星空が好き、猫も好き

しばらく「宇宙物理学」のブログになります。
星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

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2020.04.13 Monday

星野写真(60Da、100mm) さそり座領域2

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


    この「さそり座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・M4(NGC6127) : 球状星  → さそり座領域(1)
      ・M19(NGC6273) : 球状星団
      ・M62(NGC6266) : 球状星団
      ・IC4603 : 散光星雲 → さそり座領域(1)
      ・IC4604 : 反射星雲 → さそり座領域(1)
      ・IC4605 : 反射星雲 → さそり座領域(1)

      ・B : 暗黒星雲(Barnard Catalogue)
      ・Sh : 散光星雲(Sharpless Catalogue)





     
      撮影日時 : 2014/04/07 01:19〜  240sec×13枚 + 60sec×8枚
      撮影場所 : 長野県・富士見高原にて 気温は約−5℃

      撮影日時 : 2020/03/25 02:34〜  120sec×31枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約−5℃

      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      赤道儀 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw12.2 : Raw現像
        ・DeepSkyStacker : コンポジット
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
        ・Nik Collection (Dfine 2)

      空の暗さ(CD)、透明度(C)、フォーカス(B) 5段階評価  2014/04/07
      空の暗さ(E-)、透明度(CD)、フォーカス(CB) 5段階評価  2020/02/23


    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



    ”アンタレス” 付近は赤黄青といろいろな色の星雲が重なっていて、「カラフルタウン」と呼ばれています。

    「さそり座領域1」では、このカラフルタウンを主対象として縦構図にしています。
    「さそり座領域2」では、横構図にして球状星団の「M19」と「M62」も入れています。
    左下には夏の銀河(天の川)の濃い部分が少し見えています。

    前回撮影したのはもう6年も前になるので、久しぶりに撮影しようと思い立ちました。
      → 前回はこちら
    でも南側の低空は思った以上に明るかったです。
    2分の露光で、ヒストグラムのピークは中央付近までいってしまうほどです。
    一瞬躊躇したのですが、ダメ元で撮影に踏み切りました。

    前回の撮影画像も使って処理しました。
    まずそれぞれをコンポジットしてグラデーションマスクを使ったかぶり補正を施します。
    それらを、今回は明るさだけでなくコントラストも合わせてからコンポジットしました。
    それからは通常の処理で仕上げています。
    構図はどうしてもズレてしまうので、長辺方向が約95%、短辺方向が約96%のトリミングになっています。

    処理のほとんどはかぶり補正です。
    最初にしっかりやったつもりでも、何度も追加の補正をしなければなりません。
    でも、補正をしているのか、作りこんでいるのか、訳がわからなくなってしまいますね。

    今回はコントラスト強調は抑えめにしました。
    でもカラフルさの誘惑には勝てませんでした(苦笑)。

    この領域には球状星団が3つあるので、それらを切り出して並べています。
    今回はフォーカス調整にやや難があったので、星のシャープさが前回よりも見劣りがします。
    でも総露光時間がだいぶ伸びたので、星雲のざらつきは低減できたかなと思っています。



    M4、M19、M62 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        3つの球状星団を並べてみました。
        天の川や星雲と重なっているので、少し暗くしてあります。
        中心部が潰れてしまって、つぶつぶ感が無いのが恥ずかしいです。

        「M4」は大きいですが、ちょっと疎らという感じがします。
        「M19」と「M62」は小さくて、しかも周りが星だらけの領域なので、あまり目立ちませんね。
     




    3つの領域の画像を Photoshop の photomerge でモザイク合成してみました。
      ・さそり座領域1 : 撮影は 2014.04.05/2018.05.19  → こちら
      ・さそり座領域2 : 撮影は 2014.04.07/2020.03.25
      ・へびつかい座領域6 : 撮影は 2015.05.13/2019.05.29  → こちら

    相対的に星像が小さくなって、良い感じになりますね。




     








    コメント

    相変わらず透明感のある美しい作品ですね。標高2000mで撮ったさそり付近の天の川の画像がありますので、次回勉強会で処理の仕方を教えてください。ノーマルカメラですが、ここまで星雲が出るでしょうか?
    2020/04/16 11:50 AM by 北杜の犬
    >北杜の犬さん、こんにちは。

    ノーマルカメラだと赤い星雲は厳しいかもしれませんが、透明度の良い星空で撮影したものは青い星雲はよく出るのではないでしょうか?
    処理は1にも2にもカブリ補正ですね。
    この作例では、フラット補正を含めたかぶり補正に全処理の3/4以上の労力を使っています。
    2020/04/16 5:09 PM by やまねももんが

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