星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2019.07.11 Thursday

固定撮影による星景写真の試行錯誤 (1)

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    6/5の晩に山梨県・みずがき湖で撮影した星空写真です。
    地上風景部分と星空部分をマスクを使って合成した星景写真です。

    ずっと放置していた訳ではなく、処理の方法などに関して試行錯誤していました。
    まだこれだと言えるほどにはまとまっていませんが、試行錯誤の生々しい悪あがきの記録としてお読みください(苦笑)。

    地上風景部分と星空部分は、同じ構図でそれぞれの露光条件で撮影しています。
    両方ともに、固定撮影で複数枚をコンポジットしています。
    試行錯誤しているのはマスクを使って合成する段階ですが、それぞれの処理の段階でも対策を施こす必要性を感じています。


    牡鹿像と夏の銀河(天の川)


     2019/06/06  EOS 6D(RAW) EF16-35 f2.8 (27mm)
     地上風景部分 : 01:16 ISO1000、F3.5、固定撮影(240秒)、2枚
     星空部分 : 01:14 ISO5000、F3.5、固定撮影(20秒)、3枚、Lee Soft-1 Filter をレンズの前に配置
     地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成  山梨県・みずがき湖にて


     ”夏の銀河(天の川)” がほどよく立ち昇ってきて、"さそり” と ”木星” も良い感じに収まるようになりました。
    そんな星空を「牡鹿像」が眺めているところを撮ったものです。
    でも牡鹿の顔は少し右を向いているので、本当はどこを見ているのでしょうね?

    地上風景は黒潰れしないように、意識的に明るく仕上げています。
    ときどき風が吹いていたので、木々がとことどころボケボケになってしまいました。
    また木々がかなり鮮やかな緑色なのは、街灯の影響だと思います。

    星空がいまひとつの状態だったのが、ちょっと残念です。
    天の川は肉眼で何とか見えていましたが、、、。



    [1] 地上風景用の画像

      ・CameraRaw で RAW現像します。
      ・地上風景部分用に、2枚の画像を加算平均します。
      ・星空部分用に、2枚の画像を比較暗合成します。
         ・星の軌跡をできるだけ消すためです。
         ・さらに、境界付近の明るさや色合いを [2]の星空用の画像とできるだけ同じようにします。
      ・マスクを使って合成します。
     



    [2] 星空用の画像

      ・CameraRaw で RAW現像します。
      ・星を基準に位置合わせして、加算平均します。
        ・3枚の場合は、2枚目の画像を基準に位置合わせします。
        ・DSS(DeepSkyStacker)を使うと便利です。
        ・でもこの例題ではうまくいかなかったので、Photoshop のスクロール機能で位置合わせしました。
        ・シフト操作だけで回転操作ができないので、星空の中央付近で位置合わせしています。
        ・表示を「差の絶対値」にすると作業がしやすいです。
     


      ・Photoshop のグラデーションマスクを使って、かぶり等を補正します。
      ・絵作りをします。
     



    [3] 合成

      ・地上風景用の画像の上に星空用の画像を重ねます。
      ・星空用の画像にはレイヤーマスクを適用します。
        ・マスクは、星空用の画像から作成します。
     

      ・マスクを調整して、境界付近の違和感を低減します。
      ・調整方法は以下の2つです。
        ・ぼかし
          ・スライダーを動かして効果を確認しながら適当なぼかし量を探します。
          ・場所によって適当なぼかし量が大きく違う場合があります。
            ・その場合は、マスク画像を手作業で直接ぼかしています。
          ・この操作のために、地上風景用の画像では星の軌跡をできるだけ消しておくのです。
        ・選択とマスク
          ・クリックすると別ウィンドウが開きます。
          ・グローバル調整(エッジのシフトなど)と不要なカラーの除去が効果的な場合があります。

          ・今回は、ぼかし 0.5、エッジのシフト -100、不要なカラーの除去、を選びました。
     


    境界付近の拡大 (牡鹿像の角の部分)
      (1) 地上風景用画像
      (2) 星空用画像
      (3) 星空用画像から作成したマスク → 角が太くなっています
      (4) 合成した画像で、調整をしていないもの → 角を取り巻くように筋状の線が見える
      (5) ぼかし(5.0)を適用したもの → 筋状の線がぼけて、少し目立たなくなった
      (6) 選択と調整で調整したもの → かなり目立たなくなった
     


    境界付近の拡大 (星空部分に重なった木立)
      これもかなり厄介な部分です。
      (5)と(6)は一長一短ですが、(4)よりは改善していると思います。
     


     








    コメント

    こんばんは。
    まず最初に、決して悪あがきではありませんよ。
    着実に進化されているではありませんか。

    不自然さの有無は出来栄えに大きく影響しますね。
    とても面倒なので、私は徐々にこの部分を疎かにするようになってきました(苦笑)。

    理にかなった検証を突き進めるやまねももんがさんは凄いなぁ。
    2019/07/11 8:58 PM by フーマン
    >フーマンさん、おはようございます。

    重箱の隅のような問題ですが、合成による星景写真における最大の問題点だと思っています。
    ここが解決できないので、まだ星空写真を追尾撮影する方法に踏み切れないでいます。
    いろいろやって頭を少しでも使っていないとボケてしまう年になったので、頭の体操と思って悪あがきしているのが実情です(苦笑)。
    2019/07/12 5:41 AM by やまねももんが

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