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2017.12.03 Sunday

星野写真(60Da、100mm) オリオン座領域1

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        2017年11月に再処理しました。
        前のバージョンはこちら  → 2014/12/26


    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「オリオン座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M42 : 散光星雲(オリオン大星雲、NGC1976)
      ・M43 : 散光星雲(NGC1982)
      ・M78 : 散光星雲(ウルトラマンの生まれ故郷、NGC2068)
      ・NGC1973 : 散光星雲 (Running Man Nebula) 星雲の中にある散開星団はNGC1977
      ・NGC2023 : 反射星雲
      ・NGC2024 : 散光星雲 (燃える木星雲)
      ・IC434 : 散光星雲
      ・B33 : 暗黒星雲 (馬頭星雲)
      ・Sh2-276 : 散光星雲 (バーナードループ)
      ・LDN 1662 : 暗黒星雲






      撮影日時 : 2014/01/02 20:59〜  360sec×12枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−3℃

      撮影日時 : 2014/12/26 22:29〜  360sec×18コマ
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・FlatAidePro
        ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)

      空の暗さ(C)、透明度(B)、フォーカス(C)  5段階評価  2014/01/02
      空の暗さ(CD)、透明度(C)、フォーカス(B)  5段階評価  2014/12/26



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    全天で最も華やかとも言える領域です。
    バーナードループを入れるために、主役は少し右に寄ってもらっています。

    明るい星雲ももちろん楽しいですが、この領域は濃い分子雲が分布していてそちらも凄いです。
    私の写真で、赤茶色のもやもやしたものが分子雲です。
    ほとんど全ての星雲が繋がっていて、近くに明るい星があると明るい星雲として輝いているように思えます。


    この領域は、今までに2回撮影しています(2014年の1月と12月)。
    そこで2回分の画像を全部使って処理をやり直してみました。 
    すでにRaw現像してそれぞれコンポジットしてある画像をDSSでコンポジットしています。
    写野はずれていたので、合成後の写野は短辺,長辺共に3%ほど狭くなっています。

    分子雲を浮かび上がらせるために、少し(かなり?)強めのコントラスト強調を行いました。
    総露光時間が180分にもなったので、私の荒い処理にも画像は破綻せずに何とか耐えてくれたようです。
    でも星が肥大化してしまってお恥ずかしい限りです。
    6等程度の星まで明るい部分の周りにハローのようなものが出来てしまっています。
    元画像の段階で星の輝度が裾を引いていて、処理と共にそれが明るく広がってしまうのです。
    マスクの作り方を変えたりしていろいろやったのですが、うまくいきませんでした。
    空の透明度やフォーカスに問題があったのかもしれませんし、カメラを含めて光学系の特性なのかもしれません。

    撮影地は南側が少し明るいので、背景の明るさや色合いに偏りが生じてしまいます。
    特に縦構図の場合は、その影響を強く受けてしまいます。
    グラデーションマスクを使って背景の明るさやコントラストを補正していますが、なかなか満足いくようには出来ません。
    コントラスト強調処理を施すたびに偏りが見えてきて補正する、ということの繰り返しです。

    特に意識してやった訳ではないのですが、前のバージョンに比べてM42の赤さが控え目になりました。
    もう少し赤みが欲しいとも思いましたが、バーナードループなどがもう色飽和しそうなのですよねえ。
    また多段露光を行なっていないので、M42は白飛びしています。
    でもいろんな天体を一緒くたに撮影しているので、まあ良いかなと思っています。

    背景の明るさ(暗さ)をどの程度にするのが良いのでしょうね?
    分子雲を主役にするなら、もっと明るく仕上げた方が良さそうです。
    一方で明るい星雲を主役にするなら、この程度のほうが引き締まった感じがするのですよね。
    これはプリントアウトを前提にするかそうでないかにも因るのかもしれません。



    M42、M43、NGC1973、NGC1981 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        切り出してしまうと、多段露光をしていないので恥ずかしい画像ですねえ(苦笑)。

        「M42」は有名な「オリオン大星雲」です。
        中心部はとても明るいので、白飛びしています。
        周囲に淡くもやもやした分子雲が広がっていて、
        その一部がM42として(明るい星によって)輝いているようです。
        「M43」は鳥の頭のようにも見える星雲で、M42の一部のように見えますね。

        その上にある青っぽい星雲が「NGC1973」です。
        内部の少し赤っぽい部分が人が走っている姿のようにも見えるので、
        「ランニングマン星雲」と呼ばれています。
        私の画像ではちょっと分かり難いですね。
     



    IC434、馬頭星雲、NGC2024 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        「B33」は暗黒星雲で、その形から「馬頭星雲」と呼ばれています。
        その背後にあって赤っぽく輝いているのが「IC434」という番号が付いている散光星雲です。
        淡い部分はかなり広がっていて、M42などと一体になっているように見えます。
        強いコントラスト強調をしているので、馬頭星雲が明るい星雲に食われて
        形が歪んでしまったようです。

        アルニタク(三ツ星の一番左側の星)の左側にある散光星雲が「NGC2024」で、
        その姿から「燃える木星雲」と呼ばれています。

        アルニラム(三ツ星の真ん中の星)の右側はちょっと面白そうな領域に思えます。
        そこで、こんな風に切り出してみたのです。
     



    M78 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        「M78」はウルトラマンの故郷として有名ですね。
        近くの明るい星の光を反射して輝いている散光星雲(反射星雲)です。
        そのすぐ上にある似たような色合いの星雲は「NGC2071」です。
        両方とも暗黒帯の中に浮かんでいるように見えます。

        「バーナードループ」はオリオン座のほとんどを覆うほど大きな散光星雲で、
        オリオン大星雲付近に中心を持つ円弧状の形をしています。
        この切り出したあたりが最も濃い部分です。

        バーナードループを挟んで左上に見える暗黒星雲には「LDN 1662」という番号が付いています。
     


     








    コメント

    やまねももんがさん こんにちは。
    今回はなんとも贅沢な領域。
    M78からオリオンの主要な対象を一網打尽。
    それも各対象を拡大して見ても画になるところが
    すごいです。(今回に限った事ではありませんが・・)
    同じ構図で過去に撮っているといろいろ楽しめますね。
    2017/12/03 1:25 PM by 雲上(くもがみ)
    またまた勘違いしましたがねぇ!?
    ブログ村のサムネイル画像見て「師匠!遂に直焦撮影かっ!?」って!
    こぉゆぅの見せられるたびに思います。「自分は何やってんだろう」って!
    師匠の目指すところは何処ッ?おせーて下さい!はっはハハッハは!!
    前Ver.の赤身も好きですが、今回の大トロ処理もエェですねぇ!?テヘッ!
    切り出し画像を恥しいと言わないでください!そんなん言われたら、ウチら
    ブログ即閉鎖ですがねェ!?エッ!?目指すはそこ?ハハッハはハハッハ!!
    馬頭の切り出し画像!?・・・もぉ、笑うしかないので、ガス!ハッハハハ!
    絶妙なカラーバランス!ここがこぉならバーナードループはさぞかし・・・
    うわっ!ちゃんと赤い!?いやいやそれならウルトラの故郷は無く・・・
    なっていないッ!ハハッハはハハッハはハハッハ!!
    他人の画像の粗さがしを専門とする私が見ても、これだけの領域で大味にならず、
    ひとつひとつのパートの個性がちゃんと維持されているのは見事で、ガス!
    よってここに本年度最優秀天体画像賞を進呈したいと思いますが!?
    エッ!?山口のじぃからの賞なんか要らんさかいに鑑賞代よこせっ!
    ハッハハハハッハはははっはっは!!
    2017/12/03 3:10 PM by 山口のじぃ
    >雲上さん、こんにちは。

    この領域はもっと撮影していると思っていたのですが、もう3年も撮影していなかったとは自分でもちょっとびっくりしています。
    位置合わせとコンポジットにDSSを使うようになって、過去の複数の画像をまとめて仕上げてみるのにはまっています。
    総露光時間が長くなると、画像がタフになるのがよく分かりました。
    2017/12/03 3:49 PM by やまねももんが
    >山口のじぃ様、こんにちは。

    そんなに褒めないで下さいよ〜。
    木に登って下りられなくなっちゃうじゃないですか(笑)。

    全体を見ても切り出しても納得できるような画像を目指しているのですが、それはやはり無理な話ではないかと思うようになってきました。
    可能性があるとすれば、もっと長い焦点距離で撮影したものをモザイクで繋げていくことですかね。
    でも先に言っておきますが、私はやりませんよ。

    じぃ様からの賞、喜んで頂きます。
    副賞は何かなあ?
    クリスマス頃に届きますかね(笑)。
    2017/12/03 4:02 PM by やまねももんが
    こんばんは!
    ボクが全宇宙?の中で一番好きなオリオン座周辺のエリア
    もうため息しか出ません(*^-^)ニコ
    やはり「やまねももんが」さんの100mmシリーズは良いなぁ
    「山口のじぃ」さんじゃないですが、切り出し画像は思わず「直焦点?」と、見紛うばかりの写り具合
    もう望遠鏡は要らないんじゃないかと(笑)
    残念ながら、また土曜日は参加できそうにありませんが、「やまねももんが」さんの100mmシリーズ、楽しみにしています
    2017/12/04 1:02 AM by KEN
    >KENさん、おはようございます。

    ここはさそり座のカラフルタウンと並んでとってもきれいでカラフルな領域ですよね。
    でもこちらの方が撮影も処理も楽だと思っています。
    というか、カラフルタウンは難しすぎますね。
    別の日に撮影したものが簡単にコンポジットできるようになったので、再処理にはまっています。
    総露光時間を延ばすと画像がタフになって処理が楽しくなりますね。
    2017/12/04 6:04 AM by やまねももんが

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