2019.01.16 Wednesday
このレンズ、悩みますねえ
星景写真では、レンズは「Canon EF16-35mm F2.8L III」を使っています。
このレンズはとても良いレンズで、通常のフィルターを使用することもできます。
でも周辺減光が大きいのが唯一?の欠点です。
ポタ赤で追尾撮影するなら絞りを4.0程度に絞れば済むのですが、固定撮影する場合はできるだけ絞らずに使いたいです。
焦点距離が24mmあたりでは3.2程度、16mmあたりでは4.0程度が限界でしょうか?
で気になっているのが「TAMRON SP 15-30mm F/2.8」です。
友人が持っているので、ちょっと借りて使ってみました。
冬の大三角
2018/12/29 23:36 TAMRON SP 15-30mm F2.8 (20mm)
ISO4000、F2.8、固定撮影(30秒)、Lee Soft-1 Filter をレンズの後ろに配置
EOS 6D RAW 山梨県・みずがき湖にて
冬になって葉を落とした木々の上に ”冬の大三角” がきれいに見えていました。
このような前景に対してはマスクを使った合成が(私には)できないので、短時間の固定撮影の1枚撮りです。
絞り解放で撮っていますが、このレンズは周辺減光が少なくて良いですね。
Raw現像時の補正だけで済みました。
露光時間を30秒にしたので、星が少し流れてしまっています。
20秒でもよかったかもしれませんね。
Raw現像はCameraRawで行っていますが、プロファイルとして「Adobe風景」を選んでみました。
全体の色合いが私の好みに一番近かったです。
シアンがちょっと強かったので、色相・彩度で調整しています。
フォーカスが少し甘いですね。
鹿鳴峡大橋の照明を使ってオートフォーカスでフォーカスを合わせたのですが、もっとちゃんと調整しないと駄目ですね。
このレンズはいわゆる「出目金レンズ」なので、通常のフィルターは使えません。
Leeのポリエステルフィルターをレンズの後ろに貼り付けています。
このような「出目金レンズ」はこれが悩みの種です。
フィルターを付けてずっと撮影するなら問題無いのですが、私の撮影スタイルではフィルターを付けたり外したりしなければなりません。
暗くて寒い野外でこれをやると、レンズを落としてしまったりするリスクがあります。
実際、以前に別のレンズですがあわやということがありました。
絞り解放でも余裕で使えるのはとても魅力的なのですが、悩ましいですねえ。
とはいえ、一晩のうちにフィルターをつけたりはずしたり、は、
かなりの手間ですね。
新モデルだとそこらへんは扱いやすくなってるみたいですが、
今回のお試しは前モデルでしたか?
僕は「地方都市星景」をやろうと思って、最初に買ったのが
このレンズでした。
都市で絞ってもよし、遠征地で開放でもよし、
とても「楽しい」レンズだと思いますよ!