星空が好き、猫も好き

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2017.06.22 Thursday

星野写真(60Da、100mm) いて座領域3

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「いて座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M8(NGC6523) : 散光星雲(干潟星雲)
      ・M20(NGC6514) : 散光星雲(三裂星雲)
      ・M21(NGC6531) : 散開星団
      ・M22(NGC6656) : 球状星団
      ・M23(NGC6494) : 散開星団
      ・M24(NGC6603) : 散開星団
      ・M25(IC4725) : 散開星団
      ・M28(NGC6626) : 球状星団
      ・IC1274 : 散光星雲(猫の手星雲)
      ・IC1284 : 散光星雲(バンビの首飾り)
      ・B92 : 暗黒星雲






      撮影日時 : 2017/05/29 23:50〜  180sec×29枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約+8℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      ガイド : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw9.9 : Raw現像
        ・FlatAide-Pro : スターシャープ処理
        ・StellaImage6.5 : 色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(D)、透明度(C)、フォーカス(B)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    いて座は天の川銀河の中心方向に当たるので、とても華やかな領域です。
    メシエ天体が8個もあり、それ以外にも星雲や星団が散在しています。
    そして、それ以上に銀河(天の川)の濃い部分や複雑に入り組んだ暗黒帯の様子が面白いです。

    この日は初めは空の状態があまり良くなかったのですが、夜半少し前から徐々に良くなっていきました。
    南側はそれほど暗くないのですが、この辺りを撮影できるチャンスはあまりないので、撮影に踏み切りました。
    「いて座領域3」と「いて座領域4」は連続して撮影してパノラマ合成したいです。
    さらに、それぞれ最低でも90分は露光したいです。
    時間を計算したらギリギリじゃないですか!
    気持ちに余裕が無いので、構図をミスってしまいました。
    もう少し上側に向けて、バンビの横顔をちゃんと入れなければならなかったです。

    フォーカス調整は慎重に行ったつもりですが、赤いフリンジが少し発生してしまいました。
    今まではCameraRawでの現像時にフリンジ低減処理をしていました。
    でも星の色合いが乏しくなったり、星雲の色合いも薄くなったりして、副作用があるのですよね。
    そこで少し前に購入した「FlatAide-Pro」でR成分だけにスターシャープ機能を施してみました。
    効果の様子を見ながらパラメータを調整でき、かなり良い具合いにできたかなと思っています。

    銀河(天の川),散光星雲,暗黒星雲,球状星団や散開星団と
    性格の異なるものが混在しているので非常に厄介です。
    全体を見ながら仕上げていくと、天の川の明るい部分と暗黒帯の明るさ(暗さ)はこの程度が好みです。
    でも星雲や星団を切り出すと、背景が明るすぎるなあと感じてしまいます。
    天の川の濃い領域の色合いはいつも悩みますが、今回は黄色を少し抑えて赤みを少し加えています。
    そして暗黒帯は青みが強くなりがちなので、青みを抑えて赤みを加えています。
    感覚的には良い感じかなと思うのですが、ヒストグラムを見るともう少し抑えたほうが良かった気もします。
     

    処理の最初jは、カブリにより明るさや色合いの補正をします。
    でもこの領域のように天の川の中では、カブリの影響なのか実体なのか判断がつきません。
    写真星図などを参考にしていますが、補正しているつもりが作り込んでいる可能性も否定できません。

    赤い星雲の淡い部分がどうしても炙り出せません。
    干潟星雲(M8)の左側の猫の手星雲(IC1274)をもっとはっきり写したいです。
    これはカメラ(EOS 60Da)の性格なのか、ノーフィルターで撮影しているためなのか、、、。
    また三裂星雲(M20)の青い部分の表情がイマイチですね。
    まあ不満なところはたくさんありますが、今回は(も?)これで精一杯です。

    前回撮影したのは3年前です。  → こちら


    M8、M20、M21 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        下側の大きな赤い星雲が「干潟星雲(M8)」で、カメラのファインダーでもその存在が分かります。
        明るい散開星団が重なっていることもあって、とても華やかです。

        その左側に淡い星雲が広がっていて、左端の領域は「猫の手星雲」と呼ばれています。
        でも、さそり座のNGC6334も「猫の手星雲」と呼ばれているのですよねえ。
        この辺りの星雲はそれぞれに番号が付いていて、IC1274はそのひとつです

        右上の赤と青の星雲はM20で、双眼鏡でもその存在がよく分かります。
        下側の赤い輝線星雲は「三裂星雲」と呼ばれていて、その上に青い反射星雲があります。
        赤と青の対比がとてもきれいです。

        赤い星雲がかなりピンクっぽく写っていますが、これはカメラ(EOS 60Da)の性格でしょうかね。

        三裂星雲の左斜め上にある散開星団はM21です。
        小さな散開星団で、近くに明るい散光星雲があることもあって目立たないですね。
     



    M22、M28 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        いて座には球状星団が数多くありますが、その中で最も大きくて立派なのが左側のM22です。
        このM22は全天で最初に発見された球状星団だそうです。
        球状星団を意識しないで画像処理をしているので、中心部は潰れてしまいました。
        それでも一目で球状星団だと分かるのは流石です。

        右側のM28はM22の3分の1ほどの小さな球状星団です。
        それでも銀河(天の川)に埋もれることなく、何とか球状星団だと分かります。

        なお、やや右寄りの下にあるのは恒星です。
     



    M23、M25 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        左側のM23は満月ほどの大きさに広がっている大きな散開星団です。
        背景がやや暗いので、とても目立ちます。

        右側のM25も大きな散開星団ですが、かなり疎らですね。
        こちらは銀河(天の川)の明るい部分にあるので、埋もれてしまいそうです。
     



    連続して撮影した「いて座領域3」と「いて座領域4」をモザイク合成してみました。
    同じように仕上げたつもりですが、明るさや色合いが少し違ってしまいました。
    でも、Photoshop の Photomerge が頑張ってくれました。




     








    コメント

    こんにちは。
    R成分にだけスターシャープを掛けるのは効果ありますね。
    前撮ったM8M20で天の川の雲の赤とM8の赤が分離できないで
    全体に赤くなってしまいましたが、ステラでこの方法を試したら
    天の川の雲の赤を抑えることが出来ました。
    60Daは赤がピンク色に写りますね。青には反応が鈍い気がします。
    2017/06/23 10:42 AM by ヤマボウシ
    >ヤマボウシさん、おはようございます。

    はい、この方法は「FlatAide-Pro」のマニュアルに書いてあったのです。
    試しにやってみたらとても良いですね。
    仰るように赤いフリンジが出ると全体的に赤っぽくなってしまいます。
    今までは「CameraRaw」のフリンジ低減で補正していたのですが、これだと星雲の赤さも弱まってしまうのです。
    やはりこのピンク色は60Daの性格ですか。
    2017/06/24 6:22 AM by やまねももんが

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