星空が好き、猫も好き

しばらく「宇宙物理学」のブログになります。
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2015.12.20 Sunday

星野写真(60Da、100mm) ぎょしゃ座領域2

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「ぎょしゃ座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・Sh2-240(Simeis 147) : 超新星残骸

    以下の対象は「ぎょしゃ座領域1」を参照して下さい。  → こちら
      ・M36 : 散開星団
      ・M37 : 散開星団
      ・M38 : 散開星団
      ・IC405 : 散光星雲(まがたま星雲、Caldwell Object C31)
      ・IC410 : 散光星雲
      ・IC417 : 散光星雲

      ・Mel.31: 散開星団
      ・Sh2-235 : 散光星雲






      撮影日時 : 2015/12/08 01:32〜  360sec×20枚
      撮影場所 : 山梨県・高根町にて  気温は約-2℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      ガイド : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(BC)、透明度(C)、フォーカス(AB)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




    この領域の主役は「Sh2-240」という超新星残骸です。
    ”おうし座” と ”ぎょしゃ座” の境界付近にあり、一般的には所属は ”おうし座” とするようです。

    ぎょしゃ座の散開星団や散光星雲と一緒に撮ろうと構図を考えたのですが、大きな失敗をしてしまいました。
    まがたま星雲(IC405)が切れてしまったのです。
    構図はステラナビゲータを使って考えるのですが、IC410は表示されるのですがIC405は表示されないのですね。
    そうとは知らずに、何も考えないで今回のような構図にしてしまったという訳です。
    撮影場所を移動して準備に慌てていたこともあって、試写の画像を見ても気付きませんでした。

    空の透明度はイマイチでしたが、撮影対象が天頂付近にあったためか、思ったよりもよく写りました。
    でも「Sh2-240」はとても淡いですね。
    2時間露光したので、もう少し炙り出せるかと思ったのですが、、、。
    光害カットフィルターを使うとか、撮影の段階でもっとコントラストを高める工夫をしないと駄目ですね。
    構図を考え直して再撮影するかどうかは、現時点では未定です。
    これだけ淡いと腰が重くなっちゃいますね。



    Sh2-240 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        およそ10万年前に出現したと言われている超新星残骸です。
        大きさは4度ほどもありますが、とても淡いです。
        試写画像を裏面モニターで見ても何も分かりませんでした。

        諧調を反転させてみましたが、レムナントの形だけは辛うじて分かりますかね。
     





    IC410 付近 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        IC410付近を切り出してみました。
        いろんな天体が集まっていて、星の色も鮮やかで、とても華やかな領域ですね。
     


     








    コメント

    こんにちは。
    この領域は、サンタの袋の中みたいに宝物がいっぱい詰まってますね。
    凄すぎです。処理もかなり大変なのではないですか?
    Sh2-240は、反転画像がなければ分からなかったと思います。
    しかし、これほどの長時間露光でも淡いのは機材の限界でしょうか?

    2015/12/20 2:03 PM by ヤマボウシ
    >ヤマボウシさん、こんにちは。

    仰るように、ぎょしゃ座はいろんな天体が集まっていて楽しい領域ですね。
    個々の天体を大写ししても面白いし、このように一網打尽にしても面白いです。
    たっぷり露光したので、かぶり補正の後はあまり難航しないで仕上がりました。
    今の撮影方法では、Sh2-240は単に露光時間を延ばすだけでは駄目そうです。
    Hαフィルターの画像をブレンドするとか幾つか方法はありそうですが、ちょっと大変そうですね。
    2015/12/20 4:41 PM by やまねももんが
    こんばんは
    ぎょしゃ座は散開星団のイメージが強いですがこれだけ盛り沢山を撮り入れた構図ならではの豪華さ、
    ぎょしゃ座のイメージが大きく変わりましたね。
    長時間露光だけではなく処理方法の技が必要ですか?
    2015/12/20 5:41 PM by テナー
    >テナーさん、こんばんは。

    ぎょしゃ座の散開星団はどれも大きくて立派ですよね。
    でも「まがたま星雲」の近くは星雲だけでなく、星の色合いもきれいで、とっても楽しいですよ。
    それだけに「まがたま星雲」が切れてしまって悔しいです。
    この画角ではどうしてもかぶりなどの偏りが出てしまうので、その補正が重要だと思っています。
    それがある程度出来れば、特別な技は必要ないですよ。
    2015/12/20 6:06 PM by やまねももんが

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