星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
ときどき猫ブログや宇宙物理学のブログになります
星空や猫だけでなく、風景や草花などの写真を撮るのも好きです

<< January 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 女神像と大小の柄杓(ひしゃく) | TOP | 星野写真(60Da、100mm) うみへび座領域2 >>

2019.12.05 Thursday

星野写真(60Da、100mm) おおいぬ座領域1

0

    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

        2014年と2016年に撮影した画像を使って再処理してみました。
          ・2014/12/23に撮影 → こちら
          ・2016/12/07に撮影 → こちら

    この「おおいぬ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M46 : 散開星団(NGC2437、とも座)
      ・M47 : 散開星団(NGC2422、とも座)
      ・M50 : 散開星団(NGC2323、いっかくじゅう座)
      ・IC.2177 : 散光星雲(わし星雲、かもめ星雲(Seagull Nebula))
      ・NGC2359 : 散光星雲(トールのかぶと星雲(Thor's Helmet))





     
      撮影日時 : 2014/12/23 02:03〜  240sec×20枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-3℃

      撮影日時 : 2016/12/07 00:53〜  300sec×25枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-3℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw11.1 : Raw現像
        ・DSS : コンポジット
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・StarNet++
        ・Nik Collection (Dfine 2)

      空の暗さ(CD)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2014/12/23
      空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2016/12/07


    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    メシエ番号の付いている散開星団が3つもあります。
    でも所属はとも座といっかくじゅう座で、おおいぬ座ではありません。
    この領域の主役は ”わし星雲(かもめ星雲)” でしょうね。
    ”トールのかぶと星雲” も小さいですが面白い天体です。
    このように、ここはいろんな天体が集まっていて、なかなか楽しい領域です。


    2016年の撮影では、2014年の撮影と比べると空の状態も良くて、たっぷり露光しています。
    でも残念ながら、結果はあまり差がないように思えます。
    おおいぬ座付近は、何度撮影しても処理が難航します。
    色合いとしてはシアン系が強いように思われ、どうも苦手です。

    そこで、この2回分の画像を使って再処理してみました。
    それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせてコンポジットしています。
    それぞれの構図がずれていたので、長辺方向も短辺方向も約97%のトリミングになっています。

    この領域は天の川の中なので、微光星で溢れかえっています。
    私の処理では星ばかりが強調されてしまうので、「StarNet++」を使っています。
    処理の途中で「星を消した画像」と「星だけの画像」に分けて、強調処理は主に「星を消した画像」に対してだけ行います。
    その後で「星だけの画像」を「覆い焼き(リニア)・加算」で重ねています。
    その結果、全体に柔らかく仕上がったと感じています。


    わし星雲(かもめ星雲)は全体的にのっぺりしていて、どのように仕上げていいのか悩みますね。
    散開星団との両立も悩ましいです。
    今回も星雲を主体に仕上げたので、散開星団にとってはやり過ぎになっていますね。



    M46、M47 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        比較的大きな散開星団が仲良く並んでいます。
        それぞれにオレンジ色の星を従えているのも面白いです。
        星座としてはとも座に位置しています。
        左側の「M46」の中には小さな「惑星状星雲(NGC2438)」があるのですが、、、。
        ピクセル等倍で切り出してみましたが、ほとんど分かりませんね(涙)。
     





    M50 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        星座としてはいっかくじゅう座に位置しています。
        構図の問題で隅のほうに追いやられてしまいました。
        申し訳ないです。
     



    IC2177 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        とても大きな散光星雲で、淡い部分が周囲に大きく広がっていますね。
        日本では「わし星雲」と呼ばれていますが、
        英語では「Seagul nebula (かもめ星雲)」の愛称があります。
        夏の天の川の中心部にあるM16も「わし星雲」と呼ばれているので紛らわしいです。
     



    NGC2359 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        形も色もとても面白い星雲ですが、私の画像では形が分かりますでしょうか。
        「トールの兜」というのは西洋の兜で、マイティハーキュリーというアメリカ?のTVアニメを
        思い出します。
        時計と反対方向に90度回転させると兜の姿になるようです。
        色がとてもきれいな星雲ですね。
     


     








    コメント

    おおいぬ座の天の川の中には小宇宙があるのですよね。淡いために10cmでは確認程度ですが、45cmだとはっきりわかります。ももんがさんの写真は対象天体の位置と見え方の確認のためによく使わせてもらってます!
    2019/12/09 12:58 PM by 北杜の犬
    >北杜の犬さん、こんばんは。

    この領域は、大きな散開星団が並んでいたり、大きな星雲や色の綺麗な星雲があったりと、なかなか華やかですね。
    ファインディング・チャートなどとして使ってもらえると嬉しいです。
    2019/12/10 3:17 AM by やまねももんが

    コメントする









    この記事のトラックバックURL

    トラックバック機能は終了しました。

    トラックバック

    ▲top