星空が好き、猫も好き

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2012.10.12 Friday

5DMark2での高ISO感度設定の検討

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    星景写真では、従来から主に以下の露光条件で撮影していました。
      レンズの絞り : 2.8、 ISO感度 : 3200、 露光時間 : 20-30秒

    しかし最近では、この露光条件では背景がかなり暗くなってしまうことが多くなりました。
    幾つかの要因が考えられます。
      (1)以前より夜空の暗い場所で撮影することが多くなりました。
      (2)以前より背景を明るめに調整するようになりました。
      (3)ディフュージョンフィルターを常用しています。


    先日ご紹介した写真で、説明していきます。

    下の画像は、Raw現像において明るさの調整を行なわない場合です。
    背景がかなり暗くなってしまいましたね。
    下にヒストグラムを示します。


     2012/09/26 02:19  EF24mm F1.4→2.5  固定撮影(20秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
     EOS 5DMark2 RAW、ISO3200  長野県・海ノ口にて






    そこで、Raw現像時に明るさの調整を行なっています。
    この例題では、「明るさ」のパラメータを+60にしました。
    下にヒストグラムを示しますが、これでも私の写真としては背景は暗いほうです。
    画像の中央付近での数値が50-60程度になるように調整することが多いです。






    明るさを変えるには、別の方法もあります。
    これは、「露光量」のパラメータを+1.2にしたものです。
    ヒストグラムを見ると、上の場合とほぼ同じになっています。
    これは、背景だけを考えると、露光を2倍ぐらいにしなければならないということを意味しています。





    ところで、「明るさ」での調節と「露光量」での調節とで、ほとんど同じ結果になってしまいました。
    私は以下のように考えていたのですが、違うのでしょうか?
      ・「明るさ」ではトーンカーブの形を変える(つまりガンマ値を変える)。
      ・「露光量」ではトーンカーブは直線のままで傾きを変える。



    今回、ISO感度を6400にして撮影してみました。
    さらに明るさを揃えるために、「露光量」を+0.2にしています。
    ISO3200で撮影したものとほとんど同じような画像が得られたので、ちょっと驚きました。







    ISO感度を変えて撮影した画像に対して、「露光量」を調節して同じような明るさにしたものを比較してみました。
    左下のほうのノイズが目立ちやすい部分をピクセル等倍で切り出しました。



    ノイズ(ざらつき感)に関しては、ほとんど差が見られません。
    これはCameraRawのノイズ低減機能によるところも大きいと思います。
    使用したパラメータを示します。



    参考までに、ノイズ低減処理を行わない場合を下に示します。
    低ISO感度でのノイズ減少と、明るさ補正によるノイズ増大が、ほぼ打ち消しあっているようですね。
    なお、この時の気温は5〜10℃でした。




    以上のようにISO6400は十分に使えることが分かりました。
    でも、一方でISO3200で撮影したものをRaw現像時に「明るさ」や「露光量」を調整しても結果はほとんど変わりませんでした。
    うう〜ん、これはちょっと悩ましい結果ですねえ。
    たぶん、これからもISO3200で撮影すると思います。


    話は変わりますが、お気付きのかたもあるかと思いますが、木々の部分や左端が赤っぽくなっています。
    画像の周辺部分でよくこの症状が出ます。
    前から気になっていたのですが、この作例ではかなり目立っています。
    いろいろと実験をしているのですが、まだまだトンネルの出口が見えてきません。
    何か分かってきたら、また記事にしたいと思っています。









    コメント

    おはようございます。
    とても為になるお話です。暗い夜空で撮影するが故の、贅沢な悩みですね。
    四隅の赤っぽいのも、星景で暗い景色(主に森のような闇の景色)を入れた時に私もなります。レンズの周辺何とか(言葉忘れました)と、センサーの関係かなと思っていますが、ももんがさんの検証待ちということで期待しております。
    本日、夜空は絶好調の予報です。今度こそ出掛けてみようと意気込んでいる次第です。
    2012/10/12 7:11 AM by 温泉日和
    >温泉日和さん、おはようございます。

    はい、暗い夜空を追い求めた故の贅沢な悩みだと思います。
    周辺が暗くなるのは仕方がないと思うのですが、それが赤っぽくなるのは嫌ですねえ。
    これの検証はかなり厄介なので、期待しないで下さいね(苦笑)。

    今夜は天気が良さそうなので、成果を期待していますよ。
    私は出かけられるかどうか微妙な状況です。
    2012/10/12 9:06 AM by やまねももんが
    露光量と明るさの関係は多分あっていると思います。
    明るさではガンマ値は変化しますが、露光量では変化しないはずです。
    あくまでも個人的感想ですが、感度を上げても変化するのはダイナミックレンジが狭くなるくらいで、ハイライトとシャドウしかないといっていい星景写真では弊害は少ないと思います。
    露光量は元々撮影時に露光を増やしたように見えるようにするコマンドですから、それを使って同じように補正すると得られる画像は同じになるのは自然だと思います。

    周辺部の色合いに関しては何ともいえませんね・・・私ならレイヤーマスクで補正しますね。慣れると簡単ですし、応用も効きやすいですよ。
    2012/10/12 2:56 PM by hana
    >hanaさん、こんにちは。

    コメント、ありがとうございます。
    仰るように多くの星景写真では、ハイライトとシャドウしかなくて、中間調はほとんど無いですね。
    だから「明るさ」で調整しても「露光量」で調整してもほとんど差が見られないのですね。

    周辺部の色合いは、ニコンのカメラでは気になりませんか?
    少し理由を調べて、今後は補正しようと思っています。
    2012/10/12 3:42 PM by やまねももんが
    そうそう、私も、「最近やまねももんがさんの写真の背景が暗い・・」
    と気がついていましたよ。好みが変わったのかなぁ・・、と思っていました。

    赤いのはなんでしょうね。
    2012/10/13 11:12 PM by まるこう
    >まるこうさん、おはようございます。

    昔はノイズを目立たせないようにすることもあって、かなり暗く調整していました。
    最近はノイズの問題もかなりクリアできてきたので、明るめに調整するようになりましたね。
    でも以前よりも暗い場所で撮影するようになったので、、、。
    気付いておられましたか。

    赤いのはまだよく分からないのですよ。
    2012/10/14 5:15 AM by やまねももんが

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