星空が好き、猫も好き

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2015.11.27 Friday

星野写真(60Da、100mm) とかげ座領域1

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「とかげ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・Sh2-126 : 散光星雲






      撮影日時 : 2015/11/15 19:53〜  360sec×19枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約8℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      ガイド : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・Nik (Dfine 2)
        ・FlatAidePro : スターシャープ

      空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    とかげ座は明るい星が無くて、構図決めにとても苦労しました。
    11/12にチャレンジしたときには、あさっての方向を撮影していました(涙)。

    この領域の主役は「Sh2-126」なのですが、星図を見ていてその大きさにつられて星野写真リストに追加したのです。
    よく調べないで撮影に臨んだのですが、これって非常に淡いのですね。
    試写画像を見ても影も形もなく、星の並びを何度もチェックして構図を確認したほどです。
    自宅のPCで見ても、やはりそれらしきものは見えませんでした。
    でもカブリによる色ムラを補正するために彩度を思いっきり上げていくと、中央付近が赤くなってきました。
    これかなあ?
    しかしその大きさにはびっくりです。

    処理は非常に難航しました。
    星雲を浮かび上がらせようと無理をすると、背景や星雲はザラザラで、星はとても醜くなってしまいます。
    かと言って控え目に仕上げようとすると、星雲がしっかりと浮かび上がってこないのですよね。
    さらに赤い星雲の周りに、分子雲らしきものもあるのです。
    そこで、少し戻った段階でLab画像に変換し、L画像だけコントラスト強調してみました。
    分子雲らしきものは少し浮かび上がりましたが、これで精一杯です。
    背景や星雲のザラつきや明るい星の肥大化は目をつむって下さい。

    本来は9月頃に撮影する計画でしたが、いろいろあって遅くなってしまいました。
    空がまだ少し明るい時間帯の撮影でしたが、空の透明度の良さに助けられたようです。

    なお、構図的にはもう少し左側を入れたほうが良さそうですね。



    Sh2-126 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        鷹の爪星雲とも呼ばれています。
        星雲の周辺には、とかげ座アソシエーションと呼ばれるまばらな星の集まりがあるそうです。

        こうやって切り出してみると、自分の技術の限界をひしひしと感じてしまいますね。
     





    参考までにコントラスト強調処理前の画像を下に示します。
    Raw現像してコンポジットした段階ですが、言われなければ星雲の存在に気が付かないですよね。




    そして、グラデーションマスクを使って明るさや色合いの偏りを除去した段階の画像です。
    マスクは30枚ほど使いました。
    通常はこの処理が最も厄介なのですが、今回はここからが悪路でした。




     








    コメント

    こんにちは
    これですよ、これ。
    この星雲が、このレンジの機材でこんなにしっかりと写っているのはあまり見たことがありません。しかも近所には分子雲まであるんですね。前にも書きましたが、この秋夏の私のターゲットだったんですが、狙わなくて良かったです。無理だこりゃ。
    目をつむるどころか、目を大きくして見入ってしまいました。感動です。
    2015/11/27 7:37 AM by 温泉日和
    >温泉日和さん、おはようございます。

    これ、狙っていたのですか?
    こんなに淡いものを狙うとは通ですねえ。
    蓼科の暗い星空で数時間露光して、周囲の分子雲をしっかり浮かび上がらせて下さいよ。
    今年はもう無理かもしれませんが、来年にはぜひ!!
    2015/11/27 7:46 AM by やまねももんが
    こんにちは。
    鷹の爪星雲って言うんですね。聞いたことあるけど、トカゲってどこ?!
    これは胃壁に良くないですね。潰瘍が出来そうです。コンポジット
    画像でも見えない所を、ここまで出すとは。押しが強いんですね(笑)
    2015/11/27 10:17 AM by ヤマボウシ
    >ヤマボウシさん、こんにちは。

    とかげ座って、私も今回初めてちゃんと探しましたが、分かり難いですねえ。
    でもこんな大物が潜んでいるのですよ。
    コントラスト強調前の画像を見ると星雲らしきものは無いように見えますよね。
    でもこれが浮かび上がってくるのですから、やはり画像処理はマジックですよ。
    押しが強いわけではないですが、少し浮かび上がってきたら、もうちょっと、もうちょっと、となりませんか?
    2015/11/27 12:36 PM by やまねももんが
    でかい星雲ですね。
    作品だけ見ると撮ってみたい!と思いましたが文章読んでいって撮影対象には入りませんでした(笑)
    鷹の爪星雲ですか。
    面白い形です。
    2015/11/27 8:43 PM by びっけパパ
    ひえーーー!
    この対象をこの画角で、というのは初めて見たような気がしますが、
    僕は撮影対象としては選びません(笑)

    やはり、やまねももんがさんの丁寧な仕上がりであるなあ、
    というのが第一印象でした。
    かぶり補正のレイヤーをたくさん重ねているにもかかわらず、
    この左上みたいな描写!

    自分がどんだけ乱暴なことしてるんだろうか、って思い知らされました。
    2015/11/27 10:40 PM by ミッチー
    >びっけパパさん、おはようございます。

    周囲の分子雲も含めると200mmぐらいが限度ではないでしょうか?
    画像処理の勉強にはうってつけの題材だと思いますので、チャレンジなさって下さいよ〜。
    私はしばらくは撮りたくありません(苦笑)。
    2015/11/28 7:00 AM by やまねももんが
    >ミッチーさん、おはようございます。

    大きさだけに釣られて、怖いもの知らずで撮影してしまいました。
    でもその後が地獄でしたよ〜。
    かぶり補正は、補正しているんだか作り込んでいるんだか分からなくなってきますね。
    参考になるような画角の広い画像が無いのが辛いです。
    自分で二度三度と積み重ねていかないと駄目ですね。
    2015/11/28 7:08 AM by やまねももんが

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