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2017.12.26 Tuesday

星野写真(60Da、100mm) おうし座領域2

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「おうし座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M45 : 散開星団 (プレアデス星団、すばる(和名))

      ・IC353 : 散光星雲
      ・IC359 : 反射星雲
      ・IC1435 : 反射星雲 (メローペ星雲)
      ・暗黒星雲(Bはバーナード・カタログ)






      撮影日時 : 2016/11/03 23:59〜  360sec×20枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+3℃

      撮影日時 : 2017/12/17 20:38〜  360sec×21枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正<BR>
        ・CameraRaw9.12 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・FlatAidePro
        ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)

      空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2016/11/03
      空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(BC) 5段階評価  2017/12/17




    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




    この領域は何と言っても ”プレアデス星団(すばる)” です。
    清少納言が「枕草子」で筆頭に挙げているくらいですからね。

    でも、おうし座分子雲のうねうねが面白いです。
    だからあえてM45を端に寄せて、分子雲を入れた構図にしてみました。
    左上の赤茶色の暗い雲のように写っているのが分子雲です。
    この画像にはその一部分しか写っていませんが、フィルム時代ではこんなものは見たこともなかったです。

    さらにこの領域は、全体に淡いもやもやしたものが見られます。
    これは星間雲なんでしょうね。
    その星間雲の濃い部分が分子雲となり、近くに明るい星があると散光星雲や反射星雲として輝くのでしょうね。


    時間帯は早かったものの撮影対象は天頂付近にあったので、夜空の状態は比較的良かったです。
    しかしフォーカス調整をしくじってしまって、赤いフリンジがだいぶ発生してしまいました。
    星の瞬きがかなり大きくて、星像の大きさの見極めがしっかりできなかったのが原因です。

    そこで、2016年の撮影のものを含めて仕上げることにしました。
      → 2016年撮影のものはこちら
    なお構図が少しずれていたために、横方向を2%ほど、縦方向を4%ほど、トリミングしています。

    総露光時間が4時間にもなったので、荒っぽい処理にもかなり耐えてくれたと感じています。
    分子雲やもやもは、さらつきを抑えながらもある程度は浮かび上がらせることができたのではないでしょうか?
    でも色合いはちょっと自信がありません。
    特に意識しないで仕上げていったら、こんな感じになったのですが、、、。
    あちこちに存在する淡いもやもやは場所によって色合いが違いますね。
    少し青っぽいものもあれば、少し赤っぽいものもあります。
    これは単なる色ムラではなくて実体だと思っているのですが、どうでしょう。

    M45を取り巻く星雲はちょっと不満が残っています。
    刷毛で掃いたようなスジ状の構造は潰れてしまっています。
    色合いはもう少し青みを強くしたかったのですが、うまく調整できませんでした。
    ところで、星にまとわりついている部分と大きくとりまいている部分とでは少し色合いが違うのですね。

    また今回はフォーカス調整がうまくできなかったこともあって、星の色合いがきれいに表現できませんでした。
    これは私の光学系や画像処理における永遠のテーマのように感じています。



    M45 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        プレアデス星団は青白っぽい星雲に囲まれているように見えます。
        でも星団と星雲は関係がなくて、たまたま星雲がこの場所にあって照らされているだけらしいです。
        メローぺの周りの星雲はIC1435という番号が付いています。

        さらにその周りにはとても淡いもやもやが見えます。
        M45の左上の領域はやや青っぽく見えますが、右下の領域は少し赤みが感じられます。

        青白い色調の中で、オレンジ色の星がとても目立っていますね。
     


     








    コメント

    こんばんは!
    技術的な事はさておき(ソコが重要なのは分かってますが^^;)
    あいかわらず100mmシリーズは素晴らしいです
    昴の周りに、こんな分子雲や暗黒帯があるとは

    しかしまあ、天体写真における色の解釈は難しいですね
    王道や正解?に近い解釈は色々あると思うのですが、人それぞれ感じ方が違うわけで
    ボクはあまりHα領域ばかりを強調した「赤一辺倒」な写真は好きでは無いのですが、それを追い求める人も少なからず居るわけで
    そんな中、星の色々な「色」が感じ取れる100mmシリーズは大好きです
    2017/12/27 12:39 AM by KEN
    こんばんわ。
    凄い雲量ですね・・・宇宙に天気予報があるなら曇り予報ですね。
    メジャーな対象周辺を広い画角で撮影すると、どのようになっているか面白いですね。
    ひそかにこのシリーズはお気に入りなんです。

    2017/12/27 1:33 AM by とも
    >KENさん、おはようございます。

    デジタルカメラの潜在能力って本当に凄いですよね。
    フィルム時代にはこんなものがあること自体知らなかったのに、自分の機材で写せるのですからね。

    色の問題は奥が深くて厄介ですね。
    特にHαで輝いている星雲のように輝線スペクトルは曲者です。
    カメラ特性(センサー及びフィルター)で決まってしまう部分もあると思います。
    だから自分の好みとかイメージで絵作りすれば良いのではと思っています。

    100mmシリーズは、過去に撮影したものとの合作の楽しさを知ってしまったので、もう少し頑張ってみようと思っています。
    2017/12/27 7:59 AM by やまねももんが
    >ともさん、おはようございます。

    このような分子雲は、写野の広い光学系ならではの狙い目だと思っています。
    まあ、望遠鏡を持っていない者の負け惜しみかもしれませんが、、、(苦笑)。
    少し前までは総露光時間は2時間ほどで十分だと思っていたのですが、更にその先に違った世界があるようです。
    私の画像処理が荒っぽいせいもあると思いますが、分子雲や星雲などの淡い部分の表情が違ってくるのがよく分かります。
    気に入って頂いてありがとうございます。
    2017/12/27 8:05 AM by やまねももんが

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