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2013.01.17 Thursday

LPS-P2フィルター 画像周辺部の色バランス

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    60Daと100mmレンズによる星野写真の撮影を計画しています。

    画像処理のフローを検討するに当たって、周辺減光の程度を調べてみました。
    その過程で、LPS-P2フィルターを使用した場合に画像周辺部で色バランスが崩れることに気がつきました。
    FFとはいえ、やはり干渉フィルターですね。


    機材
       ・カメラ : Canon EOS 60Da
       ・レンズ : EF 100mm F2.8L Macro IS USM (F4.0で使用)
       ・フィルター : IDAS/SEO LPS-P2-FF




    実験方法  → 2012.12.23の記事
       ・ライトフレームを撮影し、画像の中心付近をホワイトバランスツールでグレーに調整します。
       ・そして、中央と四隅の100ピクセル角の領域のカラーヒストグラムを調べました。
       ・なお、今回はRaw現像時にノイズ低減処理を行いました。

    ライトフレームの撮影条件
       ・明条件(NDフィルター無し)、暗条件(NDフィルター有り)
       ・LPS-P2フィルターの有無

    結果
       ・周辺減光
          ・かなり少ない。
            (フルサイズ用のレンズをAPS-Cカメラで使用し、絞りを1段絞っているためと思われる。)
          ・LPS-P2を使用すると、わずかに増大するように見える。
       ・画像周辺部の色バランス
          ・LPS-P2を使用しない場合は、色バランスの崩れは見られない。
          ・LPS-P2を使用した場合は、赤が弱くなる。(青みが強くなる。)
             ・CameraRaw6の周辺光量補正(手動)で特性をフラットにするためには、
              以下の補正が必要になる。
                ・R : +19
                ・G : +10
                ・B : +5


    失敗作品ですが、作例で四隅等が青っぽかった要因のひとつはこれのようです。  → 作例(2013.01.10)

    さて、どうしましょうかね。
     



    LPS-P2無し  明条件(NDフィルター無し、ISO400、1/3200秒)

      画像


      カラーヒストグラム




    LPS-P2無し  暗条件(NDフィルター有り、ISO1600、8秒)

      画像


      カラーヒストグラム




    LPS-P2有り  明条件(NDフィルター無し、ISO1600、1/6400秒)

      画像


      カラーヒストグラム




    LPS-P2有り  暗条件(NDフィルター有り、ISO1600、20秒)

      画像


      カラーヒストグラム


     








    コメント

    実験で犯人の尻尾をつかむこういう記事が大好きです。

    私もフラット処理でいろいろと悩んでいるのですが、試行錯誤の途中で、フラット補正後に周辺だけが赤くなってしまった現象(赤のみ過補正?)がありました。

    フィルターが犯人なのですね。

    2013/01/18 9:47 AM by まるこう
    >まるこうさん、こんにちは。

    フラット処理が決まると、画像が見違えるようになりますよね。
    でも難しいです。
    本当に厄介です。
    今回のライトフレームを使ってフラット補正しようと目論んだのですが、挫折しました(涙)。

    犯人はフィルターとレンズのコンビのようです。
    2013/01/18 12:52 PM by やまねももんが
     参考になります。
     私も、右側が緑、左側が赤っぽくなっていて、調べてみたら犯人はやはりLPS-P2でした。
     こうやって理論的に実証されると、すごくわかりやすいですね。対策もたてやすそうですね。
    2013/01/18 2:00 PM by 阪神ファンいっこう
    >阪神ファンいっこうさん、こんにちは。

    いっこうさんもそうですか。
    レンズの後ろに配置するので大丈夫だと思っていたのですが、甘かったですかね。
    フラットとカブリの問題は厄介ですね。
    でもこれを乗り越えなければ駄目なのですよね。
    2013/01/18 2:36 PM by やまねももんが
    LPS-P2は効果も大きいですが、副作用も大きいように思います。入射光の角度が大きくなるとカラーバランスが崩れますので、FFだったとしても、主観ですがAPS-Cだと200mmまでが限界ではないでしょうか。それよりも短い焦点距離だとフラットは必須ですし、上手くいくかどうかは微妙なところだと思いますよ。
    2013/01/18 5:40 PM by hana
    やまねももんがさん

    LPS-P2フィルターは、眼視では光害をカットしてくれて威力を感じますが、写真に使うとメリットとデメリットがありますよね。私のコリメートでも全く同じ問題に直面しています。コリメートだと、四隅は対象からハズレるのですが、それでも周辺部の処理が課題になりますし、全体的な色調もバランスが悪くなりますよね。

    画像処理の工夫はもちろん重要ですが、対象や状況に応じて使用を判断するべきかなあ・・・ってのが最近の印象です。まあ、使わないですめば、それが一番かと・・・って、消極的な解決ですが。
    2013/01/18 11:44 PM by Nikon 8cm
    >hanaさん、こんにちは。

    やはりメリットの裏にはデメリットもあるのですね。
    FFだから大丈夫かなと思っていたのですが甘かったです。
    フラット処理がとても重要なことは痛感しましたが、(私には)かなり難しいです。
    今は、カブリ補正と同様にグラデーションマスクを使って処理しようとしています。
    でも、これって補正の程度の判断が感覚的で、再現性が乏しいのが気になっています。

    ところで、今年の北海道はとても寒そうですね。
    冬眠しないで、頑張って下さいね。
    2013/01/19 1:13 PM by やまねももんが
    >Nikon 8cmさん、こんにちは。

    Nikon 8cmさんも、同じような問題を感じておられるのですね。
    私はこのフィルターを初めて使ったのですが、使いこなす腕が必要なのが分かりました。

    今度、使用した場合と使用しなかった場合の比較をしてみようと思います。
    確かに使わないですめば良いですよね。
    露光時間も短くできますしね。
    2013/01/19 1:20 PM by やまねももんが

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