星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2012.12.16 Sunday

ふたご座流星群2012 (2)

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    12/13の晩に、ふたご座流星群の撮影に出かけました。
    場所は山梨県北杜市の高根町です。

    今日は2台目のカメラでの写真をご紹介します。


    赤道儀にカメラを載せて追尾撮影し、流星の写った22コマを比較明合成しました。
    1枚の露光時間は30秒です。

    インターバルタイマーを使って、29秒の露光+1秒のインターバルでの連続撮影をするつもりでした。
    ところが、カメラの設定がBULBではなくて30秒の露光になっていました。
    構図確認等の試し撮りの設定を変更せずに撮影してしまったようです。
    その結果、30秒の露光+30秒のインターバルになってしまったようです。
    うう〜ん、どうしてそうなるのだろう?

      カメラ及び設定
        ・60Da
        ・JPEG
        ・WBは太陽光(5200K)
        ・ISO3200
        ・露光時間は30秒 (インターバルは30秒)

      レンズ
        ・AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G → 14mm、F2.8で使用

      後処理(CameraRaw6)
        ・ノイズ低減
        ・周辺減光補正
      後処理(PhotoshopCS5)
        ・コントラスト強調
        ・明るさ調整
        ・色合い調整





    思ったよりも流星がたくさん写りましたね。
    ほぼ狙い通りの写真が出来て、昨年のリベンジができました。

    比較的明るい流星も写ったし、輻射点(今は放射点と言うのかな?)も分かりますね。

    でも、設定のミスが惜しかったですねえ。
    計算では、この2倍の流星が写ったはずですから。

    2001年のしし座流星群の時に、この撮影機材と処理方法があったら、凄い写真が撮れたでしょうね。
     



    [比較明合成の変則技?]

    撮影時間が長くなると、背景の色合いや街明かりによるカブリの影響が変化していきます。
    そのまま比較明合成すると、背景は一番明るい画像で決まってしまいます。
    また、多くの画像を合成すると、ノイズ等のばらつきによって背景がだんだん明るくなってしまいます。

    今回もそうでした。
    夜空の色合いがだんだんと赤っぽくなり、またオリオン座やおおいぬ座の高度が低くなってカブリが大きくなっていきました。

    そこで、今回は手間はかかりますが、次のような方法で合成しました。

    まず、背景に使う画像を選択します。
    流星の写っている画像から、投げ縄ツールを使って、流星を取り囲むように選択します。
    コピーして、背景の画像に貼り付けます。
       Photoshopでは、ペーストするとレイヤーが出来ます。
    貼り付けた画像(流星)のレイヤーは比較(明)に設定します。
    貼り付けた画像の位置を合わせます。
       レイヤーは比較(明)にしているので、背景の画像も見えて作業が楽です。
    貼り付けた画像の星空部分を、背景に使った画像の星空部分より少しだけ暗くします。
       色カブリが激しい場合は、単純な明るさだけでなくて、RGB個々の成分を暗くする必要があります。
       この場合は、貼り付けた画像のレイヤーに直接操作を加えます。
          状況に応じて、明るさ補正,レベル補正,トーンカーブ,カラーバランス等のコマンドを使います。
       この時は、貼り付けた画像のレイヤーを通常にしておくと、周辺との比較がしやすいです。
    この操作を繰り返し、流星のレイヤーを比較(明)のまま、最後にレイヤーを結合して出来上がりです。


     








    コメント

    おはようございます。
    これはまた素晴らしいですね、教科書に「流星群の輻射点」として載せたいくらいの出来栄えですよ、この写真。
    2012/12/16 8:47 AM by さとう
    >さとうさん、おはようございます。

    ありがとうございます。
    今回は、これを是非やりたかったのです。
    明るい流星がある程度流れないと駄目ですからね。
    寒さを我慢して頑張った甲斐がありました。

    2012/12/16 9:27 AM by やまねももんが
    お〜!、すばらしいですね。
    これやりたかったけど、赤道儀出すのが面倒で挫折しました。

    で、撮影の設定ですが、インターバル使わずに30秒の連射にしてレリーズロックしたほうが早いですよ。
    Canonはメモリーカード化電池が尽きるまで連射で撮影してくれます。
    2012/12/16 10:16 AM by asuka
    >asukaさん、こんにちは。

    ありがとうございます。
    これは是非やってみたかったので、うまくいって嬉しいです。

    設定はどちらにしようか迷ったのですが、連写はやったことがなかったのでインターバルを使いました。
    でも、30秒露光ならば連写のほうが間違いがなくて良いですね。
    2012/12/16 12:18 PM by やまねももんが
    こんにちは。輻射点がよくわかりますね。素晴らしいです。
    私は、仕事があったので行きませんでした。
    ちょっと残念です。
    2012/12/16 12:33 PM by kanoyan
    >kanoyanさん、こんにちは。

    ありがとうございます。
    今年のふたご群は活動が活発で、たくさんの流星が見れました。
    でもとても寒かったですよ。
    2012/12/16 12:48 PM by やまねももんが
    これは、凄いです!
    頭上から降り注いでいる感じです。
    こういうのを見たかったですね〜。
    30秒インターバルが無かった時を想像してみましたが、流星だらけで星座が霞んでしまうのでは?怪我の功名と思いましょうよ。
    さとうさんの”教科書的な出来栄え”に同感です。輻射点から飛び出すんだって、実感できますね。
    2012/12/16 1:48 PM by 温泉日和
    >温泉日和さん、こんにちは。

    昨年のふたご座流星群もこれを狙ったのですが、レンズがすぐに曇ってしまって駄目でした。
    だから、今年は何としても成功したかったです。

    皮算用で流星数が2倍になれば、もっと凄いのができたはずです。
    背景用に、ディフュージョンフィルターを使ったものを撮っておけば良かったですかね。
    2012/12/16 2:03 PM by やまねももんが
    これは素晴らしいですね!私もこんな写真を撮影したかったなぁ・・・。13日に遠征できたら良かったのですが、後の祭りですね。
    是非誌面で拝見したいです、天文誌はともかく、天文年鑑やビクセンカレンダーでも十分行けるレベルですよ!!
    2012/12/16 6:45 PM by hana
    >hanaさん、こんばんは。

    ありがとうございます。
    2001年のしし座流星群のときはフィルムでやったのですが、デジイチで是非やってみたかったのです。
    設定ミスがあったのですが、それでも思った以上に流星が写っていました。
    単純に比較明合成すると、流星がだんだん目立たなくなってしまうので、記事に書いた変則技で一つ一つ貼り付けました。
    2012/12/16 7:28 PM by やまねももんが
    やまねももんがさん

    具体的な画像合成のノウハウを公開して下さってありがとうございます。早速、参考にさせていただきました!!
    真ん中を斜めに天の川が横切り、オリオン座が全部入った上で放射状に流星が入る構図は、完璧ですね!!
    2012/12/16 11:58 PM by Nikon 8cm
    す、すごい!! かっこいい!!
    こんなことができるんだ!!
    早く教えて下さいよ!!

    合成方法も目からウロコです。

    2012/12/17 1:12 AM by まるこう
    >Nikon 8cmさん、おはようございます。

    Nikon 8cmさんの写真も、流星が引き立ちましたね。
    固定撮影では、そのまま比較明合成すると流星が星に埋もれてしまいますからね。

    構図は、冬の大三角とふたごを入れようと思っていて、あとは現地で決めました。
    結構うまくいったようで良かったです。
    2012/12/17 5:44 AM by やまねももんが
    >まるこうさん、おはようございます。

    かっこいいでしょう。
    昨年も狙ったのですが、月があったりレンズが曇ってしまって駄目でした。
    だから今年は何としてもやりたかったです。
    思った以上に流星が写っていたので、満足していますよ。
    合成方法は苦肉の策です。
    2012/12/17 5:48 AM by やまねももんが
    おはようございます。
    しのい。スタートレックも真っ青ですね。
    良い写真を見ると惚れ惚れするし、みなさんのコメントも勉強なります。
    ギャグばっかり考えてんと頑張ろう!!
    2012/12/17 8:23 AM by 山口のじぃ
    >山口のじぃ様、おはようございます。

    スタートレックのワープ航法ですね。
    2001年のしし座流星群の時は、輻射点方向を見てると、肉眼でもこんな感じに見えましたよ。
    あれから10年ちょっとが経って、機材や処理方法が進化して、このような写真が撮れるようになりました。
    感無量です。
    ギャグも好きですよ。
    2012/12/17 9:30 AM by やまねももんが
    こんにちは。
    私もこれしたかったです。 う〜ん極大日だったらできたでしょうか。
    22枚ですが、この構図で撮られた総枚数はどのくらいですか?

    投げ輪ツールでの方法、目からウロコです。
    私も合成すると空の明るさに消えた流星がありました。
    「仕方ないか」と諦めましたが、これなら生かせますね。
    ディフュージョンフィルターの背景ほんとに撮っておけばよかったですね。 ではまた来年リベンジを。
    2012/12/17 11:25 AM by かたくちいわし
     すごい!
     苦労してでもこの撮影地に行く価値はありますね!
     これは何かの賞に応募するレベルですよ! ぜひ!

     こんな写真が撮りたい!
     こんな写真見せられたら、ポタ赤が欲しくなっちゃうじゃないですか。
     日曜日の朝、某所に出かける前にこの写真を見たのが運のつき……。ゴニョゴニヨ……(以下略)
    2012/12/17 11:36 AM by 阪神ファンいっこう
    >かたくちいわしさん、こんにちは。

    この日だったら、そちらでも出来たと思いますよ。
    全部で234枚です。
    設定ミスがなければ、この2倍だったはずです(苦笑)。

    今回の方法は苦肉の策です。
    手間はかかりますが、効果があると思っています。
    来年のふたご群は月が明るいので、再来年ですかね。
    2012/12/17 12:14 PM by やまねももんが
    >阪神ファンいっこうさん、こんにちは。

    いっこうさんも、次のチャンスには是非!
    カメラを赤道儀に載せるだけですから簡単ですよ。

    えっ、私のせいですか?
    それで赤道ギニアのポをゲットしたのですか?
    どんな写真を撮るのか、楽しみにしていますよ。
    2012/12/17 12:19 PM by やまねももんが
    これはあこがれの写真です。目に入って来た時、びっくりさせられました。
    こういうのやりたくて、同じような撮影方法で自宅でやってはあるのですが、写ってる流れ星が少ないのと、時間の経過とともに防災無線だとか自宅の屋根なんかがじゃんじゃん写り込んでいて、結構笑える感じになってしまいました。(まだ処理はしてないです)
    処理方法についても考えてたところなんです。僕の場合、うまいこと流星だけ切り抜いて比較明合成するかな、と思ってたんですが、周辺の背景ごとレベルを合わせるのやまねももんがさんの方式が「正解」かも!
    僕もいまだに頭の中では「輻射点」ですよ。
    2012/12/17 8:48 PM by ミッチー
    >ミッチーさん、おはようございます。

    ふたご群は流星の数が多いので、このような写真を撮る絶好のチャンスですよね。
    ペルセ群もチャンスなのですが、いつも天候にそっぽを向かれてしまっています。

    処理方法はいろいろ考えられると思いますが、趣味の世界ですから手間がかかっても見栄えを重視したいです。
    ミッチーさんも「輻射点」世代なのですね。
    昔に覚えた名前は、簡単には変更できませんよね。
    2012/12/18 6:11 AM by やまねももんが

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