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2018.03.03 Saturday

星野写真(60Da、100mm) ケンタウルス座領域1

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         2015年に撮影した2回分の画像を使って再処理してみました。
            ・2015/03/26に撮影 → こちら
            ・2015/04/17に撮影 → こちら


    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「ケンタウルス座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・オメガ(ω)星団(NGC5139) : 球状星団 (Caldwell Object C80)
      ・ケンタルウス座A(NGC5128) : 楕円銀河 (Caldwell Object C77)






      撮影日時 : 2015/03/26 00:44〜  90sec×25枚
      撮影場所 : 山梨県・清里にて 気温は約-10℃

      撮影日時 : 2015/04/17 23:13〜  150sec×20枚
      撮影場所 : 長野県・蓼科にて 気温は約-5℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
        ・DSS : コンポジット
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・FlatAidePro : フラット補正
        ・Nik Collection (Dfine 2)

      空の暗さ(×)、透明度(DE)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/03/25
      空の暗さ(E(-))、透明度(DE)、フォーカス(BC) 5段階評価  2015/04/17




    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    この領域の目玉はオメガ星団という超大物の球状星団です。
    少し上にあるケンタウルス座Aという銀河もなかなか面白いです。
    でも、地平高度がとても低いので撮影のチャンスがなかなかありません。
    オメガ星団は南中時でも7度ほどの高度しかなく、低空の霞(もや)の影響を強く受けてしまいます。

    2015年の春は、この領域の撮影を最優先にしてチャンスを待ちました。
    3月に清里でやっと撮影に漕ぎつけましたが、南側が明るくて、しかも低空は透明度が良くありませんでした。
    そして、4月にもっと標高の高い蓼科で次のチャンスが訪れました。
    黄砂などの影響で南側は霞んでいたものの、前回よりは空の状態は多少良かったです。

    超低空を撮影する場合には、大気差による星の浮き上がりが問題になります。
    その程度は地平高度で敏感に変わるので、コンポジットしたときに星の位置が合わなくなります。
    この機材の場合には、その影響が許せるのは南中前後の短い時間帯(±15分ほど)です。
    でもコンポジットの枚数を稼ぎたいので、その前後に撮影したコマも使っています。
    そのため今回はオメガ星団で位置合わせを行っていますが、上や下では星がきれいに重なっていません。


    2015年の4月に撮影したものは、前回よりも良く仕上げたいと無理をしたせいか、画像がだいぶ荒れてしまいました。
    そこで、2回分の画像を使って再処理してみました。
    それぞれすでにコンポジットしてある画像の明るさを合わせてから、DSSで重ね合わせをしています。
    その後はいつもの手順で仕上げています。

    2回分の画像を使うと、総露光時間が長くなった以上に画像の荒れが抑えられるような気がします。
    それぞれの荒れの様子は異なっているでしょうから、平均化されて目立たなくなるのでしょうかね?
    それに気を良くして、またまたちょっとやり過ぎてしまったかもしれません。 

    低空の空の状態の影響でしょうか、オメガ星団はかなり赤みが強く写っていました。
    その赤みを抑えるように仕上げていったので、星の色合いがとても乏しくなってしまったのが残念です。

    2回の写野のずれがちょっと大きくて、横方向が84%、縦方向が83%のトリミングになってしまいました。
    なお、おとめ座のスピカはオメガ星団と赤経がほぼ同じなので、とても良い目印になります。



    オメガ星団 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        全天で最も大きな球状星団です。
        肉眼でも見える明るさですが、日本では地平高度がとても低いので無理でしょうかね。
        双眼鏡で見ると、その大きさにびっくりします。
        この星団は一つの恒星と考えられていたそうで、
        名前はそのケンタウルス座ω(オメガ)星という符号が与えられたことに由来します。 
        低空の霞(もや)の影響をかなり受けてしまいましたが、本来はどんな色合いなのでしょうね?
     



    ケンタウルス座A (ピクセル50%表示で切り抜き)

        2つの銀河が衝突しているそうで、強烈な電波を出している天体として有名です。
        中央には暗黒帯の切れ込みがあり、私の写真でも分かります。
     


     








    コメント

    添付のステラナビゲーターの星図にも載っていますが、ω星団よりも低い西側にNGC4945というかなり大き目のエッジオン銀河があります。豪州では10cmで楽勝でしたが、大都市甲府(笑)の光害のせいでこちらでは20cmでも全く見えません。でも、写真には写ります。いつかは見てみたい天体です。
    2018/03/05 4:19 PM by 北杜の犬
    >北杜の犬さん、おはようございます。

    オメガ星団より低空となると極めて難物ですね。
    探してみたら、2015/04/17に撮影した画像の端にぼんやりと写っていました。
    標高の高い場所で空の条件がとても良い時でないと難しいと思いますが、チャレンジしてみて下さいね。
    2018/03/06 5:42 AM by やまねももんが

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