星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2020.01.28 Tuesday

星野写真(60Da、100mm) きりん座領域3

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「きりん座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・NGC2403 : 渦巻き銀河 (Caldwell Object C07)





     
      撮影日時 : 2017/02/04 01:44〜  360sec×17枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約−8℃

      撮影日時 : 2020/01/20 23:22〜  360sec×19枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約ー2℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw12.1 : Raw現像
        ・DeepSkyStacker : コンポジット
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・FlatAidePro : シェーディング補正
        ・StarNet++
        ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2、Dfine 2)

      空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2017/02/04
      空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価  2020/01/20


    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    この領域は、きりん座とおおぐま座の境界付近で、左下の明るい星はおおぐまの鼻先?にあたる星です。
    主役は「NGC2403」という比較的大きな渦巻き銀河です。

    中心部の腕は比較的明るいものの、周辺部の腕はかなり淡いとのことで、たっぷり露光してみました。
    試写画像を裏面モニターで見たときに、広がりを持った天体だということは一目で分かりました。
    でも比較的大きいと言っても、系外銀河を100mmで狙うのはやはり無理がありますね。

    この銀河は、エドウィン・ハッブルが宇宙膨張則 (ハッブルの法則) を発見したときに観測した銀河の一つだそうです。
    また出典によっては棒渦巻銀河と分類しているものもあり、どうも渦巻銀河と棒渦巻銀河の中間の形状のようです。

    丸で囲ったところに分子雲らしきものがあります。
    左側のものは暗黒星雲を伴っているように見えます。


    星空は多少明るく感じられましたが、写野の地平高度が高かったので、写りはまあまあだと思います。
    カメラのファインダーがとても覗き難くて、構図調整にかなり時間がかかってしまいました。

    前回の撮影画像も使って処理しました。
      → 前回の撮影はこちら
    それぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施してから、明るさを合わせて加算平均しています。
    それからは通常の処理で仕上げています。
    やはり構図のずれが大きくて、長辺方向が約94%、短辺方向が約89%のトリミングになってしまいました。

    系外銀河と分子雲?の両方を狙ったので、処理は面倒でした。
    まず通常通りに、デジタル現像で諧調を切り出してからシェーディング補正を行います。
    次に StarNet++ を使って、「分子雲」と「その他(星と系外銀河)」に分けます。
    星消し画像には系外銀河が含まれていたので、消去しました。
    星と系外銀河の画像は、元画像からその画像を引き算して作ります。
    分子雲を炙り出してから、星と系外銀河の画像を「覆い焼き(リニア)・加算」で重ねて、全体の処理を続けます。

    この領域の分子雲らしきものは非常に淡いので、ここまで炙り出すのが精一杯でした。



    NGC2403 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        さんかく座の銀河M33と姿が似ているそうですが、私の写真ではよく分かりませんね。
        広がりは表現できるのですが、腕の構造までは難しいです。
        銀河中心核の両側に2つの恒星(私たちの天の川銀河の星です)が重なっているのが面白いです。
     


     








    コメント

    NGC2403の拡大画像を白黒にさせたら、40年前に使った(今も所蔵)藤井旭の”全天 星雲星団ガイドブック”の写真に似てるのでは、と懐かしく感じました。
    2020/01/30 9:40 AM by 北杜の犬
    >北杜の犬さん、こんばんは。

    その頃の本には「系外星雲」と書かれていたと思います。
    アンドロメダ銀河もつい最近まで私はアンドロメダ大星雲と呼んでいました。
    2020/01/31 3:00 AM by やまねももんが

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