星空が好き、猫も好き

しばらく「宇宙物理学」のブログになります。
星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

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2011.04.25 Monday

ブラッドフィールド彗星 (2004.04.25) デジタルカメラの威力を思い知らされました

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    Bradfield 彗星(C/2004F4)


    7年前のことです。

    オーストラリアのブラッドフィールドさんによって発見された彗星は、近日点通過後に明け方の東の空で、思いがけずにとても長い尾を伸ばしました。
    近日点通過は4月17日で、太陽に0.17AUまで近づきました。

    この彗星のニュースを知ったのは4/13でした。
    地平高度が高くなって見やすくなるのを待っていると、どんどん暗くなってしまいます。

    4/25の早朝は天気も良さそうだし、リニア彗星(C/2002T7)と一緒に見えるかもしれないので、出かけました。




     2004/4/25  3:46  EF16-35mm(25mm) F2.8→2.8  露出60秒
     EOS Kiss Digital RAW、ISO-400  山梨県 高根町


    Bradfield 彗星(C/2004F4)と LINEAR 彗星(C/2002T7)を双眼鏡で探しましたが、両方共に全く分かりません。
    もう天文薄明が始まっています。
    やはり地平高度が低い(日の出1時間前で10度以下)のが致命的なのでしょうか?

    とにかくデジタル一眼レフカメラで撮影をして液晶モニタを見ました。
    すると、垂直方向に伸びる光のすじのようなものが見えます。
    まさか、彗星の尾??

    位置からするとBradfield 彗星(2004F4)です。
    地平高度は5度程度のはずで、まだ頭部は現れていません。




     2004/4/25  3:49  EF16-35mm(25mm) F2.8→2.8  露出60秒
     EOS Kiss Digital RAW、ISO-400  山梨県 高根町


    上の写真から3分後です。
    彗星の頭部が現れました。
    写っていたのは、本当に彗星の尾だったのです。

    この場所は暗さの点では不満がありますが、視界が非常に良くてさらに中央道の長坂ICから10分ほどなので、とても気に入っています。

    画像をPCで拡大してじっくりと見ると、LINEAR 彗星(C/2002T7)もかすかに写っていました。
    でも、ブログでお見せする写真ではとても分かりません。




     2004/4/25  3:53  EF100mm F2.8→2.8  露出58秒
     EOS Kiss Digital RAW、ISO-400  山梨県 高根町


    中望遠レンズで撮影したら、はっきりと彗星の尾だと分かりました。
    ダストの尾が10度近くも伸びています。
    こんな立派な尾が成長しているなんて夢にも思わなかったです。
    本当に彗星は見てみるまで分からないものです。




     2004/4/25  3:59  EF100mm F2.8→2.8  露出58秒
     EOS Kiss Digital RAW、ISO-400  山梨県 高根町


    上の写真では尾が切れているようなので、カメラを縦位置に変えて、などとやっていたら、空がどんどん明るくなってきてしまいました。
    日の出1時間前です。

    東の空がもっと暗い場所だったら、双眼鏡で尾が見えたのでしょうか?

    でも、この時期にしては珍しいほど、低空まで晴れ渡った朝でした。




     2004/04/25 4:08  EF16-35mm(16mm) F2.8→2.8  固定撮影(28秒)
     EOS Kiss Digital RAW、ISO-400  山梨県 高根町


    あと50分ほどで日の出です。
    ”Bradfield彗星” の撮影を終えて、八ヶ岳を見たら、”北斗七星” がだいぶ低くなっていました。

    だいぶ冷え込んだので、ハウス(花を栽培している)では徹夜の作業だったのでしょうか?


    結局この日は双眼鏡では確認できなかったので、デジタル一眼レフカメラを使っていなければ撮影しなかったでしょう。
    デジタル一眼レフカメラの威力をまざまざと思い知らされました。
    このカメラは、猫のごん太を撮るために買ったものですが、昨年あたりから星空もちょこちょこと撮っていました。

    それにしても、小さな液晶モニターで淡い彗星の尾がよく見えたなあ。
    1.8型で11.8万画素と、最近のカメラ(3.0型で92万画素)と比べると本当に小さいですねえ。

    私は一時期、CMOSセンサという固体撮像デバイスの開発を担当していたことがあります。
    ゼロからスタートして、30万画素(640×480)に可変ゲインアンプとADコンバータを1チップに搭載して絵を出すところまでたどり着きました。
    でも、CCDの開発を担当している人からは、CMOSセンサの画質に関して散々言われたものです。

    そんな私でも、デジタル一眼レフカメラの画質の向上には驚いています。
    こんなにも早く、フィルムカメラを蹴散らすとは思ってもみませんでした。
    さらに、キャノンがCMOSセンサをここまで育てたのには敬意を評しています。









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