星空が好き、猫も好き

しばらく「宇宙物理学」のブログになります。
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2017.05.29 Monday

星野写真(60Da、100mm) へびつかい座領域4

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「へびつかい座領域4」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M9(NGC6333) : 球状星団
      ・M19(NGC6273) : 球状星団
      ・S字状暗黒星雲(B72) : 暗黒星雲






      撮影日時 : 2017/04/30 01:37〜  180sec×37枚
      撮影場所 :  山梨県・みずがき湖にて  気温は約+2℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      ガイド : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw6 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像
        ・FlatAide-Pro : スターシャープ
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(D)、透明度(C)、フォーカス(C)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    この領域は ”へびつかい” の右足の部分で、”さそり座のアンタレス” の左上になります。
    球状星団が多くて、メシエ天体も2つあります。
    でも主役は、もくもくした夏の銀河(天の川)と複雑に入り組んでいる暗黒帯でしょう。

    この日は特に南側の空の透明度があまり良くなかったのですが、明け方になるにつれて少し改善していきました。
    そこでこの領域の撮影を強行したのですが、やはりもっと冷静な判断をすべきでした。
    カブリによる明るさや色合いのムラが酷くて、処理の大部分をその補正に費やす羽目になりました。
    写真星図を参考にしましたが、正直言って補正しているのか作り込んでいるのか分からなくなります。

    また慎重にフォーカス調整をしたつもりだったのですが、赤いフリンジがかなり出てしまいました。
    CameraRawのフリンジ低減機能を使って抑えたのですが、星の色合いが淡泊になってしまうのですよね。
    そこで「ぴんたんさんのFlatAide-Pro」のマニュアルに記載されていた方法を使ってみることにしました。
    RGBのRだけにスターシャープ機能を使うのです。
    やってみるとなかなか良い感じに補正ができました。

    それにしても、銀河(天の川)の境界付近はどう仕上げれば良いのかいつも悩みます。
    もくもくした領域とそうでない領域とを両立させることができないのですよね。
    だから、もうこの領域は封印しましょう(苦笑)。

    メシエ番号以外の球状星団もNGC番号を記入してみましたが、この領域は球状星団が多いですね。
    一方で散開星団がひとつも無いというのはちょっとびっくりです。
    前回は球状星団のために短時間露光の画像をブレンドしましたが、その効果は少しはあったようです。
      → 前回はこちら
    今回はすっかり忘れていました。



    M9 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        暗黒星雲の傍にあるのがM9です。
        この焦点距離では大きくない球状星団は無理ですね。
        つぶつぶ感が潰れてしまい、滲んだ恒星のように見えてしまいます。

        左上のNGC6356と下側のNGC6342も球状星団です。
     



    M19 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        右下にあるのがM19です。
        天の川の微光星に球状星団が埋もれてしまいそうですね。

        上側のNGC6284と左下のNGC6293も球状星団です。
     



    S字状暗黒星雲 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        形が特徴的なことから、よく知られている暗黒星雲です。
        暗黒星雲としてはバーナードカタログでB72という番号が付いています。
        この付近には暗黒星雲がたくさんあるのに、どうしてこれだけに名前が付いているのでしょう?
     


     








    コメント

    こんにちは
    100mmで切り撮った天の川へびつかい座近辺は
    綺麗な仕上がりなのにまだまだ悩むももんがさん、
    どこまで悩むのか!悩まなくなったらハイそれまでよ!
    なんでしょうね。
    頭が下がります。
    2017/05/29 11:35 AM by テナー
    >テナーさん、こんにちは。

    この領域のように複数の要素が混ざっているところは本当に難しいです。
    あちらを立てればこちらが立たずということの繰り返しになってしまいます。
    仰るように不満があるうちはまだまだ頑張ろうという気持ちになりますね。
    2017/05/29 2:21 PM by やまねももんが
    こんにちは
    この領域は簡単だろうと、思って撮ったら痛い目にあいますよね。
    ほんと、天の川の境目は難しいです。天の川は輝度も高いであろう場所ですけど、やりすぎもダメですもんねぇ。
    それにしても、こんなにたくさんの球状星団があるんですね。知りませんでした。
    2017/05/30 11:26 AM by おりおn
    >おりおんさん、こんにちは。

    はい、痛い目に遭いました(涙)。
    最終段階まで行って何度やり直したことか。
    RAW現像からやり直したのは、おそらく今回が初めてだと思います。
    写野内に複数の要素が混じっている状況は本当に厄介ですね。
    銀河(天の川)の中心に近いところは球状星団が意外と多いのですが、天の川と球状星団って似合いませんよね。
    2017/05/30 2:33 PM by やまねももんが

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