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2016.11.13 Sunday

星野写真(60Da、100mm) おうし座領域2

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「おうし座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M45 : 散開星団 (プレアデス星団、すばる(和名))

      ・IC353 : 散光星雲
      ・IC359 : 反射星雲
      ・IC1435 : 反射星雲 (メローペ星雲)
      ・暗黒星雲(Bはバーナード・カタログ)






      撮影日時 : 2016/11/03 23:59〜  360sec×20枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+3℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




    この領域は何と言っても ”プレアデス星団(すばる)” です。
    清少納言が「枕草子」で筆頭に挙げているくらいですからね。

    でも、おうし座分子雲のうねうねが面白いです。
    だからあえてM45を端に寄せて、分子雲を入れた構図にしてみました。
    左上の赤茶色の暗い雲のように写っているのが分子雲です。
    この画像にはその一部分しか写っていませんが、フィルム時代ではこんなものは見たこともなかったです。

    さらにこの領域は、全体に淡いもやもやしたものが見られます。
    これは星間雲なんでしょうね。
    その星間雲の濃い部分が分子雲となり、近くに明るい星があると散光星雲や反射星雲として輝くのでしょうね。

    フォーカス調整がうまくいったので、星の色合いを大事にしながら、
    もやもやを前回よりも浮かび上がらせてみました。
      → 前回はこちら
    そのせいでしょうか?全体的に少し赤みが強くなったようです。
    一方で、M45を取り巻く星雲の色合いはちょっと不満が残っています。
    前回のようにもう少し青みを強くしたかったのですが、うまく調整できませんでした。
    ここで初めて気が付いたのですが、
    星にまとわりついている部分と大きくとりまいている部分とでは少し色合いが違うのですね。

    あちこちに存在する淡いもやもやは場所によって色合いが違います。
    少し青っぽいものもあれば、少し赤っぽいものもあります。
    これは単なる色ムラではなくて実体だと思っているのですが、ちょっと自信がありません。

    また左上の分子雲のなかに反射星雲(IC359)がありますが、とても淡いです。



    M45 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        プレアデス星団は青白っぽい星雲に囲まれているように見えます。
        でも星団と星雲は関係がなくて、たまたま星雲がこの場所にあって照らされているだけらしいです。
        メローぺの周りの星雲はIC1435という番号が付いています。

        さらにその周りにはとても淡いもやもやが見えます。
        M45の左上の領域はやや青っぽく見えますが、右下の領域は少し赤みが感じられます。

        青白い色調の中で、オレンジ色の星がとても綺麗で目立っていますね。

     


    この領域の左側は「おうし座領域4」として撮影しているので、モザイク合成してみました。
      → おうし座領域4はこちら
    画像のコントラストや色合いを合わせていないので、いつか再挑戦してみたいです。





     








    コメント

    きれいですね!
    2016/11/13 11:36 PM by きよきよ
    こんばんは!
    100mmシリーズ、あいかわらずクオリティー高いですね
    と言うか「繊細」と言う言葉がぴったり来るような仕上がりです

    今はとにかく色々な対象が写ることが楽しくて、質を追求する方向に向かないのですが
    いつかじっくりと向き合って、こういう写真が撮れたらなと思っています
    2016/11/14 12:08 AM by KEN
    >きよきよさん、おはようございます。

    ありがとうございます。
    赤道儀が2時間も頑張ってくれたおかげかなと思っています。
    露光中は私は星景写真を撮って遊んでいましたからね。
    2016/11/14 6:00 AM by やまねももんが
    >KENさん、おはようございます。

    ありがとうございます。
    透明度の良い空でたっぷり露光すると、やはり写りが違ってきますね。
    淡いもくもくもあまり無理せずに浮かび上がってきます。
    もっと焦点距離の長い光学系を使ってみたい気もしますが、まだまだ撮り直したい対象がたくさんあるのでこのシリーズを続けようと思っています。
    2016/11/14 6:06 AM by やまねももんが
    こんにちは、久しぶりにコメントします。
    プレアデスの青い光は神秘的で綺麗ですね。
    私も今度2時間ぐらいじっくり時間を掛けて撮ってみたいと思いました。
    2016/11/14 1:01 PM by chacha
    >chachaさん。こんにちは。

    仰る通りで、プレアデスは本当に綺麗ですよね。
    周囲に星雲をまとっているのが何とも言えません。
    そしてすぐ北側にオレンジ色の星が輝いているのもポイントです。
    透明度の良い空でたっぷり露光すると処理が楽しいですよ。
    2016/11/14 2:14 PM by やまねももんが
    こんにちは。
    最初の1枚も分子雲の写りが凄いなと思いましたけど、
    モザイクの方は、さらに素晴らしいですね。こんなの
    見せられたら、コメントせざるを得ませんよ。
    全く見たことのない光景で、宇宙の奥行きを感じられます。
    私もいつかこんな写真を撮ってみたいものです。
    2016/11/15 9:22 AM by ヤマボウシ
    >ヤマボウシさん、おはようございます。

    このあたりは分子雲がとても濃い領域で、もくもくした感じが何とも言えませんね。
    フィルム時代にはその存在さえも知りませんでしたが、デジタルカメラの能力には驚くばかりです。
    透明度の良い星空でたっぷり露光してやれば、通常の処理で浮かび上がらせることができますよ。
    対象が天頂付近にあるときを狙って撮影すれば、撮影場所もそれほど選ばないと思います。
    2016/11/16 5:06 AM by やまねももんが

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