星空が好き、猫も好き

しばらく「宇宙物理学」のブログになります。
星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

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2012.02.21 Tuesday

昨日のガラッド彗星

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    昨日のガラッド彗星です。

    山梨県北杜市のみずがき湖で撮影しました。
    一晩中快晴で、−13℃あたりまで冷え込んで、とても寒かったです。
    デジタルカメラのノイズにとっては良いことなんですが、体に堪えますね。

    赤道儀はEM10で、追尾はノータッチガイドです。
    また望遠レンズのフォーカスは、ベガを使ってオートフォーカスで合わせました。



     2012/02/19 03:16  EF200mm F2.8→2.8  ガイド撮影(60秒)
     4枚をコンポジット  フラット補正(元画像を使用)
     EOS 5DMark2 RAW、ISO1600  山梨県・北杜市・みずがき湖にて



    トリミング : 50%×50%



    夜半後にずっと見えるようになって、いつでも撮影できると思っていたのに、今年になってやっと2回目です。
    彗星は ”りゅう座” にいて、撮影時での地平高度は50度を超えています。
    7×42の双眼鏡で、見えるような見えないような、、、。

    尾が淡いので、強いコントラスト強調を行い、明るめに仕上げました。

    とても変な姿ですね。
    下に伸びているのがダストの尾で、上に伸びているのがイオンの尾のようです。

    [追記]  2012.02.22
      上に伸びているのは、ダスト?のアンチテイルのようです。
      イオンの尾は淡くて写っていないようです。
      ブログ友達のまっちゃんさんに教えて頂きました。  → ブログはこちら

    地球に最も近づくのが3/5で、3月以降は光度は低下していくようです。
    だから、今が旬ということですね。



    彗星の動きが早いです。
    3:17と3:31に撮影した2枚の画像を重ねてみました。
    等倍で切り出した画像を下に示しますが、彗星が左上へ移動しているのが分かります。




    画像処理は以下のように行いました。
    処理はCameraRaw6とPhotoShopCS5で行っています。


    Raw現像は、ホワイトバランス調整,レンズ補正,ノイズ低減だけを行なって、コントラスト強調等は行なっていません。
    なお、ダーク減算は長秒時露光のノイズ低減をオンにして、撮影時にカメラ内で行なっています。

    そして、3:17から3:24の間に撮影した4枚の画像を恒星基準でコンポジットしました。



    次に、レベル調整でコントラスト強調を行ないます。



    彗星の尾が浮かび上がってきました。



    しかし、レンズの周辺減光や街明かり等の影響が目立ってきます。
    そこで、この画像を使ってフラット補正を行なっていきます。

    そのためにフラットフレームを作ります。
    星や彗星は背景よりも明るいので、それをできるだけ削り取ります。
    背景は中央付近が明るくて、レベルの最大値は50程度です。
    そこで、明るさを+100,+100,−100,−100と4回処理します。
    ここで、従来方式を使用にチェックをいれておくことが必要です。




    次に、明るい(大きな)星や彗星などの明るい部分を、スタンプツールで近くの背景をコピペしていきます。
    スタンプツールの設定は、直径200px,堅さ15%にしました。



    次に、ぼかし(ガウス)で少しぼかします。
    設定は半径20pxにしました。
    これでフラットフレームが出来ました。



    画像操作でフラットフレームを引き算します。
        ・元の画像はフラットフレームです。
        ・ターゲットはフラット補正する画像です。
        ・オフセットには、フラットフレームの明るさの平均値(この場合は40)を設定します。



    これでフラット補正が完了しました。
    この後で、CameraRaw6で、ノイズ低減,色かぶり補正,明るさ調整,彩度調整の微調整を行なっています。









    コメント

     この寒さの中、山梨まで行かれて夜遊び、失礼、撮影されたのですね。若いですねぇ(笑
     でもこんな写真が撮れれば、大満足ですよね。まさに今しか撮れない写真ですし。数年後に、『○年前のガラッド彗星』とブログを飾るはずです。そのときに、「あぁ、あのときの」とコメントするのが私の夢です(笑
     しっかり尾まで写っている、というか、あぶりだしていますね。さすがです。
     画像処理、勉強になります。もし、複数タグがつけられるなら、「天文写真 撮影と後処理」のジャンルにも入れて欲しい記事ですね。
    2012/02/21 10:24 AM by 阪神ファンいっこう
    おはようございます。
    ガラッド彗星は不思議な形に見える彗星ですね。
    もちろん単に彗星と地球の位置関係の問題だけかもしれませんが、一度きりしか見えない彗星なので、彗星の個性がとても印象に残ります。

    19日夜もガラッド彗星を撮りたかったんですが、焦点距離の長めの鏡筒しか持って行かなかったので諦めました。
    2012/02/21 10:33 AM by さとう
    >阪神ファンいっこうさん、こんにちは。

    はい、夜遊びです。
    今年の冬の冷え込みは厳しいですね。
    この写真を撮った時は−13℃でした。
    でも、冷え込むときほどきれいな星空写真が撮れるような気がします。

    JUGEMはカテゴリーが一つしか設定できないのですよね。
    2012/02/21 11:00 AM by やまねももんが
    >さとうさん、こんにちは。

    仰るように位置関係のためでしょうが、本当に不思議な姿ですね。
    串団子みたいです。
    イオンの尾がシャープに伸びていないように見えるのも一因でしょうか。

    一晩であれもこれも撮るのは難しいですね。
    私も星景写真と彗星のガイド撮影の両方をやり出すと、両方共に中途半端になってしまうのを感じています。
    でも出かけると、あれもこれも撮りたくなってしまうのですよね。

    2012/02/21 11:10 AM by やまねももんが
    やまねももんが式フラット補正キター!
    なるほどー、という感じです。やってみます。

    私も先日ガラッド彗星を撮影しましたが、失敗しました。後でブログ記事にします。
    2012/02/21 1:36 PM by まるこう
    >まるこうさん、こんにちは。

    フラット補正がうまくいくと、星空写真は見違えるようになりますね。
    今までは処理前にやっていたのですが、今回は処理後にやってみました。

    元画像を使う方法は、大きな面積を持った天体があるとうまく出来ない場合が多いです。
    今回のような程度なら何とかなります。
    もっとスマートな方法が良いのでしょうが、思いつかないのですよね。

    2012/02/21 3:20 PM by やまねももんが
    こんばんは。

    ガラッド彗星、こちらでは天候が悪くなかなか見るチャンスがありません。
    2本の尾は、いわゆるアンチテイルですね。
    彗星と地球の位置関係によるものですが、面白い姿ですね。
    眼視で見ると、どのような姿に見えるのか(アンチテイルがちゃんと見えるのか)興味があります。
    これからは夜半に見えるようになるので、これまでよりは見える機会が増えるかなと期待しています。
    最近の天候は、明け方は必ず曇りか雪なので…。
    2012/02/21 9:00 PM by まっちゃん
    >まっちゃんさん、こんばんは。

    上に伸びているのは、ダストのアンチテイルなのですね。
    方向からしてイオンの尾と思ったのですが、形状が変だなあと感じていました。
    イオンの尾は淡くて写っていないのかなあ。

    それにしても変わった姿です。
    そちらも晴れるといいですね。
    2012/02/21 9:31 PM by やまねももんが

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