2016.03.25 Friday
女神像と昇ってきたさそり
3/15の晩(3/16の明け方)に山梨県のみずがき湖で撮影した星空写真です。
女神像と昇ってきたさそり
2016/03/16 04:42 EF24mm F1.4
地上風景部分 : ISO800、F2.8、固定撮影(120秒)
星空部分 : ISO6400、F2.8、固定撮影(20秒)、Lee Soft-1 Filterをレンズの前に配置
地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
EOS 6D RAW 山梨県・みずがき湖にて
後ろ姿の女神像を前景にして、昇ってきた ”さそり” を撮ってみました。
左の方に見える後ろ姿の牡鹿像がお供の犬のように見えて可愛いですね。
さそりのしっぽの部分は山に隠れて見えていません。
さらに ”火星” と ”土星” がいるので、「これがさそり座?」と思ってしまいますね。
夏の銀河(天の川)はどのような色合いに仕上げたら良いのか、いつも悩みます。
冬の星座の時と同じように仕上げたつもりですが、やけに青っぽく見えます。
でもこれを抑えていくと、妙に赤っぽくなってしまうのですよね。
空の状態があまり良くなかったので、なおさらうまく出来ませんでした。
女神像と夏の銀河(天の川)
2016/03/16 04:48 EF24mm F1.4
地上風景部分 : ISO800、F2.8、固定撮影(120秒)
星空部分 : ISO6400、F2.8、固定撮影(20秒)、Lee Soft-1 Filterをレンズの前に配置
地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
EOS 6D RAW 山梨県・みずがき湖にて
薄明が始まって20分ほどが経ち、肉眼でも空の暗さと色合いが微妙に変わってきたように感じます。
これを最後のショットにしようと決めて撮影を始めましたが、何故か車が次々に通過していきます。
そのために何度も撮り直しをさせられました。
薄明が始まると、写真では夜空の色合いは青みが強くなるようです。
そんな雰囲気が出るように仕上げてみました。
それにしても、今年のさそり座には ”火星” と ”土星” がいて、とっても賑やかですね。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のさそりのお話を思い出してちょっぴり切なくなります。
でも、こうしてサソリさんが
ときどき木星と土星のお客様を迎えたりして
「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」
とかなんとか言ってお酒を酌み交わしているかと思うと(笑)
私のこころのなかの灯(ともしび)も
ぽうっと温かくなるのです♪