(20秒)  フィルター(Lee#3)
     EOS 5DMark2 RAW、ISO2500  山梨県 高根町にて


    この場所での星景写真はとても難しく感じています。
    夜空の色合いの調整がうまくできません。
    原因は複雑な街明かりです。
    夜空が、場所によって明るさだけでなく色合いも違っているのです。
    どうあがいても、私が抱いている綺麗な絵になりません。
    この場所はとても気に入っているのですが、、、。
    と悩み続けて数年が経ちます。


    下の写真は同じく、先日撮影した「昇る冬の星座」です。


     2011/09/07 01:31  EF24mm F1.4→2.0  固定撮影(20秒)  Lee Soft-3 Filter
     EOS 5DMark2 RAW、ISO2500  山梨県 高根町にて


    オリオンが昇ってくる方向は、関東平野の街明かりでしょうかね?
    この低空の色合いが好きじゃないのです。
    この部分の色合いを調整すると、高いところの空の色合いが好みではなくなってしまうのです。


    やはり、この場所ではダメなのかなあ?
    長坂ICから10分で行けるので、とても気に入っているのですが、、、。

    なお、街明かりの影響は空の透明度によっても大きく変わります。
    撮影した日の空は、比較的良かったと感じています。
    空の透明度が少し悪くなると、後処理をする気が起きなくなるような色合いになってしまいます。


    街明かりの影響をできるだけ避けるという方向はもちろんあるでしょう。
    でも街明かりの影響を受けながらも、きれいな色合いの絵作りをしたいのです。



    悩み (2) ディフュージョンフィルター

    フィルムではイラジエーションという現象で、明るい星ほど大きく写ります。
    これは人の感覚から言って、ある意味好ましいことでもありました。

    フィルムと比べると、デジタルカメラでは星像がとてもシャープです。
    それはそれで優れた特性なのですが、
    暗い星と明るい星の大きさの差が小さくて、肉眼で見た星空をうまく表現できません。
    そこで、明るい星を滲ませる目的で、主に星景写真ではディフュージョンフィルターを使います。


    フィルターの有無の比較をお見せします。

     2011/09/07 02:00  EF24mm F1.4→2.0  固定撮影(20秒)
     EOS 5DMark2 RAW、ISO2500  山梨県 高根町にて


    フィルター無し


    Lee(#3) レンズの前に配置


    Lee(#3) レンズの前に配置  CameraRawの「白とび軽減」パラメータ 30→100


    フィルター無しでは、
       ・地上の景色がくっきりときれいに写ります。
       ・星像がとても小さくて、明るい星も目立ちません。

    フィルター有り(Lee#3)では、
       ・地上の風景がぼやけています。
          ・黒のしまりも悪いです。
       ・街灯などはとても大きく滲んでいます。
       ・明るい星が滲んで大きくなります。
          ・目で見た感じに近くなります。
          ・星座の形も分かりやすくなります。
       ・周辺部での明るい光源が変形してしまいます。
          ・放射状に伸びて楕円形になってしまいます。
          ・フィルターをレンズの前に配置した場合に、このようになります。

    CameraRawの処理で、滲みの程度を少し変化させることができます。
    3枚目は、「白とび軽減」パラメータを30から100にしたものです。
       ・街灯の滲みを少し押さえることができたかなと思います。
       ・一方で、明るい木星に芯ができてしまって、ちょっと違和感があります。

    このように、ディフュージョンフィルターの使用にはメリットとデメリットが生じます。
    メリットの大きさとデメリットの大きさは、状況によっていろいろ変わると思います。
       ・フィルタの違い(メーカーや銘柄、効果の強さ)
       ・撮影場所(夜空の暗さ、街灯などの有無)
       ・星座(冬の星座は華やかですが、秋の星座の南側は明るい星はほとんどありません)
    よって、私の場合は(1)と密接に関係していると思っています。


    地上の風景はくっきりと写って、明るい星は適度に滲むようにはできないものでしょうか?

    過去にフィルター効果のテストをやって、一度は納得したのですが、、、。
    また堂々巡りに陥ってきたようです。
    テストをもう一度やってみましょうか?

     








    コメント

    こんにちは。

    夜空の色の描出、光害のある場所では非常に難しいですね。
    複雑にさまざまな色合いの光が混じり合った画像では、適切な補正はほぼ無理と言って良い気がします。
    フィルターワークについては、デュフュージョンフィルタを私は使ったことがありませんのでよくわかりませんが、平面のフィルターと曲面のレンズ面の曲率の差で明るい光源が変形してしまうのでしょうか。
    2011/09/14 1:31 PM by まっちゃん
    >まっちゃんさん、こんにちは。

    無理なものを追い求めているような気はしているのです。
    でもまだ諦めが着かないのですよねえ。
    何か方法があるのではないかと。
    毎年同じ所で同じような写真を撮って、堂々巡りしています。
    でもたまに、これはちょっと良いんじゃない?と思うものができるのですが、
    後日見直すとやはりねえとなってしまいます。

    明るい光源が楕円形に変形するのは、私もよく分かりませんが、
    平面のフィルターに対して斜めに入射するのが原因と思います。
    フィルターをレンズの後ろに配置すると解決するのですが、
    今度は別のデメリットが生じてしまうのです。

    2011/09/14 2:07 PM by やまねももんが
    こんにちは。
    お悩みよくわかります。 広角になるほど光害の灯りがどうしても入ってしまいますね。 しかも単色ならいいのですが、場所によってナトリウムランプの赤やオレンジ、水銀灯の緑や青といった複雑に色が変わるので厄介です。
    まっちゃんさんが仰るように適切な補正はほぼ無理なんだと思います。 グラデーションマスクで少し低減はできるのですが、やり過ぎるとまたこれが不自然で。
    デュフュージョンフィルターはやはり後部の方が結果がいいようですね。 どのレンズでも後部に入れられるような改造がいいかもですね。簡単に言ってしまいましたが。。。
    2011/09/14 2:16 PM by かたくちいわし
    >かたくちいわしさん、こんにちは。

    そうなんです。
    星景写真は広角で撮りたいんですよね。
    やはり、肉眼で今夜の星空はきれいだと感じなければ、
    きれいな星空写真は撮れないのですね。
    後処理は万能ではありませんものね。
    分かってはいるのですが、、、。

    フィルターを後部に配置すると、地上の街灯などはちょっと違和感を感じるかもです。
    でもちゃんとした比較実験をしていないので、今度やってみたいと思います。
    2011/09/14 2:38 PM by やまねももんが
    こんにちは。
    やはり、一番簡単なのは、合成でしょう(笑
    あとは、輝星を手動でぼかす(笑

    って、そんなことをしていると、写真が写真でなくなってしまいますね。写真に後処理でどこまで手を加えるか、フィルターはよくってデジタルで書き込むのはなぜだめなのか。案外身近で難しい問題ですよね。もちろん人間の見た目に近づけるのが一番なんですが。だれでも手軽に写真加工ができる今、どこまでをよしとするか、ホント難しいですよね。
    2011/09/14 5:36 PM by 阪神ファンいっこう
    >阪神ファンいっこうさん、こんにちは。

    加工に関して、どこまでをよしとするかは難しい問題ですね。
    私はかなり許容しています。
    自分が考えているきれいな絵になればよしとしています。
    合成も「合成です」と記載すればよしと考えています。
    もちろん人の道を踏み外さないというようなことは、当たり前の前提条件ですが、、、。

    できれば再現性のある方法でやりたいですね。
    もう一度やろうとしてできないのでは、困ってしまいますよね。
    2011/09/14 6:10 PM by やまねももんが
    中国製の5$くらいの格安ディフュージョンフィルタをもっているのですが、なぜか効果無しです。(´Д` ) やっぱり強い明るい点光源でないと効果が出にくいのでしょうかね。
    2011/09/15 9:02 AM by まるこう
    >まるこうさん、こんにちは。

    ディフュージョンフィルタと一口にいっても千差万別のようです。
    レンズの前にねじ込むタイプとしては、ケンコーのプロソフトンAというのが良く使われているようですよ。
    私はいろいろなレンズに共用できるので、板状のものを使っています。
    CokinとLeeのフィルターに関して、6/9と6/10に記事にしてありますので、よろしければご参考になさって下さい。
    2011/09/15 9:51 AM by やまねももんが
    光害問題はどこでも悩ましい問題ですよね。アクセントとして使える光害なら害にはならないのですが、大抵は空や雲の色までも黄色っぽく変色させてしまう光害ですもんね。色温度調整では星の色まで変ってしまいますし、どーにもならない問題ですね。最近は節電で夜景も減りましたが、それでもまだまだ明るい…。

    ソフトフィルターは自作してみるのも面白いかもしれませんね。保護フィルターにワックスやハンドクリームを極薄くぬってみるのも良いかもしれません。地上風景をソフトにしないように上の方だけに塗ってみて撮影するのもひとつの方法かもしれません。
    めんどくさいのでなかなかやる気が起きないですが…(苦笑)
    2011/09/15 2:15 PM by JBL
    >JBLさん、こんにちは。

    光害の影響は仰る通りです。
    空全体に及ばなければ、アクセントとして使えるのですが、、、。
    色温度調整で補正できる限度を遥かに超えてしまっています。

    フィルターは、近いうちに再テストをしようと思っています。
    2011/09/15 2:47 PM by やまねももんが
    こんばんは!
    いつも見ているのですがコメントは初めてです。
    地上くっきり星にじみは理想ですよね
    私はまだあまりやったことないんですが
    LEEのカットした残り部分(フイルター)を星に合わせ
    そして下の空いた部分を地上にあわせて
    撮影したことがあります。
    レンズは上部分が反応する・・・なんと言っていいか
    わからないのですが フイルターを若干上方向に
    そえるといいかもです・・・
    参考になればいいのですが・・・

    あ!猫ちゃんすごく可愛いですね^^:
    2011/09/18 12:35 AM by kazu
    >kazuさん、はじめまして。

    かたくちいわしさんのブログで、お名前はときどき拝見していました。

    アイデア提供、ありがとうございます。
    今度ちょっとやってみますね。

    猫はお好きですか?
    2011/09/18 6:05 AM by やまねももんが

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