星空が好き、猫も好き

しばらく「宇宙物理学」のブログになります。
星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

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2017.10.29 Sunday

星野写真(60Da、100mm) ケフェウス座領域3

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         2017年10月に再処理しました。 → 前のバージョンはこちら

    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

    この「ケフェウス座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・NGC7822 : 散光星雲
      ・Ced 214 : 散光星雲
      ・Sh2-170 : 散光星雲  ※ 星座としてはカシオペア座






      撮影日時 : 2015/10/13 23:57〜  360sec×19枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約1℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      ガイド : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・FlatAidePro
        ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2)

      空の暗さ(BC)、透明度(AB)、フォーカス(AB)  5段階評価



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    この領域はケフェウス座とカシオペア座の境界付近です。
    下側は秋の銀河(天の川)の端にあたるので、微光星がとても多いです。

    ここの目玉は3つの散光星雲で、ちょうどクエスチョンマークの形に見えます。
    全体としてはかなり大きいですね。

    空の透明度が比較的良かったこともあって、2時間近い露光をしました。
    この領域は初めて撮影しましたが、背景がとても複雑です。
    微光星からなる銀河の濃い部分,暗黒部分,そして薄いもやもや(ガス?)、が入り乱れています。
    これらは実体だと思いますが、一部はカブリ等に起因している可能性は否定できません。


    星雲の一部は比較的明るいですが、多くの部分は淡いです。
    いつものようにコントラスト強調をしていっても、淡い部分がなかなか浮かび上がってくれません。
    結局、いつもより2ステップほどコントラスト強調を重ねました。
    星雲は何とか浮かび上がってきましたが、星の綺麗さがかなり犠牲になってしまいました。
    秋の銀河(天の川)は星がとてもきれいな領域なのですがねえ。

    星雲にとっては写野が広いので、背景とのバランスにはとても悩みます。
    星雲が良い感じに仕上がったかなと思っても、全体を見るとイマイチだなあとなってしまうのです。
    この複雑な背景のコントラストをどの程度に仕上げたら良いのだろう?
    薄いもやもや(ガス?)の色合いはどうしたら良いのだろう?
    参考になるような作例を探したのですが、この程度の写野の画像ってあまり無いのですよね。
    結局自分の好みで仕上げてみましたが、まだまだ納得できていません。



     クエスチョンマーク星雲 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        3つの星雲をまとめて切り出しました。
        上側の大きな星雲がNGC7822で、一番明るい星雲がCed 214です。
        そして下側の小さな星雲がSh2-170です。
        3つともカタログ名が違うのが不思議ですねえ。

        私の写真では赤一辺倒になってしまいましたが、もっと複雑な色合いのようです。
        NGC7822に重なるように散開星団NGC7762があります。
     


     








    コメント

    なんと精緻な星像だろう、と。
    切り出しでも本当にきれいです。
    やっぱり前回処理版とでは、背景の印象が違いますね。
    今回のは星雲、星とのバランスがとてもよく感じられて、
    「あー、こんな風になりたい」(笑)と思いました。
    2017/10/29 1:18 PM by ミッチー
    >ミッチーさん、こんにちは。

    ありがとうございます。
    今回はカブリ補正と星像に注意してやり直してみました。
    前のバージョンでは特にカブリ補正が適切でなかったように感じています。
    補正しているつもりで逆に作り込んでしまった部分があったようです。
    最近は星雲以上に背景と星の重要さを痛感しています。
    ミッチーさんも最近はカメラレンズでの撮影を頑張っておられるようで、とても刺激を受けていますよ。
    2017/10/29 6:08 PM by やまねももんが

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