星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 星野写真(60Da、100mm) ケフェウス座領域3 | TOP | ようやく晴れました >>

2019.11.28 Thursday

星野写真(60Da、100mm) きりん座領域1

0

    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この 「きりん座領域1」 には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
       ・B8〜B13 : 暗黒星雲
       ・NGC1491 : 散光星雲  ※ 星座としてはペルセウス座
       ・NGC1624 : 散光星雲+散開星団  ※ 星座としてはペルセウス座

       ・NGC1528 : 散開星団  ※ 星座としてはペルセウス座







      撮影日時 : 2015/10/14 02:00〜  360sec×14枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて 気温は約+1℃

      撮影日時 : 2019/11/05 00:56〜  360sec×16枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+1℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      赤道義 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw11.4 : Raw現像
        ・Deep Sky Stacker : コンポジット
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
        ・Photosop 2020 : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・StarNet++2
        ・Nik Collection (Dfine 2)

      空の暗さ(B)、透明度(AB)、フォーカス(AB) 5段階評価  2015/10/14
      空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2019/11/05


      StellaNavigator での写野 (恒星は10.0等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    この領域は ”ペルセウス座” と ”きりん座” の境界付近です。
    ”きりん座” という星座を初めて認識しましたが、星の並びは全く分かりませんでした。

    この領域の目玉は 「暗黒星雲」 です。
    下側に散光星雲や散開星団がありますが、「ペルセウス座領域(2)」 でも撮影しています。

    秋の銀河(天の川)の中なので星がとても多く、複雑な分布をしている暗黒星雲がよく分かります。
    背景に色の分布があるようですが、色ムラなのか実在なのか判断できません。
    「NGC1491」 の右上に淡いですがやや大きい散光星雲がありますが、番号等は分かりません。


    2019年の撮影では、夜半後の天頂付近なので、撮影条件は比較的良好でした。
    でも残念ながら、空の暗さ,透明度,フォーカス調整、とすべての面で2015年の撮影には及びませんでした。


    2015年と2019年に撮影した画像を使って仕上げていますが、長辺方向は約93%,短辺方向は約96%のトリミングになっています。

    この領域は天の川の中なので、微光星で溢れかえっています。
    私の処理では星ばかりが強調されてしまうので、「StarNet++2」 を使っています。
    処理の途中で 「星を消した画像」 と 「星だけの画像」 に分けて、強調処理は 「星を消した画像」 に対してだけ行います。
    その後で 「星だけの画像」 を 「覆い焼き(リニア)・加算」 で重ねています。
    この処理方法のお陰で、全体に柔らかく仕上がったと感じています。



    暗黒星雲 B8〜B13 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        暗黒星雲は 「バーナード・カタログ」 として番号が付けられています。
        一応切り出してみましたが、あまり面白くないですね。
        暗黒星雲は100mmレンズのフル画角のほうが見ていて楽しいです。
     



    NGC1491 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        中央下寄りのあまり明るくない赤い星雲が 「NGC1491」 です。
        中央やや右寄りのところに、淡い星雲が広がっています。
        番号等は分かりませんが、やや明るい星も散らばっていて拡大撮影すると面白いかもしれません。
        左端の散開星団は 「NGC1528」 です。




    NGC1624 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        散開星団と散光星雲が重なっているようです。
        散光星雲は 「Sh2-212」 という番号が付いているようですが、とても小さいですね。












    コメント

    コメントする









    ▲top