星空が好き、猫も好き

しばらく「宇宙物理学」のブログになります。
星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

<< September 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

<< この新月期は改造6Dで星景写真を撮っていました (3) | TOP | この新月期は改造6Dで星景写真を撮っていました (4) >>

2019.11.13 Wednesday

星野写真(60Da、100mm) ペルセウス座領域5

0

    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「ペルセウス座領域5」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・NGC1333 : 散光星雲(反射星雲)
      ・NGC1499 : 散光星雲(カリフォルニア星雲)
      ・IC348 : 散光星雲

      ・NGC1514 : 惑星状星雲






      撮影日時 : 2017/11/15 22:12〜  360sec×23枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+3℃

      撮影日時 : 2019/10/30 02:29〜  360sec×16枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+5℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      赤道義 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw11.4 : Raw現像
        ・DSS : コンポジット
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・StarNet++
        ・Nik Collection (Dfine 2)

      空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(BC) 5段階評価  2017/11/15
      空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/10/30



    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    この領域の主役は「カリフォルニア星雲」ではなくて、下側の分子雲と暗黒星雲が入り乱れている部分です。
    そこには幾つかの星雲があります。
    分子雲は写野の多くの領域にもくもくと存在しているようです。
    その中で近くに明るい星がある部分が散光星雲として輝いていると思われます。
    カリフォルニア星雲もそうでしょうね。
    なおカリフォルニア星雲を主役としたものは、縦構図でペルセウス座領域 (4)として撮影しています。


    撮影時に対象は天頂付近に位置していたので、かなり良い条件で撮影できたと思います。
    でもカメラのファインダーがとても覗きづらくて、構図調整に難儀しました。

    いつものように前回の撮影画像も使って処理しました。
      → 前回の撮影はこちら
    それぞれをコンポジットして、グラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
    それからは通常の処理で仕上げています。
    今回の構図調整がやや失敗してしまったので、長辺が約96%,短辺が約92%のトリミングになっています。


    構図的には複数の対象を入れるのは面白いのですが、処理はとても厄介になります。
    淡い星雲や分子雲を炙り出そうとすると、明るいカリフォルニア星雲は処理が過剰になってしまいます。
    両者の調整がどうしてもうまくいかず、最終的には淡い星雲の炙り出しはほどほどにしました。

    背景の色合いにもかなり悩みました。
    いつものようにやっていくと、青みが強く感じるのですよね。
    RGBの数値をチェックしてもそれほどでもないので、どうしてでしょう?
    最終的には青みを抑えて赤みを少し加えました。



    NGC1499(カリフォルニア星雲) (ピクセル33%表示で切り抜き)

        かなり大きくて明るい星雲です。
        アメリカのカリフォルニア半島に形が似ているそうですが、どうでしょう?
        Hα輝線で光っているので、色合い的には赤一辺倒です。
        左下の方向に淡い部分がかなり伸びています。
        右上の部分の周りには分子雲?がまとわりついています。
        分子雲?の一部が近くの明るい星に照らされて輝いているのが星雲の姿なのでしょう。
        NGC と IC とで、同じ「1499と」いう番号が付いていますが、偶然でしょうか?
     



    IC348〜NGC1333 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        切り出した領域は分子雲と暗黒星雲が入り乱れていますね。

        左寄りのところに明るい星が上下に並んでいます。
        「IC348」は、この付近の散開星団と青白っぽい反射星雲に付けられた番号のようです。
        その右側に暗い赤紫色の星雲がありますが、これには番号が無いのでしょうか?
        この星雲はとても淡くて、これ以上炙り出すのは諦めました。
        この赤紫色の星雲の上側を取り囲むように青っぽい星雲がありますが、かなり淡いです。

        右寄りの小さな青白っぽい星雲が「NGC1333」です。
        この付近の分子雲はもっと下側まで広がっているようです。
     


     








    コメント

    こんにちは。
    この写真、構図も処理もかなりマニアックですね。
    なかなかお目に掛かれない作品とお見受けしました。
    露光時間が2時間越えで長いですが、処理はそれ以上
    でしょうね。
    2019/11/15 7:02 AM by ヤマボウシ
    >ヤマボウシさん、こんにちは。

    直焦点と比べると写野が広いので、つい複数の対象を狙ってしまいます。
    でも明るさなどが大きく異なると、処理の段階で痛い目に合うのですよね。
    分かってはいるのですが、つい、、、。
    処理は一発で済めば2〜3時間で終わります。
    でも何度も何度もやり直すことが多いので、いったいどれだけかかっているやら(苦笑)。
    2019/11/15 10:55 AM by やまねももんが

    コメントする









    この記事のトラックバックURL

    トラックバック機能は終了しました。

    トラックバック

    ▲top