星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
ときどき猫ブログや宇宙物理学のブログになります
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2017.06.02 Friday

星景写真の幾つかの方法

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    5/20の晩に長野県の蓼科で撮影した星空写真です。
     
    星景写真の撮影と仕上げ方にはいろいろな方法があり、それぞれに長所短所があると感じます。
    何を長所に感じて、何を短所に感じるかは、人それぞれだと思います。

    以下に「昇ってきた夏の大三角」を例題にして、幾つかの方法を比較してみます。
    最近の私は1番目の方法が多いですが、たまに別の方法をやってみたくなります。



    星空を固定撮影+地上風景を固定撮影


     2017/05/20 23:00  EF16-35 f2.8 (24mm)
     地上風景部分 : ISO1250、F4.0、固定撮影(240秒)、2枚をコンポジット
     星空部分 : ISO8000、F3.5、固定撮影(20秒)、Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
     地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
     EOS 6D RAW  長野県・蓼科にて


    ”夏の大三角” が昇ってきました。
    早く撮りたい気持ちを抑えて、”わし座のアルタイル” が少し高くなるのを待って撮影しました。
    室内にほんのり明りが灯っている建物を前景に入れています。
    と言うか、ここではこの構図しか無いのですよね(苦笑)。




    星空部分の画像です。
    星が日周運動であまり動かないように、露光時間を20秒と短く設定しています。
    ISO感度を8000とかなり高くして、あまり露光不足にならないようにしています。
    それでも地上風景はかなり暗くなってしまいます。
    低空のカブリなどはグラデーションマスクを使って明るさや色合いの補正をしています。




    地上風景部分の画像です。
    きれいに撮りたいのでISO感度を低くして、2枚をコンポジットしています。
    露光時間は4分と長いので、星は線状に写っています。




    地上風景用の画像の上に、このようなマスクを使って星空用の画像を貼り付けています。




    星空を追尾撮影+地上風景を固定撮影


     2017/05/20 23:00  EF16-35 f2.8 (24mm)
     地上風景部分 : ISO1250、F4.0、固定撮影(240秒)、2枚をコンポジット
     星空部分 : ISO2500、F4.0、追尾撮影(120秒)、Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置、2枚をコンポジット
     地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
     EOS 6D RAW  長野県・蓼科にて


    星空部分はポタ赤で追尾撮影して、1番目の方法の地上風景画像とマスクを使って合成しました。
    東の空なので、地上風景用の画像を先に撮影し、それから星空用の画像を追尾撮影します。
    最初の数枚は使わずに、10分ほど経過して地上風景部分がすっかり隠れてからの画像を使っています。
    そうしないと木々の部分がおかしくなってしまうのです。




    これはデネブ付近をピクセル等倍で切り出したものです。 (左が固定撮影、右が追尾撮影)
    やはり星空部分は追尾撮影したほうがきれいですよね。
    ISO感度を低くできるので、画像に余裕みたいなものが感じられます。
    固定撮影のものよりも、コントラスト強調を少し強めにしています。




    追尾撮影で合成なし


     2017/05/20 23:13  EF16-35 f2.8 (24mm)
     ISO2500、F4.0、追尾撮影(120秒)、Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置、4枚をコンポジット
     EOS 6D RAW  長野県・蓼科にて


    ポタ赤で追尾撮影した画像を4枚コンポジットして仕上げたものです。
    地上風景は全く無視して、天の川を主体に仕上げています。
    星空ははっきりくっきりしますが、地上風景は黒潰れして、おまけに追尾で流れています。

    これを星景写真と呼ぶかどうかは微妙ですね。
    地上風景だけが流れている写真や、星だけが流れている写真には、違和感を感じる人もいると思います。
    でもフィルム時代はこういう撮影法しかなかったのですよ。




    最初にも書きましたが、何を長所に感じて何を短所に感じるかは、人それぞれだと思います。
    それぞれが良いなあと思う方法で楽しんで下さいね。


     








    コメント

    こんにちは。
    比較してみると、やはり追尾した星空は断然綺麗ですね。
    私は2番目の方法がいいです。星空と風景に時間軸のズレは
    ありますが、大きなズレではないと思うので容認できます。

    >10分ほど経過して地上風景部分がすっかり隠れてからの
    つまり、2分、4分、6分と撮影時間が経過すると、追尾により
    画像に写った地上風景がどんどん小さくなって、合成した時に
    地上風景がマスクの境界から下になって流れた地上風景が
    見えなくなるということでしょうか。
    2017/06/02 10:59 AM by ヤマボウシ
    >ヤマボウシさん、こんにちは。

    星空はやはり追尾撮影した方が断然綺麗ですよね。
    でも地上風景によっては追尾すると合成がうまくできないケースもあります。
    枝が複雑な大きな木がある場合や、南側の星空を撮影する場合などです。

    説明が不十分で申し訳ありませんでした。
    ヤマボウシさんの解釈の通りです。
    2017/06/02 2:47 PM by やまねももんが

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